メロン栽培歴9年目のまあくんです。そんな栽培経験豊富な僕ですが、今年はメロンの実が全然なりません!どうやら受粉を失敗したみたいです。そこで!今回はメロンの実がならない2つの理由と対策方法を紹介します!!っていうか自分の反省として記録します。。。
メロンの実がならない!
ベランダ菜園で毎年の様に育ててるメロンですが、なぜか今年はぜんっぜん実ができませ~ん!!!
といっても、病気になったとか、お水を上げ忘れて枯らしちゃったとかじゃないですよ~。
写真みたいな雌花もばっちり咲いてくれたんですけど、なぜか全く結実しないんです。
天気はいいし、雄花もこんなに元気いっぱいに咲いてるし・・・
なんで実がならないの~?
今までベランダ菜園でメロンを栽培してきて9年目になりますが、こんなの初めてです。
ほら、こんな感じで雌花がしぼんだと思ったら、そのまま大きくなることなくご臨終・・・
なんで大きくなってくれないの~?
ってメロンの実に話しかけてしまうくらい不思議です。
メロンの実がならない2大原因
と、全く身に覚えがないような雰囲気で話が進んでいますが、実はわたくし、やらかしてしまってるんです。
一般的にメロンの実がならない大きな原因は以下のふたつなんです。
これ以外で実がならないときは病気になったり水切れしてたり、根腐れしてたりで、ぱっと見で葉っぱや茎が枯れていくのですぐに判明するんですが、ツルや葉が元気いっぱいに育ってる場合は以下をチェックしましょう。
メロンの実がならない理由1|ツルボケになってる
インターネットなんかで検索するとよく出来る実が出来ない理由No1はこのツルボケです。
肥料をやりすぎでツルや葉ばっかりが元気に生育し、成長しすぎて雌花がつかないという症状です。
病気というわけではなく、ただ単に栄養過多ってやつですね。
元気いっぱいに大きく育てようと思って過保護に育てると(特に窒素分の多い肥料をいっぱいあげすぎると)ツルや葉っぱばかりがいっぱい育って花が咲かなくなります。
このツルボケは花が咲かないとか花が少ないという状態になるので、症状としてはすぐに分かります。
葉がわさわさ育ってるのに全然花が咲かないな~とか、雌花がつかないな~と思ったらツルボケです。
メロンの実がつかない理由2|受粉を失敗してる
でもって、今回僕が陥っちゃった失敗がこちら!
受粉ができてないってパターンです!
もう超基本っていうか、『気づけよ!』って突っ込みを入れられそうな失敗ですが、やっちゃったんですよね~。
というのも、実は今年はあることがダブルパンチで起こったので、それで受粉を1個もできなかったみたいなんです。
こんなことは今までに一度もなかったので、僕自身も大ショックというか、こんなことあっていいのでしょうか!?ってどこかに訴えたいくらいの状況なんですが、皆さんにも起こりうることだと思うので詳しく紹介しますね。
まずひとつめの理由は『毎朝雌花をチェックできなかった』ことです!
毎朝お水を上げたり成長の具合をチェックするのが楽しみで早起きしてるまあくんなんですが、
ここ半年くらいもうほんとに仕事が大変で、朝の時間が十分にとれなかったんです。
どれくらい忙しかったかというと、
朝6時半に起床して、15分でベランダ菜園の野菜たちにお水を上げたりメダカに餌をあげたらすぐにシャワーを浴びて、パンをかじりながら自転車をこいで会社に向かい、
7時半からメール対応にグループのメンバーの仕事の報告書チェックや業務指示、本社に提出された稟議のチェック、さらに企画資料作成して、9時半から会議、打ち合わせを数件と、グループのメンバーの業務支援や方針指示、と続き、
その合間に急遽発生する業務(コロナにかかったとか、子供が調子悪いから帰りますとか、○○さんとは一緒に仕事できません的な発狂状態の方のフォロー)などをして、定時になってようやく自分の仕事をやったりメンバーの仕事のチェック&フィードバックを行うんですが、なんと今日が締め切りの仕事をしないで定時に帰ってしまった超ベテラン社員さんに気づいて「ぎゃああああ~!2週間前にお伝えして、数日前に念押ししたのになんでできてないの~!!!(涙)」と悲鳴をあげながら代わりに2時間で片付けてしまう。
なんてやってたらもう23時前になってて、
明日の会議の資料がまだできてないから明日も早朝出勤しなきゃ~!!!
ああっ!部長から新しい仕事のメールがふたつもきてるけど、対応できるメンバーがいないから土日にやっとかなきゃ~。
ってなって帰ってすぐ寝るみたいな感じだったんです。
って、
ご、ごめんなさ~い!!!
