DIYにはまりまくりのまあくんです。古びて傷だらけになってるダイニングテーブルを綺麗にしたくて、話題のカフェ板で天板だけDIYしてみたら、びっくりするくらいおしゃれに仕上がったので作り方を詳しく紹介します!
- ダイニングテーブルを簡単にリメイクしたい
- 今のテーブルを捨てずに活用したい
- ダイニングの雰囲気をおしゃれなカフェ風にしたい
という方にきっと役に立つと思うので、是非参考にしてくださいね。
古いダイニングテーブルを綺麗にしたい

こちらは実家のダイニングテーブル。長年使ってて傷やらへこみやらがいっぱいです。
母がそれをテーブルクロスで隠してるみたいなんですが、すご~く古臭い感じがするな~。
「40年も使えばくたびれるニャ」って感じで、上にのかってるネコちゃんまでヤレヤレって表情をしてますね(笑)。

しかもテーブルクロスは汚れやシミが付きやすくて、なんど交換してもすぐいまいちな印象に。
むむ~、これは何とかしなければ!
というわけで「新しいおしゃれなテーブルに買い替えてあげようか?」と母に聞いてみたところ、このダイニングテーブルは亡くなったおじいちゃんに買ってもらった思い出の品みたい。
母の思い出は大事にしてあげたいし、テーブルはおしゃれにしたいし・・・
むむ~、困ったな~。なんかいい方法はないかな~?
なんて考えてたら、いつもの様にシャワーを浴びてる時に思いついちゃいました♪
天板だけDIYで作ってテーブルの上に乗せよう!
そうだ!テーブルはそのままで、新しい天板を作って上からのせちゃえばいいじゃん!
よく考えたら、ダイニングテーブルは壊れたわけじゃなくて、まだまだ使えるんです。
ってことは、テーブル自体は触らないで、テーブルクロスの代わりに天板を上からのせてあげればいいんです!
天板を外せばいつでも思い出のテーブルに戻すことができるので、母も「やってみたい」と言ってくれました。
というわけで、テーブルの天板だけ作る方法を調べてみたところ、カフェ板なるものを使ってDIYでテーブルを作るのがはやってるみたいだったので、早速材料を買いに行くのでした。
天板のDIYに必要な材料

でもって、ホームセンターに行ってみると、話題のカフェ板がいっぱい積み上げられてました!
おおっ!たしかにカフェっぽくてなんだかおしゃれな感じがします!
仕様をみてみると、材質は無垢の杉板で、厚さが30㎜もあるみたい。
木目も予想してたよりもいい感じだし、なによりお値段が安いんです♪
幅200㎜×2000㎜のサイズで1280円(税込)でした。物価高騰しまくりのこの時期に、この質感でこのお値段は嬉しいな~。

俄然やる気が出てきたので、積み上げられてる板を片っ端からぜ~んぶチェックして、木目が綺麗で品質が良さそうな板を4枚セレクトしちゃいました♪
ふふふっ!僕は建築士なのです。設計士なのです。そしてインテリアコーディネーターの資格もあったりするのです。
ここぞとばかりに、今までに培った知識と経験をフル活用して最高のものを選びましたよ。
- 節が少なくて
- 反りやねじれが少なくて
- 木目が通って美しくて
- 色のトーンがそろったもの
以上が選び方のポイントなんですが、いや~、仕事でもここまで木材を真剣に選んだことはないかもしれないな~(笑)。
木材はホームセンターでカットしてもらおう

そうそう、カフェ板は購入時にホームセンターでカットしてもらうのがおすすめです。
対応可否は店舗にもよりますが、なんと1カット20円とか50円とか、超安価で綺麗にカットしてもらうことができます♪
DIYが大好きで自分でやりたい!って方は別ですが、できるだけ簡単かつ綺麗に仕上げたい場合は強い味方になってくれますよ。
というのも、機械にセットしてズバッとまとめてカットしてくれるので、同じ寸法で綺麗に仕上げてもらうことができるからです。
自分でのこぎりをギコギコやる場合は、ちょびっとずつサイズがずれたりして、綺麗にそろえるのは意外と難しいので、ぜひ活用してくださいね。

ちなみにホームセンターでカットしてもらうと、持ち帰るときに車に積み込みやすくなるというメリットもあったりします。軽自動車でも楽々乗っちゃいました。
テーブルの天板づくりの道具

そうそう、今回天板づくりの為に用意した道具も紹介しておきますね。
- のこぎり
- 木工用ボンド
- ロープ
- 電動ドライバー
- 電動ドリル
- タッピングビス
- 植物オイル(WATCO)
- ハケ
カフェ板で天板のDIYにチャレンジ!
それでは天板のDIY開始~!
カフェ板を並べて接着する
まずはカフェ板を全部並べて見た目のチェックです。
木目が少なくて綺麗な面を表にして・・・
白っぽい所や赤っぽい所のバランスをみて・・・
節があるところは普段触りにくい中央部分に配置して・・・
ちょっとラフな感じも取り入れてカフェっぽい雰囲気がでるようにして・・・

よし!いい感じになりました♪
いや~、こうやって木目を見ながら並べたり入れ替えたりするのって楽しいな~♪
DIYって、こうやっていろいろ考えてる時が楽しいんですよね。
板の向きや裏表なんて考える必要ある?
と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、これがかなり重要なんです。
例えばこのテーブルの板を全部裏返すとこうなります!

