猫草まで自分で栽培しはじめたまあくんです。わが家のネコちゃんが猫草をいっぱい食べるので、試しに自分で育ててみたら、予想以上に簡単に育てられて、猫も新鮮な猫草に大喜びだったので今回は猫草の簡単な育て方やコツを紹介します!
- ネコ草を育ててみたい
- ネコ草ってそもそもなんなの?
- ネコ草を自分で育てて節約したい
- ネコ草がすぐ枯れて困ってる
という方に役に立つ情報だと思うので、参考にしてくださいね。
ネコ草は自分で育てるとお得
ホームセンターやスーパーで販売されているネコ草ですが、自分で簡単に育てることができて、結構お得になるってご存じですか?
ネコ草は意外と高い
というのも、猫草は結構お値段が高かったりします。
例えばホームセンターで販売されているネコ草は1鉢で330円~360円くらい。
ちょっと前までは298円が定番だったんですが、物価高騰の波におされてネコ草まで価格が高くなっちゃってるみたいです。
雑草みたいなただの草が360円はちょっと高いよ~。
ネコ草はすぐ枯れてしまう
しかもこの猫草は厚紙の簡易鉢みたいなものに植え付けられていて、水を上げたらずっと育て垂れるのかと思いきや、大体1~2週間くらいすると葉が黄色くなって枯れてしまうことがあります。
日光にあててみたり、お水をあげてみたり、いろいろやってみましたが、そんなに長持ちしてくれないんです。
ネコが先っちょをハグハグ噛んでしまうので、猫草としても元気で綺麗な状態を保ちにくいんでしょうが、長持ちしない上にお値段が結構かかるとなると、「自分で育てた方が安くて新鮮な猫草がたべられるかも?」なんて思っちゃうのが猫心?です。(ネコも多分そう思てるはずです(笑)。
ネコ草ってなんの葉っぱなの?
でもって、猫草を育てようと思ったときに最初に浮かぶ疑問が、猫草っていう品種の草があるののかな?ってことです。
ネコ草の正体はえん麦という麦の苗
私も以前は知らなかったんですが、猫草は商品名というか通称みたいなもので、品種名でいうと、えん麦などの麦の一種の苗なんです。
※えん麦以外の麦の一種が使われている場合もあります。
えん麦というのは、ダイエットに役立つヘルシー食材としてメジャーになってきたオートミールの原料ですね。
ネコ草のとっても簡単な育て方
猫草(えん麦)は園芸店や通販で種が販売されているので、普通に購入して育てることができます。
今回は今回は畑がなくてもベランダや室内で簡単に育てられるスポンジ水耕栽培の方法を前提に猫草の育て方を詳しく紹介しますね。
ネコ草の栽培に使う道具
まずはネコ草の栽培に必要な道具を添えましょう。必要なものは意外と少なくて超シンプルです。
- えん麦の種
- 栽培容器
- 栽培用スポンジ
- 液体肥料
4つの道具があれば簡単に育てることができます。
ここではだれでも同じ栽培方法を再現できるようにアマゾンや楽天などの全国共通で購入できる道具を中心に説明しますが、すでに持っている道具や100均ショップの道具を組み合わせてもOKですので、工夫してみてくださいね。
ネコ草を育てるプランターの準備
まずは猫草を育てるプランターとスポンジを用意します。
プランター選定のポイントは、大きなものをひとつ用意するのではなく、コンパクトなものを複数用意することです。
そうすれば、2週間おきなど多段的に種まきをして、常に食べごろの猫草が茂っている状態を維持することができます。
猫に猫草をあげるときも、コンパクトな容器の方がねこが食べやすいメリットもあります。
僕はホワイト色でシンプルな形状のケユカというブランドのケースを使っています。
8×16㎝で、猫が食べるのにちょうどいいサイズなんですよ。それから水耕栽培の方法で育てるので、底穴がない平らな形のものを選びましょう。
スポンジの方は水耕栽培用のスポンジを使います。
100円ショップでキッチン用のスポンジを購入してもOKですが、水耕栽培専用のものを使うと含水力が植物の成長に合うようにできていたり、必要なサイズにちぎって使える様に切れ込みがはいっているのでとっても便利です。
さっきのケユカのケースだと18個使うんですが、たいてい300個くらいのシートになっているので16回くらい使えます。さらに、スポンジは再利用することもできるので、コスパも意外といいんですよ。
僕の場合はお値段がちょっと高めですが、黒い水耕栽培用のスポンジを使っています。
理由は水耕栽培の最大の敵である藻が生えるのを防いでくれたり、見た目がかっこいいからです。
繰り返し使えるので、コスパも悪いというほどではないので、愛用してます。
栽培容器にサイズを合わせたスポンジを入れたら、水を入れてスポンジをひたひたに湿らせます。写真の様に水を入れたらスポンジを手で押さえて空気を抜いてスポンジを湿らせるんですが、水が外にこぼれちゃうときがあるので、濡れてもいい場所でやりましょう。
僕はいつも床を濡らしちゃって、大慌てで床を拭いてます(笑)。
水の量はこれくらいが目安で、スポンジの表面が水に沈んでるくらいがベストです。
ネコ草の種まき
猫草の種(えん麦の種)はどんなものでもOKです。こだわりの有機栽培や国産などを売りにしている種もあれば、安くて一般的な種もあります。
僕の場合はアマゾンで購入できるこちらの種を使いました。ネグサレタイジというインパクトのある商品名になってますが、野生種のえん麦の種です。緑肥といって、畑や田んぼで育てると土を豊かにしたり害虫を抑制する効果もあるのでこういった名前がついているみたいです。
送料を抑えるために2パック同時購入しました。
あとはこの種を栽培容器にまんべんなく蒔けば種まき完了です。
上から土をかけたりする必要もありません。ポイントは種がほとんど水につかっているくらいの状態になっているかチェックするだけでOKです。超簡単ですね。
種まきをしたら日当たりのよい窓際やベランダなどに置いておきましょう。
発芽温度が20度以上なので、寒い時期は室内がおすすめです。
※日光がなくても発芽はするので、温度だけ注意すればOKです。
参考に種のパッケージに書いてあった栽培時期や適温などの情報も載せておきますね。
猫草の栽培時期
種の情報によると、猫草は寒いエリアを除けば、日本のどこでも3月~12月くらいまで、いつでも育てられます。
発芽時の温度が20度必要で、それさえクリアすれば温度が下がっても育てることができるので、種まきの時期に20度ありそうかをチェックしておけば大丈夫です。
ネコ草の発芽と成長
毎朝、種が水につかっているかチェックして水を足しつつ見守っていると、種まきから4日後くらいにはこんな風にピロンと根が出てきます。
そしてさらに2日程経つと、薄緑色の芽が出てきます。
それにしても。なんかちょっと見た目がエイリアンっぽい気がするのは僕だけかな?
