久々に畑で野菜を作ってみたまあくんです。実際にやってみたら露地栽培は意外と大変なことがいっぱい!改めてプランターで野菜を栽培することのメリットをめちゃくちゃ実感できたので、僕なりの視点で露地栽培と比較したプランター栽培のメリットやデメリットを詳しく紹介します!
- 家庭菜園を始めるのに栽培方法を迷ってる
- プランター栽培のメリットを知りたい
- 露地栽培とプランター栽培を比較したい
という方にきっと役に立つと思うので、是非参考にしてくださいね。
露地栽培のメリット
聞きなれない言葉でちょっと難しい感じがしますが、露地栽培は地面の土で野菜を育てる事です。
畑を耕して、たい肥や肥料を入れて、お日様や雨といった自然の力を最大限活用して野菜を育てるごく普通の方法ですね。
野菜が大きく元気に育つ
露地栽培の最大かつ唯一のメリットは、野菜が大きく元気に育つこと。
もうこの一言に尽きます。
シンプルすぎてちょっとがっかりされるかもしれませんが、お日様の光をしっかり浴びて、土壌の中に根を大きく広げて育つ野菜は本当に大きくて立派に育ってくれます。
それからよく言われるのが、収獲した野菜の味が、昔ながらの苦みやえぐみのある野菜本来の味になるって事。
自然の力で自然に育つ野菜ができるってことですね。
露地栽培のデメリット
「自然に育つ」というと、とってもいいことの様に思いますが、実はそんなにいいことばかりではありません。
イメージと違って実際は予想外の現実があったりします。
強風や豪雨の被害をダイレクトに受ける
実際に畑で野菜を栽培してみて最初に痛感したのが、この強風による被害です。
というのも、発芽したばかりのかわいくて幼い苗が、強風で折れたり倒れたりするんです。
強風で倒れたり折れたりしてる苗を発見すると、ほほえましい朝がショッキングな朝になっちゃいます。
ちなみにこの強風は発芽して双葉から本葉がひろがってきたな~ってころに限ってバンバン吹きまくるので、被害が発生しやすいんです。
それから豪雨も侮れません。大きく元気に育ってた野菜が豪雨にたたかれてぐちゃぐちゃになってる!なんてことも結構あります。
最近は線状降水帯なんていうゲリラ豪雨が頻繁に起こったりするので、さっきまで晴れてたのに気づけば野菜が壊滅状態に・・・なんてこともあるわけです。
露地栽培の場合はこういった自然災害は避けることができないので、ダイレクトに被害を受けてしまいます。
プロの農家さんはビニールハウスを用意したり、雨よけの屋根をつけたりして対応されているようですが、趣味の家庭菜園の場合、ここまでやるのは費用も手間もかかってしまいますし、片づけるスペースもなかったりします。
なので、露地栽培の場合は自然災害による被害は避けるのが困難っていうのが最大のデメリットと言えます。
葉や実に土がつきまくる
実際に育ててみるまで全く想像してなかったダメポイントが、葉や実に土がつきまくるってことです。
大雨が降った翌日に畑の様子を見に行くと、雨で跳ね上がった泥が葉っぱや実にびっしりとついちゃってるんです。
大葉なんかは収穫する気が失せてしまうくらい泥まみれになるので、もうほんとにびっくり!
葉の表も裏も泥まみれな上に、この泥汚れはシャワーの水をかけたくらいでは取れないので、シャワーで水をかけながら丁寧に手で擦り洗いをしてあげる必要があります。
でもって一生懸命綺麗にしても翌日の雨でまた泥まみれに・・・なんてことが頻発します!
プロの農家さんは泥跳ねを防ぐ為に地面に藁を敷き詰めたり、マルチと言われる黒いビニールシートを貼って対策されているようですが、これまた手間がかかります。そして何より、使わない時の保管場所が必要になったり、片づけるときに大量のごみが発生しちゃいます。
虫や病気が発生しまくる
そしてある程度予想はしてたけど「やっぱりそうなるのね」ってうんざりしちゃうのが虫や病気による被害です。
自然の中で育てるわけですから土の中や空からやってくる虫や病気は避けることができません。
で、これが予想以上に頻繁に起こるんです。
ウリハムシが来たな~って思ってたら数日後にメロンの葉ががウリハムシだらけになっていたり・・・
いつの間にやら葉が虫のフンでいっぱいになってたり・・・
アブラムシが付き始めたなって思ってたら、あっという間に葉が全部アブラムシに覆われてたり・・・
雨上がりにメロンの実をナデナデしようとしたらナメクジがメロンの実の表面をはってる!!!
