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裁ほう上手で作るおしゃれなペンケースの作り方!誰でも簡単にできちゃうよ

裁ほう上手の手軽さと楽しさにすっかりはまってしまったまあくんです。前回試してみた裁ほう上手というボンドを使った小物づくり。なんだかすごくいろんなものが作れそうな気がしてきたので、本気でおしゃれなペンケースを作ってみました。というわけで今回は誰でも簡単にできちゃう裁ほう上手を使ったペンケースの作り方をご紹介!

裁ほう上手を使ったおしゃれなペンケースの作り方

こちらが今回使う布専用ボンド「裁ほう上手」です。
なんと針も糸も使わないで接着で縫物みたいなものが作れちゃうという優れもので、子どもの体操着用袋やお弁当用ポーチ、体操服の名札を付けたりするのに便利なんだそうです。
それから一度接着をすると普通の自宅での洗濯はもちろん、ドライクリーニングにだしても大丈夫なくらい強力な接着力で、縫ってるのと同じような強度が出るんだそうです。
なので、ズボンやスカートの裾上げにも大活躍してくれると評判みたい。
説明書によると、エコバックを作ったとしたら、中に2㎏くらいのものを入れても取っ手がとれないんくらいの強度だそうです。
このミシンはもちろん、針もいともいらないという裁ほう上手を試しにつかってみたら、予想以上に使いやすくて、いろんなものに使えそうな気がしてきたので今回はカッコイイオリジナルペンケースを作ってみます。

裁ほう上手の使い方の詳細や試しに使ってみた記事はこちら!
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風合い豊かで綺麗なバッカス生地を用意

そして今回カッコイイオリジナルペンケースを作るために用意した生地がこちら!
バッカス生地(酒袋布)と呼ばれる生地で、キャンバス生地をより丈夫にした感じで、生地の色の風合いが豊かなのが特長です。写真でも生地の表面の色が微妙な模様が入ってるのが分かりますよね。
私はこのおしゃれな生地が大好きなので、今回はこの写真の中のダークブラウンの生地を使ってペンケースを作り方を紹介しますね。

カットする線や折目の線を生地に書く

まずはバッカス生地を裏返し、カットするラインや折り目をつけるラインを描きます。
中に2本ペンを入れるのを前提にサイズを考えて、幅42㎜、長さ160㎜のサイズの仕上がりになるように四角をかき、その周りに接着するための縫い代ならぬのりしろを10㎜の幅でとりました。
それから蓋の部分は60㎜の長さを確保してます。

サイズの詳細はこんなかんじです。

あっ!それから線は布用のチャコペンがなかったので、白い色鉛筆を代用しました。
意外とくっきり線が書けたので、布施用のチャコペンがなくてもOKみたいですね。

線にそってはさみでバッカス生地を丁寧にカット

あとは線にそってはさみで丁寧に生地をカットします。バッカス生地は比較的しっかりしてるので、普通のはさみでも綺麗に切ることができますよ。

折り曲げたときに重なる部分を切り取る

生地の端っこは放っておくとほつれてきてしますので、折り返してあげるわけですが、その時生地が重なるコーナーの部分はこんな風にカットしておきます。
ちなみにちょっとわかりにくいかもしれませんが、上の写真はペンケースの口になる部分で、下の写真はペンケースの蓋になる部分です。

接着する前にのりしろに折り目を付ける

次はこんな風に生地を接着するときののりしろの部分を折り返します。今回は全部10ミリ幅ののりしろをとってるので、ぐるっと生地の周りを全部折り返していくことになります。

で、この折り目、生地を折り返して必死に抑えてもすぐに元通りになっちゃったりするのですが、こうやってアイロンを当ててあげるときれいに折り目を付けることができます。
スチームでもドライでもいいので、サッとアイロンをかけて綺麗に折り目をつけましょう。

生地を折り返すとこんな感じ

さっきのペンケースの口になる部分は生地を折り返すとこんな感じになります。
両サイドを折り返して最後に端っこを折り返すわけですね。事前に折り返しやすい様にコーナーをカットしておいたおかげで綺麗に折り返せました。

同じく蓋になる部分も両サイドを折り返してから端っこも折り返すと綺麗になりますよ。

そして写真だけではちょっと分かりにくいかもしれませんが、折り返しをつけた全体像はこんな感じになります。
細長い生地の両サイドをのりしろとして10ミリ折り返し、端は片方を10㎜、もう片方を30㎜のところで折り返して、最後に全体を半分に折ると、なんとなくペンケースみたいな形になってきたでしょ。

