簡単で楽しい大葉の育て方!土を使わないでベランダでも栽培できるよ

家庭菜園で育てた大葉

ベランダで栽培している大葉の活躍に驚いてるまあくんです。大葉のように「ちょっとだけあったらいいのにな~」っていう薬味用野菜は家庭菜園で育てるのが便利でお得。今回はちょっと使いに便利な大葉の育て方を詳しくご紹介!
土を使わない栽培方法なのでベランダやキッチンの窓際栽培にもぴったりだよ♪
[toc]

CONTENTS

大葉は家庭菜園で育てるのが便利でお得

家庭菜園で育てた大葉

豆腐やサラダ、お肉なんかの薬味、お弁当の仕切り用の葉っぱ等、ちょっと使いで便利な大葉(青じそ)。
スーパーでも安価に購入することができますが、10枚とか20枚とかたくさん入ってるのが悩みどころ。

薬味にしてもお弁当のしきりにしても、1枚か2枚あったらいいんです。10枚も20枚も必要ないし、保存するにしても、ただの葉っぱなのですぐにしなびちゃいます。

大葉を薬味として使用

そこでおすすめなのが家庭菜園での大葉の栽培。

誰でも簡単に栽培できるので、いつでも好きな時に好きな量だけ収穫して新鮮な大葉を使うことができちゃいます。

大葉は一度育てはじめると収穫できる期間も4カ月以上と長いので、たくさん収穫できて費用的も得なんですよ♪

というわけで、今回は私が試してみた簡単でおしゃれな大葉の育て方を詳しく紹介します!

大葉の特徴と栽培時期

まずは大葉の特徴や栽培時期をざっと紹介しときます。

大葉は青シソと同じものです。私も栽培を始めるまではよくわかってなかったんですが、青シソや赤シソなどの中で葉が緑色のものを大葉と呼んでいます。

春から秋にかけて生育し、結構大きくなる植物で、剪定すればコンパクトに育てることもできます。
また、地植えで自由に育てると、高さ1m近く育つ場合もあるぐらい元気に生育します。

湿った土壌を好み、4月ごろに種まきをすると夏から秋にかけて葉を茂らせ、秋には花を咲かせます。
日本の野菜ではありますが、寒すぎるのも暑すぎるのも苦手らしく、22℃前後が栽培に最適な温度みたい。
屋外の畑で普通に栽培されていますが、真夏の日差しが当たりすぎると葉焼けしちゃうし、日陰だと徒長しちゃうしっていうデリケートな一面も持ってるそうです。

まあくん流に言い換えると、『日当たりのいい南向きのベランダで、真夏だけ日差しを避けてあげるとよく育つので家庭菜園にぴったりだよ♪』ってことですね。

大葉の種まきと収穫の時期

種まきの時期:4~6月
収穫できる時期:6~9月

大葉の栽培時期は春に種をまいて2か月くらいで大きくそだて、そこから夏の間はずっと収穫できる状態が続くってイメージです。その後秋に穂を収穫したり、種をとってもいいですし、栽培を終えてもOKです。

土を使わない大葉の育て方

スポンジ水耕栽培の苗

今回紹介するのはマンションのベランダやキッチンの窓際なんかでも気軽に育てられる土を使わない育て方です。しかもプランター栽培や水耕栽培なんかのいいとこどりをしたハイブリッドな方法なんですよ。
清潔かつおしゃれに楽しめるので、普通の土を使った家庭菜園の様に周りに土が飛び散って汚すとか、片付けが大変なんてこともないので気軽にできるのがいいところなんです。

それでは大葉の栽培方法の紹介いきま~す!

大葉の栽培に使う道具と種まきの方法

土を使わない野菜の栽培道具

まず大葉を栽培するために必要な道具や用意します。

そして種まきをするわけですが、大葉の栽培に使う道具や種まきの方法はすでに別の記事で詳し~く紹介してるので、まずはこちらをみて下さいね。
[clink url=”https://xn--l8j0a5jld.com/non-soil-vegetable-garden-seed/”]

大葉の種

別記事と重複しますが、今回育てる大葉の種は写真右側の「芳香あおしそ」ってかいてあるやつです。
ついでにえごまも同じプランターに植えたんですが、今回は大葉中心に、そして発芽時からの栽培の様子やポイントを紹介します。

