とってもカッコイイめだかをおうちに迎えたまあくんです。他にはない鮮やかな紅色と黒色がおしゃれな上に、超レアなメダカさんなので、快適に過ごしてもらえる生活環境をつくるべく、最適な飼育容器や道具を用意して水槽や水質のセッティングをしてみたのでご紹介!
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紅龍めだかに最適な飼育環境をつくるよ
11月の半ばに我が家にお迎えしためだかメダカさん。紅龍という名前の赤と黒のコンビネーションがとってもカッコイイこのめだかさんは、京都のめだかブリーダーさんが細心の注意を払って水質管理や餌やりをすることで作り上げた超ウルトラレアなメダカさんなんだそうです。
何がレアかっていうと、一番大きいのはこの赤色。普通メダカは黄色やオレンジ色の色素しかもってないので、赤は出ないんだそうですが、深紅のカラーをまとっているのがすごいんだって。
でもってこの紅色を維持するには特に水質管理が大事らしく、水替えしとけば大丈夫~、なんていい加減に育てようものなら、この綺麗な赤色が抜けちゃって、オレンジと黒の二色メダカになってしまうかもしれないという「飼い主の飼育状況レベル評価機能付き」のメダカさんなんです(笑)。
メダカさんにいつまでもカッコいいままでいて欲しいってのもありますが、せっかく飼育するなら快適な環境で暮らしてほしいので、この紅龍めだかさんにぴったりの環境を用意してみます。
それにしてもこんなにハイレベルなメダカさんとはつゆ知らず、「かっこいい!」ってキャピキャピしながら買っちゃったけど、大丈夫かな~(笑)。
色を維持する黒色発泡スチロールの飼育容器
魚を飼育するときに用意するものと言えば水槽ですよね。私が紅龍めだかの為に用意した水槽がこちらです!
って、ガラスすいそうじゃないの!?
っていうかこの黒い塊なに?って思ったでしょ(笑)。
ふふふっ!実はこの飼育容器にはいっぱい秘密があるんです。
ほら、ちゃんとめだかさんのマークが入ってるでしょ。この容器はメダカ飼育専用に作られたものなんです。それにしてもこのマーク、なんかかわいいですね。
前振りはこれくらいにして、容器をひっくり返すと飼育容器らしくみえてきましたよ。
そうです。実はこれは発泡スチロールでできた飼育容器なんです。
どうしてこの飼育容器を選んだのかっていうと、以下のポイントを満たしていたからです。
めだかの飼育容器選びで重視すること
- 黒色でメダカの発色をよくする
- 発泡スチロールで水温変化を穏やかにする
- 沢山の水量を確保する
1.私も初めて知ったんですが、メダカのボディは保護色機能をもっているので、飼育容器で体の色が変わるんですって。
なので、白い容器やガラス水槽で飼育すると色が薄くなってしまったり、飛んでしまったりするらしく、黒や赤など色付のメダカは黒い容器、白やシルバーの明るい色のメダカは白い容器で育てるのが原則なんだそうです。
特に紅龍めだかは黒と紅色が特徴なので、黒い容器で飼育するのいいってわけです。
2.それからメダカは水温変化に強い魚ですが、急な変化にはとっても弱いので、断熱性の高い発泡スチロールの容器にして、水温変化を緩やかにしてあげるのがいいみたい。
発泡スチロールの容器を使えば、気温が0℃になるような真冬でも水温変化を穏やかにしてくれるので屋外でも安心して越冬できちゃうそうですよ。