裁ほう上手で布を接着していきます

そしていよいよ裁ほう上手の登場です!
こうやって接着したい部分にチューブから接着剤を絞って塗っていきます。

裁ほう上手はチューブの先っちょが細くなってるので、細くボンドを出すことができ、こういう小さい部分に塗るときも安心感があります。木工用接着剤のセメダインとかだと、チューブを押してもないのに接着剤がドバドバでてきて困ることがありますが、裁ほう上手はそんなこともなく、必要な量だけ絞り出しやすいので細かい作業も安心ですね。

裁ほう上手をチューブから出した後はこうやって専用のヘラでボンドを伸ばします。
へらの先の部分がギザギザになっているので、サッとなぞれば綺麗な櫛目状にボンドを広げることができますよ。

ボンドを均一に薄く塗り広げられたらこうやって布を折り返して接着します。
本当は接着したい部分の両面に接着剤を塗って貼あわせるのが正しいやり方ですが、ここは布のほつれを防ぐために折り返すだけなので省力化の意味で片面だけ塗って接着しています。

蓋になる部分も接着するよ

蓋になる部分も同じ用意裁ほう上手のボンドを薄く伸ばしたら生地を折り返して接着します。

まだアイロンをあててないので乾いていませんが、この段階でも結構いい感じに接着されてるみたいですね。

※後で紹介しますが、ペンケースを閉めるゴム紐をペンケースと一体型にしたい方はこの段階で輪ゴム状にしたゴムひもを通した状態で接着しましょう。

ペンケースの口になる部分の折り返しをカットしておく

ここで、ペンケースの形に接着したときに口の部分が大きく開くようにのりしろの両側の部分を写真の様にカットしておきます。親指で開いているところですが、ここをカットしておかないと筆入れの口の部分が狭くなっちゃいます。
もちろん最初からカットしておいてもいいんですが、私はこの段階で気づいて慌てて追加でカットしました。
う~ん、結構行き当たりばったりなところが自分で作る楽しさっていうか、見てる方はハラハラさせられてスリル満点ですね(笑)。

ペンケースの形に布を接着します

蓋などの端の部分の接着ができたら、いよいよペンケースの形に生地本体を接着します。
写真の細長い生地の両サイドにあるのりしろの部分に接着剤を塗りますよ。

丁寧に裁ほう上手のボンドをライン上に絞り出していきます。
細長いところに長~くボンドを塗ることになるので、はみ出さない様に丁寧にボンドを伸ばしてくださいね。

ボンドをライン上に絞り出したら専用のヘラでボンドを『薄く均一に』伸ばします。
言葉でいうのは簡単ですが、もともと塗る部分が細い上に、ボンドで濡れると折り返していた生地が伸びてきたりするので、ここはほんとに慎重にかつ丁寧にボンドを広げてくださいね。
裁ほう上手を使ったペンケース作りでおそらく最大の難関ですが、逆に言えばここを綺麗にできればバッチリ素敵なペンケースが作れますよ。

ちなみにここを雑にすると、ペンケースに穴が開いたり接着剤がしみだして白く跡がのこったりするので気合をいれて塗り伸ばしてくださいね。

ボンドを塗り広げたら折り返して接着

ボンドを塗り広げたらこうやってのりしろの部分同士を張り合わせて接着します。
そ~っと優しく、そして大胆に(?)折り返して上から押さえます。
前回試作をしてることもあり、ボンドの塗り方や広げ方も慣れていたせいか、とってもきれいに貼り合わせることができました。

う~ん、我ながらいい感じにはりあわせられたな~♪

って、ボンドはみだしてるじゃん!!
自分は慣れてるから大丈夫みたいな感じで解説してたのに、よく見ると少しはみ出してました(笑)。
よくみるとボンドを塗りすぎたわけじゃなくて、のりしろの幅が片方だけ少し広かったみたいで、ずれたところのボンドが見えてるみたいですね。

裁ほう上手はアイロンで早く接着できるよ

ボンド同士を端合わせてペンケースの形になったら今度はアイロンをかけて接着剤を乾かします。
アイロンを使うと早く乾かせて接着できるのと、ぴしっとした綺麗な仕上がりになりますよ。

こうやって当て布をしてスチームなしの高温でアイロンを真上から15秒~20秒押し当てます。
このときに上手に仕上げるポイントがあって、アイロンは必ず真上から押し当てましょう。
間違ってもシャツにアイロンを当てるときの様にアイロンを滑らせて動かしちゃダメです!
アイロンを動かすと生地がずれて接着されてしまったり、ボンドがはみ出したりと、想定外の大惨事になります。
絶対、必ず、お願いだから、真上からぐっと押し付けてあげてくださいね(笑)。

