実家の休耕田の草刈りを任せられた長男のまあくんです。背丈よりも高く茂りまくる草ボーボーの田んぼの草刈りなんて、一体どうやったらいいんだろう?草刈り業者の料金や草刈り機の料金を調べまくって、一番安い方法でチャレンジしてみたので紹介します!
- 広い土地の草刈りはどうしたらいいんだろう?
- 草刈りをお金をかけないで済ませたい!
- 草刈りの方法や手順を知りたい
という方にきっと役に立つと思うので参考にしてくださいね。
背丈より高い草が生えまくった休耕田
お見せするのがちょと恥ずかしいんですが、こちらが実家の田んぼです!
おじいちゃんが亡くなってからは放置されたままになり、いつのまにやら草が生えまくって、田んぼ一面がこ~んなにボウボウになっちゃいました。
しかも、ただの草だけではありません。セイタカアワダチソウという草が人間の1.5倍くらいの大きさになってて、今にも襲い掛かってきそうな感じです。
こりゃ「草刈り」の域を通り越して「開拓」の域ですね(笑)。
父いわく、田んぼを放置してると
・草を刈らないで放置してたらご近所様から悪く言われる
・虫が発生して近所や隣の田んぼに迷惑が掛かる
てな感じになるダメダメ事項らしいんですけど、自分では何にもしないで放置してたみたいなんです。
分かってるなら自分でやれよ!!!
と言ってやりたいところですが、この世代のお父さんは退職後は何もしないでゴロゴロするのが仕事の様です。
気をもんだ母が父を何度も説得しても、いろいろ言い訳をして動かない。。。
というわけで、長男である僕が実家に戻り、ジャングルの様に成長した草むらをズバッと一掃してお母さんを安心させてあげようというわけです!
休耕田の草刈りの方法は?
といっても、僕は「草むしり」はしたことがありますが、本格的な「草刈り」はしたことはありません。
- こんなに広い土地を(300坪以上あります)
- こんなに成長した草を(身長より高くなってます)
刈り取るなんて、一体どうしたらいいんでしょうか。
しかも、できれば(というか絶対)お金のかからない安い方法で刈り取りたいな~。
だって、草刈りでお金がかかるなんてなんだかすご~くもったいないですもんね。
そこで、いろいろ調べまくってみたところ、広くて草ボウボウの土地の草取りは大きく分けて2種類ありました。
草刈り業者に依頼する
一番お手軽で確実に草を一掃できるのが草刈りの専門業者さんへ依頼することです。
電話一本かければ草刈りのプロがやってきて、いろんな機械をつかってバンバン草を刈り取ってくれるそうです。
ただし、お手軽な分だけお金がかかります。
状況や見積方式によって価格は変わりますが、300坪で背丈以上の草ともなると10万円前後かかります。
しかも草刈りの費用以外に、刈り取った草を処分する費用が掛かったりする場合もあるそうです。
ひえぇぇ~、草むしりをさぼっただけでジャングルみたいな草むらができて、こんなにお金がかかることになるなんて。。。
雑草マジで恐るべしです!
ちなみに草刈りの見積方式としては、
- 面積で金額が上がるタイプ
- 作業時間で金額が上がるタイプ
- 草の高さや量で金額が上がるタイプ
- 上記の併用パターン
があるそうで、もし草刈り業者さんに依頼されるなら、どのタイプが一番安くなるかよく検討してから依頼するのがポイントだそうです。
とはいえ、いずれにしてもお金がかかるのは間違いないので、どう考えても僕のお小遣いで対応するのは無理です。。。
草刈り機で自分で草刈りをする
というわけで、少しでも費用を安く抑えたいならやっぱり「自分で草刈りをする」方法しかありません!
田舎では超ド定番の方法ですが、草刈り機を購入し、バリバリと草を刈り取っていく手法です。
これなら出費は草刈り機と燃料代だけです。
しかも調べてみたところ、草刈り機は意外とリーズナブルなものからあって、2万円程でそこそこの草刈り機が買えるみたい。これならお小遣いの範囲で親孝行できそうです。
よし!実家に帰ったまあくんの最初の親孝行は、田んぼの草刈りにするぞ~!
一番安い休耕田の草刈り方法は?
話がいろんなところに広がっちゃいましたが、一番安い休耕田の草刈り方法はずばり!
草刈り機を買って自分で草刈りをすることです!
