すくすく育つベランダ菜園の野菜を楽しんでるまあくんです。蒸し暑くなってくるころに心配になるのが野菜にやってくる虫。アブラムシやアオムシ、ハモグリバエなど様々なものがありますが、農薬を使わないで虫をシャットアウトする虫除けネットを試してみたので、その効果やおすすめの虫除けカバーをご紹介!
[toc]
ベランダ菜園の野菜につく虫の種類
ベランダ菜園で野菜を水耕栽培していると必ずやってくるのが虫です。秋まきの場合は虫はほぼ皆無ですが、春蒔きの場合、6月に入ると気温や湿度が上がるのに合わせてどこからともなくやってくるんです。家庭菜園では農薬は絶対使いたくないので、野菜がダメージを受けないように違う方法でしっかり予防したいですよね。
どんな虫がやってくるか代表的なものを紹介しておくと、次の3つが多いみたい。
爆発的に増えていくアブラムシ
まず最もポピュラーなのが皆さんご存知アブラムシ。いつのまにやら、そしてどこからかやってきて、綺麗に育った葉っぱの汁を吸っていきます。見た目も黄緑色のゴマみたいなかわいい感じの姿をしてますが、侮ると飛んでもないスピードで増殖して、葉っぱの裏にびっしり潜んでたりします。天敵のテントウムシを呼んでたらふく食べさせてあげたいところですが、そういうわけにはいきませんし、アブラムシはたくさん増えちゃうと意外と駆除がむずかしいんです。
そうそう、どこから発生してるのか気になって調べてみたところ、アブラムシは食べ物がなくなると羽の生えたアブラムシを生んで、飛んで移動してくるんですって!
なんとも器用な子作りですね。
葉っぱを食べちゃうアオムシ
続いて油断できないのがアオムシ。これまた綺麗な緑色でポヨンとしたフォルムをしてるので、「ま、一匹くらいいっか」って甘いことを言ってると、実は兄弟たちがいて、1週間ほどでレタスのプランターを全滅させるくらいの食いしん坊だったりします。
小学校の時に習ったと思いますが、青虫のおかあさんはモンシロチョウ。なので「あっ!ベンダにモンシロチョウが来てる~♪」なんて喜びながらインスタに写真をアップしてると卵をいっぱい産み付けられて大変なことになります。
ちなみに私は蝶がきてるのを喜んで、「野菜にも虫にも優しい菜園にしたい」なんて悠長なブログ記事を書いてるうちに野沢菜が全部食べられた経験ありです(笑)。
最低最悪のハモグリバエ
気づくのが遅れやすく、発生したら駆除するのがとっても難しいのがこいつ。ハモグリバエです。名前の通りレタスや小松菜なんかの葉の中に潜り込み、葉にトンネル状の穴をあけながら食い進むので、子どものいたずら書きの様な白い線を葉に残すのが特徴です。あんな薄い葉の間を食い進むなんて、信じられない器用さだな~、なんて感心してる場合じゃありません。
このあと葉の裏でさなぎになり、最終的にはちっこいハエみたいな成虫になって飛び始めるので、収穫できなくなるじゃん!という被害はもちろん、菜園の見ため的にもとっても迷惑な虫なんです。
仮に強力な農薬散布で撃退したとしても、食害された葉は元にもどりませんし、ハエみたいな小さい虫がぶんぶん飛ぶのはさらに不潔な感じがで嫌なので、見つけ次第、葉(もしくは株ごと)撤去しなければなりません!
基本的に飛んでくる虫が多い
そのほかにも野菜を食い荒らす虫は多種多様にいるそうなんですが、私は周囲に森などがないマンションで栽培していることもあり、実際に経験したのはさっきの3種類に加えてハダニくらい。
そして共通点はよそから飛んでくるって事の様です。
といくことは、彼らを防ぐ一番いい方法は農薬散布でもなければ虫除けハーブとかでもなく、飛んでくる虫を寄せ付けないってことですね。
ちなみに
基本的には水耕栽培のベランダ菜園で栽培する野菜は土を使わないので虫が発生しにくいのがメリットですが、発生するとリカバリーが難しいので、頭を悩ませてる方も多いみたい。
そこで、今回は虫の原因を断ち切れると話題の虫除けネットを試してみます!
虫を寄せ付けない虫よけカバー
でもって今回試してみたのがこちら。その名もすっぽり虫よけカバーです。虫除けのネットは様々なものが販売されていて、100円均一なんかでも見つけることができますが、プランターをすっぽり覆ったり取り外したりする事が簡単にできて、ネットの目が細かい商品はとっても少ないんです。
(実はこの前に何種類か購入してみたんですが、ネットだけで販売されてて野菜を覆うときに別途支柱がいるとか、目が粗くてアブラムシなどの小さい虫が入ってきそうなものとかばかりで効果がイマイチ。いろいろ試した結果、今回の専用ネットにたどり着いたってわけです。)
ちなみに水耕栽培のプランターはコンパクトなものが多いので、100均の洗濯ネットが有効という情報もありますし、実際にやってみたこともあるんですが、これまた見た目がイマイチな上に、かぶせたり外したりするときの作業性や支柱がないと野菜の上にのっかってしまって生育を妨げる事が多いので、今回は専用のフレーム付を選びました。
虫除けカバーのサイズ
今回購入した虫除けカバーのサイズは幅75㎝、奥行き40㎝、高さ60㎝なので、最大で写真のサイズのプランターまで対応することができます。水耕栽培だと、もっと小さい栽培容器を使うことが多いので、2・3個まとめて入れられそうですね。それから虫除けとして気になるネットの目の大きさは0.6㎜くらいなんですって。これなら小さいアブラムシも入ってこれませんね。
虫除けカバーの組み立て方
それでは早速組み立ててみます!
