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マンションのベランダにブドウ棚を設置!1000円でできる作り方!

ブドウ棚は下の空間が使える

マンションのベランダでブドウを育ててるまあくんです。今までグリーンカーテン用のネットを利用してたんですが、日当たりがイマイチだったり栽培スペースを圧迫してたりするので、100均グッズをつかって本当のブドウ棚の形で作り直してみたらすごくいい感じになったので紹介します!

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マンションのベランダにぶどう棚を自分で作ろう

ブドウ棚代わりのグリーンネットが限界

グリーンネットに伸びてるブドウ

盆休みには超甘くておいしい実をつけてくれた瀬戸ジャイアンツ。マンションのベランダにポールを立てて、グリーンカーテン用のネットを張って育ててたんですが、枝が伸びまくりでそろそろ限界みたい。

根っとではブドウの枝を支えられない

縦横無人に枝やツルを絡ませてるんですが、もうどの枝がどうなってるのかわかりません。しかも枝が重くなってるので、ネットもあちこち引っ張られたり絡まったりしてブドウを誘引する役目が果たせなくなってます。

垂直より水平にしたいブドウ棚

ブドウの日陰で部屋が暗くなる

ところで普通のブドウ棚だったら水平にブドウの枝が広がっていくようになるんですが、このグリーンカーテン型のものだと垂直になります。

そして垂直型だといろいろデメリットがあることが分かりました。

  1. ブドウの葉が密生すると室内が暗くなる
  2. グリーンカーテンの上部半分は直射日光が当たらないので徒長する
  3. グリーンカーテンの外側のフラットな部分が利用できない

ブドウの葉が密生すると目隠し代わりにもなるし、葉っぱ越しのフレッシュグリーンの光がとっても綺麗で気に入ってたんですが、予想以上に室内を暗くしているらしく、観葉植物の生育が悪くなっちゃいました。

そして致命的なのがグリーンカーテンの上半分くらいの部分に直射日光が当たらなかったこと。マンションのベランダの庇の先端から60㎝くらい内側にグリーンカーテンを設置しているんですが、直射日光が当たらないとブドウが徒長してひょろひょろと伸びまくるんです。

当然そんなところにブドウの実はなりませんし、ツルが伸びるだけでいいことは何もありません。

やっぱりブドウ棚は垂直より水平にしないと!

というわけで、いわゆる一般的な水平にツルを伸ばせるブドウ棚に作り替えることにします!

100均道具でできる簡単なブドウ棚の作り方

ブドウ棚といっても、数万円もする木製の本格的な棚をベランダに設置するわけにはいきません。お金がないのもありますが、賃貸だと大家さんにしかられちゃいますもんね(笑)。

ぶどう棚づくりに必要な材料

園芸用の支柱

というわけで、今回は100円均一ショップにいって、誰でも入手できる道具で作ることにしました。これなら撤去したくなった時も気軽に処分できるのでとっても楽ですもんね。

1000円で購入してきたもの

  1. 園芸用支柱(太いやつ)120㎝ ×4本
  2. 園芸用支柱(細いやつ)70㎝ ×8本
  3. 園芸用結束バンド
  4. 上部そうな紐

どうでしょうこのシンプルな材料。材料の費用は総額でなんとたったの1080円という安さです♪

はっ!しまった!

『1000円でできる』といっておきながら消費税忘れてた!

ごめんなさい。税別価格表示ということでお願いします(笑)。

結束バンド

ちなみに結束バンドというのは写真のようなもので、プラスティックでできてて、簡単にものを結束(固定)することができる便利な道具です。140本も入ってて100円(税別)でした。

そうそう、支柱の太さは適当です。重要なのは長さで、欲しい長さのものを買おうとしたら、その太さのものしかなかっただけです。僕は100円ショップのセリアで購入したんですが、もし欲しい長さのものが販売されているなら同じ太さのものでOKです。

支柱の長さは以下を目安に購入しました。

  • ブドウ棚の幅が120㎝くらいにしたい
  • ブドウ棚の高さを70㎝くらいにしたい

 

