珍しくメロンの種の発芽に苦戦してるまあくんです。毎年育ててるメロンの種。「なんで発芽しないの~!」と困ってたんですが、試行錯誤してるうちに驚きの原因が判明しました!今回は水耕栽培やスポンジ栽培ならではの落とし穴的原因をご紹介。
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メロンの種が全然発芽しない!
前回の記事でも紹介しましたが、今年はなぜか発芽してくれないメロンの種。奇跡的に発芽したと思ったら、植え付けるときや強風の時に折れちゃったりしてもうさんざんな目にあってます。
で、発芽しないメロンの種を確認してみると、写真の様に根っこだけでて成長が止まるものもありますが、ほとんどの種がそもそも全く発芽してないんです。
は~、うんともすんとも言わないとはこのことです。
今年は加温して早期に発芽させるぞ~!なんて意気込んでたのにな~。
メロンの種が発芽しない理由で考えられること
メロンの種が発芽しない理由を考えてみると
- 種が古くて発芽率が低い
- 発芽に必要な温度が足りない
- スポンジの穴に埋め込む蒔き方がいけない
とかを思いつきましたが、種は今年購入した新品の種。
多少発芽率が低かったとしても、たくさん蒔いてるので半分くらいは発芽してもおかしくありません。ところがほぼ全部発芽してないので、種が古くて発芽率が低いわけではなさそうです。
それから温度については4月でまだ低めとはいえ、加温してあげてたので問題ないはず。
実際に加温していっぱい発芽させている方もいらっしゃるのでこれでもなさそうです。
むむ~っ。
あとは穴付きのスポンジに種を埋め込む方法がダメなのかな~?
写真の様に屋外の水耕栽培キットのスポンジの切れ込みに直接種を蒔いてみたり、室内でスポンジの切れ込みに蒔いてみたりとためしてみてますが、共通するのは『切込みが入ったスポンジを使って、その切込みに種を埋め込んでる』ってことです。
あっ、「スポンジの穴に種を埋め込む」ってのは、上の写真みたいに切れ込みの入ったスポンジに種を差し込んであげる種まきの方法です。これをやると、スポンジの隙間から芽がでてくるのが意外と難しいみたいで、発芽したとしても双葉が広げられなかったりして、不具合があったんです。
ひょっとして、この方法が発芽しない原因なのかな?
原因がよくわからず悩みまくる私。
それともやっぱり種がハズレだったのかな~?
いつもだったらほっといても発芽するのに、一体どうなってるのかな~?
ひょっとしてメロンの種もコロナ対策で発芽を自粛中だったりして(笑)。
なんておバカなことも含めていろいろ考えながら、寝られない夜を過ごしつつ、なんだかんだで忙しく仕事をする毎日が続きました。
種をスポンジ上に置くいつもの方法に変えてみた
そうこうしているうちに5月に入り、気温も上がってきて加温も必要なくなったので、以前レタスなんかを育ててた時にやってた普通に『スポンジの上』に種まきする方法をやってみることにしました。
こうやってスポンジの穴の中じゃなくて、上に種まきをして・・・
ティッシュを被せてあげると水がしみこんで・・・
はい作業完了!
種をいい感じに湿らせてくれます。これなら水分も酸素も届くので種にとってもいい環境のはずです。
それにこの方法は、100均のスポンジで水耕栽培をしてた頃によくやっていた方法で、ミズナとかレタスだったらほぼ100%の発芽率を誇っていたので信頼できます。
さあメロンちゃん。今度こそ発芽してね~♪
メロンの種の品種も書き込んで、発芽を楽しみにしつつ、デスクの上に置いて毎朝見守ります。
それでも発芽しないメロンの種
ところが種を蒔いて2週間以上たってるのに全く、全然、ちっ~とも!発芽する気配がありません!
もうティッシュはすっかり溶けてなくなり、スポンジも黄ばんできてますが、メロンの種はそのまま・・・
またちょっぴりだけ根が出てる種がありますが、同じことの繰り返し・・・
も~~~~っ!!!!!!
もどかしすぎて絶叫しちゃいました(笑)。それにしてもこのピヨっと根を出す種が1つくらいあるのはなんでなんでしょうね。
メロンの種が発芽しない理由判明!
さすがにしびれを切らしてメロンの種について一から調べ直してみたら、意外なことが分かりました!
なんと!メロンの種は『嫌光性』だったみたいです!
何のことか分からない方の為に簡単に解説すると、植物の種は『好光性』と『嫌光性』があり、発芽するときに光を好む種と嫌う種があるんです。
※もちろんどっちでもいいよって種もあります。
つまり、種が発芽するときに光にあてたほうが良い種と、光を当ててはいけない種があるってことですね。
そしてメロンは嫌光性、つまり発芽させるときに光を当てちゃダメだったんです!
し、しまった~っ!
スポンジ水耕栽培はスポンジを通して種に光が当たるので、嫌光性のメロンは発芽しない・・・
っていうか発芽するわけがない・・・
完全にやらかしてます。
自業自得、因果応報、自分で蒔いた種!
うまい!座布団1枚!(笑)
スポンジの上に載せる方法も同じで種に光が当たるから発芽しない・・・
というわけで原因判明しました~!
メロンが発芽しなかった理由は種に光をあててたからです!
今までメロンの水耕栽培を成功させてきた私としては大失態というか、なんというか。。。
ちょっと恥ずかしかったりしますが、とにかく原因がわかってすっきりしました♪
光が当たらないように種まきしてみると
判明した原因を検証するために、念のため魔法の土(ヤシガラの繊維を使った培地)を使って残って種をごくごく普通に蒔いてみたら・・・
3日で発芽しました~♪
嫌光性おそるべしです。
まさかここまで発芽に大きな影響を及ぼしていたとは全く気付かず、種と言えば
- 空気
- 水
- 温度
があれば発芽するって小学校の理科の授業で習ってたので、まさか光が当たってるからという理由で発芽できないとは思ってなかったので、ほんとにびっくりです。
嫌光性の種には注意しよう
というわけでめちゃくちゃ悩んだメロンの種が発芽しない理由ですが、わかってみれば超簡単。種に光を当ててたことが原因でした。
水耕栽培の場合は土を使わないので、スポンジをつかって種まきすることが多いと思います。そしてそれだと発芽しない(もしくは発芽しにくい)種があるので、試してみる前にチェックしましょう。
そうすれば種まきから数日でばっちり発芽してくれて、かわいい双葉を見ることができると思いますよ♪
っていうか、そうしないと発芽しない理由を考え続けてストレスでぐったりしてきます(笑)。
役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!
嫌光性の種はこんなものがあるよ
今回の出来事はとってもいい勉強になったので、皆さんにも嫌光性の種を紹介しておきますね。
嫌光性の野菜の種の一覧
- トマト
- ネギ
- ニラ
- なす
- ピーマン
- カボチャ
- ダイコン
改めて見直すと定番野菜の中にも嫌光性の種をもつものがいっぱいあるんですね。次から種まきするときは光を当てないようにして発芽率100%を目指したいと思います♪
逆にレタスや大葉、ニンジンなんかは好光性なので、種を深く埋め込んで土を被せたりしないで、表面にパラパラと蒔くくらいがいいみたいですよ♪
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