自作の簡易ポータブルクーラーの効果と簡単な作り方!材料3つでDIY!

簡易ポータブルクーラー

暑くて寝苦しい夜が続いて、ぐったりしてきてるまあくんです。そんなとき、簡易ポータブルクーラーの自作が流行っていると聞いたのですぐに試してみたところ、驚くほど冷え冷えの空気が出てくるクーラーが作れちゃったので、今回は自作の簡易ポータブルクーラーの効果や作り方を紹介します!

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自作の簡易ポータブルクーラーとは

ポータブルクーラー(簡易クーラー)の写真

そもそも最近話題の「DIYのポータブルクーラー」とか「簡易クーラー」ってなあに?

って思った方の為に超簡単に解説しときますと、DIYで作る「簡易クーラー」「ポータブルクーラー」っていうのは、保冷剤を詰めた発泡スチロールのボックスに電動のファンを使って空気を送り込み、冷やされた空気をボックスから吹き出すという仕組みのクーラーです。

部屋全体の気温を下げる様な本格的な冷房効果はありませんが、クーラーと同じように室温よりも低い空気を吹き出すことができます。

簡易ポータブルクーラーのメリット

簡易ポータブルクーラー

でもって、この簡易ポータブルクーラーは普通のクーラーと比べてどんなところがいいのかというと、

  • 普通のクーラーより超安価
  • 電気代がほとんどかからない
  • 持ち運びができる

という3つが挙げられます。

普通のクーラーなら10万円以上しますが、簡易ポータブルクーラーならなんと2000円~4000円くらいで作ることができます。もう子どものお小遣いレベルで作れちゃうわけです。

しかも電気代がこれまた安くて、8時間くらい使ったとすると、かかる電気は電気代はたったの1円くらい
ひと月使っても30円くらいってことですね♪
物価高で何かと節約モードの今日この頃なので、電気代がほとんどかからないってのはとってもありがたいです。

さらにどこにでも自由に持ち運びができちゃうので、キャンプの時や子どもの夏休みの自由研究なんかで大活躍している様です。

DIYで簡易ポータブルクーラーが簡単に自作できた!

そんなワクワク感満点のポータブルクーラーですが、半信半疑ながらも面白そうだったので作ってみたら、ほんとにとっても簡単に作れちゃったんです。しかも涼しくて結構快適じゃないですか♪
子供だましかと思ってたんですが、大人ながらに嬉しくなっちゃいました(笑)。

というのも、僕の場合はマンションのベランダに室外機があるんですが、そこではメロンを育ててたり、メダカを飼っていたりするんです。

なので室外機の熱風がかからない様に、エアコンの利用は「しない」か「必要最小限」にしてるので、暑い夜に全然寝られなくて「暑さでぐったりしてきてた」というわけなんです。
なので、室外機のいらないエアコンがあると、めちゃくちゃありがたいんです♪

ちなみにポータブルエアコンの制作にかかった時間は約10分くらい。あっという間にできちゃいました。
材料3つとカッターナイフとマジックがあれば誰でもすぐに作れちゃうんです!

自作の簡易ポータブルクーラーの効果は?

そんなこといっても、冷却力はたいしたことないんじゃないの?
よくある気化熱を使った冷風扇とかと一緒で、ほんの~り涼しいかもってくらいじゃないの?

って思うところですが、これが意外としっかり冷却されてたんです!
結論としては、ポータブルクーラーの吹き出し口の温度は気温から約10度くらい低い空気出出てきます。

夏の外気温32℃

例えば猛暑日の昼間で、周囲の気温が33℃の時に試してみたら・・・

自作のポータブルクーラーで冷えた空気は24℃

ポータブルクーラーの吹き出し口の温度はなんと25℃!
8度くらい下がってますね。

自作のポータブルクーラーで20℃くらいまで下がった冷気

さらにポータブルクーラーの中に入れてる保冷剤の配置を工夫してみたら、31度の気温から20℃まで下げることもできました!

