どんなに仕事が忙しくてもメロンのお世話は欠かさないまあくんです。ところがベランダ菜園のメロンが病気になったのか、急にメロンの葉がしおれて枯れ始めました!昨日までは元気だったのに一体どうしたんでしょうか?今回はメロンの葉が急にしおれて枯れていく病気の原因と対策を紹介します!
栽培中のメロンの葉が急にしおれだした
ある休日のランチタイム。
あれっ!? メ、メロンの葉がしおれてきてる!!!
きゃああああ~!水切れさせちゃった~!
と大慌てでベランダにでてみると、貯水槽の水はまだまだいっぱい入ってて問題はなさそうです。
ほよよ?
じゃあなんでこんなことになってるのかな?
というのも、つい昨日の朝まではこんな感じで葉っぱは元気いっぱいだったんです。
今朝水やりをした時も特に異常は感じなかったし、一体どうしたのかな~。
しかもよく見ると、葉がしおれてきてるのはどうやら1本だけみたい。
写真には写ってませんが、残りの3本は元気いっぱいのままで、プランターの向こう側(ベランダの外側)にぐんぐん伸びていってました。
急にメロンを枯らせる病気の原因
メロンがよくかかる病気としてはうどん粉病があります。葉っぱの表面に白い粉がついたみたいになって、長期間放置しとくと枯れちゃう病気ですが、こんな風に急に葉がしおれていくことはないので、今回はうどん粉病ではないようです。
ああっ!せっかく開いてた花まで枯れてる(涙)。。。
症状をよく確認してみると、ある1本のツルだけ、すべての葉っぱがしおれてて、ぐったりしてるだけじゃなくてすでに乾燥して枯れ始めてるものまである状態。
しかも一部じゃなくて、根元から先っちょまで全部の葉がやられてるみたい。
これはひょっとして、茎が根元で折れちゃってるんじゃないかな?
そう思って茎の根元をみてみると・・・
なんじゃこりゃ~っ!!!
メ、メロンの茎が大変なことになってます!
もういろいろ大変なことになってて、どれから説明したらいいかわかりませんが、ぱっと見で異常事態になってることは間違いありません。
だって、普段だったら緑色の綺麗な茎なのに、樹木の幹みたいにごつごつとした固そうか感じになって、色も変わってしまってます。
それからなんか茎がねじれまくった上に裂けちゃってるみたいだし、見た目はもう完全にバイオハザード発生です!(>_<)
そして何より「やばい状態になってるよ」って感じをだしてるのが、裂け目から出てる血というかヤニというか、樹液みたいなものです。
ほんとに出血して固まった血がついてるのかと思って、一瞬ゾッとしましたが、どうやら樹液の様です。
根元の茎が裂けちゃってそこから樹液が漏れちゃってたら、そりゃ葉っぱもしおれちゃいますよね。
原因はツル割病という恐ろしい病気
原因が分かったので調べてみたら、なんと『つる割れ病』という恐ろしい病気でした。
メロンやウリがかかることが多いらしく、聞いたこともないようなややこしい名前の病原菌が原因でおこるんですって。
メロンの株がこの病原菌に侵されると、茎が褐色になり、さらには根っこにまで広がって根も褐色になって水を吸い上げられなくなり、葉や茎が徐々に枯れていくんだそうです。
茎が裂けて樹液みたいなものが出てくる症状が出た時にはもうすでに手遅れで、助けることはできないみたい。
そしてなにより怖いのが培地に病原菌が繁殖してるので、隣の株にも移ちゃうってことです!
もうほんとにバイオハザードです!!!
クリスとジルを呼んでワクチンを探してもらわないとメロンの世界が滅んでしまいます!
冗談はさておき、
思わず速攻でツル割れ病になったメロンの株を引っこ抜いておきましたが、果たして隣の株はだいじょうぶなんでしょうか。不安でいっぱいです。
しかもさらに追い打ちをかける情報があって、病原菌は培地の中でずっと生存してるらしく、なんと翌年のメロンまでこの病気になってしまうそうです!
