でっかくておいしいメロンをベランダの水耕栽培で育てちゃおうと奮闘中のまあくんです。去年は自然受粉を期待して結実が遅れてしまったので、今年はバッチリ受粉させようと思います。なんでも丸くて美しい形のメロンに育てるためには受粉の位置がとっても重要らしいので、今回はメロンの受粉のポイントや様子をご紹介!
メロンの花が咲き乱れて受粉の時期に!
メロンの栽培を始めて約2ヶ月。今年は天候にも恵まれたこともあって、こんなにたくさんの花が咲き乱れ始めました~。
朝日を透過する黄緑のカーテンみたいな葉っぱの下に爽やかな黄色の花がこんな風にたくさん咲いてるのを見るとなんだかフレッシュな気分になってきます。ちなみにこれはレノンという赤肉メロンの品種の方です。(たぶん)
それにしても液体肥料しかあげてない水耕栽培と太陽の光だけでよくこんなにたくさん花が咲くもんですね。植物の生命力ってすごいな~。
葉っぱの下にメロンの雌花を発見!
たくさん咲いてる花をみてたら、こんな風に花の根元がプックリと丸くなってるかわいい花を発見しました。
そうです!これがメロンの雌花です!
受粉するとこのぷっくりしたところがメロンになっていくんですよ。それにしてもかわいいな~♪
プリンスメロンの様なパンナTF(?)の方は?
ちなみに、成長が遅れてたパンナTFと(思われる)メロンの方はまだこれくらいのサイズ。花も付き始めてはいますが、レノンほどの勢いはないようで、ちゃんとメロンが収穫できるかちょっと不安になってきました。。。
パンナTFの根をチェックしてみたよ
成長が遅いので水耕栽培トレーの底の根っこをしらべてみたら、やはりあまり成長してないみたいです。
根っこが育たないと葉っぱも育たないんですよね。野菜工場とかで採用されてる本物の水耕栽培ならポンプで空気をエアレーションして根を成長させたりするんでしょうが、私の方法の場合はエアレーションを使わないので、このまましばらく様子を見てみようと思います。
レノンの方の根っこはどうなってるの?
レノンの方の根っこも確認してみたらこんな感じ。さっきのやつに比べたらだいぶ根が張ってきてるみたいですが、まだまだこれからの様ですね。
ちなみにレノンの株はこんなに大きくなってるよ
ちなみに、根はそれほどではなくても、ツタや葉っぱはもうこんなに広がってたりします。この調子で大きくなっていったらバルコニーがメロンの葉でいっぱいになっちゃうかも(笑)。
すごい勢いで培養液を吸うので培養液増量!
そしてこのあとメロンは急成長を始めます。もうほんとに驚くくらいすごいスピードで大きくなってくんですよ!
天気がいいこともあって、朝培養液をあげても、夕方にはトレーがカラカラになってたりするんです。
なのでこのころになると毎朝トレーがこんなになっちゃうくらい培養液をあげてます。
っていうか、もう水浸しですね(笑)。
よくかんがえたら、このトレーの中には大きく育ったメロンの株が5株もあるんでした。昨年はたしか2株だったから、2.5倍水が必要になるってことですね。
むむ~、こりゃ真夏になったら水切れしちゃうかも。。。
ツルや葉の成長に合わせて根の方もこんな風にすごい勢いで茂っていきます。
こりゃ水があっという間になくなるはずですね。
朝窓を開けてバルコニーに出ると、こんなに伸びたの!?って驚くくらいの成長っぷりなので、なんだか自分も成長しなきゃって気になってきます。
丸くておいしくいメロンを結実させる人工受粉の方法
メロンのツルや葉が大きく成長し、25節以上の長さにツルがのびたら、いよいよ人工受粉です!
ここで真ん丸でおいしいメロンを結実させる為の受粉のポイントを紹介しておきますね。
メロンの受粉&結実は11節~15節の間で行う
これより根元近くで結実させると、なんと扁平な形のメロンになっちゃいやすいそうです。
そして逆にもっと先の方で結実させると細長い形のメロンになりやすいんだとか。
へ~っ!そうなの~!と仰天してしまうような情報ですが、ほんとなんだそうです。
同じ株で育つメロンの実でも結実の位置で見た目が大きく変わるそうなので結実の位置に配慮して、11~15節目にメロンを結実させるようにしましょう!
メロンの果実は1株2個まで
メロンは一つの株に何個も結実させることができますが、欲を出してはいけません!