3.最後は水量が多いってことです。簡単に言えば広いおうちで過ごしてもらえば快適だろうっていう意味ですが、お魚さんの場合は水質悪化を防ぐこともできるので、とっても大事な要素なんだそうです。
小さい容器に魚をいっぱい入れると、急激に水質が悪化して一夜にして全滅!なんて恐ろしい事態もありえるそうなので、1匹1~2リットルを目安に決めるのがいいんです。
ちなみにこの飼育容器はこうやってパーティションを入れれば3つの部屋に分けて使うことができるので、メダカの量や成長具合に合わせて調整できる優れものです。
今回はパーティションなしで広々と使ってみます。
そうそう、大事なことを伝え忘れてましたが、メダカは太陽の光がないと元気に育たないそうなので、南向きの窓の横に設置してみました。
ちょっとベランダに出にくくなるかもしれませんが、メダカさんの為です。
これなら冬も温かい日差しが差し込んで快適に違いありませんからね♪
カルキを抜いた水を入れる
量が多いので、ペットボトルやバケツではなくホースから直接水をいれて・・・
水道水のカルキ(塩素)を抜く薬を入れます。液体タイプであっという間に塩素が抜けてくれるのでとっても便利ですね。
めだかは室内で加温飼育します
室内ではありますが、11月半ばを過ぎて結構寒くなってきてるので、ヒーターを入れてあげることに。ふふふっ、暖房完備のあったかホームにしてあげます♪
後ろに見えてるのはエアレーションです。酸素を供給するというよりは弱い水流を作るために入れてます。
メダカは水流が苦手らしいんですが、水がよどむといいことがないので、ある程度水槽内で水がゆっくり循環するように弱めのぶくぶくを使ってます。
水を綺麗に保つ溶岩砂を底に敷く
続いて底砂として用意したのが溶岩砂と呼ばれる多孔質の黒い軽石です。
紅龍を譲ってくださった観音メダカさんがおすすめされてたので使うことにしたんですが、バクテリアの住処になって、バクテリアがメダカの糞などの汚れを分解することで水を綺麗にするのに役立つそうです。
それから黒色なので、メダカの色を引き立てる効果もあるんですよ。
「使う前に洗ってね」って書いてあったので、容器に出してバシャバシャ洗ってみたら、とんでもない色の水が出てきました。水が茶色に濁ってたので、どうやら泥汚れだったみたいです。
洗っても洗っても水が茶色くなるな~と思いつつもバシャバシャと洗っては水を流すのを4回くらい繰り返すと・・・
とっても綺麗になりました~。
水が透明に澄んでますね。
飼育容器の底に2~3㎝くらいの厚みになる様に敷き詰めます。
水をアルカリ性に保つ牡蠣殻
続いて水をアルカリ性にするために使う牡蠣殻を洗います。
これまた観音めだかさんのおすすめなんですが、「牡蠣殻を水槽に使うのか~?」とちょっと意外な私。川や池にいるめだかさんに海の貝殻を使うなって不思議ですよね。
不思議に思いつつも水をかけて洗ってみると・・・
ぎゃ~!白い粉がいっぱい出てきた~!
チョークの粉みたいに白い粉が水とともに流れていきます。
こんなの水槽に入れたら水が濁っちゃう!と思っていつもより余計に綺麗に洗います。
そして水を濁らせないようにそ~っと水槽にいれてみると・・・
やっぱり濁った・・・
っていうか、白い粉まででて、水面に模様までできてる~っ!!!
