めだかを飼い始めて驚きや発見がいっぱいのまあくんです。紅龍という超かっこいいメダカさんが冬なのに卵を産んでるのを発見しました!しかも、そのとっても小さい卵から超ちっちゃいベビーめだかが生まれてきたんです♪ もう嬉しくて仕方なかったのでご紹介します!
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卵を抱えた紅龍めだかを発見!
ある朝のことです。いつもの様に「おはよ~♪」といいながらメダカさんに餌をあげようとしたら、めだかのおなかに何か透明のツブツブがついているのに気づきました。
んっ?なんかついてるぞ。
はっ!こ、これはもしや卵なのでは!?
突然の状況に驚きながらも、隔離用のネットを水槽に入れる私。
なんでこんなことをするのかっていうと、メダカさんは卵を食べちゃうからなんです!
またそんな冗談を~(笑)。
と思っちゃうような話ですが、めだかさんは、けなげな小さいボディの見かけによらず、「仲間が生んだ卵を食べちゃう」という超食いしん坊な習性をもってるんです。
なので、卵を産んだメダカは隔離してあげないとほかのメダカに卵を食べられちゃいます!
(さすがに自分のおなかについてる卵を自分で食べることはできないみたいです(笑)。)
大急ぎで産卵したメダカを網ですくって隔離用ネットの中に移動完了!
ふぃ~。これで一安心。
と思って改めてメダカを見てみると、おや?なんかおなかについてた卵が減ったような・・・
あ~っ!
よくみたら、隔離ネットの底に卵が落ちてます!
しかもあちこちに落ちてます。どうやら網ですくって移したときに、おなかについてた卵が取れちゃったみたいですね。
はっ!
おなかから卵がとれる=自分でも食べられる状態になる
まずいじゃん!
卵が食べられたら困るので大急ぎで卵をすくいだして別つの容器に移しました。
は~。ほんとにドキドキさせられるな~。
紅龍めだかが交尾してる!
ひと段落してほかの紅龍めだかの様子をみてみると、なんか底の方でクルクル回りながら数匹のメダカが戯れてます。
ほかにも二匹ですごい速さで泳いでいったと思ったら、隅っこでこれまたクルクルと戯れるメダカさんたち。
朝から何をばたばたとしてるのかと思ったんですが、ひょ、ひょっとして・・・
これはめだかさんの交尾なのでしょうか?
ええ~っ!!!
こんなに寒い冬なのに、なんて元気なメダカさんなんでしょう。
水草についてる紅龍めだかの卵
ビックリしてたら、水草になにやら透明なものがぶら下がっているのに気づきました。
もしやと思ってそっと掬いあげてみると・・・
やっぱり卵でした~♪
透明なんだけど、ちょっぴり琥珀色っぽくてキラキラと輝いてます。これまたこのままじゃほかのメダカに食べられちゃうので別容器に移します。
で、つまんでみたときに驚いたのがメダカの卵の硬さ。
意外と固いんです。
すっごく小さい粒々なので、優しくそ~っとつまんでみたんですが、指と指の間でコロコロしても大丈夫なくらい丈夫で、結構固い様子。
卵ってみためによらずしっかりしてるんですね。
透明なクモの糸みたいなもので卵同士がばらばらにならない様にくっついてて、これでメダカのおなかや水草にくっつく仕組みみたいです。
それにしてもキラキラして綺麗だな~。
めだかの産卵床を設置
紅龍めだかが産卵を始めたようなので、本格的に採卵をするために、産卵床と呼ばれる道具を投入することにしました。メダカを購入した時にサービスでついてたものなんですが、棕櫚(シュロ)みたいなものでできた筒を水槽に入れとくと、めだかがこの中に卵をつけてくれるんですって。
銅線を曲げて水槽の縁に設置してみました。
メダカさんが気に入ってくれるといいんですが、見慣れないものが突然現れたら警戒して近寄らないかもしれませんね。
そんな心配をよそに、翌朝様子をみてみたら、産卵床に琥珀色の卵がついてました~!
外側とか縁の部分にたくさんついてますね。
メダカさんが通りがかったときに卵がついちゃったって感じでしょうかね。中がどうなってるのか気になって、銅線を外して広げてみると・・・
中にもたくさん卵がついてました~♪
どうやら産卵床を気に入ってたくさん卵を産み付けてくれたみたいです。
うまくいって嬉しいな~♪
喜びながら産み付けられた卵を一粒づつピンセットでつまんで小さい容器に移していきます。
このときも卵をつぶしちゃうんじゃないかと思ってすっごく優しくつまんでみたんですが、卵はちょっとやそっとではつぶれないくらいの丈夫さにびっくり!