ほら、全然違う印象になったでしょ。色は揃ってるけど、節がいっぱいになりました。
同じ樹種の板だとしても、人間の顔みたいにすご~く個性があるんです。なので、木の裏表や向き、並べる順番は一番おしゃれに見える様にいろいろ試してみるのがおすすめです。

ちなみに、木の乾燥収縮の事を考えると、表向きと裏向きを交互に並べるのがいいそうなんですが、僕は見た目優先で、全て表向きにしておきました。
上の写真でいうと、全ての板の木目が扇形になってると思いますが、一般的にはこの扇型が上下に交互に向くようにするのがいいそうです。

今度はカフェ板を1枚の板にするために接着します!
カフェ板は側面が少しくぼんでいる側と出っ張っている側があるので、とりあえずくぼんでいる側に木工用ボンドを塗ってみることに。
失敗しちゃいけないと思うと、なんか緊張して慎重になっちゃうな~(笑)。
ちょっとドキドキしながらも「にゅにゅ~ん」っと木工用ボンドを塗ってみると・・・

意外なことに、簡単に塗れちゃいました~♪
下に垂れたりすることもなかったし、めちゃくちゃ簡単じゃん!
なんて思ってたら、

うわっ!、手が大変なことになってる~っ!!!
板を移動する時にボンドに触っちゃってたみたいですね。簡単な作業だからって油断しちゃダメです(笑)。

綺麗に手を洗ったら(笑)、木と木の端を合わせつつ、横から押し当てて接着させていきます。
およっ、接着剤が隙間からウニュッと見えてきました!
どうやら接着面にちょうど広がるくらいの量を綺麗にぬれてたみたいです。
溢れてるところもあったりしますが、乾く前にふき取っておけばOKなので心配はいりません。
あとは乾かすだけです。
横方向に圧縮しておかないと板同士が離れてしまうので、一般的には治具と呼ばれるでっかい洗濯ばさみみたいなやつで木を挟み込んで固定したりするんですが、そんな道具はありません。
仕方がないので、

人力で横から挟み込んで圧着させました(笑)。
が、長時間この姿勢でいられるわけないので、紐で縛ることに。

専用の治具ほどの効果はありませんが、意外と縛るだけでも問題なく圧着できました。
補強用の横桟の固定
続いて裏面に補強用の横桟を固定します。
45㎜角ぐらいの木材で、テーブルの板の幅に合わせてのこぎりで切っておいたたものを使います。

こんな感じで、古びたテーブルの幅いよりちょっと広いくらいの間隔で横桟を置いて・・・

ドリルで横桟に下穴をあけてから・・・

ビスで固定します!
ビスの長さは、木桟を固定できるけど木の表に突き抜けない!という絶妙なビスを選ぶのがポイントですよ。

あれ?綺麗に並べたつもりが、ほんのちょっとだけ板の長さがずれてるところがある!
ほっといてもいいくらいの小さい段差でしたが、変なところに几帳面な性格のせいでムズムズしだしてきたな~。

というわけで、倉庫の中から父のカンナを引っ張り出してきて、シャコー、シャコーとカンナ掛けをしてフラットにしておきました。

一般的な家庭ではカンナを購入しても使い道がなくて困ると思うので、多少の段差ができても削らずにそのままにしておいてもいいと思います。
多少凸凹してた方が、逆にいい味になるのがDIYですもんね。
カフェ板の天板の表面を磨く
カフェ板の組み立てができたら、今度は塗装の為の表面加工です。

この電動サンダーでピッカピカにヤスリ掛けをしますよ~。
手動でやるとヤスリ掛けって結構大変な作業ですが、この電動サンダーを使うと、びっくりするくらい早くできちゃうんです!

