ベランダ菜園で秋冬のメロン栽培チャレンジをしてみたまあくんです。家庭菜園でも温室なしで秋冬にメロンは育つのでしょうか!?今回はそんな寒い時期のメロン栽培の様子と結果を詳しく紹介します!
秋冬にメロンを栽培したい!
甘くてでっかいメロンの収穫を夢見てメロンの栽培を楽しんでるまあくん。
「メロンは年に1回しかチャレンジできないのがもどかしいな~」なんて思ってたら、秋冬にもメロンを栽培をする方法があることを発見しちゃいました。
でもって即チャレンジして大失敗したのが2年前の事です(笑)。
その時の失敗経験を活かして、今年はリベンジするぞ~!
と、意気込んで、今年も秋冬のメロン栽培にチャレンジしてみたので、詳しく紹介します。
秋冬メロンの栽培開始時期
まずは秋冬メロンの栽培時期を確認しときますと、品種にもよりますが、温暖地の場合は、
- 7月末~8月初旬に種まき
- 11月~12月頭に収穫
が基本です。
つまり、真夏に種まきをして、秋に受粉や結実、真冬に入る前に収穫しちゃおう!ってわけですね。
メロンは春夏の栽培を3月末くらいにはじめておけば、8月初旬には収穫できるので、同じプランターで年に2回栽培することも可能ってことになります。
う~ん、素晴らしい!!!
秋冬メロンの栽培の記録
それでは僕が実際にチャレンジした、秋冬メロンの栽培の記録を紹介します!
メロンの種まきと苗の植え付け
まだまだ暑い日が続く9月8日。メロンの苗をプランターに植え付けました~。
って、「種まきはどこいった?」
と思った方、ごめんなさい!!!
8月20日にメロンの種まきをしたんですが、写真を撮影し忘れてました(笑)。
暑い時期なので種まきから数日で発芽してくれて、20日ほどでこんなに元気に育ってくれました。
ちなみに秋冬栽培はまだ成功したことがないので、今回は安全をみて水耕栽培ではなく、普通のプランターと土で育ててみました。
秋冬メロンの成長は早い
9月の暑い気候はメロンにとってはめちゃくちゃ快適だったらしく、5日程で苗がこんなに大きくなり・・・
植え付けから20日後の9月23日にはツルがぐ~んと伸びて、葉っぱがたくさん茂ってきました~♪
気温不足や梅雨の日照不足で生育不順になりやすい春夏栽培とは大違いです。
秋冬メロンは人工授粉とその時期が大事
そして、9月30日には雄花がバンバン咲き始めました。
なんか生育初期から気温が高くて日照に恵まれたせいか、成長が早くてめちゃくちゃ順調です。
メロンの秋冬栽培って、意外といいのかもしれませんね。
そして、咲きにくいと言われている雌花もしっかり開花してくれて喜んでたら、なんとハチさんがやってきて、せっせと受粉をしてくれてました!
猛暑がひどすぎて虫が来る気配が全然なかったので、ハチさんもぐったりしてるのかと思いきや、この時期でも一生懸命働いてくれるなんて、ほんとに働きものですね~。
と、ハチに感心しつつも、念を入れて再度人工授粉をする僕。
なんとしても秋冬メロンを収穫したい!という気持ちで、ついつい人工授粉をしてしまいました(笑)。
もしこの雌花の受粉が成功してくれたとして、着果してから55日~60日が登熟日数=収穫する日なので、だいたい12月の頭くらいが収穫予定日になりそうです。
よし!秋冬栽培を成功させて、絶対に甘くてでっかいメロンを収穫するぞ!
秋冬栽培メロンの着果
その後も晴天と気温に恵まれてメロンの株はどんどん大きくなってきました~。葉も青々と綺麗に茂りまくってますね。
10月6日の事です。茂った葉の陰に、ちっこい実がなっているのを発見しました~♪
かわいいな~♪
あのハチさんのおかげで、無事にメロンが着果したみたいです。
すべすべでデリケートな実の表面を守るために、実の下に発泡シートを敷いてあげて、引き続き見守ります。
4日後にはもうこんなに大きくなってるメロンの実。この段階のメロンはびっくりするくらいの勢いで大きくなっていくんですよ。
出張なんかで2、3日家を空けたりすると、「えっ!?こんなに大きくなったの?」ってマジでびっくりしちゃうくらいです。
実が大きくなり始めて1週間後の10月14日。なんと実の表面にひびが入り始めました!