めだかの卵ってホントに丈夫なんですね~。
なんて思って油断したら、聞こえてきた「プチッ!」っていう音とピンセットが閉じ切った感触。
や、やっちゃった~っ!!!!
と慌てたりもしましたが、後から調べてみたら、ちょっとつまんでつぶれちゃう様な卵は未受精卵で孵化しないとのこと。
ちゃんと受精した有精卵だったら簡単につぶれちゃうようなことはないので安心していいみたいです。
は~、危なく「殺めだか犯」になっちゃうところでした(笑)。
でもってピンセットでせっせと拾い上げた紅龍めだかの卵がこちらです!
結構たくさん採れました♪
透明なので写真のピントが合ってませんが、50個以上あるんじゃないでしょうか。これがあの綺麗でかっこいい紅龍めだかになると思うとワクワクが止まりません!
めだかの卵を水カビから守る
それから数日後。メダカの卵は太陽の光が当たるくらい明るくてあったかいところに置いとく必要があるそうなので、直射日光が当たるヒーター入りの水槽に卵を入れた小さい容器を浮かべておきました。
そしたら、透明だった卵の中に黒い粒々や体の様なものが見える様になりました!
これはメダカの眼ができてきてて、孵化に向かって元気に成長してくれてる証拠らしいです。
うふふっ、孵化がたのしみ~♪
て思ってたら、数日後にはこんな白いホワホワが発生してきました!
なにこれ?まっしろシロスケかな?
ネットで調べてみると、なんと水カビ(白カビ)が発生してるみたいです。
めだかの卵は水カビが生えやすいらしく、特に未受精卵はすぐにカビにやられちゃうそうで、放置しとくと全部の卵が水カビまみれになっちゃうんですって!
せっかく生んでくれた紅龍めだかの卵がカビちゃうなんてイヤすぎる!
というわけですぐに水カビ対策をすることに。
紅龍めだかの卵を水カビから守れ!
まずは水カビが生えて真っ白シロスケになった卵をピンセットで丁寧に取り除きます。
未受精卵であることもあり、つまむとすぐにつぶれちゃって「ダメになってます感」でいっぱいで、なんだか残念な思いがあふれてくる私。
「ごめんよ~」と謝りながらも潔く処分します。
それが終わったら、水カビを防ぐためにメチレンブルー水溶液を薄めたものを入れて消毒します。
卵や赤ちゃんには薬を使いたくありませんでしたが、発生した白カビを完全になくすためにはやむをえません!
そうするとこんな感じになりました~。
写真だと分かりにくいかもしれませんが、水がほんとにうす~い水色になってて、卵もほんのり水色に見えます。カビにやられた卵を撤去したので、また綺麗な卵ちゃんだけになりました。
ちなみに、メダカの卵を水カビから防ぐ方法は2つあるそうです。
- メチレンブルー水溶液で予防する
- カルキ(塩素)入りの水道水で毎日水替え
薬を使って消毒する方法はちょっと怖いような気もしたんですが、水カビの予防もできる上に、孵化したメダカにも害がないんだそうです。
水道水をカルキ(塩素)が入ったまま使う方法は、水カビを防ぐのに効果がありますし、タダでできるので経済てきなんですが、卵が孵化する前に塩素を抜いてあげないと、生まれたてのメダカが塩素で即死してしまうので、ちょっとタイミングが難しそうです。
プロの方の育成方法をみてみると、メチレンブルー溶液を使ってる方がたくさんいらっしゃったので、どうやらメチレンブルーを使う方法が一番安心できるみたいですね。
すごい勢いで産卵していく紅龍めだか
そんなこんなで始めての産卵や水カビにあたふたする私を横目に毎朝交尾&産卵をしていく紅龍めだかさん。
なにしろ大きい容器でこんなにたくさん飼ってるもんだから、産卵ラッシュが止まりません。
「みてみて~、卵うまれたのよ~。」
「あら~、うちもたくさん生まれたのよ~。」
なんて 会話が聞こえるんじゃないかと思うようにお母さんメダカが並んで泳いでたり・・・
他魚のおなかについてる卵を食べようと狙うメダカがいたり・・・
二匹で仲良く泳いでるな~と思ったら、いつの間にやらおなかに卵がぶら下がってるという産卵のラッシュ状態。
少子化どころかめだか界にベビーブームがやってきてます(笑)。
毎晩仕事から帰ってきては産卵床をチェックするんですが、これを開いてみると・・・
びっくりすぐるらいたくさんの卵がついてるんです!