田舎の方は写真の様なシーンを見たことがあると思いますが、まさにこれです。
足腰が弱くなったお年寄りは無理しちゃダメですが、健康で体が動くなら、間違いなくこれが一番安い方法です。
道具をそろえる事とか草刈りの作業時間を考えたら専門家に任せた方がトータルで安くなるんじゃないの?
なんて思った方もいらっしゃると思いますが、そんなことはありません。
草刈り業者さんに頼むにしても
- 業者選定
- 見積り比較
- 作業内容や範囲の確認や立ち合い
- 支払い
- 問題があれば調整
等々、なんだかんだで手間も時間もかかるわけです。
そしてその上、10万円前後のお金がかかっちゃうんです。
それなら自分で草刈りをした方が間違いなく安くて気楽にできます。
草刈り機と燃料で2万円くらい、そしてあとは健康な体があれば大丈夫!
というわけで300坪の草ボウボウの土地を一番安い「自分で草取りする」方法で刈り取りますよ~♪
草刈り機で実際に田んぼの草刈りをしてみた
しっかり結論はお伝え出来たので、ここからは自分でちゃんと草刈りができるのか、実際に草刈りをしてみたらどうだったのかを紹介しますね。
エンジン式の草刈り機を購入
最初にやったことは、草刈り機の購入です。たくさんの機種があって、どんな性能が必要なのかも全然分からなくて結構苦労して剪定したんですけど、複雑なことは省いて大事なことだけ伝えると、
パワーがあって長時間使えるエンジン式を選択しました!
って、説明が雑過ぎますね(笑)。
最近は軽くて手軽に使える電動式も普及しつつあるようですが、それでもやっぱり広い面積のはびこった草を刈り取るならパワーがあって稼働時間が長いエンジン式が便利です。
バッテリー式だとパワーが足りなくて草が刈れないとか、充電のために自宅に戻らなきゃ~。
てなことになっちゃいます。
ちなみに、草刈り機って素人でも使えるのかな?って若干不安もあったんですが、
燃料を入れてスイッチを入れて紐を引っ張るとエンジンがかかって、すぐに使える状態にできました。
こうやって長靴を履いて草刈り機を構えてみると、なんだか田舎の農家の長男って感じがしてきたでしょ!
つい先月までパソコンに向かって仕事をしたり、新幹線で全国を回ってたビジネスパーソンには全然見えませんね(笑)。
ちょっとテンションが上がってきた状態で田んぼの草むらへ出動しま~す!
草刈りのコツをつかむまでは結構苦戦
でもって実際に草刈りを始めてみると、エンジンがドルンドルンと音をたて、丸鋸みたいな刃がチュイーンって音を出して回りだし、触れるものはなんでもスパッと切れちゃう!
みたいな感じで茂りまくった草がスパスパと切れていきました~。
おお~っ!あまりの切れ味に、楽しくなってきたので、ガンガン刈り取っていきます♪
と思ったのもつかの間、あまりの草の多さに、草刈り機に草が絡んで、刃が回らなくなちゃいました!
も~っ!、って思いながらも草を取り除いて再度草刈りを進めるわけですが、これがまたすぐに草が絡んでくるんです。
なんで草が絡むのかというと、刈り取った草の量が多すぎて、刈り取った草が払いのけられず、そのまま刃の上にのかった状態になるからなんですね。
写真は草むらに草刈り機を突っ込んでいるように見えますが、そうではありません。刈り取った草がその場にそのまま残ってるからこんな感じになってるんです。
これをどうやっても解消できずに苦戦してたら、意外な助っ人が現れました!