なんて戦慄のシーンに直面しちゃうこともあったりします(+_+)
これを防ぐ為には農薬を大量に散布することになるので、「自然でヘルシーな野菜を」と思ってたのとは真逆の方向に行ってしまう事になります。
草取り作業が大変
これは経験があるので覚悟してたんですが、野菜よりも雑草の方が育つなんてくらいの勢いで雑草が生えまくります。
抜いても抜いても、ぴょこぴょこ出てきて、2週間ほどすると、びっしりと草が生えてくるんです。
なので、野菜の栽培期間中は無限に草取りタイムが発生します。
まあ、自然の中で栽培してるわけですから、しょうがないですね。。。
プランター栽培のメリット
土耕栽培や水耕栽培等いろんな栽培方法がありますが、プランター栽培は植木鉢やプランターなど、移動できる容器で栽培する方法の事です。
限られたスペースで栽培できる
広い土地や畑がなくても気軽に栽培を始めることができます。玄関前やベランダ、軒下はもちろん、葉物野菜なら室内の窓際なんかでも育てることができます。
移動できるから強風や豪雨を避けられる
台風がやってくるとか、今日は強風波浪注意報がでてるなっていう時には、物陰や室内に移動するなど、プランター栽培は移動ができるというのがとっても大きなメリットです。
- 日当たりが悪いから移動させる
- 猛暑で直射日光が悪いから日陰に移す
- 強風の当たらない場所に移動する
- 虫が多いから違う場所に移動する
- 病気になった野菜から離す
みたいな感じで、移動できるというのは思ってた以上に大きなメリットなんです♪
プランター栽培のデメリット
逆にプランターで栽培する時にもデメリットがあります。
根を張るスペースが限られる
最大のデメリットは根を張るスペースがプランターのサイズに限定されるという事です。
野菜が元気に育つためには根が大きく育つ必要があります。
根が広がるサイズ=野菜のサイズと言ってもいいくらい野菜の生育に大きな影響を及ぼすんですが、プランターの場合は広くて大量の土を使って育てる露地栽培と違い、根が育つ範囲が限られているので、コンパクトに育つ場合が多いです。
トマトなどの株を大きくしてたくさんの実を育てる野菜を育てる場合は、大きめのプランターを選ぶのがポイントになります。
また、コンパクトに育つという特徴は逆にメリットと言える場合もあります。
野菜が身長よりも高く成長したりすると、剪定や収穫がしにくくなりますが、プランター栽培なら大きくなりすぎるのが自然に防げます。
強風でプランターごと倒れることがある
プランターのサイズに対して野菜が大きく育った場合、強風を受けるとプランターごと倒れてしまう事があります。
僕の場合は黒豆がでっかく元気に育って喜んでたら、お茶を飲んでる間に強風で倒れて悲鳴を上げてしまったことがあります(笑)。
大きめのプランターを選べばほとんど倒れることはありませんが、プランターよりも大きく高く育った場合や小さいプランターを使う場合は強風が当たらない場所に置くなど配慮してあげる必要があります。
プランター栽培で手軽においしい野菜を育てよう!
というわけで、実際に試してみて分かったそれぞれの特徴をまとめると、露地栽培は、大きく元気に育つ可能性はあるけど、思ってた以上に自然災害をモロに受けちゃうことがあるよってことです。
そして、プランター栽培は移動できるので自然災害を避けやすいことと、コンパクトに育つよってのが特徴です。
あなただったらどっちを選びますか?
趣味で家庭菜園を楽しみたい場合は、プランター栽培の方がメリットが多いと思いますし、何よりおしゃれに栽培できるので、おすすめなんですが、自分に合う方法を選んで、是非おいしい野菜を育ててみてくださいね♪
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