なんと11度も下がってます!もう冷えっ冷えです♪

部屋全体の室温を冷やすような効果はありませんが、出てくる風はとっても涼しくて気持ちがいいんです♪

僕は寝る時にベッドの足元から体に向かって冷気を吹き出して使ってるんですが、ちょうどベッドの上が涼しくなって快適に寝られるようになりました。

自作の簡易ポータブルクーラーの持続時間

そうそう、気になる持続時間ですが、保冷剤の量や性能、ファンの風量で大きく変わります。

何度か試してみたところ、温度を10℃くらい下げる効果があったのは3時間くらい、その後少しずつ温度が上がっていって効果がなくなったのが6時間後くらいのイメージです。

僕の場合は窓を開けたままの状態で寝る前に使っているので、寝始めがとっても涼しくて気持ちよく就寝、そこから簡易ポータブルクーラーはちょっとずつ弱くなっていくけど、外気温も下がっていくので寝冷えをすることもなく快適なまま朝を迎える。みたいに意外といい感じで使えてます♪

ポータブルクーラーの自作に必要なもの

ポータブルクーラーの自作に使う材料

それでは、「自分もポータブルクーラーを作ってみたい!」という方の為に、必要な材料や道具を紹介します。

蓋つきの発泡スチロールの箱

まず用意するのは本体となる蓋つきの発泡スチロールの箱です。必要な保冷剤が入り、無駄な空間ができないサイズががおすすめです。

自作のポータブルクーラーに最適な発泡スチロールの箱

僕は100サイズと呼ばれる内部の有効寸法が高さ200×奥行き213×幅283㎜で20リットルくらいのサイズをセレクトしました。

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ちなみにこのサイズだと、ダイソーの保冷剤の高さがちょうどいいくらいの高さになりました。

それから、発泡スチロールの箱自体は高価なものではありませんが、かさばるので送料が高くなる傾向があります。近くのホームセンターで購入する方が安く手に入る可能性が高いのでチェックしてみてくださいね。

USBで動く冷却ファン

USBのファン

空気を送り込むファンはUSBで動くパソコン用の冷却ファンを使いました。コンパクトで発泡スチロールの箱にピッタリ納まる上に、音が静かで風をたくさん送ることができるからです。

それから電源はUSBからで、スイッチで風量を3段階に調整することができます。

パソコンを自作する人以外には見慣れないアイテムだと思いますが、こちらはアマゾンなんかの通販で安く購入することができます。

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100円ショップのミニ扇風機を使う方もいらっしゃいますが、音がうるさくて風の量も多くないですし、デザイン的にもイマイチなので、費用対効果を考慮してセレクトすることをおすすめします。

保冷剤

200円の保冷剤

保冷剤は100円ショップのダイソーで大型のものを6個購入しました。
で、100円の普通のタイプと200円の保冷力の強いものがあって、どうしたらいいか分からなくて結構迷ったんです。
上の写真は200円でしっかり冷えて長持ちするハードタイプです。

100円の保冷剤

でもって、こちらは5時間くらいもつ普通のタイプ。

ネットで実際に使った方の情報をみても明確な違いがないとか、費用の違い程の効果が見込めないってかんじだったし、どうしようかな~と相当まよったんですが、結局両方のメリットが活かせるといいなと思って、3個づつ購入してみました。

そして、いまだに最適な保冷剤が分かってなかったりします(笑)。

ちなみに、200円の保冷力が強いものは100円の物より低い温度に冷やすことができ、長時間もちますが、逆に冷凍庫で凍らせるのにも時間がかかり、半日だと冷却しきれてない様子だったので、二種類混ぜて購入したのは意外と正解だったかもしれません。

カッターナイフ&マジック

あとは発泡スチロールの箱に穴をあけるために、カッターナイフとマジックを用意しましょう。どんなものでもOKです。

ポータブルクーラー(簡易クーラー)の作り方

それではいよいよ作り方の紹介です!