中学の時にお世話になった塾の先生なんですが、実は草刈りのプロなんです。
散歩で通りがかったみたいで、僕のへなちょこ草刈りを見ていられなかったらしく、「ちょっとかしてみ」といって、あんなに刈りにくかった背の高い草をスイスイを刈り取りながらコツを教えて下れました♪
さすがは僕の(数学の)師匠です(笑)。
背が高い草を刈るときのコツは
- 刃をかなり斜めに傾けて刈る
- 草刈り機のふり幅を肩幅くらいに小さくする
ことだと分かりやすく説明&実演してくれたと思ったら颯爽と去っていきました。
なんてかっこいいんでしょう。僕も将来こんな人になりたいな~。
コツをつかむとスムーズに草刈り出来るように
早速試してみたら、面白いように綺麗に草を刈れるようになりました。おお~っ!すごい効果です。
「刃を斜めにする」ってのは説明書にも書いてあったんですが、ちょっとじゃなくて、45度くらい傾けるのがいいみたいで、刈り取った草がそのまま左側へ流されていくので、もう刃に絡むことがありません。
このコツを覚えてからは草をよけるためにブンブン草刈り機を振り回す必要もなくなり、楽々状態でスパスパと綺麗に草が刈れるようになりました。う~ん、気持ちいい♪
硬い木の枝みたいな草も簡単に刈れちゃう草刈り機
上手に草刈り出来るようになってウキウキしながら草刈りを進めていたら、今度はボスキャラが現れました。
その名もセイタカアワダチソウと呼ばれる雑草です。名前の通り、背が高いですね。
でっかいだけでなく、木の枝かと思うような硬くて太い茎をもった草です。これは強敵です。
さすがに草刈り機の刃がかけちゃうかもって思いながらも、そ~と草刈り機の刃を当ててみると・・・
チュインッ!って音がしたと思ったら、スパンと気持ちよくカットできちゃいました!
マジか!すごすぎる!草刈り機最強!
って誉めてあげたくなるくらいの切れ味です。ドラクエで攻撃力MAXの伝説の武器を入手した時の様な気分になっちゃいました(笑)。
エンジン式の草刈り機ってすごいんですね。
そんなこんなで草刈りを着々と進めていき・・・
1日目には3時間ほどで田んぼの3分の1くらいを刈り取り・・・
2日目に2時間ほどで3分の2まで刈り取り・・・
3日目に2時間ほどかけたら300坪全部刈り取ることが出来ました~っ!
あの荒れ地というか、ジャングルというか、とにかく背のたけを超えるくらいの草がボウボウだった田んぼをすっきりさっぱり綺麗にすることに成功しました~!
実際に草を刈ってみた感想
300坪の田んぼを実際に草刈りしてみたからこそ分かったこともまとめておきますね。
- コツをつかめば予想以上に簡単に草刈りが出来る
- 思ってたより燃料がすぐなくなる
- 一度に全部の草を刈り取りたくなる
- 音が大きいので近所に配慮したくなる
1のコツをつかめば予想してた以上に簡単に草刈りが出来ちゃうのは先ほど紹介した通りで、エンジン式の草刈り機だったら大量の草もスパスバ切れちゃう上に木の枝みたいに固い茎をもった草も難なく刈り取れちいます。
意外だったのは2の思ったより燃料がすぐになくなるってことです。
草刈りが楽しくなって夢中になったってこともあるかもしれませんが、15~20分ほどで燃料が亡くなって、給油をすることになります。
3の草刈りが楽しくて一度に全部の草を刈り取りたくなるってのもあるんですが、燃料が切れるたびに「いいところだったのにまたか~」なんて感じで燃料を補給しました。
これがバッテリー式だったらもっと短時間で使えなくなっちゃうってことを考えると、エンジン式にしてほんとによかったと思います。
そして実際にやってみないと絶対分からなかったと思うのが、4の大きな音がするので、近所に配慮したくなるってことです。
エンジンをつかっているので仕方ないことですが、結構大きな音がするので隣のお家の方に気を遣いたくなってくるんです。
僕の場合は小さいころから知ってる人ばかりだったので、事前に「草刈りしますね」って挨拶してから作業したので問題なかったんですが、音もするし草刈りでほこりもたつし、申し訳ないな~って感じになるんです。
心配しながら作業するのは精神衛生上よくないので、これから草刈りをする方は作業前に声をかけておくことをオススメします。洗濯ものに埃が付くのも防げるので、無用ないざこざを避けることもできますよ。
草刈りにかかった時間
それから気になるのが300坪の草ボウボウの田んぼの草を刈るのにかかった時間だと思いますが、振り返ってみると、トータルで7時間でした。
といっても、7時間ぶっ続けで作業したわけではなくて
- 1日目に3時間
- 2日目に2時間
- 3日目に2時間
という感じで、2~3時間を3回に分けて作業しました。
2時間くらいで作業を小分けにした理由は、作業してたらへとへとに疲れてやめたというわけではなくて、草刈り機の使用時間が2時間くらいに制限されていたことが一番の理由です。
