水耕栽培で育ててるメロンの葉が突然枯れ始めて大ショックのまあくんです。病気や害虫を疑ってみましたが、メロンの葉が枯れ始めた理由はなんと猛暑でした!というわけで、今回は水耕栽培で超重要な夏の暑さ対策の方法を紹介します!
- 栽培しているメロンやトマトが突然枯れ始めた
- 葉が黄色くなったり縁が枯れ始めてる
- 病気や害虫ではないみたいで原因が不明
- 猛暑で暑い日がつつきそうだけど対策方法を知りたい
みたいなことで困ってる方にきっと役立つと思うので、是非参考にしてくださいね。
栽培中のメロンの葉が突然枯れちゃった
いつものように家庭菜園でメロンを育ててたまあくん。青々とした葉っぱが茂って順調に育ってたんですが、ある日突然しおれてきたと思ったら、そのまま全部枯れてしまいましたっ!
一瞬、何が起こったのかわからずに茫然となってしまいましたが、とにかく原因を確認します。
枯れた理由は病気や虫ではない
ところが、葉が枯れてしまった以外は異常が見当たりません。
病気にかかってる様子もないし、虫にかじられてる様子もないし。。。
メロンちゃんに一体何が起こったんでしょうか。原因が全然わかりません。
原因は猛暑による地面の温度上昇だった
枯れる前にやったことを振り返ってみると、地面にはってたツルを立体栽培にする為に蔓を支柱に誘引した事くらい。
あとは梅雨が明けて一気に暑くなったので、母が夕方だけでなく朝も水をたっぷりあげてくれてたことです。
特に問題はないのにな~?と思って枯れたメロンのツルを撤去しようとしたら、茎の根元がするっと抜けて、根っこがほとんどないことに気づきます。
おや?
土を掘り返してみると根っこがほとんど見当たりません。
根腐れして分解されちゃったんでしょうか。
はっ!
ひょっとしたらと思って地面の温度を測ってみると、なんと40度を超えてました!
どうやら原因は猛暑で地面の温度が一気に上がって、根がやられてしまったことみたいです。
- 猛暑で地面が一気に高温に
- ツルを支柱に誘引したから地面に直射日光が当たる
- 朝も水をやるから地温がより上がりやすくなる
という三拍子がそろった結果、地面は40度を越えてお風呂の中みたいな状態に。
高温で根が腐ってしまうのは容易に想像がつきます。
予想外の原因と枯れてしまったメロンにめちゃくちゃショックを受けつつも、なんとか気を取り直して今度はマンションのベランダで育ててる水耕栽培のメロンの栽培に注力しようと思ったまあくん。
雌花が咲いてないかな~?なんて思いながら様子をみてると。。。
水耕栽培のメロンにも異変が起こってました!
水耕栽培のメロンの葉が全体的に黄色くなり始めてる
青々と茂っていたメロンの葉が全体的に黄色くなり始めてます!
しかも若干葉がカサカサしてしおれ始めてる気もします。
こ、これは、枯れちゃったメロンの初期症状と同じじゃないですか!
おかしいと思ってメロンの栽培容器を調べようとすると、なんか変なにおいがします。。。
なんだこれ!?と思って恐る恐る栽培容器を開けてみると、なんと培養液が濁って臭くなってました!!!!
はうぅぅぅ~。おしゃれなメロンの水耕栽培をしてるつもりが、水が腐って嫌なにおいがしてるなんて、もう最悪です!!!
しかも根っこも傷んでるみたいで、色が変わってるし、嫌~なニオイがしています。
これはいかん!!!と思って慌てふためいて腐った水を捨てようとしたときに事件が起こります。
手がツルっと滑って栽培容器が床に落下。
そしてスローモーションの様な感じでバッシャー!っと足やズボンにかかる腐った水と広がるニオイ。。。
もう阿鼻叫喚の地獄に突き落とされるのでした。。。
でもそんなことでくじけてる場合じゃありませ~ん!
せっせと綺麗な水を注いで培地や根を洗い流し、容器もピカピカに洗って再度セッティングし直しました。
そしたら数日でメロンは元気な様子を取り戻してくれたので、なんとか助かったみたいです。
ほんとによかった~♪
メロンの葉が全部枯れる原因は猛暑による水温上昇
水耕栽培のメロンの葉が黄色くなったり、突然枯れ始めた原因は、ズバリ猛暑による水温の上昇です。
地球温暖化で夏の気温が異常に高くなってるので、水耕栽培の培養液がお湯みたいになって、根っこや水が傷んで腐敗。水を吸い上げられなくなって葉が黄色くなったり全部枯れていく。。。という仕組みの様です。
今回は初期症状で気づいたので助けることができましたが、手遅れになると助ける方法はないので、培養液が高温にならない様に事前に予防することが超重要ってことですね。
ちなみに、どれくらい温度が上がってるのか調べていたら、僕がいつも水耕栽培に使ってるプランターの培養液もお湯みたいになってましたし、断熱材が入ってる水耕栽培専用キットの容器も水温が40度くらいになってました!