ファンのサイズを発泡スチロールの箱に書き写す

まずは発泡スチロールの側面にファンを取り付ける穴をあけます。

写真の様にファンを仮置きして周りをマジックで縁取りして、くりぬくサイズを発泡スチロールの箱にトレースします。
ファンよりも大きい穴になると、ファンが外れやすくなるので、ファンのサイズとぴったりか、ちょっと小さいくらいの穴になるようにトレースするのがおすすめです。

発泡スチロールの箱にファンを取り付ける穴をあける

続いてマジックの線に沿ってカッターナイフで発泡スチロールをくりぬきます。
なんか小学校の時の夏休みの工作みたいで楽しくなってきましたよ~♪

ギコギコカッターを動かすと綺麗に切れる

ちなみに、カッターは並行に動かすと写真の様に発泡スチロールが欠けて断面の見た目が悪くなるので、のこぎりを使う様にギコギコと押し込んだり引き抜いたりしながら切りましょう。断面を綺麗にすることができます。

発泡スチロールに穴をあける

カッターで切り終わったところをこうやって押し込んでやると・・・

穴が開いた発泡

綺麗にくりぬけました~!
今回は2つのファンを並べて配置するので、横長の穴にしてます。

発泡の箱にファンをはめ込む

ファンはこうやって1個ずつはめ込みます。ケーブルがちょうど発泡スチロール箱のくぼみ部分にきていい感じですね。

ファンをはめ込んだ様子

おおっ!奇跡的に2個ともピッタリとはまりました!
適当にくりぬいた割には、ゆるみやずれももなく、発泡スチロールの穴にジャストフィットしてます♪

発泡の箱に吹き出し口も開ける

あとは反対側に空気を吹き出すための穴をあけておきます。僕の場合は、発泡ボックスの窪んだ部分のデザインに合わせて小さめの穴にしておきました。

簡易クーラーの中に保冷剤を詰める

そして保冷剤を箱の中に入れれば、ポータブル簡易クーラーの完成です!
ほんとにめちゃくちゃ簡単に作れたでしょ(笑)。

ちなみに保冷剤の置き方で冷却効果が大きく変わるらしく、ネットにもいろんな情報が出てました。

箱の中を流れる空気が保冷剤に接する時間を長くするようにジグザグの経路になるように配置するとか、100均の皿立てをつかって等間隔に配置するとか、ほんとに多種多様な情報がでてましたが、結論としてはどうするのがベストなのか、絶対的な答えはまだ出ていないみたいです。

冷却力をアップする保冷剤の置き方

箱に保冷剤を詰める

そんな中、自分なりにいろいろ試してみて分かったことがあります!

それはファン吸い込んだ正面に向かい合う様に保冷力の強い保冷剤を置くってことです。
こうすると出口から出てくる空気の温度が10度くらい下がるので、是非試してみてください。
そのほかの部分の保冷剤については、空気が流れないデッドスペースができない様にさえしておけば、あまり効果の違いはない様でした。

簡易ポータブルクーラーを自分で作ってみよう!

というわけで、驚くほど簡単かつ安価に作れちゃう簡易ポータブルクーラーですが、使い方によってはとっても快適なエコライフにつながりますし、つくったり保冷剤の入れ方を工夫してみたりするのがめちゃくちゃ楽しいので、気になってる方がいらっしゃったら是非チャレンジしてみてください。きっと想像している以上に楽しめると思いますよ♪

役に立ってくれるといいな!まあくんのなんでもミニ情報!

モバイルバッテリーで使うとコンセント不要に

モバイルバッテリーでポータブルクーラーを可動

そうそう、伝え忘れてましたが、ポータブルクーラーはUSBファンの電気使用量がすごく小さいので、スマホ用のモバイルバッテリーなんかでも長時間可動させることが出来ちゃいます。

僕が試してみたところ、風量最大でも一晩余裕で持ちましたし、最弱だと3割、中だと5割くらいの使用量だったので、キャンプなんかの時に屋外で使いたいとか、コンセントのないところで使いたい方は活用してみてくださいね♪

簡易ポータブルクーラー

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