といっても作業はとっても簡単。ねじ回しやトンカチなどの道具は一切不要です。
まずは緑色の棒を接続パーツに差し込んでいくと・・・
こんなフレームができます。おおっ!なんかとっても簡単!力も要らないから女性や子供でも簡単にできちゃいますね。
続いてこんな風に上からでっかいネットをかぶせると・・・
ハイ!虫除けネットの完成です!
早すぎる&簡単すぎるで組み立てというより設置しただけって感じですね。
虫を寄せ付けない網目の細かさ
手をかざしてみると、目の大きさはこんな感じ。0.6㎜以下って書いてありましたけど、ほんとにすっごく目が小さいんです。家の窓についてる網戸なんかよりよっぽど目が小さいので、これならどんな虫も入ってこれないんじゃないかな~。
と思ってたら、意外なところに盲点が。カバーは上からかぶせてるだけなので、下はこんな感じであいてます。
むむ~。ほんとに大丈夫かなこれ?
カバーがめくりあがらない様にネットをフレームに固定するクリップがついていたので、隙間ができない様にしっかり固定しときました。
でもってこんな風に水耕栽培の栽培容器の上から虫除けネットを被せたら作業完了です!
ほんとに簡単で楽々ですね~♪
足元も隙間なくきっちりネットがかかってるので、虫もこっそり侵入したりできそうにないでしょ。これなら安心ですね。
※ベランダ菜園や台の上なんかで育てるときにはとっても便利ですが、土の上にプランターを置いて育てる場合は土から侵入してくる虫を防げないので注意してくださいね。
そうそう、補足しておくと、風で飛ばされないようにこんな固定バンドも付属されてました。我が家は風で飛びそうにないところに設置したのでつけませんでしたが、マンションのベランダは強い風が吹くこともあると思うので、飛ばされないように着けておくことをおすすめします。
虫除けネットの効果は?
こんな風にベランダの内側の棚の上に虫除けネットと栽培容器を設置して実際に水耕栽培でベビーリーフを育ててみました。
ベビーリーフはいつもと同じように元気に発芽してくれて
すくすくと育っていき・・・
なんかひょろひょろして色の薄い元気がない苗になりました~。
って、日光不足じゃん!!!
びっくりして確認してみたら、虫除けネットや栽培容器を設置した場所がベランダの内側で、夏場は直射日光が当たらない日陰部分だったんです。もともと日陰の上に、ネットが約30%日射しを遮るので光量不足になったんですね。
直射日光が当たる所に設置しよう
というわけで、お日様の光がしっかり当たるところに移設したらベビーリーフたちはすくすく元気に育つようになりました~。よかった~♪
もちろん虫も一匹もいません。いつもだったら夏場に現れるアブラムシやアオムシはもちろん、ほかの虫も全く発生していません。正直最初はネットの足元からこっそり新入してくる奴らがいるんじゃないかと疑ってましたが、そんなことはなかったので、やっぱり虫は「飛んでくる」のを防げば安心ってのはほんとみたいですね。
虫除けネットのおかげで、虫食いや虫害にあうことなく、綺麗で美味しい野菜をばっちり育てることができました♪
しかも虫除けネットの中で育てたベビーリーフはいつもよりさらに柔らかくて繊細な味がするので、直射日光で育てたのとは違う食感も楽しむことができたのも嬉しかったな~。
といわけで試してみた虫除けネットですが、しっかり直射日光があたるところに置かないと日照不足になってしまうという注意ポイントはありますが、それさえ気を付ければ飛んでくる様々な虫をしっかりガードして綺麗でおいしい野菜を作れる素敵なアイテムでした。
ベランダ菜園なんかで毎年虫がやってきて育ちが悪いとか、収穫できなくて困っている方がいらっしゃったら、一度試してみてくださいね♪
使わないときはばらして収納
そうそう、栽培時期が終わって不要になったらこんな風にばらしてコンパクトにもどせるので、かさばらずに収納できるのもいいところですね。
★今回紹介した虫除けネットの最新価格や情報はこちら!
役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!
虫除けネットは高さもチェック
様々な虫をシャットアウトしてくれる虫除けネットですが、購入するときはプランターに合ったサイズを選ぶのはもちろん、高さもよくチェックして購入してくださいね。
トマトやキュウリなど、支柱を立てて高く育てるものの場合は虫除けネットも高いものが必要になりますが、リーフレタスやバジルなんかの葉物野菜やハーブの場合はそんなに高くならないので、ネットの高さも低いものを選びましょう。大は小を兼ねるなんて考えてでっかいのを買うと、意外と圧迫感があってベランダが狭く感じたり、移動する時や水やりの時に扱いづらくなります。収納時もコンパクトな方がいいので、育てる野菜の高さにあったものを選びましょう。
★ちょっと高さが低くてコンパクトなタイプはこちら!
コメント
コメント一覧 (2件)
しまさんこんばんは〜。
カマキリさんやカエルさんが助けてくれるって、すごい素敵で楽しそうな菜園ですね(^^)
ハモグリバエやアブラムシなんかはねのけて、めいっぱい栽培を楽しんでくださいね〜(@^^)/
素敵な記事をありがとうございます。
これまで土耕栽培で、野草いっぱい、カエルやカマキリに助けてもらっていたのですが、転居でベランダしかないところに移る予定です。そこは近くのケヤキ並木から大量のアブラムシが、そしてハモグリバエもいっぱいなところで、ニンジンや菜っ葉が悲しいことになってました。
日当たりも良いところですので、ぜひやってみたいです。