ホクホクして深みのある味の黒豆の枝豆にはまってるまあくんです。おいしい枝豆や豆ごはんが食べたくて、黒豆をプランターで育ててみたらすっごく楽しかったので、黒豆の栽培の方法やポイントなんかを詳しく紹介します。
- プランターで枝豆を育ててみたい
- 枝豆の栽培方法やポイントを知りたい
- どうせ育てるなら黒豆(黒大豆)を育てたい
- 枝豆栽培の様子やポイントを把握しておきたい
という方にきっと役に立つと思うので、是非参考にしてくださいね。
って、枝豆?黒豆、黒大豆?いろんな表現がでてきて違いが分からなくなってきた方もいらっしゃるんじゃないかと思うので、ちょっと整理しておきますね。
黒豆(黒大豆)とは?
今回栽培するのは「黒大豆」という品種の豆です。「黒豆」は黒大豆の通称で、正式名称が黒大豆ってわけですね。
普通の大豆と比べると、黒豆は色が黒いということだけでなく、よりホクホクしてて深みのある味わいがするのが特徴です。つまり、大人の味がするおいしい豆ってことですね(笑)。
枝豆と黒豆の違いは?
「枝豆」というのは豆が成熟する前に収穫したものの事をいいます。
ビールのおつまみとして欠かせない、あのさや付きの豆のことです。
つまり、「枝豆」は品種ではなくて、成熟する前に収穫したさや付きの豆の事を指します。
なので、
大豆を成熟する前に収穫すると「枝豆」
黒豆を成熟する前に収穫すると「黒枝豆」
と呼ばれます。
ちなみに正確な表現にすると、僕は「黒枝豆」と「黒豆ご飯」が食べたくて「黒大豆」の栽培にチャレンジした!って事になりますね。
黒豆の栽培時期
黒豆の種まきの時期は6月です。普通の野菜は4月前後が多く、少し遅れて種まきをすることになるので、畑やプランターなどの空きスペースを確保しておきましょう。
収穫時期は枝豆であれば10月頃、完熟した黒豆であれば11月頃が目安です。
黒豆(黒大豆)のプランター栽培記録
それでは実際に黒豆の栽培にチャレンジしてみた様子を振り返りつつ、育て方のポイントも詳しく紹介しますね。
黒豆の種まき
栽培に使った種は黒千石大豆という品種の黒大豆なんですが、一度絶滅しかかったことがあるので幻の大豆とも呼ばれてるそうです。
袋から出してみると、こんな黒い豆が出てきました。
ごく普通の見た目ですが、想像よりひと回り小さい感じでちょっとかわいいですね。
今回はベランダや軒下なんかでも育てられるようにプランターを使って栽培します。
そして、いつものように土を使わないでスポンジ水耕栽培で育ててみたいと思います。
※プランターやスポンジについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧くださいね。
栽培用のプランターにロックウールのキューブを敷き詰めて、水で湿らせたら種まきの準備完了です。
写真の様な感じで豆を3㎝間隔くらいでスポンジの上に置いていき、豆を上から指で押さえてスポンジの中に埋め込みます。
埋め込む深さは豆が見えなくなるくらいでOKです。
発芽率が75%くらいとのことなので、ちょっと多めに蒔いておきましょう。
このままだとスポンジの上に日光が当たって藻が生えてしまうので、100円ショップで購入したインテリアバーグという名前のウッドチップを敷き詰めておきます。こうするとよりおしゃれに見えるメリットもありますよ。
種まきができたら日当たりのよい場所に置いておきましょう。
僕は明るくて暖かい縁側に置いて発芽を待つことにしました。
おや?わが家のネコちゃんも黒豆の発芽が待ち遠しい様ですね(笑)。
黒豆の発芽
6月4日に種まきをしてから5日後。黒豆が発芽して、こんなにかわいい芽が出てきました~。
色と言い、形と言い、めちゃくちゃかわいいですね。今までいろんな野菜を育ててきましたが、こんなにかわいい発芽は初めてです♪
この段階から液体肥料ハイポネックスを500倍に薄めて毎日あげるようにします。
スポンジ水耕栽培の場合、タイミングを見て肥料をあげるのではなく、
毎日の水やり=液体肥料を薄めたものをあげる
というやり方でいいので、肥料を上げるタイミングや量に関する失敗がないってのがとっても楽なんですよ。
さらに4日後、双葉を広げて本葉が出てきました。なんだか空に向かって腕を広げてる子どもみたいに見えるのは僕だけでしょうか?
