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スポンジだけで野菜の水耕栽培してみた!最適な培地を求めて比較実験!

なにかと新しいことにトライしてみたくなるまあくんです。マンションのベランダで土を使わないで野菜の家庭菜園を楽しんでるんですが、その培地をスポンジだけにできないか試してみました。普通のスポンジだけでなく野菜の水耕栽培専用のマットなんかも試してみたので、その様子も合わせてご紹介!

土を使わないで野菜の家庭菜園をやってます

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こちらはベランダ家庭菜園で育てたリーフレタスやレモンバーム。水耕栽培のやり方を取り入れて、土を使わないで育てています。食器の水洗い後の水切りカゴを利用してやってるんですが、簡単に育てられてとっても楽しいんですよ。

野菜の培地をスポンジだけにできないかな?

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ところで水耕栽培といえば土を使わないで栽培するのが普通ですが、私の場合は野菜工場などで行われるほんとの水耕栽培と違って苗や野菜の株が倒れないようにする目的や、根に酸素を供給するという目的で、ヤシの繊維でできた「魔法の土」をちょっぴり使っています。
魔法の土というのは私が勝手に命名したんですが、このヤシの繊維は見た目は土っぽいけど、土ではなくて、虫や病気もついてなくて衛生的な上に燃えるゴミとして処分できちゃうという、マンションでの野菜の栽培に役立つすぐれものなんです。

でもって、この魔法の土を使うと立派なレタスやトマトなどの野菜がいっぱい育てられるわけなんですが、ある日、ひょっとしたらこの魔法の土もつかわないで、スポンジだけで野菜を育てられるんじゃないかな?なんて思い始めました。

野菜の栽培用スポンジ培地とか水耕栽培用マットを発見!

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でもってネットで調べてみたら、あるじゃないですか~。こんなものが。
野菜栽培のために作られた培地用のスポンジや水耕栽培専用の外国製の定植用のスラブマットを発見しちゃいました。
世の中にはいろあるもんですね~。ちょっとウキウキしてきたので早速楽天で購入!

水耕栽培の培地用スポンジ

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そして届いたのがこちら。まずは一般的な水耕栽培の培地用スポンジです。
写真の様に2.5センチ角のキューブが引っ付いた板状の形になっていて、キューブの中央には切れ込みが入ってます。この切れ込み部分に種を蒔いて発芽させるようですね。
数えてみると一枚のマットにこのキューブが300個分ありました。

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培地のキューブを1個切り取ってみるとこんな感じです。材質はいわゆる食器洗い用のスポンジと同じものの様で、キューブの中心に切れ目が入っていること以外は何の変哲もないスポンジですね(笑)。
以前私は食器洗いスポンジをカッターでキューブ状にカットしてそれに種まきをしてたんですが、こんな便利なものがあるならもっと早く使えばよかったな~。

野菜の水耕栽培専用のマット Sure To Gwow Slab-8

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こちらは外国製の水耕栽培用のスラブ(マットみたいなものです。)で通気性や水分保持力が野菜の栽培に最適らしく、雑菌の繁殖を抑えたり病気になりにくい特徴があるのだとか。
水耕栽培専用のマットで外国製、そして「次世代培地」という言葉を読んで、なんだかすごい期待できそうな気がしたので購入してみました。
それにしてもパッケージが英語で書いてあるので、全然意味が分かりませんね(笑)。

2017年4月17日更新
この栽培用マットは現在売り切れが続いている上に、販売が終了するみたいです。
他にも同じメーカーでロックウール製のものが取扱われていますが、まだ実験したことがないのでうまく育つか不明です。間違って購入しないように気を付けてくださいね。

Sure To Grow Slabの培地ってどんなもの?

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届いたパッケージをあけてみるとこんな真っ白でボリューミーな塊がでてきました。
スポンジというよりは綿菓子というか、建築の断熱材として使われるロックルールみたいですが、触ってもチクチクしたりしなくて布団の中綿みたいな感じです。Sure To Grow Slab-8という名前で販売されてて、定植用だけでなく、移植用とかいろいろ種類があるみたいです。

培地用スポンジとSure To Grow Slabを比較してみると

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培地用スポンジとSure To Grow Slab(名前が長いので以下グロウスラブって呼びますね。)を比較してみると、まず厚みが全然違います。グロウスラブはスポンジの3倍くらいありますね。それからスポンジの方は形がきりっとしてて、スラブの方は布団の中綿みたいな感じです。

スポンジや定植スラブの培地の価格は?

それから気になるのが価格ですが、培地用の300株分のスポンジが350~500円くらい。
定植スラブSure To Grow Slab-8という8インチサイズのものが1500~1620円です。

サイズが違うので、このままの価格では比較できませんが、私が水耕栽培用に使ってる食器の水切りトレーに敷いてみると、スポンジだと3トレー分、スラブだと8トレー分くらいなので、1トレーあたりに価格はスポンジが150円くらい、グロウスラブが200円くらいになります。
グロウスラブはサイズが大きいので高価に感じたのですが、1トレーあたりに換算すると似たような価格ですね。

さて、一通り培地の比較をしたところで、いよいよ種まきをして、野菜の生育の違いを比較してみます!

