学生時代から家計簿を続けててよかったと思ってるまあくんです。家計簿をつけてきて役に立ってることを友達に話すと「家計簿が続けられる効果的な書き方やコツを教えて!」ってよく聞かれるので、今回は初心者にオススメの家計簿の書き方を紹介します。家計簿が続かないって思ってる方にも役に立つと思うので、是非参考にしてくださいね。
家計簿は帳尻を合わせることが目的じゃない
まず最初に確認しときますが、家計簿と言えば、出費と収入を毎日正確に記録して、「1円でもお財布の中身と金額が合わなかったらダメになる」なんて思ってる方がいらっしゃるみたいなんですが、実はそんなことはありません。
最初のころは私もそう思って時間をかけて帳尻合わせをしてた頃もあったんですが、実際に12年以上家計簿をつけていると、書き漏らしてるものがあったり、帳尻があわなかったりすることがあっても全く問題ないことが分かってきたんです。
そして、帳尻が合わなかったり、お財布の中身と記録が違ったりしてても、その家計簿がとっても役に立っていることに気づきました。
なので、ちょっと信じられないかもしれませんが、
「しっかり正確に家計簿を記録するぞ!」とか
「お財布やクレジットカードの支払いも全部網羅しよう」とか、
「買った食材をすべて記録するぞ!」
なんて意気込みは全く必要ないんです。
家計簿をつける目的は?
じゃあそもそも家計簿ってなんのためにつけるの?
って疑問に思うかもしれませんが、家計簿をつける大きな目的はズバリ!
『現状を把握して、未来に役立てるため』なんです。
言い換えると『賢くお金を使って、より充実した毎日にするため』ともいえます。
ということは、家計簿は「1円もずれないように間違いなく記録する」のが目的ではないってことです。
つまり、何にどれくらいお金を使っていて、どこを変えたいのかが分かるようにするのが効果的な家計簿の書き方なんです。
なので
・財布の中身と家計簿の残金が合わない
・家計簿の支出と収入の収支が合わない
・買ったものを全部細かく記録できない
・何年も家計簿が続かない
なんて問題はま~ったく気にしなくてOKなんです♪
将来に役立つ家計簿の書き方
ちょっとセミナーの講義みたいな話になっちゃいましたが、私も家計簿をつける本当の目的や効果に気づいたのは何年も家計簿をつけ続けた後だったりします。
財布の中身と帳尻があわなくて悶々としたり、いろんな記録帳やアプリを使ってみたり、家計簿の項目を変更しながら目的に合わせて記録を続けてみたりと、試行錯誤の末に今のスタイルになりました。
そのノウハウをみんなにも教えたくて仕方なくなったので、今回は賢くお金を使えて毎日を充実させてくれる様な初心者におすすめの家計簿の書き方を自分の経験をもとにご紹介しま~す♪
初心者にオススメの家計簿の書き方①
家計簿をつける目的を明確にする
まず一番大事なポイントがこれです!これがないと家計簿をつけても全然効果がありません。
- いつまでにいくら貯金したい!
- 食費に無駄があるような気がするから改善したい
というような明確な目的はもちろん、
- どうも交際費にお金がかかってる気がする
- 食費はおさえてるのに特別支出でドバっとお金がかかってるかも?
- 節約しているのに貯金できない
- 老後の資金が足りるか気になる
なんて感じで、「目的」まではいかないけど、日ごろ気になってることやモヤモヤしてることを見える化して、対策ができる様にするという「何とかしたい!」という目的でもOKです。
まずは自分は何のために家計簿をつけるのかを考えましょう。
ちなみに「家計ぐらい把握しとかないと、お義母さんになんか言われそう」なんて理由でもOKだと思います(笑)。
初心者にオススメの家計簿の書き方②
1カ月の支出が見える様に記録する
次に大事なポイントがこれです。必ず1カ月の収支が見える様に記録するようにしましょう。
例えば
- 今月は食費に5万円かかったけど、飲み代を使ってないから目標の貯蓄ができた
- 今月は車検で予想外の大きな出費があった
- 食費よりも携帯代の方が高くなってる!
