なんでも自分で直してみたくなるまあくんです。実家のお風呂の蛇口からポタポタと水漏れが続いてたので、自分で修理してみたんですが、原因が分からなかったりハプニングが発生したり大騒ぎ!原因や修理のコツさえ知ってたら10分で簡単に修理できるのに!って思ったので、今回は蛇口の水漏れを直すときのコツやポイントを紹介します!
蛇口の先からポタポタと水が垂れてるんだけど、
・どこをどう直したらいいの?
・水道屋さんに依頼すると結構お金がかかるかも?
・漏れてる水がもったいないから早く直したい!
なんて感じで、自分で直してみたい!と考えてたり、水道屋さんに修理をお願いしようかなと考えている方は、是非参考にしてくださいね。
ちなみに僕の場合は、ハラハラする状況はありましたが、3500円くらいでお得に修理できちゃいました(^^♪
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蛇口の先からポタポタ水漏れする原因
こちらは実家のお風呂の混合水栓の蛇口です。いつのころからか蛇口の先からポタポタ水が漏れるようになりました。しかも24時間、一日中漏れてるらしいんです。
気になって風呂の栓をしてどれくらい水が漏れてるか確認してみたら、なんと1日で浴槽の3分の1~半分くらい溜まるたまる量の水が漏れてるって分かってびっくり!!!
こりゃいかん!ってわけで、蛇口を修理することに。
ところがお風呂の水栓をみても、蛇口をのぞいても、どこをどう直したらいいか全然分かりません。。。
昔ながらの水道の蛇口ならコマとかパッキンいわれるゴムの部材を交換したら修理完了なんですが、お風呂の水栓は混合水栓というちょっと複雑な仕組みの水栓です。これは簡単にはいきそうにありません。
むむ~、どうしたらいいんだろう?
水道屋さんを呼んで修理しようかとも思ったんですが、出張費用や修理代に部品代とかを考えたら多分1万円とか2万円とかかかると思うんです。
しかも今は年末年始というタイミング。きっと特別料金をとられるとか、すぐに対応できませんなんていう展開になるに違いありません。
ふにゅ~。弱りました。。。
蛇口の先端からの水漏れ原因は切替弁
でもって色々調べてみたら、混合水栓の蛇口の先端から水漏れする場合は『切替弁』という部材が劣化している可能性が高いことが分かりました。
ちなみに混合水栓っていうのは上の写真の様な水栓をいいます。
水栓の蛇口の根元や、ひねる部分の根元からの水漏れをしている場合は別の原因が考えられますが、混合水栓の蛇口の先端からの水漏れの場合は、この切替弁が水漏れの理由である可能性が高いそうです。
参考に切替弁が水漏れの原因と診断するポイントを紹介しておきますね。
蛇口から水漏れした時の原因の診断ポイント
・混合水栓
・水栓の「蛇口の先端」から水漏れ
よし!断定はできませんが、切替弁が劣化してる可能性が高いので、この部品を交換してみます!
混合水栓の蛇口の水漏れの直し方
ここからは実際に実家の混合水栓を直したときの流れや注意ポイントを紹介します。
修理のための部品を購入する
今回修理が必要なのは切替弁です。たぶん。。。
ひょっとしたら違うところが故障や劣化している可能性もありますが、自分の診断(ネットの情報)を信じて部材を購入しました。
水栓の製造元のLIXILに注文しようかと思ったら、アマゾンでも取り扱ってたので注文すると翌日には到着。
そして3500円でお得に購入することができちゃいました。最近はどんな部品でもお得に手に入るんですね~♪
切替弁を交換する
水漏れしてる蛇口の修理の方法は、切替弁を交換するだけです!なんだ~、超簡単じゃん♪
とか思ってたら、意外なところで大苦戦!
なめてたら、もう一生お風呂に入れなくなっちゃうんじゃなって思うくらい冷や汗かきまくりのピンチに陥ってしまいます。
僕と同じ目に会う方が出てこない様にという思いを込めて、どこが大変で、どうしたらいいのか、分かりやすくばっちり解説しますよ~!
