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ニューバランスのスエードの色落ちや色褪せを補修する方法

色落ちしたニューバランスのスニーカーの色を復活させる道具

ニューバランスのスニーカーを長年愛用しているまあくんです。スエードの部分が色落ちや褪せをしてきたので、自分で色を補修してみたら、新品なんじゃないかと思うくらい綺麗に仕上がってびっくり!そこで今回は色落ちや色褪せをしたニューバランスのスニーカーを復活させる方法を紹介します!

  • スエードの色落ちや色褪せを直したい
  • 古くなったスニーカーを復活させたい
  • 限定モデルや愛用しているスニーカーを長く使いたい
  • 色落ちしたスニーカーを処分するのはもったいない
  • 新しいのを買うと靴ずれが怖い

という方々にきっと役にたつと思うので参考にしてくださいね。

色褪せしてきたニューバランスのスニーカー

スエード部分の色が褪せてきたニューバランスのスニーカー

こちらは僕が愛用している海外モデルのニューバランスのスニーカーです。

スエード部分が色褪せ下ニューバランスのスニーカー


改めてみてみると、スエード部分の色が落ちたというか色褪せしちゃったというか、くたびれた感じになってきてます。
赤いメッシュ生地の部分は全然色落ちしてなくて、スエードの部分だけが色褪せてるので余計に目立っちゃってますね。

新品の時のニューバランスのスニーカー

ちなみに新品の時はこんな風に鮮やなレッドカラーで、それはもうかっこいい赤色だったんですよ(^^♪
思い返せばこれを購入したのは8年前。。。

いくら大事に使ってきたとはいえ、そりゃあ色褪せもしちゃいますよね。
でも大丈夫!買い替えなくても新品の時と同じくらい鮮やかな色を取り戻す方法があったんです。

最初は僕も半信半疑だったんですが、試してみたら見違えるくらい綺麗になってくれたんですよ。
なので、実際に僕が補修作業をしているときの写真を使いながら、色褪せや色落ちをしたニューバランスのスニーカーの色を復活させる方法を詳しく解説しますね。

スエードの色落ちや色褪せを修理する道具

まずは必要な道具を用意しましょう。

スエードのスニーカーの色落ちや色落ちを修理する時に必要な道具は意外と少なくて、以下の3つだけです。

スエード用のブラシ

スエード用のやわらかいブラシ

まずはスエード専用のブラシです。馬や豚の毛で作られたものが多いんですが、僕はコスパが良くて、ちょっとかっこいいこちらのブラシを使ってみました。

スエード用のブラシ

毛先のサイズや毛の固さがちょうどよくて、スニーカーの複雑な形状のところについたほこりを落としやすいんですよ。
コンパクトなので収納するスペースをとらないのもいいところです。

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スエード専用の補色用染料

スエード専用の染料

続いて色落ちを直すためのアイテムです。スエードダイムリキッドという聞きなれない名前なんですが、色落ちや色褪せしたスエードを補色し、新品の時の様な色を復活させる染料です。

補色という表現が、これまた分かりにくいかもしれませんが、要は色落ちしたスエードに上から色を足してあげるって意味ですね。

カラーダイムリキッドの説明書部分


フランス製なんですが、説明は日本語で詳しく記載されているので、安心して使うことができますよ。

平筆と小皿

平筆と小皿

これは絶対必要なわけではありませんが、あると細かい部分の補色をする時にとっても便利です。
塗り絵をする時に線からはみ出したりすることが多い方は、事前に準備しておきましょう。