牡蠣殻の暴れん坊ぶりがあまりにもすごいので、流し用の目の細かいネットに包んで入れておきました(笑)。
そうそう、牡蠣殻は水をアルカリ性にするだけでなく、バクテリアの住処にもなってくれるそうです。
水をアルカリ性に保つサンゴ砂
つついて水をアルカリ性にする真打登場です。白い骨の様に見える塊はサンゴを砕いたものなんだそうです。サンゴ砂と呼ばれるもので、粒の大きさがいろいろあるみたいですが、私は管理しやすいちょっと大粒のものを選びました。
こっちは洗っても汚れが出たりしなかったので、安心して水槽に入れられます。
アルカリ性の程度を調整する必要があるので、分量を管理しやすい様にネットに包んでおきました。
安全にアルカリ性にしてくれるリバースグレイン
これは私独自の対応なんですが、水質をアルカリ性に保つために、リバースグレインというろ過材を追加しておきました。
一般的に魚を飼っていると糞や汚れで水が酸性になりやすいんですが、それを防いでくれるアイテムです。
しかも、アルカリ性になる物質を放出するんじゃなくて、酸性になる物質を吸着することでアルカリ性に傾けるという安全かつ新しい方法のアイテムみたい。なんだか期待できそうでワクワクします。
これも優しく水槽に入れておきました。
そうそう、牡蠣殻やサンゴ砂、リバースグレインはすべて溶岩石の下に埋め込んでおきました。そうすると見た目が黒で統一されてとっても綺麗ですし、メダカの体色維持にも役立ちます。
水質を綺麗に保つバクテリアを入れる
牡蠣殻でちょっと水が濁ったのが気になったので、ここで一度水を抜いて、新しい水に入れ替えておきました。
観音めだかさんが解説してくださってる方法でもここで水替えをされていたので、たぶん正しいやり方なんでしょうね。
ここで使ったのはジェックス製のバクテリア材。
多種類のバクテリアを共存させた状態で閉じ込めてあるこのハイブリッドタイプのバクテリア材は、様々な汚れをしっかり分解してくれる優れものなんですよ。
先に飼い始めた熱帯魚につかってるんですが、水がキラキラするくらい綺麗になるんです。
それから水草も入れてあげれば水槽のセッティング完了です!
水草は熱帯魚の水槽に入れてたものを転用したんですが、植え付けずに水に浮かせておきました。
水を入れたばかりの水槽は水が濁っていたり水質が安定しなかったりするので1日そのまま置いて、翌日メダカを入れてあげることに。
※ほんとはバクテリアが繁殖して活動しだすまで、1週間~1カ月くらい置いとくとベストだそうですよ。
紅龍めだかのお引越し
飼育環境が整ったらいよいよメダカさんのお引越しです。
仮の容器で1週間ほど我慢してもらってた紅龍を優しく網ですくって移します。
おおっ!網の中でも紅龍かっこいい!
のびのびと泳ぐ紅龍めだか
新しい水槽に紅龍めだかを放つと、気持ちよさそうにスイスイと泳ぎ始めました♪
仲間たちとクルクル回りながら泳いでたり、水槽のあちこちを見回して探検してたり、なんだかとっても楽しそうです。
あっ!乙姫表現の明るい色の子と赤黒いめだかさんが顔を見合わせて泡をつついてます。キスしようとしてるみたいですね(笑)。
餌やりが楽しい!懐いてくれるめだかさん
しばらくしてから餌をあげようと思って水槽に近づいてみると、自由い泳いでたメダカさんたちがすごい勢いで集合してくれました♪
手の影が見えただけで反応してくれてるみたいですね。
それにしてもほんとに元気な紅龍めだか。
パクパクと餌を食べてアッと今に完食してくれました。
もっとたくさん餌をあげたいけど、おなかを壊したらいけないのでほどほどにしとかねば。と残念に思いつつ我慢するまあくんなのでした。
餌もいっぱい食べてくれてますし、元気に泳ぎまわってる様子を見ると、どうやら快適な環境に満足してくれてるみたいですね。
誰でも簡単にできちゃうメダカの飼育
朝目覚めて「おはよ~」ってささやきながらメダカの水槽を覗いてみると、朝日で煌めく水面をめだかさんが気持ちよさそうにスイスイと泳いでます。
水草のフレッシュグリーンの中に鮮やかに赤色がちりばめられているようでとっても綺麗で、見とれちゃうくらいの美しさ。
見てるだけで癒されたり「今日も一日頑張ろう」って元気が出てくる素敵な存在になってくれました♪
まだ水槽立ち上げたばかりなのでバクテリアの繁殖や水質の安定は先のことかもしれませんが、初心者の私でもめだかさんたちに快適に過ごしてもらえる環境をばっちり用意することができました。
健康で元気に育ってくれる綺麗な水と、紅龍独自の赤色を保つアルカリ性の水。このふたつが両立できるように大事に見守っていきたいと思います。
テレビやネットでメダカがブームになってると聞いて、ちょっと気になってるとか、飼ってみたいと思ってる方は、実際にやってみると想像されている以上に楽しいので、是非チャレンジしてみてくださいね♪
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