種まきが完了したら、スポンジが乾いちゃったりしてないか毎日湿り具合を確認しながら、そっと見守ってあげましょう。

大葉の発芽

大葉の発芽

3月31日に種まきしてから6日後。こんなちっちゃくてかわいく大葉が発芽しました~。
ウッドチップの間からピヨってこっちを覗いてる丸くて小さい双葉がかわいいですね~。

私の場合は比較的早く発芽してくれたんですが、大葉はもともと発芽が遅く10日くらいかかるそうです。種まきから待っても2週間くらい発芽しないようだったら、種が十分湿っていない(乾いてる)か、種に一切光があたらないくらい深いところに種まきしちゃったかのどちらかが原因だと思います。

大葉の種は湿った状態と光があることを好んで発芽するものらしいので、種まきした培地の湿り具合や光が種にちょっぴり届く感じか確認してみましょう。
なにかおかしい様だったら、しっかり水をあげて培地を湿らせて、さらにもう一回種を上からパラパラとまいてみましょう。種はインテリアバーグの下のスポンジの隙間に落ち込んでいきますが、そのままで水分も光も供給されるので心配は不要です。

真水から培養液に切り替える

大葉が発芽したら貯水槽にためている水を培養液に切り替えます。
培養液は水耕栽培専用の液体肥料ハイポニカを使います。

ハイポニカ液肥

基本的にこの栽培方法で大葉を育てるときは肥料はハイポニカだけでOKです。
鶏糞や油かすのような肥料と違い、あげる時期や量の調整は不要で、ずっとハイポニカだけを一定濃度であげれば元気に育ってくれるのでとっても簡単で便利なんですよ。

 

大葉の間引きの方法

大葉の本葉

発芽から2週間ほどした4月19日。本葉が開き始めました。丸くてかわいいながらも、双葉とは違ってちょっとだけギザギザ感がある葉っぱで、大葉っぽさがでてきましたね。そろそろ間引きの時期です。間引く前の大葉

そして4月23日。大葉は本葉が少しづつ大きくなってこんな感じに育ちました。まだまだ小さい苗ですが、葉っぱ同士が重なったり、同じ隙間から窮屈そうに生えてきてるので、成長が遅いものや重なってるところ間引いて、光がよく当たり、根を張りやすいようにしてあげます。

苗を間引くのは初めてだとちょっとドキドキしますが、まだ根が短いのでつまんで引っ張るだけでするっと簡単に抜けますよ。

間引いた後の大葉

こちらが間引いた後の様子です、すっかりすっきりした状態になりましたね。
間引くときはいきなり2株とかに絞るのではなく、成長に合わせて、20→6→3 みたいな感じで2段階で間引いていくとほんとに上部で元気な苗だけを残すことができますよ。

かわいい苗を間引くのが気が引ける場合

間引いた大葉

それからかわいく成長していく野菜を間引くのってちょっと心が痛みますが、大葉の場合は間引=収穫になったりします。

このちっちゃいサイズでもすでに大葉の味や香りはバッチリなので、薬味に使いましょう。
私はほかの間引いた野菜も全部合わせてベビーリーフサラダにして食べてみました。

そしたら予想以上にピリリと効いた大葉の味にびっくり!

育て始めた直後から収穫できる。それも大葉のいいところですね。

成長期の大葉

そして種まきからちょうど1カ月たった4月30日。

4月は雨や曇りが多めではありましたが、大葉はゆっくり成長してこんな感じに。双葉だった部分から茎が長く伸びて、てっぺんに葉っぱが開いてます。ちゃんと葉が重ならないように開いてるのは大葉のかしこさでしょうかね。