まだ実が大きくなり切ってないのに、早くもヒビが入って大丈夫なのかな~?
ちょっと不安になるまあくん。
でも大丈夫!
さらに1週間後の10月20日には、こんな風にメロンの表面にできたひび割れがネットに変わりだし、さらに実が大きくなってきました。
メロンは実の表面をひび割れさせてネットをはりながら大きくなるんですね。
それにしても、都会のマンションのベランダで、しかも秋冬にこんなメロンが育ってるなんて誰も思わないでしょうね。階数が高いせいか、害虫もやってこないし、日当たりもいいし、ひょっとしたら普通の畑より環境がいいのかも?なんて思い始めてる今日この頃です。
そして11月1日になると、もう収獲できるんじゃないかと思うくらい大きくなってくれました~♪
収穫まではあと1カ月ほどかかるんですが、サイズといい、見た目といい、ほんとにもう収獲して食べられそうですよね。
メロンがあまりにも綺麗に成長してくれてるので、毎朝水やりするときにニヤけてしまいます(笑)。
いや~、楽しすぎる!
それにしても、ウリハムシに葉をかじられることもなければ、うどん粉病になることもなく、なんて順調な栽培なんでしょう。
畑栽培したの時の虫かじりや病気大発生は何だったんだろう?と不思議に思っちゃうくらいです。
とかいって油断してたら、なんとメロンの実の下側にカビが生え始めてました!!!
どうやらメロンの実の下に敷いてあった発泡シートに水がたまり、湿った状態が続いたのでカビを発生させてしまったみたいです。
一瞬青ざめましたが、カビを綺麗にふきとって、アルコール消毒したら綺麗になったので一安心です。
秋冬メロン栽培の温度管理
そんなこんなで、あとは収穫を待つだけの状態になったんですが、11月になると、最高気温がメロンの成長に必要な25度に満たない日がでてきたので、ちょっと生育が心配になってきました。
そこで試してみたのがこちら!
「ラッピング用の透明シートを上から被せて冷たい風から守ろう」大作戦です。
普通の温室やトンネルと呼ばれる加温方法に比べて、これがすごく便利でよかったので、気になる方はこちらの記事をご覧くださいね。
薄くて透明のシートをかけるだけで、大体外気より3~5℃以上温度を上げることができます。
そうそう、余談ですが、この時期に出張で水切れをさせちゃいました(> <)。
写真の様なシオシオのショッキングな状態になって絶望しかけたんですが、翌朝にはほぼ回復してくれて大喜び。
ただ、やはり株にダメージはあったみたいで、葉が少し黄色味を帯びて以前より乾燥気味になっちゃいました。
これが無かったらもっとおいしいメロンになってくれるのかもしれないと思うと、悔やんでも悔やみきれません。。。
と、落ち込んでいる場合ではありませ~ん!!!
なんと、気温がもっと下がってきたんです!
翌日の11月19日の天気予報を見ると、なんと最高気温13度、最低気温9度です!
メロンは昼間は25℃くらい、夜間は18度以上温度がないとうまく育たないので、これはやばいレベルの温度低下です。。。
その後の週間天気を見ても温度は上がらず、秋をすっ飛ばして冬が来ちゃうみたい。収獲まであと2週間というところで難題発生です。。。
ダメもとで苗を育てる時の保温マットを入れてみたものの、ほとんど効果がありません。
まずい。。。
ベランダで温室作るわけにもいかないし、いい方法が思い当たらず、どうしようかと窓の外と室内を行ったり来たり・・・
と、ここですご~く当たり前のことに気づくまあくん。
部屋のなかってあったかい。
確認してみると外は15℃でしたが・・・
室内はエアコンなしでも23℃もあります!
というわけで、丸ごと室内に取り込むことにしました~♪
幸いなことにベランダに面した窓は日当たり抜群!
メロンのプランターごと室内に入れて、窓際にこたつのテーブルを設置。その上にメロンのツルをのせれば、栽培コーナーの完成です!