カフェ板の表面にやすり面をあてて、ブイーン!と振動を加えると、写真の様に白い粉がたくさんでてきました~。
そして、みるみると表面がツルッツルになっていきます。
こりゃ気持ちいいい!作業自体が楽しいっていいですよね。

最初は320番、その次は600番とやすりの目を粗いものから細かいものに変えていって、表面をさらに滑らかにしていきます。

それにしてもこの電動サンダーはすごいな~。
10秒ほど板にあてると紙ヤスリの表面がすぐにつるつるになっちゃうくらいすごい速さで磨けます。

側面や小口も綺麗に磨き上げます。右半部の白いところがやすり掛け完了してて、左がこれからのところです。
色が全然違いますね。

10分くらいやってると、板の表面が白っぽくなってきて、触るとツルツル&スベスベした感じになりました。
カフェ板を植物オイルで塗装する

最後に塗装の作業です。評判の高いWATCO(ワトコ)というDIY業界では評判の高い植物オイルを塗っていきます。
最初に小口や側面等の小さい面を塗ってから、大きい表面を塗ると綺麗に濡れるとのことだったので、ハケを板の小口にあててスライドさせると・・・

おお~!木目がくっきりと浮き上がって、白っぽくなってた木目が綺麗に浮き上がってきました♪

側面もこんな感じで薄く塗り伸ばしていきます。もっと粘性があるかと思ったんですけど、思ったよりさらっとしててすごく塗りやすいな~。

そして裏面もサラサラっと植物オイルを塗って・・・
最後に表面に塗装をしていきます。
いや~、表面はさすがに緊張するな~。綺麗に塗れるかな~、どんな色になるのかな~、失敗したらどうしようかな~なんて考えながらムラが出ない様に薄~くオイルを塗っていくと・・・

植物オイルを塗ったところが鮮やかな木目になってきました~~♪
すご~いっ!!!
グレーの世界に鮮やかな色が広がっていくっていうか、枯れた大地に花が咲いていくっていうか、なんて言ったらいいのかよく分かりませんが、とにかく綺麗で楽し~♪
モノクロの世界に鮮やかで美しい木目を描いていく、なんだか花咲かじいさんになった気分です♪
これほんとに楽しすぎる!

と、ノリノリで塗ったせいか、ムラいっぱいのたっぷりバージョンで塗り上がりました。(笑)

多すぎると乾きにくかったりムラになってしまうので、余分なオイルはしっかりとふき取っておきます。

そして2時間ほど乾かしたら、こんな感じになりました。表面がしっとりしてて、いい感じですね。
乾いたら、次は二度塗りの開始です!

こうやって植物オイルを薄~く塗り広げたら・・・

耐水のサンドペーパーで表面をこすっていきます。
えっ?オイルまみれの表面を紙やすりで擦るの?って違和感を感じましたが、「水研ぎ」っていうテクニックみたいで、より表面を滑らかにできるんだそうです。
紙やすりをもって表面を動かすときにヌルっとした抵抗も感じましたが、うんしょ、うんしょ、って感じで擦ると表面がめちゃくちゃ滑らかになりました!

見てくださいこれ!写真だとわかりにくいかもしれませんが、上品な光沢があって、輝いてるみたいです。
触ってみると、ツルツルを通り越して、吸い付くようなトゥルントゥルンの表面になってました。
水研ぎってすごいですね。

そんなこんなで、気が付けば夜中になってしまいましたが、とってもいい感じに磨き上がったので、このまま乾かす事一晩。
翌朝ドキドキしながら様子をみてみると・・・

ばっちり乾いて、綺麗なカフェ板天板が完成してました~♪
鮮やかな木目の板に差し込む朝日がとってもおしゃれな感じです。

嬉しくて仕方なかったので、朝早くからいそいそと天板を移動させて、くたびれたダイニングテーブルの上に設置!
すると、予想以上に既存のテーブルの上にピッタリとはまってくれて、あんなに古びててイマイチな見た目になってたダイニングテーブルが、木目豊かなカフェ風のテーブルに大変身してくれました。
これには家族も大喜びで、「こんなにおしゃれになるなら、もうテーブルの上にティッシュの箱やリモコンはおけないわね。」とか「花でも飾ろうかしら♪」
みたいな感じで、ときめきまくってしまいました。
カフェ板で天板だけDIYするのって簡単!
というわけで、僕の様なDIY素人でも意外と簡単にカフェ板で天板を作ることができました。(ボンドで手がベタベタになった事を除けば。。。)
そして、天板が変わるだけなのに、ほんとに驚くほど部屋の雰囲気が変わっておしゃれになるので、「テーブルは大事にしたいけどリニューアルやイメチェンしてみたいな」って思ってる方は是非試してみてください。
きっと、めちゃくちゃおしゃれで愛着のあるテーブルになってくれると思いますよ♪
役に立ってくれるといいな!まあくんのなんでもミニ情報!
節には良い節と悪い節がある

カフェ板を選ぶときは節があるものを選ぶこともあると思います。上の写真の様な節はあっても全く問題ありませんが、中には絶対選んじゃいけない節もあります。

それがこちらの写真の様な死節と呼ばれる節です。
触ると節がコルクの様に粉々に砕けたり、節ごとはずれて穴が開いたりするので絶対に避けてくださいね。
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