双葉がぶ厚いことをのぞくとメロンやかぼちゃの発芽の時の様子に似てる気もするな~。
その後本葉が広がり始めたんですが、なんと本葉も丸っこくて双葉と同じような形。この丸っこさがかわいくてたまりません。双葉が濃い緑色なのに対して、本葉は黄緑色のフレッシュな色をしているという違いはある様ですが、双葉と本葉の形がほぼ同じっていうのは珍しいですよね。
この段階で、あまりにも近くに生えている苗は間引いてあげましょう。僕の場合は5㎝くらいの間隔を目安に間引いてあげました。
ちなみに、間引いた苗を処分するのはかわいそうすぎたので、別途畑に植えたり、スタバのカップで栽培を継続しちゃいました(笑)。
種まきから2週間ほどたつと、茎が伸びてきてたくさん葉がつき始めました。日照が足りないと徒長してしまうので、ここからは屋外に出してできるだけ直射日光に当てるようにしてあげます。
種まきから25日目。順調に育った豆はこんなに大きくなってくれました~。
朝日が葉っぱを透過してキラキラ輝いて見えてて、とっても綺麗ですよね。
いつも話してることですが、なんだか見てるだけでこっちまで元気になるので、僕は朝起きて水やりをする時のこのキラキラタイムが大好きです♪
と、ここまで超順調&ワクワクしながら栽培してたわけですが、ここで恐ろしい強敵が現れます。
黒豆の害虫発生!
あれ!?葉っぱに穴が開いてる!
葉っぱに穴が何個も開いてたので、青虫にかじられたのかと思って葉っぱの裏を調べてみたんですが、どこにも虫は見当たりません。おかしいな~と思ってお茶を飲みながら豆を眺めていたら、いつものように小さくてかわいいバッタが飛んできて葉っぱの上にとまりました。
かわいいバッタさんこんにちは~。今日も来てくれたんですね。
誰かに黒豆の葉っぱをかじられたみたいなんだけど、犯人を知りませんか?
なんて心の中で話しかけながらスマホで黒豆の食害の犯人をしらべてみたら、オンブバッタという虫が豆の葉を好んでかじるとのこと。
・・・・
お前か~っ!!!
予想外の展開に驚きましたが、黒豆はこのかわいいオンブバッタがかじってしまうそうなので、見つけたら必ず追い返しましょう。僕の様に仲良くなってはいけません(笑)。
黒豆の栽培は強風に注意
そうそう、黒豆は予想以上に高く大きく成長してくるので、強風には注意が必要です。僕みたいに「プランター栽培だし、そんなに大きくならないだろう」なんて思って油断していると・・・
こんな大惨事が発生します。。。
枝が折れたり曲がったりしちゃうのはもちろん、ショックで心まで折れてしまうので、風で倒れない様に工夫したり大きいプランターを使うことをおすすめします。
ここでくじけてる場合じゃないので、気を取り直して折れたり曲がったりした枝を剪定して形を整えたうえで栽培を再開してみることに。なんかちょっとヘロヘロしてるけど大丈夫かな?
そんな心配をよそに、黒豆君は1週間ほどでこんなに元気に回復してくれました。
7月に入ると気温が上がるせいか成長が加速するみたいで、ぐんぐん成長してくれました。
そして7月16日ごろには、こんなに大きく成長してくれました~。
葉っぱもすごく密に茂って、グリーンのカーテンみたいに見えてとっても綺麗です♪
観葉植物としてもよさそうだななんて思いながら、お花見ならぬ「豆の葉見」を開催してしまいました。
黒豆の開花と結実
「豆の葉見」をやってたときに、こんな小さな花が咲いてるのに気づきました。
おおっ!黒豆がついに開花したみたいです!