●水の元栓を締める
まずは水の元栓を締めます。それから念のため、お風呂の蛇口をまわして水が出てこないか確認しておきましょう。
元栓か閉まっている確認ができるだけでなく、水栓内部にたまった水の圧力をさげ、切替弁を交換する時に水が噴き出すのを防ぐことが出来ます。
続いて、シャワーや蛇口から水を出すレバーを外します。このレバーは「シャワーバス切り替えハンドル」と呼ぶそうです。
固定用のキャップがついてるんですが、そこに小さい穴があいているので、マイナスの精密ドライバーか千枚通しの様な針状のものを突きさしてこじってこのキャップを抜き取ります。
そうすると、シャワーバス切り替えハンドルが簡単に外れるようになります。
そして、見えてきた突起物のある部材が切替弁と呼ばれる部材です。
どこからどこまでが切り替え弁なのか分かりにくかったりしますが、樹脂で出来ているグレーや白色の部材が切替弁というひとつの部品です。
●固定ナットを外す
この切替弁は手前の真鍮色(鈍い金色)のナットで固定されているので、これを外します。
固定ナットは結構固く締め付けられてるので、手で握って回すことはできませんが、モンキーレンチという道具を使うと簡単に回すことが出来ます。
僕は父が持ってた古いモンキーレンチを借りてやってみたら、すごく簡単に外すことが出来ました。
●最大の難関!切替弁を外す
さあ、いよいよ古い切替弁の交換ですよ。これを交換すれば水漏れが直るはず!
が!この切替弁がもうほんと~に全然外れないんです。
外れにくいという話は事前にネットの情報をみていたので覚悟はしていたんですが、まさかここまで外れないとは。。。
プライヤーといわれるペンチみたいな部材で引っ張ってみてもダメだし・・・
根元を思いっきりつかんでぐりぐりやってみたら切替弁のプラスティックが砕けてくるし・・・
滑り止めのシートを挟んでみたりもしたんですが、もう本当に外れないんです。
ちなみに苦労しながらも工夫して実際に切替弁を外した人の情報をまとめると
- プライヤーでつまんでハンマーでたたいて外す
- 隙間にドライバを入れててこの原理でこじる
という2種類の方法があるようです。
本来はさっきの固定ナットを外した後で、再度シャワーバス切り替えハンドルとキャップを装着した状態にして引っ張ると、切替弁も一緒に抜けるらしいんですが、全然だめで、切り替えハンドルとキャップがすっぽ抜けるだけ。
ここは経験者の情報にすがってみようと思って僕もこの順番でやってみたんですが、
1の方法を使ってハンマーでたたいてもびくともせず・・・
っていうか、水栓ごとバキって壊れて吹っ飛ぶんじゃないかと思って思い切り叩けませんでした(笑)
ちなみに思いっきりたたいても、プライヤーが滑って外れるだけです。。。
2の方法も試してみたんですが、隙間にドライバーを突っ込もうと思っても、その隙間がなくて、切替弁自体が削れるだけだったり・・・
もう本当に全然・全く・ち~っとも・外れないんです。
これで外れるって言ったの誰ですか~!なんとかしてくださ~い!(>_<)
って寒いお風呂の中で泣きそうになりました。
●切替弁交換で失敗しやすいポイント
しかもこの外しにくい切替弁には、陥りやすくやってしまうと取り返しのつかない落とし穴があります。
それがこちら!
力を入れすぎて、切替弁の突起部分を破壊しちゃうっていう落とし穴です!
全然外れないから「思いっきりやってみよう!」とか思って力を入れすぎると、
ぎゃああああああ~!
と青ざめながら叫んじゃうはめになります。
ちなみにこの落とし穴にはまったのは僕じゃないですよ~。父です。。。
以前、父も水漏れを直そうとしていろいろ試してみたみたいなんですが、原因が全然わからなくてあきらめたそうで、僕が修理し始めたのをみて興味津々の様です。
僕が切替弁を外すことが出来ずにスマホで情報を調べてるところに現れて、「直せそうか」と聞いてきたので
「この切替弁を外したいんだけど、この突起を乱暴に触ると折れちゃうし、つかむとこが少ないから苦労してるの~」と説明すると、
「こうやったらはずれるんじゃねえんか」とか偉そうにいいながら勝手にプライヤーで切替弁の最も触ってはいけないところを挟んで、あっという間にベキッと破壊・・・
へっ!?
な、何やってんの~~~~~!!!?
切替弁の先っちょが折れちゃってるし、バネやワッシャーも飛び散って、交換どころか、もう元に戻すこともできなくなってるじゃん!
どうすんのこれ!!!?水出てるよ!
みたいな状態になりつつ、
こ、このままじゃもうお風呂に入れない・・・
お父さん・・・お願いだから出しゃばらないで・・・
と悲しい気持ちに。。。
壊れた部品はもう元に戻せませんし、絵にかいたような愚かな行動をする父に呆れるやら、お風呂に入れないことに絶望するやら、やるせない気持ちになっちゃいました。
●てこの原理を応用して切り替え弁を外す
とはいえ!