支柱を組んで結束バンドで固定

支柱を結束バンドで固定

材料がそろったらまずは細い支柱を組み合わせてスタンドを作ります。

こうやって日本の支柱を組み合わせて結束バンドで固定して、さらに念をいれてもう一本でクロスするように結束バンドで縛って・・・

斜材で補強

こんな形にします。

左右の縦の支柱がいわゆる柱になって、横材が梁になります。

斜めに結束しているのは柱と梁の形が崩れないように補強するためです。

これを2セットつくってスタンドにします。

ブドウ棚は高さがポイント

そうそう、ブドウの棚は高さがとっても重要です。

高さを決める時に僕が重要視したポイントを挙げておきますね。

  1. 直射日光がしっかり当たる高さ
  2. 育てるときに手が届く高さ
  3. 邪魔にならない高さ

今回はベランダの手摺のフラットな部分の上にブドウ棚を設置したかったので、70㎝の支柱+ベランダの腰壁80㎝くらいで床からいうと150㎝くらいのところにブドウ棚を設置しました。

この高さならベランダの庇があってもブドウ棚の全面に直射日光があたりますし、育てるブドウの実がちょうど目線の高さくらいになるのですっごくメンテナンスがしやすいはずです。

ふふふっ!なんかすごく賢くなった気分です。

ベランダの手摺に支柱を固定

ベランダの手摺に紐で固定

スタンドができたらその柱になる部分を写真の様にベランダの手摺の柱に紐で固定します。

これまた100円均一ショップで購入した紐なんですが、結構おしゃれな感じで丈夫だったのでしっかりしばることができました。

もう一つのスタンドも同じようにしっかりと縛って固定します。

斜め材がぴったり

おおっ!形を保つために入れた斜材がちょうど手摺をよけてぴったりとはまりました!

我ながらうまく設計できたもんです。いや~、一級建築士になっといてよかったな~♪

 

なんてかっこつけてますが、完全に偶然です。

奇跡です。

ごめんなさい(笑)。

 

太めの横材を横に渡す

園芸用支柱を横材にする

スタンド部分が固定できたら120㎝の太い支柱をスタンドの横材に渡して固定します。

これを固定するまではスタンド部分がフラフラして不安定なので、スタンドが倒れないように注意しながら固定します。

支柱と横材の連結部分

ちょっとブドウの枝がじゃましてますが、一番手前に一本目の横材を固定することができました。続いてベランダ外側に向かって2番目、3番目と横材を固定していくわけですが・・・

ブドウの葉を押しのけながら支柱を固定

ぶ、ブドウの葉や枝が邪魔で固定しにくいよ~!!!

ブドウの葉や枝を一度どけて施工したかったんですが、枝が硬くて自由に取り廻せなかったので、現状を維持しながらブドウ棚を組むという至難の技をやってのけております。。。

邪魔になるブドウの葉

でもって絡みまくったブドウの枝をどかすのに悪戦苦闘しながら横材を固定すること約10分

なんとか横材を全部固定することができました~!

縦材と横材の結合部分

どうでしょう。ちゃんと結束バンドで固定できてるでしょ。
結束バンドだけで固定できるかわからなかったんですが、しっかりと引っ張って固定すると横滑りもほとんどしない状態でしっかり縛れました。

全部で4本の横材を固定したので、これでブドウの枝がいっぱい伸びてもしっかりと支えることができるはずです。

支柱の固定完了

ブドウのツタを絡ませる

ブドウを支柱に絡ませる

ブドウ棚ができたので、横材にブドウの枝を絡ませていきます。

緑色の茎をしているツルは簡単にクルクルと絡ませることができるんですが、茶色の固くなってる部分は木の枝みたいなものなので簡単に曲げることができません。

ヘタをすると折れてしまいそうなのでかなり気を遣いつつ、優しく枝の流れに合わせてブドウ棚に巻き付けてみました。

完成したブドウ棚

というわけで、まあくん特製、1000円で誰でも簡単にできるぶどう棚の完成で~す!

自分でいうのもなんですが、なんかかっこいしおしゃれ~♪

ベランダの中の大きな鉢に植えたブドウの枝が、腰壁の上のフラットな部分に組み立てたブドウ棚に伸びていってます。

見た目もすっきりしてるし、眺望も確保しつつ、ブドウの葉にお日様の光がしっかりと当たってます。う~ん、素晴らしい出来です。

ブドウ棚を上から見たところ

嬉しかったのでちょっと怖かったけどベランダの腰壁の上に登って上からブドウ棚を撮影してみました。ちゃんと支柱が固定されて棚になってて、ブドウが横に伸びててすっごくいい感じですね。

おっと、地上の人たちが小さく見えてて怖くなってきました(笑)。

不要な支枝を剪定

そうそう、枝を支柱に絡ませるときに、徒長してるつるや伸びたり分岐したりしすぎて訳が分からないくらい伸びてる支枝は全部剪定しておきました。

って、こんなにきっちゃったよ!

