ベランダで瀬戸ジャイアンツを育ててるまあくんです。病気を乗り越えて元気いっぱいに成長中の瀬戸ジャイアンツのブドウ棚（グリーンカーテン）に超大型台風が直撃！最大瞬間風速60ｍの強風に備えて対策をしてみましたが、果たして無事に乗り越えられるのでしょうか？今回は台風の強風対策をご紹介！
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青々とした葉が茂った瀬戸ジャイアンツ
夏真っ盛りの8月15日。瀬戸ジャイアンツはうどん粉病や褐斑病らしき病気を乗り越えて、こんなに大きく成長しました～。もうびっしり葉が茂ってネットの隙間がないくらいです。
ネットの空きスペースがないので、ネットから離れて前へ前へと立体的に成長していってます。
厚みが出てるっていうか、全体のボリュームがでてきてますね。それにしても元気がいい植物の勢いってすごいですね。
部屋の中からみると、こんな風に生き生きとした瀬戸ジャイアンツの葉がグリーンのグラデーションを作ってとっても綺麗。この葉っぱを透過する光を見ながら朝食をいただくと、なんだかとってもすがすがしい気分になるんですよ♪
緑の力って素晴らしいな～。
超大型台風接近の情報が入る
ブドウのグリーンカーテンは暑い日差しを遮ってくれる効果もあるので、風鈴もたらしたりして夏を楽しくすごしてた９月の頭ごろ。天気予報で超大型台風21号の情報が入りました。
沖縄のはるか南にとんでもなく巨大な勢力をもった台風が発生して日本に向かってるとのこと。
発表時間によって数値は変化してましたが、中心気圧950hPa、最大瞬間風速50～60ｍ/sという近年まれにみる勢力をもった台風で、強い勢力のままやってきそうとのこと。
でも大丈夫！ベランダ菜園の水耕栽培野菜は室内に取り入れることができるから安心なのさ！
なんて思って水やりをしてたら、あることに気づきました。
瀬戸ジャイアンツのブドウ棚は動かせない
げげっ！
瀬戸ジャイアンツは水耕栽培じゃなくて、鉢植え＆ぶどう棚（グリーンカーテン）で育ててるんでした！
しかも、大きく育てるためにプランターは特大サイズで土もいっぱい入ってます。
よりによって、一番大事にして数年がかりで育てようとしてる瀬戸ジャイアンツが台風にさらされることになるなんて・・・
こ、これはこの場所でなんとかするしかありませ～ん！
台風の強風対策の方法
というわけで、台風が近づいてくる前に強風対策を慌てて実施することに。
まず最初にやったのは剪定です。可能な限り枝や葉を剪定しちゃいます！
理由は強風を受ける面積を減らして風をやり過ごすため。茂ったままだとフルに強風を受けて吹き飛ばされてしまう可能性があるので、風を受け流せるように身軽にしておくわけです。
太くて元気に育ってる主枝を残して、脇に枝分かれしている小さい枝や、生育がほかに比べて遅いとか、新芽が出ていないこれ以上成長しそうにない枝はバッサリカットしていきます。
もともとブドウ棚の仕立て方として、主枝以外の枝は剪定するのがいいようなので、ブドウを大きく育てるための仕立てと、強風対策が同時にできて一石二鳥です。
結構複雑に絡んだ枝を根元から追いかけながら確認して不要な枝を選定すること15分。普通ならせっかく育った瀬戸ジャイアンツがもったいなくて大胆な剪定はできませんが、「台風で吹き飛ばされない様に」と考えて剪定したら、こんなに大胆に剪定することができちゃいました！
自分でも驚きましたが、背に腹は代えられないってやつかもしれませんね。
ちなみに、ブドウのつるがあまりにも複雑に絡んで伸びてたので、切っちゃいけない枝まで切って別の意味でも驚いて一瞬声もでなくなりましたが、これも台風対策のためです！
ブドウに「ごめんなさい」と謝りつつ次の工程へ。
続いてやった対策はネットから離れてベランダの腰壁上や外側に長く伸びたツルをベランダの腰壁の内側に入れること。これまたツルが絡んでてちょっと大変でしたが、絡んでるツルを全部切って、１本ずつ枝を独立させてからベランダの内側にたらしておきました。
予想以上の強風が瀬戸ジャイアンツを襲う
そしていよいよ台風21号が近畿に上陸した９月３日。それまでただの曇りだった天気が午後１時くらいから突如こんな土砂降りの大雨に。
台風は中心から東側で強風が吹くといわれているんですが、今回はまさにその状態。一体どうなるのかな～。
土砂降りの雨に驚いて様子をみてたら、今度はすごい風が吹き始めました。
強風っていうと、ビュービュー吹くイメージですが、今回の風はちょっと違います。
ベランダに突風が吹きまくる
ビューーーーーーーーーーーーッ！
っていう風の途中でバフッ、バフッって感じで空気大砲が連続して飛んでくる様に、窓ガラスがバンバン叩かれてるみたいな感じで吹いてくるんです。