それから裁ほう上手はアイロンがなくても接着可能です。一晩ほど乾かしてあげると強度も変わらないでしっかり接着できるので、アイロンを当てるのが面倒とか、子どもの工作で安全に作業したいという場合はアイロンなしでやりましょう。
逆に早く乾かしたいという方は私の様にアイロンを当てるとあっという間に接着できるので便利ですね。

アイロンをあてて、20秒ぐらい待つと熱が冷めて触っても大丈夫になるので、当て布をどかして様子を見てみましょう。
ふにゃふにゃしてた生地がぺったんこになってビシッと伸びてるのをみると、しっかり圧着できてるみたいですね。

接着したところは縫ってるみたいに綺麗

接着できた部分を詳しく見てみると、こんなに綺麗に張り合わせられてました~!
まるでミシンで縫ったみたいに綺麗にピッタリ引っ付いてますね。素晴らしい!

こちらはペンケースの口の部分。こういう端っこはきちんと接着しとかないと後から剥がれてきやすいので、しっかり接着できてるかよく確認しておきましょう。
それにしても張り合わせた側面が綺麗ですね。接着剤のつけ方もアイロンかけもうまくいったみたいで、今回はばっちり接着できてるみたいです。

ちなみにここは例のボンドが少しはみ出してる様にみえてたところですが、乾かしたらほとんどわからなくなったみたいですね。ボンド自体は乾く前も乾いた後も透明ですが、こういうダーク系の生地の場合は白っぽく光って見えるので、やっぱりはみ出さない様に丁寧に接着するのがポイントの様です。

ペンケースの口の部分も、途中生地ののりしろ部分に切り込みを入れるのに気づいたおかげで、ちゃんと開いていい感じに仕上がりました。
そうそう、このペンケースの口の端っこの部分とかは接着する前や後に生地がほつれて糸が出てきたりすることがありますが、でてきた糸ははさみでカットしてあげればOKです。

くっつかなくていいところがくっついてる

かなりいい感じに仕上がってる様にみえますが、実はペンケースの中身でくっつかなくてもいいところがくっついてました。こうやってペンケースをふくらましてみると、へこんだままのところがあります。どうやらのりしろだけでなく、本体までくっついてしまってるようですね。

こんな時は焦らなくてOKです。
中にペンを差しこんでぐりぐりすると、剥がすことができました。
裁ほう上手は強力な接着材あので、バッチリ接着されたところをはがすのは困難ですが、こんな風にちょっとはみ出して余計なところがくっついちゃった、ってくらいのレベルであれば後から剥がすことも可能なようです。

接着できたペンケースに試しにペンを2本いれてみると、緩すぎず、きつすぎず、なかなかいい感じに収まってくれて使いやすそうです。

裁ほう上手はゴムバンドは接着できません

最後の仕上げにアクセントになるゴムバンドを付けてあげます。これも裁ほう上手でつけたかったんですが、ゴムは裁縫上手では接着することができません。

※蓋部分の端を折り返すときにゴムバンドの輪を通しておくとペンケースと一体化できますよ。

ゴムバンドを付ければカッコイイペンケースの完成!

というわけで、接着はあきらめてアクセントカラーのゴムバンドを上から普通にはめれば、おしゃれでカッコイイペンケースの出来上がりです♪

不器用な私でも簡単につくることができたので、子どものための裁縫をするお母さんはもちろん、夏休みの工作や趣味の手芸なんかでも大活躍してくれそうですね。

裁ほう上手なら短時間で縫物ができちゃうよ

今回裁ほう上手をつかってペンケースをつくるのにかかった時間は約30分。
針と糸を使ってチクチク一針一針ぬってたらこんなに早く作ることは絶対不可能ですが、裁ほう上手を使えば短時間でこんなにカッコイイ筆入れをつくることができました。
短時間で綺麗にできるので、家事や仕事で忙しい方にもきっと役立ってくれると思いますよ♪

役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!

裁ほう上手にピッタリの生地は?

裁ほう上手は布ならたいてい綺麗で強力に接着できますが、薄い生地はボンドがしみだしてしまうので使わないほうがいいそうです。逆に裁ほう上手を使った裁縫(ものづくり)に向いているのは厚手のしっかりした生地のもの。つまりキャンバス生地(帆布)などが適していますが、今回使ったバッカス生地はなにより風合いがよくてデザイン性が高いので、どんな小物を作ってもかっこよく見える便利な生地です。裁ほう上手とも相性がいいみたいなので、なにか作ってみようと思った方は一度チェックしてみてくださいね♪

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