みたいな感じで1カ月の収支が見えることが大事です。
1カ月の収支が見えれば、
- 飲み会がなければ食費は少し外食を増やしてもいいな
- 車検などの大きな出費は毎月積み立てをしておこう
- 携帯のプランを見直せば貯金が5000円増やせる
なんて感じで次回のより賢いお金の使い方につなげることができます。
私の場合は、
- ランチで50円ケチるより、スマホの料金プラン見直した方がいいな
- 姪っ子の中学入学があるからお祝いにお金をとっておこう
- スーツを自宅で洗濯してクリーニング代が浮いてるからもうすぐ海外旅行に行けるかも♪
って感じで、どこにいくら使えば毎日が充実するかを考えながら、月末になるといつも家計簿をみてニヤニヤしながら次の月の作戦をたててます。
これってよく考えたら、限られたお金を賢くお金を使う必殺技って言えるのかもしれませんね(笑)。
ちなみに1カ月過ごすのに何にいくらお金がかかってるかが分かると、老後の貯金額がいくら必要かも簡単に推測することができます。
30代だから将来いくらお金がかかるか?とか
年金がいくらもらえるか?
なんて分からないし、どうしようもないじゃん!
といった状態から抜け出して
大体1カ月に○○万円くらいかかって、貯金がこれくらいになると思うから、最低でも年金が○○円くらいないとやばい!だから貯金を少し増やしておこう。
なんてイメージで賢く計画が立てられるので、「何となく不安」という状態にさよならできるのがいいところなんです。
初心者にオススメの家計簿の書き方③
家計簿の項目はフレキシブルに調整する
それから意外と迷ってしまうのが、家計簿の項目をどうするか?です。
どこまで細かく記録するか?っていいかえることもできます。
これに対する答えはずばり!
まずは大項目で1カ月やってみて、改善したいところがみつかったらそこを詳しく記録する
という方法がおすすめです。
例えば月に3万円の貯金を目的に家計簿をつけている一人暮らしの人がいたとして
- 食費
- 日用品
- 小遣い
- 衣類
- 寝具
- 光熱費
- 交通費
- 交際費
- 散髪
- 携帯
- 家賃
- 社会保険料・税金
- 特別支出
という項目で家計簿を始めたとします。
で、1カ月の家計簿の結果をみて、
- 食費と小遣いが予算オーバー
- 衣類と寝具は0円
だったとします。
その時に
- 食費はもっと減らしたいから外食と自炊で分けてみよう
- 小遣いは飲み会が多いような気がするから、自分の趣味に使う小遣いと飲み代を分けてみよう
- ファッションや寝具はあまり買わないから項目をまとめてしまおう
- 社会保険料や税金は自分で制御できないから記録するのをやめよう
といった様に、現状を認識し、どう改善したいのかに合わせて項目分けを柔軟に変更することが大事なんです。
その結果、翌月は
- 外食費
- 自炊食費
- 日用品
- 小遣い(飲み代除く)
- 飲み代
- 衣類・寝具
- 光熱費
- 交通費
- 交際費
- 散髪
- 携帯
- 家賃
- 特別支出
と変更をして記録をすればOKというわけです。
そうすれば、次回は「外食の回数が多いのと飲み会が多いのが原因だから改善しよう」という具体的な対策が取れますし、逆に「効果のない記録をつけ続ける」という無駄を省くことができます。
なので「購入した食材はジャガイモ○○円、ネギ○○円まで細かいことを記録して最安値で購入するの」といっためちゃくちゃ細かく記録する方向に行かないようにするのがポイントです。
まずは大雑把なくくりで家計簿をつけて、改善したり工夫したいところが見つかったら詳しく記録するようにしてくださいね。
初心者にオススメの家計簿の書き方④
1カ月ごとに振り返る
ちなみに、どんなに優秀なアプリを使って家計簿の記録を省力化したとしても、長期間まじめに家計簿をつけ続けたとしても、内容を確認して振り返りや目標の達成度合いをみなければ、それは宝の持ち腐れ。
半沢直樹だったら「その家計簿はゴミだといってるんです!」ってビリビリに破かれることになります(笑)。
1カ月の記録をつけることができたら、しっかり振り返ってどこをどう変えたいのかチェックしましょう。
または、今月は○○万円の貯金目標達成~!来月も頑張るぞ~♪
なんて家計管理が維持できていることを確認するのでも構いません。
とにかく1カ月記録したら、しっかり家計の状態を確認しましょう。
ちなみに意外かもしれませんが、改善したい家計の項目もなくなり、家計がほっといても維持できる状態になったら、もう家計簿は卒業しちゃってもOKです。
また家計を改善したくなった時に新たに記録し始めればいいんです。
ずっと続けなければ駄目なものではありません。
目標を達成したことを確認し、卒業して楽になるためにもしっかり家計の状態を振り返りましょう。
家計簿が続かない人がうまく続けるコツは?