もう窓が揺れてるのが分かるくらいの風なんです。
当然ネットに張り巡らされたブドウの枝や葉もすんごい状態に。
この風はやばすぎる！
このままじゃネットごと吹き飛ばされちゃう！
目の前で強風にいたぶられる瀬戸ジャイアンツのピンチをみて居ても立っても居られなくなった私は、ベランダに飛び出して瀬戸ジャイアンツのブドウ棚のポールを支えます。それからビロビロになってる枝を風が当たらないところに移動したりと応急処置もして・・・
自分もブドウも暴風雨に襲われる
そうこうしてたら、風はさらに強さを増して、雨も吹き込んできてマジですごいことに。
うわああああ～っ！
目を開けてるのもきついくらいの風と雨が吹き荒れます。
しかもベランダの外の様子をみてみると、上空を段ボールや板切れみたいなのが飛び交い始めるじゃないですか！
このままじゃ飛来物の直撃を受けるかもしれないし、自分まで吹き飛んでしまうかもしれない。。。
冗談じゃなく、マジでそんな恐怖を感じて、あえなく室内へ撤退するのでした。
その後は窓ガラスが割れるかもしれないのでカーテンを閉めてドキドキしながら室内で待機したわけですが、その間も瀬戸ジャイアンツが気がかりで仕方ありません。
台風襲来時の映像はこちら
（これでもまだ風が吹き始めた序盤の様子なんですよ。最もやばかった時はほんとに怖くて窓に近づけませんでした。）
台風通過後の瀬戸ジャイアンツの様子は？
そんなこんなで不安いっぱいの眠れない夜を過ごして翌朝。もうすでに吹き飛んじゃってるんじゃないかと心配しながらベランダに出てみると、瀬戸ジャイアンツはなんとか生き残っててくれました～♪
もちろん、全くの無事だったわけじゃなくて、枝やツルはビロビロのぐったり状態。ネットもだいぶずり落ちてきてましたし、葉もぐちゃぐちゃです。こんな風に枝が絡んで訳の分からない状態になってたり・・・
葉がズタズタに破れてしまってるものもいっぱいありました。
あの大変な暴風雨の中で、よく耐え抜いてくれたもんです。
「お前は偉い！よく頑張ったな～。」
と褒めてねぎらってあげたいくらいです。
とんでもない台風被害がでてた
ところで我が家の瀬戸ジャイアンツはなんとか台風の強風をのりきれたわけですが、街は大変なことになってました。
公園や道路わきの大きな街路樹が根から引っこ抜かれたみたいにバタバタ倒れて道路をふさいでるし、バス停の屋根や看板が吹き飛んでます。
どうやら信号や道路標識が曲がっちゃうほどの強風だったみたいで、ほかにも電柱が倒れたり電線が切れて停電してたりと大騒ぎだったんですよ。
我が家の瀬戸ジャイアンツはほんとにすごい苦難を乗り越えたんだな～。
傷んだ葉や枝を撤去して仕立てなおす
今後の成長を考えて、もつれた枝を丁寧にほぐしてやり、ダメージが大きい葉や枝は再度剪定。風で下にずれてしまったネットを綺麗に張りなおし、ブドウの枝を丁寧に絡ませて仕立てなおしておきました。
またこんなに枝を切っちゃったので、この後ちゃんと育ってくれるか心配だな～。
瀬戸ジャイアンツは強く逞しく成長してるよ
そんな私の心配をよそに、２週間もすると、瀬戸ジャイアンツは再び元気に成長をしていき、こんなに生い茂ってくるまでに快復してくれました。
特に新芽や若葉の元気さが半端じゃないんです。綺麗な黄緑色のツヤツヤした葉や枝をみてたら、「この瀬戸ジャイアンツなら、どんな台風や強風が来ても負けたりしないんじゃないかな」って感じがしてくると同時に、「自分も瀬戸ジャイアンツに負けないくらい頑張りたいな」って思っちゃいました。
うちの瀬戸ジャイアンツはオリンピック選手のように人に感動や元気を与えてくれるくらいすごいブドウなのかもしれませんね(笑)。
瀬戸ジャイアンツの台風対策まとめ
というわけで超大型台風の恐ろしいくらいの強風を無事に乗り越えてくれた瀬戸ジャイアンツ。
実際に経験して分かった台風対策で大事だったポイントは以下のふたつです。
- 台風到来前にできるだけ剪定する
- 台風後に丁寧に仕立て直す
- 自分は安全な室内で待機
シンプルすぎて「それだけ？」って思われるかもしれませんが、私は実際にこの方法でかつてないほどの大型台風を乗り切ることができました。
それから、ブドウがどんなにかわいくても、まずは自分の身を守ることを第一に考えましょう。僕みたいに無謀なことをするとケガしちゃうかもしれないのでくれぐれも気を付けてくださいね。
これから台風がたくさんやってくる季節ですし、異常気象が続く今日この頃。これからも天気予報に注意を払いつつ、しっかり対策して立派な瀬戸ジャイアンツのブドウができるまで育てていきたいと思いま～す♪
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