家庭菜園で栽培しているメロンが病気になってしまったまあくんです。メロンの茎(ツルの根元)の様子がおかしいと思って調べてみたら、つる枯れ病というメロンを枯らせてしまう恐ろしい病気でした。早期に発見して薬を使ったらうまく治すことができたので、家庭菜園でメロンを栽培されている方の為にツル枯れ病の症状や効果的な対応方法を詳しく紹介します!
- メロンの茎(ツルの根元)の様子がおかしい
- ツル枯れ病か判断する方法を知りたい
- ツル枯れ病を直す方法をしりたい
- 病気になったメロンを助けたい!
という方にきっと役に立つと思いますので参考にしてくださいね。
メロンのツルの根元(茎)の様子がおかしい時は
メロンの茎(ツルの根元)の様子がおかしいとか、ひょっとしたらツルが病気になってるんじゃないかと思ったときは、つる割れ病かツル枯れ病の可能性があります。
どちらもメロンの茎(ツル)の根元あたりがかかりやすい病気で、
ツル割れ病はメロンのツルの根元のあたりが裂ける、という分かりやすい症状が出るので判別が簡単です。
一方、つる枯れ病は症状の進行に合わせて様子がかわるので、ちょっと判別しにくかったりします。
メロン農家のプロならともかく、家庭菜園でメロンを育て始めた初心者にがこの病気を判別するのはとっても難しいので、見逃さない様に特徴を知っておくと安心です。
というのも、実は僕もそうだったんですが、写真のような症状が出たメロンの茎をみて病気だとは思ったものの、ネットで検索するときに検索ワードが分からずにすごく困ったんです。
「メロン 茎 異常」
「メロン ツル 腐る」
「メロン ツル 変色」
「メロン 病気」
みたいな感じで検索してみたものの思うような検索結果はみつからず、いろいろやってるうちに、ようやく「ツル枯れ病なのかな?」って感じでたどり着いたんです。
そもそも病名が分からないのは仕方ないとして、メロンの「ツル」なのか「茎」なのか分からなかったり、写真のような症状を「腐る?」「濡れる?」「傷む?」、なんて感じで、うまく表現できずに困りまくりました。
しかもネットの情報は初期症状の情報や写真が少ないようで、「ツル枯れ病の初期症状だ」と気づくのにすごく時間がかかりました。
なので、実際に僕が栽培しているメロンのツル枯れ病にかかったときの写真を使ってメロンのツル枯れ病を詳しく紹介しますね。
メロンのツル枯れ病の症状
それではツル枯れ病を見抜ける様になるために、症状の進行具合に合わせてどんな状態になるのか紹介します。
ツル枯れ病のメロンの初期症状
メロンがツル枯れ病にかかると。上の写真の様な状態になります。
ツル枯れ病の初期症状での判別ポイントは
- 6月ぐらいからの湿度が高い時期
- メロンのツルの根元部分に発生
- 色が濃くなったり濡れたように見える
という3点です。
ツル根元周辺の病変部分が色が変わって濡れたような状態になっており、触ると少し湿ったような感じがします。
この段階で発見することができれば枯れずに済む可能性があります。
また、変色した部分を削り取ってしまって薬をつける方法がネットで紹介されてたりしますが、その段階で見つけるのは結構難しいのと、削り取ったことで逆にツルに大ダメージを与えて失敗する可能性もあるので、家庭菜園を楽しむ程度の一般の方にはハードルが高いと思います。
僕は勢い余ってちょん切っちゃうんじゃないかと思うと怖すぎてできませんでした(-_-;)
メロンのツル枯れ病が進んだ時の症状
さらにツル枯れ病が進むと、写真の様にツルの変色部に白っぽいものが発生します。
樹液がでて固まったような雰囲気で、砂糖でコーティングしたような見た目になっていますね。
ヤニが出ると表現されることもあるようです。
初期症状の状態から数時間~数日するとこんな状態になります。
さらに数日してもっと症状が進むと、変色部分が茶色になり、ジュクジュクとした状態から表面が少し乾燥した樹木の様な状態になります。
ここまで進んでしまうと、あとは株全体が枯れるのを待つだけになってしまうので、早めの発見と対応がカギとなります。
ネットの情報ではこの最後の茶色くなった状態を表現した説明や写真が多いのですが、初期症状の濡れている様に見えるぐらいの段階で発見しないと、根治させるのが難しくなるみたいです。
このまま放置しておくと、葉にも斑点が現れたりしおれたりしだし、最後は株全体が枯れてしまいます。
メロンのツル枯れ病の原因と予防方法
ツル枯れ病の原因は様々な専門家が説明されているので詳細ははぶきますが、まあくん流に要約してひとことで簡単に説明すると
土に潜んでいた病原菌がツルに感染して腐らせてしまう病気です。
強い雨で泥が跳ねて茎についたときや、風であおられたり摘芯をした時などに茎に傷がついた時に病原菌が入りこんで起こりやすいと言われています。
要は傷口にばい菌が入って化膿してるみたいなイメージですね。