家計簿は毎日正確に記録しないといけないし、レシートをもらっとかないといけないから、大変じゃないかな~とか、やってみたけど三日坊主で続かなかった、って方もいらっしゃると思いますが、家計簿を続けるには意外と簡単なコツがあります。
これを意識しておけば誰でも続けることができると思うので、一度試してみてくださいね。
家計簿を続けるコツ①
少しのつけ忘れや間違いは気にしない
先ほど紹介した様に家計簿は1カ月の間にどの項目にどれくらい出費をしたかを把握するのが大事なので、全部完璧に記録する必要はありません。
たとえば、
- 今日買ったラテの金額が抜けてたとしても、
- トイレットペーパーが食品の項目に入ってても
- クレジットカードで支払いの時期がずれるものがあっても
全然問題ありません。
12年続けてみて分かったことですが、そんなことよりも1カ月に大体どの項目にどれくらい使ってるかの全体像の把握の方が目標を達成するためには大事なんです。
「今月は食費が525円オーバーしてるわ」とか
「しまった~!さっきの駐車場料金いくらだったかしら~!」
なんてことは全く気にしなくてOKなので、気負わず気楽に記録しましょう。
自分に合ったスタイルで記録する
レシートをとっておいてまとめて3日分記録するという方もいらっしゃれば、毎日記録するという方、その場でスマホに記録してレシートはすぐ捨てるという方等、記録するスタイルはほんとに様々ですが、記録できさえできればどんなスタイルでもOKです。
私の場合はレシートを必ずもらって、夜寝る前にスマホで記録するようにしてて、出張の暇な時間につけてみたり、まとめて3日分記録したりと結構フレキシブルに対応しています。
必ずこうしなければいけない!という幻のルールにとらわれなくてOKです。
赤字になってもダメじゃない
そうそう、赤字になったら落第を言い渡されたような気分になるから家計簿はつけないっていう友達がいるんですが、それも気にする必要はありません。
以前僕のスマホの家計簿を友達に見せたら、「まあくん赤字だらけじゃん!」って笑われたことがありますが、それも全然問題ありません。
というのも、必ず適正な予算を立てられるわけではないからです。
まとめ買いをした、たまたまその月は先月よりも日数が多くて出費が増えた、なんてこともありますし、赤字だけどその額が数十円ということもあります。
極端に大きな金額になれば問題ですが、2か月で平均してみた(もしくは1年で平均してみたら)予算内だった!ということもありますので、赤字を恐れないようにしましょう。
家計簿はざっくりつけて将来に役立てよう!
というわけで、私が何年も家計簿をつけ続けて気づいた『賢くお金を使えて将来役立つ家計簿のつけ方』をご紹介してみましたが、なんだかんだいって
家計簿をつける目的が何か、いつどうやって記録するか、項目分けをどうするか、は自由です!
まずは記録をはじめて1カ月したら振り返ってみて、徐々に自分にピッタリの家計簿のつけ方に調整していくことで、自分の生活をより充実させてくれる素晴らしい家計簿に育ててくださいね♪
役に立ってくれるといいな!まあくんのなんでもミニ情報
家計簿の項目や書き方を見直してみよう!
家計簿をすでにつけているとか、家計簿がなかなか続かないって方は、家計簿をつける目的や書き方を見直してみることをオススメします。
お金の支出項目や金額のバランスは家族構成や何にお金を使おうとしているのかによって大きく変わります。
継続は力なりといいますが、何となく習慣で続けるのではなく、
どんなふうに記録したら自分や家族の暮らしが充実するか?
家計簿をつける新しい目的を考えてみようか?
そんな視点で数年に一度くらい見直して項目や記録の仕方を変えると、きっと限られたお金を最大限有効に使えるようになると思いますよ♪
家計簿をつけるときにお勧めのアプリ
そうそう、家計簿をつけ始めるなら『支出管理』というアプリがおすすめです。
スマホアプリなので、お買い物でレジで支払いをした後に素早く入力することができる上に、項目ごとの合計金額やグラフの表示機能、予算に対して後いくら使えるかなどがいつでもどこでもさっとみられてとっても便利です。
- 今月はお小遣いをもう2万円も使ったから我慢しとこう
- 日用品の予算がまだ残ってるから特売の洗剤を買いだめしとこう
- なんか異常に家賃の占める割合が大きいな
- 先月に比べて食費が減ってる♪
なんて気づきもありますし、ひょっとしたら私の様に12年前の家計簿をみて、「あの頃はこんなに節約してたのに今は贅沢になってるな~」ってことに気づいたり、「あのころからずっと頑張ってる~自分はえらい!」なんて頑張ってる自分に気づけたりすることがあるかもしれません♪
出来るだけ簡単に記録出来て、1カ月の結果をチェックしたり振り返ったりしやすいアプリを活用して、「頑張ったな」とか、「成長したな」って思える家計簿になる様に、是非チャレンジしてみてくださいね♪
コメント