あっ!一番右の株は風のせいか大きく傾いてます。

2回目の間引き

さらに一週間後の5月8日。ここでさらに間引きを行いました。

さっきみたいに極端に曲がってるものや同じところから何本も成長しているものは一番元気で綺麗なものを残して間引きます。

この段階だと根が結構伸びてきてるので、スポンジやインテリアバーグも根と一緒に持ち上げられちゃったりするので、根元を抑えながら丁寧に引き抜きましょう。

太陽の光でどんどん育つ大葉

水耕栽培で育った大葉

そして天気が良い日が続いて暖かくなった5月。

3株体制になってからはグングン成長してこんなに大きくなりました~!成長期はお日様の光にあててしっかりと丈夫な苗に育てましょう。

大葉らしいギザギザで綺麗な緑の葉っぱを所狭しと広げてます。鼻を近づけると爽やかな大葉の香りがしてますよ。

毎朝培養液がなくなってないかチェックしつつ、雨が激しかったり風が強い日はこうやってベランダの中にいれて守ってあげました。

それにしても5月21日の雨と風はすごかったな~。大葉の茎がおれたり葉が破れたりしなくてよかったです。

コンパクトに育てたいなら摘心を

もう数枚だったら十分に収穫できる大きさまで成長した大葉。ベランダで育てた大葉の初収穫をどうしようかと迷ってるうちに、太陽の光を浴びながらどんどん大きくなってきました。

大葉は何もしないと70㎝以上の大きな株になります。コンパクトに育てたい場合は好みのサイズに成長したら茎の先っちょをちょん切っちゃいましょう。

そうすれば高さを抑えながら大葉を育てることができます。

そして種まきからちょうど2カ月たった5月28日。大葉はこんなに立派に育ちました~。

大葉は光を透過しやすいので緑がとっても綺麗に見えるんですが、今日の大葉はいつも以上に輝いてます。

収穫できるまで大きくなったのを褒めてってPRしてるのかな?

うねるぐらい大きくなってる葉もありますし、栽培大成功の予感がします。

栽培容器の水切りトレーを持ち上げてみると、根がこんなに伸びてました~。

スポンジ培地を使ってはいますが、貯水槽にこうやって根がいっぱいはるところが水耕栽培と同

じなので、私は勝手にこの方法をハイブリッド水耕栽培って呼んでます。

1カ月に一度くらいはこうやって培養液の中の根をチェックしてみてください。白い根がたくさん伸びてれば元気な証拠。もし茶色くなってたら根腐れしてます。痛んだ部分をちぎって捨てましょう。

また、緑色の藻が生えていたら、一度培養液をすてて、スポンジで綺麗に洗ってくださいね。

大葉の収穫方法

ここまで成長したらいよいよ大葉の本格的な収穫です。

といっても方法はとっても簡単。用途にあったサイズに育った葉っぱを手でちぎるだけです。

そうそう、いろんな株からまんべんなくちぎっていってくださいね。一株全部葉をちぎったりしたら、今後収穫できなくなっちゃいます(笑)。

育てながら収穫していくのが長~く収穫を楽しむコツです。

ベランダ菜園の大葉を使った料理

間引きのときにすでに食べちゃってはいますが、完全に成長した後の「初収穫」の大葉はブルスケッタで使ってみました~♪

刻んだ大葉とトマトを塩コショウとオリーブオイルで和えてフランスパンの上に乗せただけなのに、すっごくおしゃれにしあがってるでしょ。

食べてみると癖がなく苦さが控えめの爽やかな味をした大葉とトマトが絶妙にパンと合います。

朝ごはんであるにも関わらず、ついついおかわりしてもう1個つくってたべちゃいました。

サンドイッチに大葉を入れる

それから大葉は防腐効果があるので、お弁当のサンドイッチにはさんでみたり、お弁当のしきりにするのもいいんですよ。

早くも大活躍です♪

収穫しながら育てる

6月以降は暑くて天気がよかったせいか、大葉はすくすくと成長。

食べきれないくらいたくさん葉がついて茂ってきました。収穫をしないでいると写真のように葉が大きくなりすぎて葉全体が硬くなったり、葉の周辺部が茶色になってきたりして食べてもあまりおいしくない状態になるので、こうなった葉っぱは摘み取って処分しました。

そうすることによって、ほかの新しい葉に光をあててあげると・・・

そしたら、ちぎってもちぎってもこんなに元気で綺麗な葉が出続けてくれます。

朝目覚めてベッドからベランダの方をみてみると、こんなに爽やかな緑色の大葉が挨拶してくれて、見てるだけで自分まで若返った気分になるってすごいですよね。

害虫や病気、大葉のトラブル対策

もちろんほっといて勝手に大きく育ったわけではありません。いろいろハプニングもあります。
そこで、大葉を育てるときに遭遇しやすいハプニングと対策も紹介しますね。

台風や強風で大葉の茎や葉が折れる


ベランダ菜園でちょくちょく遭遇するのが強風による被害。地上より風が強く吹く傾向があるので注意が必要です。

今年の場合は台風がやってきたときに、葉がちぎれるとか、プランターごと吹き飛ぶんじゃないかと怖くなるときがあったので、ベランダの腰壁の上から床にプランター事移動してあげるとか、もっと激しいときは室内に移動して守ってあげました。

大葉を食べる虫

虫食いで穴があいた大葉

野菜といえば虫対策も大事ですね。

ある朝ベランダにでてみると、大葉がこんな穴だらけに!
ええっ!?大葉がハチの巣みたいになってる!

