ベランダ菜園男子のまあくんです。水耕栽培キット「イエナ」で試してる冬のトマト栽培。果たして超寒い真冬でも赤くておいしいトマトは栽培できるのでしょうか?今回は本格的に寒くなってからのトマトの実の様子や上手な冬越しの方法をご紹介!
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秋に種まきして冬に育ててる水耕栽培のトマト
こちらは9月7日に種まきして水耕栽培キット「ie・na」で育ててるトマトの株。もうクリスマスだっていうのに夏野菜とは思えない元気っぷりです。
綺麗な緑色をした葉や元気に伸びまくる茎、脇芽が続々とでてくるという夏場と変わらない成長具合にほんとにびっくりです。
しかもこんなにたくさんの花まで咲きまくってるんです。トマトだけ見ると暑い7月の写真みたいですが、実際は冬が本格化したクリスマス。いったいどうなってるんでしょうかね。
そして冬でも昼間の温かい日差しに導かれてハチさんがやってくるらしく、ばっちり受粉して結実までしてるんですよ。ほんとにすごいっていうか、季節外れ感満点の我が家のバルコニーです(笑)。
そして年が明けて1月。暖冬といわれてはいますが、昼間はほんとにあたたかな日差しで、「冬はどこに行ったの?」って感じです。
昨年も秋からマイクロトマトを育ててみたんですが、12月末には収穫できたので、成長のスピードという意味では今年のフルティカの方が成長に時間がかかってる感じですかね。
本格的な寒さで実が赤くならない?
そんな暖冬に、余裕の気持ちで過ごしていた1月6日。なぜか急に寒くなってきました。
雨や曇りの日が続く上に本格的な寒気がやってきたみたいで、一気に冬景色に。
左隅に見えてるブドウの葉は完全に枯れてきてます。
トマトの方もさすがに寒さに耐えられなかったのか、葉っぱが赤茶色っぽくなって垂れ下がるものもでてきて、ちょっと心配な状態に。
トマトの実が心配になってのぞき込んでみると、ほんの~り黄色く熟してきてました!
おおっ!いい感じじゃん!
本格的な寒さでも熟してくれるかどうかは分かりませんが、応援するから頑張って赤く熟してね~♪
トマトは15℃以下では赤くならない?
なんて思ってたら、テレビで「トマトは気温が15℃以下になるとリコピンが生成できないので赤くならない」と言ってるトマト農家さんの映像が流れてるのを見てしまいました!
ええ~っ!
暖冬といってもさすがに15℃以上はないから、トマトの実は春までずっと緑色のまま!?
冬に高値になるトマトを栽培して「ウハウハ得しちゃった大作戦」に暗雲が立ち込めてきました。
こ~んなにいっぱいトマトが結実してるというのに、赤くならなかったら意味がありません。ただの水風船です!
ビニールハウスを設置して暖房をつけてあげたいところですが、金銭的にも賃貸マンションのベランダという場所的にもそれは無理。。。
仕方がないので天気予報を毎日チェックしながら見守ることにしました。
そしたら、トマトがちょ~っとずつではありますが、赤くなってきたんです!
上の写真は1月20日のもので・・・
こっちが1月27日の写真。ほんとにちょっとずつですけど赤くなってるでしょ♪
これは粘りずよく見守っていれば、ちゃんと赤くなるかもしれない!
そう確信した私は粘りずよく栽培を続けることに。
冬もやってくる恐ろしい魔物
ところがここで思わぬ強敵が。いつもの様にベランダにでて水やりをしながらトマトの様子を見てみると、
ん?なんかおかしいぞ?
トマトの左側がちょっと傷ついてるような気がするな~?
そう思って裏返してみたら!
やられてる~っ!!!
そうです。夏にもやってきてた鳥さんがツンツンとつまみ食いしていったみたいです!
しかも時間をかけてゆっくりと赤く実ったトマトだけ・・・
え~、毎年同じことを言って大変恐縮なのですが
食べてもいいけど残すな~~~っ!!!!!!!!