草刈り機は振動があるので、作業後に手がしびれない様に2時間くらいで抑えておくのがいいんだそうです。
他にも午後に予定が入ってたとか、一緒にサポートしてくれてる母が疲れない様にという配慮や、一日中うるさかったら近所迷惑かなとか、いろんな思いもあって2~3時間という軽めの作業時間にしたんですが、これが大成功だったみたいです。
これくらいの作業時間だと、疲れたな~っていう充実感はあっても、体が痛いとか筋肉痛になることもなく、日常生活に全く支障がでなかったので、初心者や日頃運動をしてない方にはおすすめの方法です。
問題があったことをしいていうとすれば、肉体労働をやり切ったという充実感でいつもよりおなかがすいて晩ご飯がおいしくなっていっぱい食べちゃったってことくらいでしょうかね(笑)。
実際に草刈りにかかった費用
一番気になる草刈りにかかった費用もお伝えしますね。
草刈り機(刈払い機)DST260 | 22,880円 |
混合オイル 2ℓで767円×2本 | 1,534円 |
ノズル | 107円 |
合計 | 24,521円 |
まとめてみると2万5千円くらいです。
いや~、業者さんにお願いする金額を考えると4分の1くらいの費用なので、とっても安く済ませることが出来ました~♪
ここに書いてないもので、疲れをとる入浴剤や、休憩用のお茶とおやつもあったりしますが、そんなの全然問題ないくらいのコスパです。これくらいなら長男のポケットマネーでも対応可能な範囲なので自信をもって親孝行できますね。
それから、草を刈り終わって気づいたんですが、草刈りは1回で終わりじゃありません。
雑草は毎年のように生えてくるので、そのたびに草刈り作業が必要です。
それを毎回草刈り業者さんに頼んでたらいくらお金があっても足りません。
逆に自分で草刈りをする場合は、草刈り機を一度買えばあとは数百円の燃料を買うだけでいいので、継続的に使うという意味でも草刈り機で自分で草刈りをするのがコスパ最強ってわけです。
自分で草刈りをするメリットとデメリット
最後に自分で草刈りをするときのメリットとデメリットをまとめておきます。
自分で草刈りをするメリット
- 草刈り業者に比べて安く済む
- 業者選定や見積比較、立ち合いなどの面倒な作業が不要
- 草刈り機を買えば安価で繰り返し草刈りができる
- いい運動になる
- 意外と楽しい(家族でやれば楽しいイベントになる)
一番安く済むってのは大きなメリットですが、意外と楽しいってのもポイントだったりします。
長男が帰ってきて外出やイベントの頻度が減った両親を連れだして一緒に草刈りをする。途中お母さんのおにぎりやお茶をいただきながら休憩しながら父の昔話をきいて、夜はみんなよく頑張ったね~って言いながらおいしいご飯を食べたり熱いお風呂で疲れをとる。
そんな家族の一体感も楽しめちゃうので、どうせ組草刈りをするなら家族みんなでイベントとして楽しんじゃいましょう♪
自分で草刈りをするデメリット
- 草刈り機の選定&購入が必要
- 作業時間がかかる
- 草刈り機や刃のメンテナンスが必要
- 疲れをとる入浴剤が必要
- 虫や蛇に遭遇することがある
- 日焼けしちゃう
- 服にひっつきもっつきが付く
デメリットの方ですが、草刈り機で草刈り作業をすることに関する直接的なデメリットはほとんどないものの、日焼けや疲れなどのアウトドアならではのデメリットがあります。
それから突然目の前に蛇が現れたり、虫が顔に飛んできたりするハプニングもあったりするので、虫や蛇が嫌いな方は自分で草刈りをするのは避けた方がいいと思います。
それから服や靴にくっつく草の花や実があって、これを後で取り除くのが意外と大変でした。
できるだけくっつかない様に気を付けて草刈りをすることをオススメします
※正式名称はわかりませんが、我が家では服にひっつく草の事を全部「ひっつきもっつき」と呼んでいます(笑)。
草刈りはコスパと労力を考えて賢く対応しよう!
最後に自分で草刈りをするときの大事なポイントをお伝えしておきます。
それはコスパや労力を検討して、自分に一番合った方法で草刈りをすることです。
今回僕は頑張って自分で草刈りをしてみましたが、どんな時でも絶対自分で草刈りをすることを推奨しているわけではありません。
年配の方や女性が真夏に高速で回転する刃をつかって長時間草刈りをするのは無理があると思いますし、草刈り作業は嫌じゃなくても日焼けや蛇、虫なんかが怖いから絶対ヤダ!って方もいらっしゃると思います。
そんなときは草刈り業者さんにお願いするのも賢い選択だと思うので、選択肢のひとつとしてベストなチョイスをしていただくことをオススメします。
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