初めて見たんですが、豆ってこんなにちっちゃい花が咲くんですね。薄紫の色が優しい感じです。
この後も黒豆は綺麗な緑の葉を茂らせ続け、次々と紫色の花を咲かせていきます。
このころになると毎朝の水やりだけでは足りなくなって、夕方にはカラカラに乾いてくるので、朝と夜の2回水やりをしてあげましょう。
その後は「あまり変化がないな~」なんて感じで見守りつつ毎日水やりをするんですが、はじめて花を見つけた日から1カ月くらいたった9月14日。小さい枝豆が実っていることに気づきました!
すごく葉っぱが茂ってたので全然気づきませんでしたが、葉っぱの陰で花が受粉して実がなっていたようです。
「枝豆だ~、枝豆だ~、枝豆ができてるよ♪」って満面の笑顔で喜びながら家族に報告しまくっちゃいました。
そしてさらに1カ月ほどだった10月21日。気温が下がってきたせいか、あんなに元気だった葉の色が変わってきました。
このまま枯れたらどうしようかと思いましたが、小さくて薄かった枝豆はぷっくりとした形に育って茶色くなってました。ふむふむ、これを収穫すると黒枝豆になるわけですね。
すぐにでも収穫して食べたいところですが、その後の成長も見たかったので、完熟の黒豆になるまで栽培を続けます。
でもってさらに2週間ほどたった11月4日。ついに黒豆が収穫できる状態になりました~。
っていうか、弾けてこぼれ始めてる豆もあったので、慌てて収穫したんですよ(笑)。
豆のさやから丁寧の豆を取り出すと、こんなに立派な黒豆を収穫することができました~♪
ちゃんと真っ黒に色づいた皮がついた豆になってくれてますね。
さやから豆を取り出すのって結構手間がかかるんですが、嬉しさの方が勝って楽しく作業できました。
嬉しくてたまらなかったので、すぐに黒豆ご飯を炊いてみました~!
ちょっと豆が多すぎる気がしないでもありませんが、惜しみなくたくさん豆の入ったごはんが炊けるのも大豊作のおかげですね。
食べてみると、豆のうまみがごはん全体にいきわたってて、おかわりしまくりになってしまうおいしさです。
普通の黒豆より一回り小さめサイズなので、ホクホク感はそうでもありませんでしたが、深みのある大人の味が全体に広がっていたことと、自分で育てた黒豆が食べられた嬉しさが重なって、ダブルのおいしさを楽しめました♪
実は間引いた苗を植えつけてた畑の方は黒豆がさらに大きく育ったて超ウルトラ大豊作で、さやから豆を取り出すのが大変なくらいだったんですが、こちらは母が手伝ってくれて農家さん並みの収穫をすることができました。
まめってすごいたくさん収穫できるもんなんですね。
黒豆をプランターで育ててみよう
というわけで、初めてチャレンジしてみた黒豆のプランター栽培ですが、大豊作&大成功でした!
強風とオンブバッタにさえ注意しておけば、簡単に育てることができることが分かりました。
そして何より嬉しかったのが、めちゃくちゃおいしい黒豆ご飯が炊けるってことです。
もちろん早めに収穫して枝豆として食べることもできるので、いろんな楽しみ方ができますね。
購入すると高価な黒豆ですが、自分で育てれば完全無農薬でたくさん収穫できちゃいます。
そして長期間保存もできるので、毎年定番メニューとして栽培していきたいと思います。
枝豆や豆ごはんが好きな方は、是非一度栽培してみてください。
きっと収穫も栽培もめいっぱい楽しめると思いますよ♪
役に立ってくれるといいな!まあくんのなんでもミニ情報!
黒豆の栽培は大きいプランターがおすすめ
今回初めてチャレンジしてみた黒豆の栽培ですが、思ってたよりもかなりでっかく成長したので、大きめのプランターをおすすめします。風邪で倒れる心配も減りますし、立派でおいしい黒豆がたくさん収穫できると思いますよ。
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