煌めく水草の美しさに癒されてるまあくんです。本格的な設備がなくても涼やかな水景を楽しめる『水草だけのボトルアクアリウム』を立ち上げてみたら、めちゃくちゃ素敵な水景が超簡単につくれちゃったので紹介します!
そうそう、まあくんのなんでも体験記。はこの記事で400記事を迎えました~♪
これもいつも応援してくださる皆さんのおかげだと思います。ほんとにありがとうございま~す!
それでは記念すべき400回目の記事、いってみましょ~。
涼やかに煌めく水草だけのボトルアクアリウム
水草だけのボトルアクアリウムを作る
見て下さいこの綺麗な水鉢~♪
木漏れ日の中でゆらゆらと揺れる水面が煌めいてて、フレッシュグリーンの水草がとっても綺麗でしょ。
でっかい水槽や本格的な設備を使ったアクアリウムを作るのは無理だけど、「コンパクトなプチアクアリウムだったら自分でもできるんじゃないかな」って思ってつくってみたら、こんなに素敵な水景ができました!
こういう小さなガラス瓶で作る水草の水槽を『ボトルアクアリウム』っていって最近流行ってるみたいなんですが、簡単に作れた上に、予想以上の美しさに驚きと大満足でウキウキしてます♪
これはみんなに自慢・・・じゃなくて紹介しなければ!と思ったので、作り方を含めて詳しく紹介しますね〜。
ボトルアクアリウムとは
いつもの様に「ボトルアクアリウムってなあに?」って方の為に私なりの分かりやすい言葉で簡単に解説しときますね。
ボトルアクアリウムは、だいたい20㎝くらいまでのコンパクトなガラス製の瓶(ボトル)で熱帯魚やメダカなどの魚や生き物を飼育することを言います。
最近では水草を主体としたものも人気になっていて、岩や流木などと一緒にレイアウトした非常に美しいものが増えてきています。
60㎝とか90㎝みたいな幅のある一般的なサイズの水槽の場合はにエアレーションや浄水システム、ヒーター、照明などの設備を設置して魚や水草の飼育環境を保っていますが、ボトルアクアリウムの場合はそういった電気を必要とする設備を使わないのが特徴です。
たいていは何も設置しないか、美しく見せるための照明だけを設置しているものが一般的なんですよ。
水草だけのボトルアクアリウムの作り方
それでは私がチャレンジしてみた誰でも簡単にできるボトルアクアリウムの立ち上げの過程を紹介します。
※水槽や水草のセッティングをすることを、アクアリウムを趣味とされる方々は「立ち上げる」と表現するそうです。
なんとなく聞きなれないというか、なじみにくいところがありますが、立ち上げるって言われたら、セッティングするってことだと思ってくださいね。
ボトルアクアリウムに使う道具
まずはボトルアクアリウムを作るときに必要になる道具から見ていきましょう。
ひとつ目は「ボトル」、つまりガラス瓶です。
ネットをみると100円均一のガラスボトルでもつくれるという情報もいっぱいあったんですが、美しいボトルアクアリウムで大事なのはガラスの透明度で、薄くて透明度が高いものが綺麗なアクアリウムを作るコツなんだそうです。
なので、私はガラス製品では定評の高いキントー製のキャニスターをボトルとして使うことにしました。
見てくださいこの写真のガラスの透明度。中にいれた水菜の葉がくっきり綺麗に見えてるでしょ。100円均一だと気泡がはいっていたり、ガラスが分厚くて緑がかっていたり濁っていたりする場合がありますが、キントー製の場合はガラスが薄くて透明度がとっても高いんです♪
続いて用意したのが左側の「ろ過砂利」と右側の「ソイル」です。
ろ過砂利は文字通り「ろ過機能のある砂利」で、多孔質なのでボトルの一番底に敷き詰めることでバクテリアの住処となり、水を浄化してくれる効果があります。