きゃ~っ!!!恐ろしすぎる!
ツル割れ病やめて~!
みたいなことを心の中で喚きながらいったん落ち着くことに。
つる割れ病の対処法
つる割れ病の対処法を調べてみると主に2つありました。
つる割れ病に効く薬を使う
つる割病にはクロルピクリンやバスアミド、キルパーという薬が効くそうです。
土壌の中の病原菌が原因なので、薬でその病原菌をやっつけちゃえばいいってわけですね。
ただ、ツルが割れて樹液が出てるみたいな重症になったらもう手遅れなので、今から聞いたこともないような農薬を使うのもな~って感じです。
しかも、家庭菜園のプランター様にちょっぴり販売っていうのは見当たらなくて、本気の農家さんが買うようなやつしかないんです。
そんなこんなで土壌を消毒する意味で使ってみようかなとか、いろいろ考えてみたんですが、やっぱり農薬を使うのはちょっと怖いというか体や環境に良くない気がするので見送ることに。
症状が出たメロンはすでに慌てふためいて引っこ抜いてありますし、ほかの株は特にそういった症状はないので、少し様子をみてみて、なにか異変があったら薬を使うことにしました。
それからメロンを育ててる培地は土を使っておらず、ヤシの繊維を中心にした燃えるゴミとして出せる培地を使ってるので、今回の栽培が終わったら処分して新しいものに入れ替えることにしました。
こういう時に土を使ってないと都会のマンション暮らしでも気軽に培地を処分できるので便利なんですよね。
それにしても土ではなくてヤシ柄の繊維を中心にした培地をつかってるので、病原菌なんか入ってるはずないのにな~?
なんて思ってたら、つる割れ病はなんと種子に病原菌がついてくることがあるんですって。
そんなの防げないじゃん!
って思うところですが、家庭菜園の場合、ホーマイ水和剤という薬で種子を消毒してあげるといいそうです。
連作しなければつる割れ病はおこらない
そうそう、それからメロン以外はこの病気にかからないので、メロンの連作をさけて来年はトマトを植えるとか、レタスを植えるとかすれば問題ないんですって。
毎年メロンの栽培を生きがいにしているまあくんの場合はこの方法は当てはまりませんが、薬を使ったり土壌を処分したりしなくていい上に、確実に病気を防げる必殺技なので、メロンじゃなきゃヤダ!っていう方以外は活用できそうですね(笑)。
あとは培地を太陽の光にあてて消毒するとか石灰を混ぜてPHを高めにするというのも効果があるそうですよ。
僕は今年のメロン栽培が終わったら全部培地を新しいものに入れ替えてリフレッシュさせるつもりです。
だってどうしても甘くてでっかいメロンが育てたいんだもん♪
病気を乗り越え元気に育つ我が家のメロン
そんなこんなでつる割れ病になっちゃった我が家のメロンですが、心配しまくりの僕をよそに、残りの3本はこんなに元気いっぱいに成長を続けてくれてます。
写真は6月末の様子ですが、暖かい日差しの中で花が次々と咲き始めてます。
毎年土を使わない方法でベランダでいろんな野菜を育ててるんですが、植物って本当に強くて逞しいですよね。
病気になって枯れちゃったりすることもあるけど、それでもお日様の光を浴びてしっとりとした綺麗な緑色を輝かせている様子をみてると、こっちまで元気な気持ちにさせてくれます。
野菜や果物は収穫するのも楽しい事ですが、この元気に活き活きと成長してくれる様子や光り輝く緑を見てると充実した気分になるからやめられないんだと思います。
よし!死ぬ直前までベランダ菜園ライフを楽しんじゃおっと♪
ベランダがあるけど何にも使ってないな~とか、なんか生活に張りがないんだよな~って感じてる方がいらっしゃったら、おすすめなので是非試してみてくださいね♪
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