って、僕はどこでごはん食べたらいいんでしょう(笑)。
ちなみに、プランターにはメロンだけでなくトマトも植えてたので、もれなく室内についてきちゃってます。
お部屋がジャングルみたいに緑豊かになりましたね(笑)。
窓の内側でポカポカとした日差しを受け元気に育つメロンちゃん。温かいのでトマトも赤く熟してきてくれてて一石二鳥です♪
よくみると、栽培が終盤に差し掛かったせいか、それとも水切れや寒さに当たったせいか、全体的に葉が黄色くなってきました。
はっ!
よくみると、葉っぱに白い粉が!
どうやらうどん粉病が発生しちゃったみたいです。室内だと農薬を使うわけにもいきませんし、収穫まであと少しなのもあって、このまま様子を見ることに。
きゃ~!メロンちゃん!早く熟して~!
なんて感じで、うどん粉病や寒さで株が枯れるのが早いか、メロンが熟すのが早いかを競争する状態になっちゃいました。なので僕は毎日ソワソワ。
少しでも葉っぱが日光に当たるようにつるの位置や葉の向きを変えたり、うどん粉病の葉を撤去したりとメンテナンスをつづけるのでした。
そしてついに迎えた12月1日。
秋冬栽培のメロンが、こんなに立派に大きくなってくれました~!!!
色と言い・・・
形と言い・・・
ネットの張り具合と言い・・・
完璧なメロンじゃないですか~♪
ヘタ部分の葉っぱもいい感じに枯れてるし、ヘタやへその部分のヒビ割れ、全体的に少し色が黄色味を帯びていること、そして着果から60日経過したので、収穫適期になってるのは間違いありません!
ついに、ついに、自分が秋冬に育てたメロンを収穫する時がきたんです・・・
そう思うと胸がいっぱいになるやら、ほんとに今が収穫のタイミングなのかという迷いもでるやらで、気が付けばめちゃくちゃ緊張してハサミを入れるまあくんなのでした。
というわけで、
じゃじゃ~ん!
ベランダ菜園で秋冬栽培のメロンが収穫できました~♪
う~ん、感無量というのはこういう気持ちの事を言うんでしょうね。
収獲したメロンの実をてのひらに載せたら、ずっしりと感じたのが嬉しすぎて、思わずトリプルアクセルしちゃいそうになりました(笑)。
いや~、ついに、ようやく、やっと、こんな綺麗なメロンが収穫できちゃうなんて、やっぱりベランダ菜園って楽しい!
はっ!
興奮しすぎてメロンのツルのカットするとこ間違ってる!
メロンのツルはT型になる様にカットすると市場価値が高くなるんですが、下葉とツルを勘違いしてちょんぎっちゃってました(笑)。
なんておっちょこちょいなミスをしつつも、重さを測ってみると約1.2㎏ぐらい。
少し小ぶりですが、秋冬栽培であることを考えたら十分な大きさです♪
さ~、一体どんな味がするんでしょうか。もうワクワクが止まりません!
でもここで慌ててカットしてはいけません。日陰に安置して1週間ほど追熟させ、さらに糖度をアップさせますよ。
家庭菜園でもメロンは秋冬に栽培できる!
というわけで、マンションのベランダの家庭菜園でも秋冬に立派なメロンが収穫できることが分かりました!
種まきや受粉の時期さえ間違えなければ、後は春夏よりも簡単に育てられることが分かったので、今後は毎年メロンの秋冬栽培も楽しめそうです♪
あとはどんな味がするのかが気になるところ。
一週間後の次の記事を楽しみにしてくださいね♪
役に立ってくれるといいな!まあくんのなんでもミニ情報!
秋冬メロン栽培のポイント
最後に秋冬にメロンを栽培しようと思ってる方に、超絶大事なポイントをお知らせします!
それはズバリ!
8月頭までに種まきをして、9月末までに受粉させることです!
でないと、一気に気温が下がって北風がビュービュー吹き始める12月に入っちゃうので、タイムリミットで失敗しちゃう可能性が高くなります。
逆に、それまでに対応できれば、害虫や病気を避けて上手に秋冬メロンを収穫できる可能性が大幅に上がるので、是非活用してみてくださいね♪
コメント