ちょっと剪定しすぎたかな!?

これも来年甘くておいしいブドウの実をつけるためです。枝をうまく制御することで立派な実をつくるので、大事なことなんです。

カットしたブドウで挿し木

といいつつ、もったいないしかわいそうなので、ブドウの枝は生け花風にベランダに生けておきました。これで根が出てくれれば挿し木にできるし一石二鳥です♪

水平型ブドウ棚のメリット

ブドウ棚は下の空間が使える

ブドウ棚が完成した後に気づいたんですが、ブドウを這わせる部分を垂直から水平に変えたことですごい大きなメリットがありました。

それはブドウ棚の下を自由に使うことができる様になったことです。

狭いベランダで野菜やお花を育てるときはとにかく場所が足りなくなりやすいんです。

トマトの様に枝が大きく広がるもの、メロンツルが伸びるものは栽培面積をとりますし、種まきをしたり培養液をつくったり、剪定したりするときも棚状の部分があるとすっごく作業がしやすくて快適なんです。

今回ブドウの棚を垂直に変えたおかげで使える平らな部分の面積が2倍になったので、野菜作りも2倍楽しめそうです♪

ブドウ棚を作るときのコツ

支柱は意外と丈夫

園芸用の支柱を使ってブドウ棚を作るときのコツは、

  • 形状を維持するための斜材の入れること
  • 結束バンドでしっかり固定すること

のふたつです。

写真を見てもらうと奥の方から手前に向かって斜材がはいっていますが、これは後から追加したものです。もし少しでも形が崩れそうだったら斜材や横材を増やして形を保てるように補強してあげましょう。

ブドウ棚のサイズはもちろん、使う支柱の強度や太さ、縛り方で形状の安定性は変わってくるので、自分でうまく補強してあげてくださいね。

台風でも飛ばないくらいしっかり固定しよう

そうそう、最後に補足しておきますが最近の台風は超強烈です。
絶対に吹っ飛んでいかないという保証はありませんので、念には念をいれてしっかり建物やベランダの手摺なんかに固定しておきましょう。

今回僕はほぼ結束バンドで固定しましたが、次の台風が来る前に安全対策をしようと思っています。

もしどこかのバンドが緩んだり切れたりして支柱がばらばらになってしまったとしても、支柱が飛んでいかないように全部の支柱を紐で縛っておけば安心なので、皆さんもそれぞれのベランダの状況に応じて自己責任でしっかり対策しておいてくださいね。

ベランダでも簡単にできちゃうぶどう棚

ぶどう棚の綺麗なブドウの葉

というわけで1000円(税別)で本当に素敵なブドウ棚ができちゃいました。

何かの本を読んだとかネットで作り方を調べたわけでもなく、思い付きで園芸用の支柱を組み合わせて組んだだけのシンプルな構成ですが、つくるのもワクワクして楽しかったし、出来上がりも予想以上にいい感じになりました。

このブログでは何度もいってますが、やればなんでもできちゃうもんなんですね。

私はすでに育っているブドウをそのまま維持しながら作業したので大変でしたが、新規なら30分くらいでつくれちゃうので、誰か商品化してくれたらいいのにな~なんて思っちゃいました。

強度がどれくらいあるのか、ブドウがちゃんと育つのかはまだわかりませんが、さらに瀬戸ジャイアンツを栽培してみて、結果がでたらまた記事で紹介するので楽しみにしててくださいね~♪

【2019.10.14追記】

 

ブドウの葉が茂ったブドウ棚

ブドウ棚を設置してから約1カ月。ブドウの葉がこんなに元気に茂ってきました~。

垂直タイプと違って、水平なブドウ棚は全面に光がまんべんなく当たるので枝が無駄に徒長することもなく、丈夫なしっかりとした枝に葉が密についてて、葉を透過する光がとっても綺麗。

強風が吹いても予想以上にしっかりしてたので、これならおいしい瀬戸ジャイアンツがいっぱい収穫できそうで楽しみです♪

 

 

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