猫草の肥料のやり方
猫草の種が発芽したら今度は液体肥料をあげはじめます。
今までは水を上げていましたが、今度からは水の代わりに液体肥料を水で薄めて培養液として使います。
液体肥料はどんなものでも構いません。
僕はいつも水耕栽培専用のハイポニカ液肥という商品をつかっていますが、もっと一般的でどこでも販売されているハイポネックスという液体肥料でもOKです。
液体肥料を商品の記載内容に合わせて、500~1000倍に薄めた培養液をつくり、栽培容器の水が減ったらその分を足すようにしましょう。
日当たりの良いところにおいておけば、種まきから10日くらいでこんな大きさになります。
背丈の小さい緑色の草がピヨピヨっと立ち上がってる様子がなんだかかわいいですね。
大きくなってきても基本的にやることは同じで、容器の水が減ったら液体肥料を薄めた水を追加してあげましょう。
この時にポイントになるのが水の量です。根がスポンジの中に伸びてきたら、水の量は根が水につかるくらいの量に減らしましょう。
種の時は種が水に浸かるくらいにしていましたが、今度は根が水を吸い上げるので、スポンジの高さの半分くらいでOKです。
そうすることで根が呼吸できずに腐ってしまう事を防げるので、根がどれくらい伸びてるのか様子をみたり、予想しながら水の量を調整しましょう。
そうすると種まきから2週間でこれくらいに成長し、猫草として食べられる状態になります。
さらに育てると・・・
種まきから1カ月くらいでこんなに元気で綺麗な猫草に成長してくれます♪
猫草に朝日が当たるとフレッシュグリーンがキラキラ輝いてとっても綺麗なので、インテリアのグリーンとしてもいいですね。これくらいに成長したら、次のネコ草の種を蒔くというようにすると、連続して途切れることなく猫草が楽しめます。
ネコ草の収穫時期
猫草の収穫時期ですが、特に決まりはありません。
目安としては草丈が15㎝前後に生えそろったら食べごろですが、わが家の場合は猫草が食べごろになると、こうやって猫がやってきて催促してくれます(笑)。
もう食べてもいいかニャ?
って顔してるでしょ。
猫草は栽培容器に植わったまま猫が食べるのが一般的で、収穫といっても切り取って収穫するわけではないので、そろそろかなと思ったら栽培容器ごと猫の前に出してあげればOKです。
逆に、完全に育ち切ってから猫にあげ始めると、数日でさらに大きくなって葉っぱが固く乾いた感じになってきたり、育ちすぎて葉が倒れたりしてくるので、手遅れにならない様にしましょう。
ネコ草を上手に育てる2つのコツ
最後にネコ草を上手に育てるコツをまとめて紹介しておきます。
種まき直後は水量を維持する
種まき直後は種が水につかった状態を維持しましょう。
毎朝チェックしてあげないと、気づけば種や根が乾いてしまってるという失敗につながります。
根が伸びてくると、厳密に水の量を管理する必要はなくなり、スポンジが乾いてしまう前に水を上げるだけでOKですので、それまではしっかりチェックしてあげてくださいね。
できるだけ直射日光に当てる
こんな綺麗な緑色のネコ草を育てるためにはとにかく日光に当てることがポイントです。ベランダでも、室内の窓際でも育てることはできますが、とにかく日光が当たる位置においてあげましょう。
このふたつのポイントを押さえておけば、誰でも綺麗でおいしい(?)猫草を育てることができます。
※猫草がおいしいかどうかはわかりませんが、わが家では猫が大喜びで食べてくれてるので、多分おいしいんだと思います(^^♪
猫草を自分で育ててみよう!
というわけで猫草は誰でも手軽に育てることができます。
販売されている商品を買い続けるよりもコスパがいいだけでなく、楽しく栽培できたり、インテリアグリーンとして楽しむこともできるのがメリットです。
そして、何よりネコがすごく喜んでくれるので、猫を飼ってる方はぜひ試してみてください。
きっと猫もご主人さまも楽しめると思いますよ♪
ちなみにわが家のネコは猫草の前に座ってじっとこっちを見るので、ちぎって口の前にもっていってあげると夢中になって食べるという変な癖がついて困ってます(笑)。
役に立ってくれるといいな!まあくんのなんでもミニ情報!
無印良品のネコ草もあるよ
ちょっと意外だったんですけど、なんと無印良品で猫草の栽培キットが販売されているそうです!
お値段高めですけど、気になるので今度育ててみよっかな?
僕の様に気になる方はチェックしてみてくださいね♪
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