予防方法は病原菌を茎に付着させない事ですので、
- 土壌の消毒をする
- 連作を避ける
- 泥はねをしない様にマルチシートや藁で地面を覆う
- 病原菌が繁殖しにくいように風通しを良くする
などが挙げられます。
メロンがツル枯れ病にかかったときの対処法
ツル枯れ病にかかってしまったときの対処法で大事なポイントは以下のふたつです。
ツル枯れ病は早期発見が重要
とにかく早期に発見しましょう。
早ければ早いほど回復の可能性が上がります。
ポイントは雨が多くなり湿度が上がる5月末くらいからツルの根元をチェックするようにするという事です。
湿気が多くなってくると発生しやすいことと、発生するのはたいていツルの根元なので、水やりなどのついでにメロンの茎の根元に異常がないかをチェックすればOKです。
トップジンMの軟膏薬が効果的
そして、ツル枯れ病の症状をみつけてしまったら、トップジンMという殺菌剤をつかって病原菌を死滅させる方法が有効です。
トップジンMは粉末や液体等、様々な形態のものが販売されていますが、ツルの根元に発生したツル枯れ病を治療する場合は、軟膏状になっている薬が効果的です。
この薬を症状が出ている茎の部分に塗ればOKです。
薬をチューブから出してみると、オーロラソースみたいなオレンジ色のクリーム状の薬がでてくるので、これを患部に塗ります。
色といい、柔らかさと言い、ほんとにドレッシングみたいですが、トップジンMという薬です(笑)。
こんな感じで患部に塗り広げてあげます。とろみがありますが、それなりに垂れるので、服についたりしない様に注意してやりましょう。
それから、ツルの裏側の見えていない部分も病気になっている可能性があるので、やや広めにしっかりと塗っておきましょう。
塗り終わるとこんな状態になります。
あとは患部が濡れたり蒸れたりしない様に通気を良くすればいいので、
- 下葉や枯れた葉があったら取り除く
- 患部が濡れない様にする
といった対応をしましょう。
こうやってみると、転んで膝を擦りむいた時にバイ菌が入らない様に消毒してバンドエイドを貼ったり、患部を乾かすのと同じですね(笑)。
しばらくすると軟膏が乾いてこんな感じになり、病変部が茶色くなっていきますが、そこからは症状の進行が止まり、メロンが引き続き育つようになりました。
残念ながら元通りの見た目に戻るわけではない様で、症状の進行が止まってくれるというものの様ですが、ここで食い止めることでメロンが成長を続けてくれます。
僕の場合は発見と対処が早かったおかげで、その後もメロンのツルは写真の様に元気に育ってくれてます。
ツル枯れ病になったツルの先に雌花が咲き始めたり、結実して実が大きくなり始めたりしているので、これならもう心配はいらなさそうですね。
早期発見でメロンをつる枯れ病から守ろう
というわけで、僕が実際に体験した時のツル枯れ病の写真を使いながらツル枯れ病の判別方法や対処法を紹介しましたが、人間と同じで野菜の病気もとにかく早期発見が大事です。
知識があれば事前に病気にならない様に予防したり、注意して異変に早く気づくことが可能になるので、この記事の情報を役立ててメロンを元気に栽培してもらえたら嬉しいです(^^♪
いや~、大事に育ててるメロンの根元が病気になってると気づいた時は「きゃ~っ!!!どうしよ~!」ってホントに大慌てでだったんですが、新しい知識と経験を得ることができたので、これを活かしてさらに甘くてでっかいメロンを育てたいと思います♪
役に立ってくれるといいな!まあくんのなんでもミニ情報!
ツル枯れ病の薬はアマゾンプライムで購入するのが確実だよ
そうそう、メロンがツル枯れ病にかかったときに、大慌てでホームセンターに駆け込んで初めて気づいたんですが、急いで薬を購入する時はアマゾンなどの通販で購入した方が早くて確実です。
というのも、ホームセンターなどの店舗に行って購入しようとすると上の写真のような棚から必要な農薬を探すことになるんですが、
- 数が多くて必要な農薬を探すのが大変
- そもそも必要な農薬が置いてない
- 大容量の物しか置いてない
なんてことになるからです。
しかもこの時は「メロンが危篤なんです~っ!」て慌ててパニックに近い状態にあるわけで、冷静にじっくり選んだり店員さんの話を聞けるような状態ではありません。
膨大な量の薬の中から目当ての薬を探すのは大変ですし、僕の場合は店員さんにきいても「取り扱ってないです」「こちらの粉末タイプしかないです」なんてやり取りをすることになって、結局入手できなかったりしてほんとに大変でした。
それよりはamazonで検索してプライムの翌日配達で必要な農薬を小容量で確実に入手した方が精神的にも時間的にもコスパがいいので、いざというときはまずアマゾンでチェックしてみることをおすすめします♪
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