はあっ、はあっ、は~、もうほんとにいい加減にしてください。
期待しまくって大事に大事に育ててるのに、裏側だけこっそりとつついて食べちゃうなんて(そして残していくなんて)!
なんて贅沢な鳥さんなんでしょう。しかもばっちり糞まで残していくなんて。
寒い冬に食べるものがなくておなかをすかせた鳥さんが、羽根を休めながらおいしいトマトを食べられる場所。そんな思いやりのある場所になってくれるのはいいんですが、食い散らかすのはマナー違反です!
再発を防止するために、「残さず食べてね♪」っていう看板を立てようと思います(笑)。
気温が低くても日当たりが良ければ熟していくトマト
気を取り直してトマトをチェックしてみると、葉っぱの奥の方に赤く熟しつつあるトマトを発見!
鳥さんも葉っぱの影のトマトには気づかなかったみたいです。
上の写真が2月2日の様子で・・・
9日後の2月11日になると小さい実もオレンジ色に色づいてきました。
気温は15℃ない日が続いたんですが、日当たりがいい場所なので、昼間は15℃を超えたときもあったんでしょうね。
そしてさらに1週間たった2月18日。トマトが全部赤くなってきました~♪
小さいのはまだ熟しきってないようなきもしますが、でっかいのはもうほんとに真っ赤に熟してますね。
これならちゃんと収穫できそうです。
そしてさらに1週間たった2月24日ついに完全にトマトが熟しました~♪
やった~!秋栽培どころか、真冬の栽培で真っ赤なトマトができたんですよ!
すご~い!すご~い! 思わずはしゃいじゃいました(笑)。
夏に育てたときに比べれば一回り小ぶりではありますが、真っ赤に熟してとってもかわいいトマトが栽培できました。
味見の為に収穫しようとしたんですが、小さくてかわいい実が愛おしすぎて、摘み取ることができません(笑)。
それにしてもすごいですね~。この写真のトマトの実は、2か月かけてほんとにゆっくりと赤く熟していったので、夏に比べると倍以上時間がかかってる計算です。
気温が低いと成長に時間がかかるみたいですね。
ゆっくりだけど冬でもトマトはちゃんと育つ!
というわけで、行き当たりばったりでチャレンジしてみた真冬のトマトの水耕栽培ですが、気温が低くてもばっちり赤く熟したトマトが実りました。
最高気温13℃、最低気温8度という2月25日であるにもかかわらず、ベランダ菜園ではこんなにたくさんのトマトが熟していってます。
もちろん、夏と違って結構時間はかなりかかりますが、冬でも真っ赤に熟したトマトは育てられるみたいです♪
冬にはとってもお値段が高くなるトマトですが、おうちで育てればコスパもいい上に、必要な時に必要なだけ収穫できます。
しかも採れたてのおいしさを楽しめるので、興味がある方は是非一度試してみてください。きっと冬とは思えない不思議な体験ができると思いますよ♪
そうそう、巷ではコロナウィルスが流行して野菜のお値段が高騰してきてるみたいですね。
我が家もベランダ菜園の生産量をアップさせよっかな~?
役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!
トマトを上手に越冬させるコツ
今回真冬でもトマトを育てて真っ赤に熟した実を収穫できることがわかりましたが、春や秋から育てたトマトを越冬させたいという話もよく聞くので、寒い冬を乗り切るためのコツを以下にまとめておきますね。
我が家は偶然この条件がそろったことでうまく育てられたんだと思うので、参考にしてみてくださいね♪
- 日当たりが良い南側の場所に置く
- 霜や雨の当たらない屋根のある場所に置く
- 冷たい北風が当たらないようにする
- 鳥に気づかれないようにする(笑)
我が家のトマトはベランダにおいてるんですが、偶然にも、南向きで日当たりがよくて、軒下なので霜や雨があたらなくて、周りの建物などのおかげで寒い北風に当たらない場所だったんです。
鳥にはたべられちゃいましたが、1~3の要素がかなり重要なんだと思うので、冬にトマトを育てるとか越冬させたいって方は是非チェックしてみてくださいね。
◎しっかり保温したい方はベランダに置きやすいビニールの温室もあるそうですよ♪
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