絶望してたらお風呂に入れなくなっちゃうので、ここでいろいろ考えた結果、古い切替弁は壊れようが砕けようが、外れさえすれば問題ないことを踏まえて、新しい方法を考え出しました。
それがこちらです。
切替弁のできるだけ根元の部分に電動ドリルで穴をあけます。
ちょっと責任感を感じたのかまあくんパパがドリルを持ってきて穴をあけてくれました(笑)。
その穴にドライバーをつっこみ、水栓の本体を支点として、てこの原理でこじると・・・
ちょっと抜けました!
そしてさらに隙間にドライバーを挟んでさらにてこの原理でこじると・・・
スポッと切替弁が抜けました~~~っ!!!!
やった~!!!(@^^) /
いや~、起死回生とはこのことです。
もうどうにもならないという絶望の淵から一発大逆転。半沢直樹のドラマの様なすっきり感を味わえました(笑)。
電動ドリルで穴をあけてくれた父の名誉も挽回され、無事に事なきを得ましたよ~。
そうそう、混合水栓を外した混合水栓の本体はこんな感じになってます。
切替弁を外すときに「どこからどこまでが切り替え弁なのかな~」って迷ったときはこの写真を見てください。
この写真に映っているもの以外は切り替え弁なので、外すときに傷ついても砕け散っても大丈夫です。
●新しい切替弁をはめる
古い切り替え弁が外れればあとはもう簡単です。
こうやって新しい混合水栓を同じ向きで挿し込んで固定ナットで締めるだけです。
切替弁を差し込んだ時に、水栓本体の奥まで入りきらなかったりもしますが、写真の様にちょっと出っ張ったままでも気にせずに固定ナットをはめてモンキーレンチで締め付けると、切替弁も所定の位置まで入ってくれます。
固定ナットを軽く取り付けて・・・
モンキーレンチでしめると・・・
ハイ固定完了!あとはレバーハンドルとキャップを取り付ければ・・・
お風呂の蛇口の水漏れの修理が完了しました~!
いや~、ほんとに簡単ですね~(笑)。
一時はどうなるかと思いましたが、無事に交換弁を交換することができました。
ドキドキしながら水の元栓をもどしてみると、
全然もれてな~い!
あんなにポタポタ垂れてた水がピタッと止まるようになりました♪
しかもレバーハンドルを回すときにするすると軽い力で回るようになっててびっくり!
どうやら切替弁が劣化するとレバーハンドルが固くなって回しにくくなるみたいですね。
使いやすくなって家族も大喜びです♪
蛇口からの水漏れを自分で直してみよう!
というわけで、ちょっと説明が長くなりましたが、
蛇口の先から水がポタポタ漏れる場合は切替弁を交換すれば簡単に直すことが出来ます。
ただ、切替弁が簡単に外れないことがあり、これを何とかするのには知識やコツが必要です。
直せなかったら水道屋さんが来るまでお風呂に入れないかもっていうドキドキハラハラ感も味わえます(笑)。
いや~、交換弁を父が砕け散らしたときはもうほんとにダメだと思いましたが、交換弁は壊れても傷ついてもとにかく外れさえすればいいって考え方がよかったんだと思います。
今回紹介したテクニックを使えば水道屋さんを呼ばなくても切替弁を外せると思うので、「自分でもできそう!」って思った方は是非チャレンジしてみてください。きっとドキドキワクワクしながら安く修理ができると思います。
あっ!そう言いつつも、違う原因で水漏れが起こってるとか、修理中に部品を壊して再起不能にしてしまうってこともあると思うので、修理する時は自己責任でお願いしますね(笑)。
コツさえ知ってれば対応も簡単だし、水道屋さんを呼ばなくていいので、早くてコスパよく修理が出来ますよ♪
役に立ってくれるといいな!まあくんのなんでもミニ情報!
スムーズに混合水栓を直す為のポイント
そうそう、原因を特定する時にひとつポイントがあります。
混合水栓の様な複雑な部材構成のアイテムを直すときは、どんな部品を組み合わせて作られているのか、部品の構成図や説明書を事前に確認しておきましょう。
混合水栓はたいてい裏側にメーカー名や品番が記載してあるので、それをみてネットで検索すると水栓の説明書や模式図を見ることが出来ます。
そうすると水栓の全体構成が把握できて原因を特定しやすくなったり、部品名称が分かって部品の購入しやすくなったりして修理がとってもはかどります。
この部品は回したらいいのかな?それとも引っ張ったらいいのかな?なんて悩むこともなくなるので、まずは品番確認と説明資料の確認をオススメします。
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