水耕栽培用に食器の水切りトレーを用意

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まず用意したのは100円均一ショップで購入した食器用の水切りトレー。外のトレーと中の水切りカゴの両方を使います。

水切りカゴの中に培地用スポンジマットを敷く

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まずはスポンジの培地をトレーに敷き込みます。
トレーのサイズに合わせてスポンジの切れ目を手で割きます。
ほんとに偶然なんですが、適当にあわせてみたら、300個のスポンジマットを3等分すると、ちょうどトレーにみったりでした。切るのもカッターとか不要でサイズもピッタリなんて、とってもお手軽で嬉しいな~♪

グロウスラブもトレーに敷き込む

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続いてグロウスラブの方ですが、こちらは切れ目がなかったのではさみでトレーに合わせてカットすることに。こんな感じでキッチンバサミでカットしたら、ちょっともこもこして切りにくい感じもありましたが、普通にカットすることができました。

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ただ、水切りトレーに敷いてみると、あまりの厚みにトレーからはみ出すくらいだったので、厚みを半分に割いて使うことに。写真の様に手で割くと簡単に半分にすることができました。手でちぎるだけなので、若干厚みに凸凹がでましたが、小さいことは気にしません(笑)。

野菜の培地に水をたっぷり含ませる

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次は培地に水をたっぷりと含ませていきます。写真の様にペットボトルで水をそそいだら、スポンジ培地ややグロウスラブを手のひらで押さえて水をしっかりとしみこませていきます。wc2016au-algae-sponge17

どっちかというとスポンジは水がしみこみにくく、全体的に押さえつけて吸水させないと浮いてきちゃう感じで、グロウスラブはある程度抑えると勝手に吸水していくイメージでした。
この辺りの水の含み具合の違いが今後野菜の成長にどんな影響を及ぼすのか気になるところです。

今回成長の様子を比較する野菜の種

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今回試してみるのはこちらの野菜の種。リーフレタスにベビーリーフ、みつばにイタリアンパセリで比較してみます。みつばやレタスの種は去年のものなので、ちょっと発芽率が落ちる可能性もありますが、多めに種まきすれば大丈夫でしょう。

ピンセットで丁寧に野菜の種を培地に蒔く

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種がとっても小さいのでピンセットを使って濡れた培地の上に種を丁寧に蒔いていきます。
それにしてもレタスの種ってちっちゃくて細すぎですね。手が震えます。。。

種の保湿のためにトイレットペーパーを掛ける

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このままだと種が湿った状態を維持できずに乾いてしまうかもしれないので、上からトイレットペーパーをかぶせます。こうすれば、種は保水されますし、芽が出たらトイレットペーパーをつき破って発芽できるので、土をかぶせる代わりというわけです。

スポンジ培地の方も切れ目に種を蒔く

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続いてスポンジ培地の方も種を蒔きますが、こちらはスポンジの切れ目に種を挟んでいくだけです。普通に種をまけば、写真の様に完璧な等間隔で綺麗に種まきをすることができるので、なんだかとっても気持ちいい!
いや~、手軽に綺麗にできるってのはこんなに気持ちがいいものなんですね~。
そして、スポンジの切れ目に種を挟み込んでいるので、上からトイレットペーパーをかけなくても保水された状態になってくれるのも嬉しいポイントです。

こうして同じように種まきをしたら、あとは直射日光の当たらない場所にトレーを置いて発芽や成長の様子を観察します。

数日後にちっこい芽が発芽したよ!

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9月7日に種蒔きをしてから5日後。朝バルコニーに出てみるとスポンジ培地の方にこんなにかわいい芽がでてました~♪
ちっちゃい双葉が元気にピヨッと覗いてる様子はとってもかわいくて何とも言えませんね。

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グロウスラブの方もみてみると、こちらもしっかり発芽してます。
トイレットペーパーを突き破って双葉が力強く葉を広げてる様子を見てるとこっちまで元気になってきいますね。

スポンジだけで土を使わなくても発芽はできる

というわけで、スポンジ培地もグロウスラブも元気に発芽してくれました。
振り返って比較しても、種蒔きの作業のしやすさや発芽の様子、価格など、スポンジ培地もグロウスラブも大きな差はなさそうです。
しいて言えば、スポンジ培地の方が発芽率が低い様な気もしますが、種の当たりはずれもあるでしょうし、上にトイレットペーパーをかぶせるかどうかの違いもあったと思うので、培地の違いとしてはそんなに大きなものではなさそうです。

この後ふたつの培地でどんな違いがでるのか、そしてスポンジ系培地だけで立派な野菜を作ることができるのか?
引き続きドキドキワクワクの栽培の様子を紹介していきます。
野菜の水耕栽培が少しでも身近になってみんなが楽しむことができたら、きっとみんなの暮らしがちょっぴりおしゃれになると思いますので、次回もお楽しみに~♪

役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!

種を保水するトイレットペーパーが粘り強いときは

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スポンジ系培地の上に種を蒔いたときに保水をするためにかぶせるトイレットペーパーですが、たまにダブルの紙だったり、水に溶けにくい紙だったりして、写真の様に発芽してるのにトイレットペーパーが覆いかぶさったまま芽が突き破れないで苦しそうにしている時があります。

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こんな時は粘り強いトイレットペーパーをそっと取り除いてあげましょう。
ほっとくと発芽した芽や葉の部分が傷んでダメになってしまうので、様子を見守りつつ、ピンチだったら手助けしてあげてくださいね。

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