メロンの果実は1つの株に2個までにしましょう。
なぜなら、メロンの実に必要な栄養を集中させて、甘くてでっかいメロンに育てるためです。
1つの株が持ってる育児力?はかぎられているので、6つ育てるよりも2つ育てるほうが立派に育てられるってことですね。
ちなみに受粉させた実以外は摘果といってかりに受粉したとしても摘んでしまうんだそうです。
実際にメロンの人口受粉開始!
というわけで、丸くておいしいメロンを結実させる為に11節から15節の間で結実させます!
まずは11~15節の間にある雌花を探します。
ちょっとトゲトゲがでてきてチクチクするメロンの葉を根元からめくりながら葉の節を数えて探してみたら、、、
ありました~!
メロンの雌花です!丁度11節目くらいに見つかりました。
元気のよさそうな雄花を探す
次は雄花を探します。元気に大きく咲いてるのがいいなと思って探してみると、こんなに元気そうな雄花が見つかりました。
よし!これにしよう!
雄花の花びらをちぎって花粉が見える状態にする
雄花をみつけたら花びらを写真の様にとっていき、花粉の部分だけにします。花粉が取れちゃうとまずいので、ここは慎重にそ~っとやりましょう。
メロンの雌花の花の中に花粉をつける
準備ができたらさっきの雌花の花の中に雄花の花粉をツンツンツンとつけます。
ぱっと見は花粉が雌花についてるようには見えませんでしたが、これできっと花粉が雌花について受粉できたはず。。。
といいつつも若干不安もあったというか自信がなかったので、違う雄花もとってきて何度かツンツンを繰り返しておきました。
何事にも予防線を張っておくのが重要なのです(笑)。
メロンの人工受粉大成功!
そして受粉から数日後。
葉っぱをめくって覗いてみると、こんなちっこいメロンの実がなってました~♪
きゃわい~!
念には念をいれて人工授粉を繰り返しやっといたのがよかったみたいですね。
他の株も25節くらいの大きさまで育つのに合わせて随時受粉させていきましたが、どれも結実してくれました。
なかには受粉させた覚えがないところに実がなっているものもありましたが、きっと自然の力で受粉したんでしょうね。
メロンの摘果
メロンの実が2つ結実したら、他の実はこうやって摘果しちゃいます。
本当は卵のサイズくらいになってから摘果するみたいなんですが、私はきっとかわいそうで摘果できなくなると思ったので、早めの小さいうちに摘果しました。
ああっ、それでも可愛いメロンをみてたら心が痛みます。
それから実だけでなく、余分な花も全部摘み取りました。これもメロンの実に栄養を集中させるためです。こんな感じでつまんであげると簡単に取れるので、11節~15節の部分以外は全部摘み取っておきました。
これできっとおいしくて立派なメロンが収穫できるはず!なんだか楽しみです♪
メロンのお花のポプリができちゃった
ちょっとかわいそうだな~と思いつつもメロンの花やちっちゃい実を摘んでいったら、あっという間に山の様になって、こんなお花のポプリが出来ちゃいました。こうやって山積みにしてるだけでもなんだか綺麗でおしゃれですが、試しに香りを確認してみたら、ほんのりメロンの香りがするんです!
ひょっとしたら親心からくる「気のせい」かもしれませんが、間違いなくほんのり甘い香りはしたので、グラスにいれて楽しんでみたいと思います♪
メロンの人工授粉を上手にしよう!
というわけで、メロンの人工授粉を無事にすることができました。美しい球体のメロンを作るためには11~15節に結実するようにすればいいという分かりやすくて簡単なポイントなので、ぜひ実践してみてくださいね。
役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!
マンションのベランダ栽培時はお隣さんに配慮を
私はメロンの水耕栽培をマンションのバルコニーでやってるんですが、メロンは次から次へとすごい勢いで花が咲いては散っていきます。
そしてこの大量に散ったお花が自分のバルコニーに落ちてるのをほっておくと、風で隣のバルコニーに入り込んじゃうことがあります。
私のバルコニーは隣のバルコニーと腰壁や排水溝がつながってるので、いつの間にやらお隣さんのバルコニーの排水溝にメロンの花が落ちているなんてことになってるわけですね。
げげっ!っと慌てて「ふ~っ!」って思い切り吹いて花を飛ばそうとしてみたり、こっそりペットボトルの水で排水溝を流してみたりしても流れなかったりするので、後ろめたい気持ちになる前に、花が落ちたらすぐに掃除することをオススメします♪
コメント