大葉の穴の裏に隠れてる虫

これはひょっとしてあいつの仕業じゃあないかと思って葉をかざしてみると、ちっちゃく見えてる怪しい影。

大葉を食べる害虫

葉を動かすとやっぱりこいつでした~。

青虫のような尺取虫のようなこの緑色の虫は、小さい体であるにもかかわらず、こんなに食い散らかしてくれちゃってます。たぶんおいしいとこだけつまみ食いしてる気分なんだろうな~。この贅沢者め!

と一人芝居をしながら虫食いになった葉、数枚をちぎってごみ箱へ。
この虫は穴が開いた葉の裏にいるのが分かってるので、その葉ごと撤去してしまえばいいので楽勝です。

ほかにもハダニやアブラムシなんかもくることがありますが、家庭菜園の野菜は無農薬で対応するのが一番。見つけ次第その部分をちぎって除去するようにしましょう。

大葉の葉焼け

日焼けした大葉

意外にやられやすいのがこちら。大葉の葉焼けです。


大葉は日本に古来からある種類で普通に屋外で育つ植物ですが、写真のように強い日差しが当たるとこんな風に白茶色に葉焼けしてしまうので、真夏の7月や8月の日中は直射日光に当たらないような場所に設置しましょう。

大葉で起こりやすいトラブルを紹介しましたが、いずれも簡単に対処できるものばかり。
他の野菜に比べてみも手がかからない部類に入るので、誰でも育てやすいのが大葉のいいところです。

大葉を育ててみて分かった栽培のメリット

大葉を実際に育ててみて分かったメリットをまとめてみるとこんな感じ。

いつでも新鮮な状態で収穫できる

必要な量だけ収穫できる

買いすぎて無駄にすることがない

収穫できる期間が6~9月と長い

経済的にもお得

メリットいっぱいで、料理にも大活躍してくれるのが大葉のメリットですね。

家庭菜園で大葉を育ててみよう!

家庭菜園で育てた大葉

というわけで大葉の栽培の様子や収穫した大葉の味などいろいろ紹介してみましたが、とにかく大葉を育てるとちょっと使いができて便利で楽しいんです。

今回紹介したほぼ水耕栽培でもいいですし、プランターに土をいれて普通に育てる方法でもいいと思うのでとにかく大葉を育ててみてください。

きっと食卓がよりおしゃれでおいしくなると思いますよ♪

大葉を育ててみようと思った方のために必要な道具を以下の記事にまとめてみたよ。

[clink url=”https://xn--l8j0a5jld.com/non-soil-vegetable-garden-seed/”]

役に立ってくれるといいな!まあくんのなんでもミニ情報

大葉はお好み焼きにいれるとおいしいよ

大葉をいれたお好み焼き

ちょっと意外かもしれませんが、お好み焼きを焼くときに大葉を1枚入れてみてください。爽やかさが加わってちょっとだけ和テイストになっておいしさがアップするんです。

大阪の有名なお好み焼き屋さんでやってたのを真似してみたんですが、お好み焼きを裏返す時に上に大葉を1枚載せてから裏返して抑えると大葉の香りが引き立っていい感じに焼けますよ。

大葉は抗酸化作用が強い体にもいい食材なので是非試してみてくださいね♪。

家庭菜園で育てた大葉

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

気に入ったらシェアしてね!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 阿久根いづみさんこんばんは~。
    僕も最初はちょっと不安だったんですけど、
    想像以上に逞しいみたいで、うまくチップをよけて発芽してくれましたよ(^^♪

  • スポンジにタネをまいて
    直接、ウッドチップを置いたら
    芽が押しつぶされませんか?

コメントする

CONTENTS