ソイルは土を焼き固めて粒状にしたもので、水草を植える土代わりになるものです。これまた多孔質なので水の汚れを吸着したり、バクテリアの住処にもなるみたい。そして、水草が根をはるのにぴったりなんですって。
アクアリウムショップの詳しい店員さんによると、ボトルアクアリウムで水草を育てる場合は、基本的にはソイルだけでOKみたいなんですが、バクテリアの住処に適したろ過砂利を入れると水質が安定して、さらに水が綺麗になるとのことだったので、合わせて購入しておきました。
超おしゃれでハイテクな水草の苗
そして一番大事な水草ですが、パールグラスという綺麗な緑色をしていて小さくてかわいい水草をセレクトして購入してきました。
で、変わってるのがこのパッケージ。
普通に水草を購入する場合は、大きい水槽に植わってる水草を抜いてビニール袋に入れて販売してくれるんですが、これはプリンのカップの中に水草がいっぱい生えてるみたいな不思議な姿でで販売されてました。
「水草の森」という商品名で販売されてるものなんですが、土の代わりに特殊な寒天を使って水草を培養してるんですって。しかも組織培養といって、細胞から水草を育ててるみたいですよ。
なので、病気や虫が入り込まない清潔な環境で育てられた、とってもきれいな水草なんです。
なんだかハイテクな時代になったもんですね~。
蓋をあけてみると、こんなに元気で綺麗な黄緑色の水草がでてきました。
かわいい〜♪
パールグラスという名前で、水草中心の水槽では比較的育てやすい定番の水草なんですが、すっごく綺麗でみてるだけで笑顔になっちゃいますね。ときめきとわくわくがアップしてきました。
あとはピンセットやペットボトルがあれば作業がしやすいので準備しておきましょう。
私が購入したのはADA製の組織培養水草なんですが、アマゾンや楽天では取り扱いがないようなので、公式サイトと一緒に、他社製品も紹介しておきますね。
●ADAの公式サイトはこちら
●アマゾンや楽天で購入したい場合はこちら。
ボトルアクアリウムの立ち上げ方
道具がそろったらいよいよボトルアクアリウムの立ち上げです。
まずはガラス瓶の底にろ過砂利を敷き詰めます。バクテリアの住処にするだけなので、底のガラスが見えなくなるくらいの厚みでOKです。
続いてその上に黒いソイルをいれて、平らに敷き詰めます。水草を差し込んで植えるので1㎝以上の厚みにしましょう。
ただし、厚くしすぎると水草が育つスペースがなくなるので、小さい瓶の時は厚くしすぎないように気を付けてくださいね。
水草の森の培養水草は土の代わりに寒天をつかって育ててあるので、使う前に根についているゼリー状の寒天を洗い流します。
これを適当にやると寒天が腐ってアクアリウムがだいなしになるそうなので丁寧に洗い流しましょう。
洗い流したらこんな感じになります。洗い流すって言ってますが、寒天は水に溶けないので、指でぶにゅっと寒天をつぶして取り除いてるっていったほうが正しいかもしれません(笑)。
根が綺麗になったらこのままソイルの中に植え付けます。
ソイルの中央をくぼませて底に苗を置いて周りからソイルをかけると・・・
こんな感じになります。
なんかもうすでに綺麗な感じがするっていうか、出来上がった気になってるのは私だけでしょうか(笑)。
続いてそ~っと水を注ぎます。ソイルが巻き上がったり水草が浮き上がったりしないようにそ~っと優しく注ぎましょう。
注ぐ水はソイルから1センチくらいの高さまででOKです。
おやっ?なんか灰汁みたいなものが浮かんできたぞ。
水面を見ると白いゴミみたいなものが浮かんでます。
ソイルに含まれてる成分かなにかかな~?