日本の夏の猛暑おそるべしです。
念のため、直射日光が当たる床の温度を測ってみると、なんと50℃を突破して測定不能になってました!
そりゃ培養液がお湯みたいになっても仕方ないですよね。
ちなみに水耕栽培に適した培養液の温度は15~20℃といわれているので、とんでもない温度になってるってことです。温度が上がると培養液に溶け込む酸素の量が極端に減るので、それで根が窒息して腐っちゃうそうですよ。
ちなみに昨年までは、メロンの葉がワサワサと茂って影をつくってくれてたので、プランターに直射日光が当たるなんてことはなかったんです。でも、今年はのんびり育ててるうちに猛暑がやってきて、プランターや培地に超強力な直射日光が当たってしまったために、培養液がお湯になっちゃったってことですね。
水耕栽培に効果的な暑さ対策4選
このままほっといたらメロンが熱中症でご臨終してしまいそうなので、水耕栽培の培養液が高温になってしまわない様にすぐに対策をします。実際にやってみて効果が大きかったものを紹介しますね。
栽培容器に直射日光を当てない
猛暑対策で一番有効なのはずばり!培養液が入っているプランターに直射日光に当てないことです!
メロンの葉にはお日様の光をしっかり当ててかまわないので、培養液の入っているプランターは涼しい日陰に置きましょう。
直射日光に当たる場所だと50℃越えの熱を浴びることになりますが、日陰なら気温よりも温度が上がることはまずないので、根がダメージを受けにくくなります。
お金もかからず一番効果が高い方法ですが、葉には日光が当たるけどプランターには昼間の日光が当たらない位置をしっかり探す必要があるので、日当たりをよく観察してみてくださいね。
栽培プランターにアルミ遮熱シートを巻く
こちらはよく見かける方法ですが、プランターにアルミの遮熱シートを巻いちゃうのも効果があります。
100円ショップで販売されている発泡材付のアルミ遮熱シートで培養液の入ったプランターを丸ごとくるんであげましょう。
こんな風にアルミ断熱シートの上にプランターを載せて、シートを巻きつけてテープでとめるだけなので、5分もあれば簡単に作業できちゃいます。
こんな感じですね。
ちなみに、アルミ断熱シートを巻いても、直射日光が当たる場所だと水温は上がってしまう事があります。
正確に言うと、水温の上昇を完全に防ぐというよりは、上昇スピードを押さえるイメージです。
水耕栽培キットにも直射日光が当たって、表面を触ると「熱っ!」て感じで、中の水温も40度近くになってたので、
こうやって、そ~っとメロンのツルを持ち上げてアルミ遮熱シートをしきつめて・・・
側面にもアルミ遮熱シートを貼り付けたら効果抜群で、ばっちり温度が下がってました。
なんかキラキラして近未来の栽培キットみたいですね(笑)。
このアルミ遮熱シートを貼ると、表面を触っても「熱くな~い♪」。想像以上にこのキラキラに遮熱効果があるみたいです。
直射日光を遮る葉を茂らせるか物を置く
栽培容器の上に葉っをがワサワサと茂らせて天然の日陰をつくるのもとってもいい方法です。
葉には日光がしっかり当たるけど、栽培容器には当たらないという理想的な環境になりますし、お金もかからないので、この方法が一番自然でおすすめです。
それから意外と見逃してしまうのが栽培容器の側面に当たる直射日光です。上の写真の場合はプランターの南側に余ったプランター(緑色のやつです)を置いて白い栽培容器の側面に直射日光が当たらない様にしています。
バーグチップを敷き詰める
そ栽培容器の側面ではなく、培地や地面に当たる直射日光を防ぐ為には、バーグチップが有効です。
写真の様なウッドチップの事ですが、遮熱効果が高いのが特徴です。
直射日光が当たる表面の温度は50℃近くありましたが・・・
ウッドチップの下は30度くらいに抑えられています。
側面はアルミ遮熱シート、上面はウッドチップで遮熱すればばっちり温度上昇を防ぐことができてますね。
真夏のメロン栽培は遮熱をしっかりしよう!
というわけで、病気でも害虫の被害でもないのに夏場にメロンの葉が枯れ始めたら、まずは猛暑による水温の上昇を疑いましょう。葉っぱは立派に育ってても、根が腐って株自体が大変なことになってるかもしれません。
そんなことにならない様に、栽培容器の設置場所を工夫したり遮熱シートを貼ったりして水温上昇を防いで、元気な野菜を育ててくださいね♪
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