すごくないですかこの卵の数。あの小さい体でよくこんなに卵を産めるなと感心させられます(笑)。
「元気に育ってね~。」なんていいながら卵をピンセットでつまんではメチレンブルー溶液を薄めた小さい容器に移すんですが、これが楽しすぎて、っていうか集中しすぎて、気づけば1時間くらい経ってたりします。
ちなみに数えながらやってみたら、なんと100個くらいの卵がありました。
しかも毎日・・・
紅龍めだかの元気度は底なしの様です。
っていうか、同じめだかが毎日卵を産んでる様か気がするんですが、一体どうなってるんでしょうね(笑)。
毎晩のように卵を採る生活を1週間くらい続けていたんですが、ある日変化がありました。
紅龍めだかの卵が孵化した
なんと、卵を入れてた容器の中に超小さいメダカの赤ちゃんがいました!
ピヨピヨとシッポを振りながら泳いでます。
か、かわい~っ♪
大きな目と糸の様に細い体。ほんとにか弱い感じ(っていうか、目とシッポしかない?)ですが、元気にピヨピヨとシッポをふりながら泳いでます。
第一号が生まれるまでに最初の採卵から10日くらい経ってるとおもうんですが、ついに紅龍めだかの赤ちゃんが誕生してくれました~♪
じ~っと眺めてたら、なんだか自分に子供が生まれたくらいの嬉しさがこみあげてきて、お祝いしたくなっちゃいました(笑)。
次々に孵化していく紅龍めだかの卵たち
その後は毎朝のぞき込むたびにメダカの赤ちゃんの数が増えていってくれました。
卵が順調に孵化してくれてるみたいで、どんどん針子(めだかの赤ちゃんの呼び名)の数が増えていきます。
めだかの赤ちゃんが無邪気にすいすいと泳いでるのをみてたら、なぜか幸せも増えてる様な気分になっちゃいました♪
めだかには不思議な癒しパワーがあるのかもしれませんね。
ドキドキワクワクのメダカの産卵と孵化
というわけで人生初体験のメダカの産卵と孵化ですが、思った以上にドキドキワクワク、そしてなんだか癒されまくる体験をすることができました。
振り返ってみれば、産卵床についた卵をピンセットでつまんで取り出し、薬をいれた容器に入れて見守ってただけなんですが、初めての出来事に恥ずかしくなるくらい慌てたり喜んだりしちゃった私。なによりメダカが元気に生まれてきてくれた時の嬉しさはたぶん一生忘れられないと思います。
大人の私でも予想以上に楽しかったので、子供だったらそこら辺のゲームやイベントなんかでは味わえないくらいのいい経験になるんじゃないでしょうか。
おうちでもできるドキドキワクワクすることないかな~?なんて思ってる方がいらっしゃったら是非試してみてください。きっと家族みんなで楽しめると思いますよ♪
役に立ってくれるといいな!まあくんのなんでもミニ情報
急なメダカの産卵に備えて必要なものを準備しておこう
私が素人なだけかもしれませんが、メダカさんはある日突然卵を産みます。
(ほんとは兆候があるそうなんですが、素人だと分からないでもんね。)
卵をみつけたら嬉しいやらどうしていいやら分からないやらで慌てまくるっていうか、ソワソワしちゃうので、事前に準備をしておくのがおすすめです。
熱帯魚なんかと違って、メダカは数カ月で大人になってすぐ産卵するらしく、代を重ねながら飼育していくものみたいなので、卵を産む前提で考えておくのがいいみたい。
そういう意味でも、卵を孵化まで見守るための容器と水カビ(白カビ)を防ぐためためのメチレンブルー溶液は事前に用意しておきましょう。特にメチレンブルー溶液はホームセンターで取り扱いがない場合もあるので、事前に購入しておけば安心です。
メダカが病気になった時にも活躍してくれる万能薬なので、常備しておくと安心ですよ♪
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