とにかく見た目が悪いので綺麗にしておきます。
キッチンペーパーを水の表面に浸して引き上げてみました。なんかほんとに料理で灰汁を撮るときみたいですね。
灰汁とり?をしたら綺麗になりました~。アクアリウムは綺麗な水がポイントですもんね。
で、このままの状態で明るい日陰に置いて2週間ほど待ちます。なんで待つのかというと、すぐ水を入れると水草が浮かんできちゃうからなんだそうです。
2週間ほど半分水中で育てるとソイルに水草の根が張ってくるので、それから水を満たしてあげれば浮かんでこなくなるってことですね。
※後で分かったんですが、2週間またなくてもすぐにできちゃう方法が見つかったので後半で紹介してますよ。
というわけで乾燥しないように蓋をした状態で2週間ほどしたらこんな感じになりました。
水滴がついた水草がキラキラしてて、元気に育ってるみたいです。
そうそう、キントーのボトルは密封できるステンレス製の蓋もついてるから、乾燥も防げてとっても便利でしたよ。
それでは本番の注水開始~。水を注いでる途中からすでに輝くフレッシュグリーンがすっごく綺麗です。
おお~っ!!
パールグラスが水の中に広がって、めちゃくちゃ綺麗なグリーンの林が水中に現れました~♪
って思ったのはつかの間・・・
ええ~っ!? パールグラスが浮上してしまいました。。。
白い根が見えてますが、根の張り具合が弱かったのと、水草に気泡がいっぱいついてたので浮力が勝って浮いてきちゃったみたいです。
水草を浮かせず定着する方法
毎度お約束の様にやらかしてしまいますが、解決方法も必ず見つけるまあくんです。
水草がソイルに定着するまで浮きやすいのは仕方ないし、根が張るまでのんきに待ってるのも嫌なので、重しを載せてで解決することにしました。
っていうかそういう方法を紹介してくれてる素敵な方がいらっしゃったので真似してみます。
買ってきたのは青華石(せいかせき)という石です。
重しにするだけなので石ならなんでもいいんですが、近くに石が拾えそうな川原もないし、どうせなら美しくて水景の一部になるものがいいかなって思ったのでアクアリウム用に販売されてるものを使うことにします。
蓋をあけてみるといろんなサイズや形の石が入ってたので、好みのサイズや形のものを選んで使うことに。
石が来る部分を想定しながら、その周囲に水草を配置して・・・
石を水草の重しになる様に配置します。
やってみて分かったんですが、石の向きや高さを調整して、かっこよく見える様にレイアウトするのってなんか楽しいですね~♪
ついつい夢中になっちゃいました。
水草の根元をしっかりと石でおさえながら、石を配置してたら想像力が増してきました。1個じゃものたりないので、2個の石をつかって奥行き感を出してみることに。
それから石の手前にも小さめの水草をレイアウトしたりしてバランスをとってみました。
それから部分的に水草を植えるときはこうやってピンセットをつかって丁寧に植え付けてあげるとうまくいきました。いつもなら割りばしとか身近な道具で済ますところですが、やっぱり専用の道具があると便利だし綺麗にできますね(笑)。
というわけで水草のレイアウト完了です。
コンセプトは綺麗に茂る緑の林の手前の石に、新たな芽吹きがあるシーンです。
って、こういうことを言うのって、なんか照れくさいですね。
水草のレイアウトのコツ
上から見るとこんな感じです。中央の石と左側の石で水草の根元をがっちりと押さえこんでます。それから実際にやってみて分かったレイアウトのコツを紹介しときますね。
- 奥行き感を出す
- 奥に高い水草を配置
- 手前に低い水草を配置
- 石は前後に配置
- いろんな角度からバランスを見る
一番のコツは奥行き感をだすことで、そのために奥から手前にかけて高さを変化させたり、石を前後に配置するのポイントです。
それからボトルアクアリウムはいろんな角度からみることができるので、一方だけでなく、様々な方向からみて確認するのが大事みたいですね。
水の満たし方と綺麗にする方法
また水草が浮かび上がったらどうしようかなと不安を感じつつも優しく注水します。
そいるや水草を傷めないように石に向かって水を灌ぐとうまくいきました。
おおっ!水草が浮かばないでしっかり広がってきました。
水草の固定大成功です!