つ、つい興奮してとりとめのない話をいっぱい書いてすっきりしてしましましたが、
とにかく、メロンのツルを端から端までチェックして雌花がついてないか、花が咲いてないかチェックしてあげる時間がなかったんです。。。
メロンの雌花が咲くのは1~2日の期間だけなので、咲いてる短い期間の間に受粉できるかどうかがポイントになるんですけど、要は忙しすぎて、咲いてる雌花がないか十分にチェックできなかったってことです。
メロンの雌花ちゃんと出会えるのは月夜の晩だけ・・・ってわけではありませんが、今日見逃したら明日はもう花が閉じちゃってるかもしれないってわけです。
なので、僕の様にいろんな野菜を育ててる方は、メロンの雌花が咲く時期はメロンに集中することが大事なわけですね。
それから受粉を失敗したもうひとつの理由は『猛暑で虫が全然来なかったこと』です。
というのも、今までは僕が雌花に気づかないで人口受粉をしなかったとしても、虫さんがやってきて自然に受粉をしてくれてたんです。
ハチさんや小さいアブみたいな虫さん、蝶やテントウムシなど、ほんとにいろんな虫が飛んできて花の花粉をはこんでくれてたんですけど、今年は虫が全然こなかったんです。
これは推測なんですけど、今年はいつも以上に猛暑で、夏になる前から気温が異常に高い日が多く、異常気象気味だったので、虫さんも昼間は日陰で休んでたんじゃないでしょうか(笑)。
この暑さの中で飛び回ったらすぐ熱中症になりそうですもんね。
メロンの受粉を失敗する2つの理由
というわけで、雌花は咲いているのに実がならないというときの原因はずばり、受粉に失敗してるからです!
そして受粉を失敗する理由は以下のふたつです。
[box class=”box26″ title=”受粉を失敗する2大理由”]
- 雌花が咲いてるのに気づかなくて人口受粉ができない
- 猛暑などの異常気象で虫さんがやってこない
[/box]
このふたつの理由が重なると雌花が咲いてるのにメロンの実が全然つかないという事態になるので、注意しましょう。
メロンを確実に受粉させる方法
逆にいえば、メロンを確実に実らせようと思ったら、
[list class=”li-chevron li-mainbdr main-c-before”]
- メロンのツルボケを防ぐために肥料を過剰に与えない
- メロンの雌花を必ずみつけて人口受粉させる
[/list]
というふたつを徹底することが重要です。
そして確実に受粉させるには
咲いている雌花がないか毎朝チェックして、人口受粉をする
というシンプルな方法が有効です。
上の写真の中央に映ってる雌花はまだつぼみですが、翌朝には満開になります。
その時出張で家にいなかったらもうアウトかもしれません。
雌花を早く発見して、そろそろ咲きそうかな~なんて予想しながら見守り、咲いたらすぐ人工受粉をさせる。
これが大事ってわけですね。
でないと、出張からかえってみたら上の写真みたいに「もうしぼんでるじゃん!」ってことになっちゃいます。(っていうか、実際になりました・・・)
こうならないためにも、毎朝のチェックは念入りに行いましょう
実がならない原因を突き止めてメロンを実らせよう!
というわけで、1個も実が実らないという人生初の大失敗をしたベランダ菜園のメロン栽培。
原因は受粉の失敗でした。
甘くてでっかいメロンを夢見て超意気込んでたのに、愛情を注ぐ時間を確保できなかったことが原因と分かって、今まで経験したことがない後悔&反省しちゃってます。
どれくらい後悔したかというと、メロンの世話もできないような働き方をしないといけないなら、もう仕事なんかやめた方がいいんじゃないかと思ったくらいです(笑)。
二度と同じ失敗をしたくない!
って気持ちがそこはかとなく大きかったのか、勢い余ってメロンを受粉させるのが超大変みたいな感じの記事になっちゃいましたが、実際はそんな大げさなことじゃありませんよ。
なんてったって、ド素人の僕でも9年前から栽培してきて、8回も立派なメロンを収穫してますからね。確実な実績&記録ががあるので、これは自信をもってお伝え出来ます♪
受粉さえしっかりしてあげれば、上の写真の様な立派なメロンが収穫できちゃうんですよ。
そして、こんなに甘くて芳醇でおしゃれなメロンタイムを楽しむことが出来るのがメロン栽培の醍醐味です。
なので、今年の失敗は絶望感をいっぱい味わいましたが、あきらめたりはしませんよ。
だって失敗するからこそ次の成功がもっともっと嬉しくなるんですもんね。
来年こそは甘くてでっかいメロンを収穫するぞ!
とまたまたやる気がいっぱいでてくるまあくんなのでした。
メロンの栽培をしたけど実がつかなくてがっかりしたとか、モヤモヤしてるって方がいらっしゃったらあきらめないで来年も栽培に是非チャレンジしてしてみてください。
雌花が咲くのをチェックして人口受粉をしてあげればきっとうまくいくはずです♪
僕もあきらめないでチャレンジするので、是非一緒にメロン栽培を楽しみましょう♪
役に立ってくれるといいな!まあくんのなんでもミニ情報!
雌花が付きやすいメロンの品種がある
そうそう、追加の情報になりますが、そもそもメロンの雌花は本ヅルにはつきにくくて、子ヅルや孫ヅルにつきやすいという性質があります。
つまり、メロンのツルを素直に伸ばしただけだと雌花が少なくなっちゃうんです。
なので、プロの農家さんは早めに本ヅルをちょん切って、子ヅルや孫ヅルを伸ばして実をならせたりしてるみたいなんですが、そんなことをしなくてもいい裏技があります。
それは雌花が付きやすい品種の種を選んで栽培することです。そうすれば本ヅルだけでも雌花がたくさんつくので、受粉をさせるチャンスをいっぱいゲットすることができますよ。
具体的にはフェリーチェやナポリといった品種は雌花がめちゃくちゃたくさんついてくれる品種です。
初心者でも栽培しやすいので、メロンの雌花がつかないとか、実がならなくて困ってる方は栽培してみてくださいね♪
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