原始的な方法ですが石の重し作戦の効果は抜群ですね♪
水を入れると、巻き上がったソイルの破片や濁り、水草のごみがいっぱい浮き上がってたので、洗い流してあげます。
ベランダなんかの濡れてもいいところで、こんな風に水を溢れさせながら注いでいきます。注ぐときは石を狙って注ぐと水草やソイルが巻き上がったりすることもなくていいですよ。
優しくそ~っと2リットルのペットボトル1本分流してあげると・・・
ゴミも濁りも綺麗に洗い流せて、こんなに綺麗な水になりました~♪
まだ少しソイルの濁りはあるみたいですが、揺れる水面のきらめきが綺麗ですね。
ちなみに私はこの水を綺麗にする方法を「温泉かけ流し式」と勝手に呼んでます。
あとはこのまま2時間ほど放置します。そうすると・・・
綺麗な水景のボトルアクアリウムが完成
こんなにクリアな水景になりました~♪
もうめちゃくちゃ綺麗です。どこまでも透明な水とその中に広がる石と水草の景色。ため息が出るくらい美しくできちゃいました♪
やっぱり透明度が高いガラスボトルを使ったのがよかったみたいですね。
翌朝。
ベランダの明るい日陰に置いておいたアクアリウムボトルをみてみると、水草にこんなにたくさんの気泡がついてました。どうやら水草が元気に光合成をしてしてるみたいです。
こんなに小さいガラスボトルにソイルや水草をいれただけなのに、こんなに素敵なシーンが見られるなんて、ほんとにすごいな~♪
水草が育つのにちょうどいい環境ができたんでしょうかね。
ボトルアクアリウムのメンテナンス
ところで気になるのがメンテナンスの方法なんですが、これまたとっても簡単で、1週間に1度こうやって水を入れ替えてあげるだけです。
入れ替えといっても、水を出してから入れなおすんじゃなくて、私は例の「温泉かけ流し式」でやってるのでペットボトルの水を流しいれてるだけだったりしますが、この方法で水を入れ替えてるだけで藻も生えたりせず、水草も元気に育ってくれてます。
そうそう、最初の注水も、水替えの時もカルキ抜きをした水を使うのがポイントだそうです。水道水をそのまま注ぐと水草が傷んだり、底のソイルに自然発生する水を綺麗にしてくれるバクテリアが死んじゃうそうです。
水換え後のボトルいっぱいに水が入ってる時は、目の前に水の塊が浮いてるみたいに見えて、ほんとに綺麗ですね。
私はこの溢れそうで溢れない水面が揺らめいてキラキラと輝いていて、その向こうに爽やかなグリーンの景色が広がる様子がほんとに大好きです。いつまででも眺めていられます。
特に木漏れ日の下に置くと光の陰陽がとっても綺麗で、水草がより輝いて見えるんですよ。
眺めてたら仕事の疲れもあっという間に癒されちゃいます。
水草だけのボトルアクアリウムを立ち上げるコツ
最後にボトルアクアリウムを立ち上げるときのコツをまとめておきますね。
- 透明度の高いガラスボトルを使う
- 水草が浮かないように石で押さえる
- 温泉かけ流し式で水を綺麗に
- 明るい日陰に置く
- 週に一度水替えをする
こうやってまとめてみて気づいたんですが、作るときも維持するときも難しいことは一つもないんですね。
それでいてこんなに美しい景色がが楽しめるなんてほんとにすごいな~。
ボトルアクアリウムを作ってみよう!
というわけで、癒されちゃうくらい綺麗なボトルアクアリウムが素人の私でも簡単にできちゃいました~♪
夏の暑い日を涼やかで穏やかな気持ちにしてくれるくらいの水景ができたので、嬉しくてたまりません。
っていうか、出来栄えが嬉しすぎるので誰か褒めてください(笑)。
透明なガラスボトルに砂利とソイルをいれたら水草と石をレイアウトしてはい完成!
というお手軽な方法で、そこら辺の観葉植物やお花の何倍も綺麗な上に、作るときも出来上がった後もときめくような水景を楽しむことができるので、興味を持たれたかたは是非試してみてくださいね♪
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