どちらも100円ショップで販売されているものでいいと思いますし、すでにお持ちの物を活用いただいてもOKです。

それからおまけになりますが、キッチンペーパーとビニールなどの敷物があると、染料がたれたりしたときにすぐ対応できるので安心です。

絵の具で絵をかくときの準備と同じですね。

スニーカーの色落ちや色褪せを直す方法

それでは色落ちや色褪せをばっちり直していきますよ~。

表面の汚れや埃をブラシで落とす

スニーカーをブラッシングして埃を落とす

まずは靴ひもを外し、スエード専用のブラシでスニーカーの表面についた埃や汚れをブラシで払い落としましょう。

スエード用のブラシ


特に紐が通っていた形が複雑な部分やソールとの境目等、泥や埃がつきやすい部分は念入りに綺麗にしてくださいね。

スエード部分に染料を塗る

次はスエードの部分に補色材を塗ります。

カラーダイムリキッドのキャップを外す


カラーダイムリキッドのキャップを外すとこんなスポンジのヘッドがでてくるので・・・

カラーダイムリキッドを紙に押し当てて染料を出す

スポンジ部分をキッチンペーパー等に押し当てましょう。そうするとスポンジに染料がしみこみます。

染料がしみこんだスポンジ

意外と染料はさらっとしていて、万年筆のインクみたいな感じをしています。

スエード部分にカラーダイムリキッドを押し当てる

スポンジにインクがしみこんだら、スエードの部分に押し当てる様にして、スエードに染料をしみこませていきます。
(写真はスポンジの先端だけにインクがついてますが、スポンジ全体が赤くなる様にたっぷりインクをしみ込ませてから作業をした方が塗りやすくなります。)

カラーダイムリキッドをスニーカーに塗ったときの様子

「染料がスエード部分以外につけちゃいけない」って思うと、めちゃくちゃ緊張しますが、慎重に、そして大胆に塗り広げましょう。上から色を載せてあげるとか、しみ込ませてあげるイメージで作業するとうまくいきますよ。

塗りムラは気にしなくてOK

それから、染料がたくさんついたり薄くついたりするところがでてきて「やばい!」ってあせるかもしれませんが、気にする必要はありません。
かなり色がついていると思っても、乾けば少し薄くなりますし、薄いところは色を何度か重ねてあげればOKです。
この染料は薄い色を重ねて塗るという前提で色の濃さが調整してあるので、色の濃さの調整がしやすいのが特徴です。

スエードにカラーダイムリキッドを塗る

こういう大きな面積のところはスポンジを押し当てて染料をだしながら、塗り広げていけばOKです。

へこんでいるところや溝みたいになっているところは、こうやってスポンジの角をつかって染料を載せていきますが、結構難しかったりします。

平筆で染料をスニーカーに塗る

そういう時は平皿に染料を出して、平筆で塗ると失敗しないで綺麗に塗ることができます。

スニーカーを補色する染料の色

ちなみに染料を小皿に出すときはスポンジの先端を小皿に押し当てて、ボトルを押すと染料が出てくるので、これを筆で塗りましょう。

って、なんか血が出てるみたいで怖いですね(笑)。

平筆で細かい部分を塗る

筆を使うと、こんなNのトレードマークの隙間部分もはみ出さずに綺麗に塗ることができます。

はみ出したら染料がついてしまう。

ちなみに、塗るときに、はみ出したり、染料を垂らしたりすると、白いソールがピンクになったり・・・

染料が糸についたり

白い糸が赤く染まったりするので注意しましょう(笑)。

はみ出したら劇落ち組んで色を落とそう

ソール部分は激落ちくんでこすればだいたい色が落ちましたし、Nマークの部分も水をつけたキッチンペーパーで拭けば綺麗になりましたが、写真の様に紐の部分についた染料は全然取れませんでした。。。

染料を垂らしたりはみ出したりして変なとこを染めてしまわない様に注意しましょう。

そういう意味でも、染料のボトルについているスポンジだけでなく、平筆も使い分けることをおすすめします。

黒い部分は重ねて塗ってもOK

それから黒い文字の部分は上から染料を塗ってしまっても全く問題ありません。
あくまでも補色で色を足すだけなので、黒に赤を加えても黒になるだけです。
文字が見えにくくなったりすることはありません。

穴が開いている部分は注意が必要

こういう穴が開いているところに染料を塗るときは別の注意が必要です。
穴が開いてるところでスポンジを押し当てて塗ろうとすると・・・

手についた染料は取れない

穴を通り抜けて、裏にあてていた指が赤く染まります(笑)。

石鹸で洗ってもなかなかとれないんですが、夜お風呂に入ったら綺麗に落ちてましたのでご安心下さい。

塗り終わった状態

というわけで、こんな風にスエードの部分に色を付けられたらOKです。

補色する前と後のニューバランスのスニーカー比較

染料を塗る前が左側、塗り終わったのが右側です。
すっかり色落ちしてたスエード部分が鮮やかな赤に復活しつつありますね。

塗り終わった方は結構色むらがあるように見えてますが乾けば自然な風合いになるので問題ありません。

一晩乾燥させる

染料を塗ったら一晩乾かす

左右のスニーカーを塗り終わったら風通しの良い日陰で一晩乾燥させます。
気になるニオイもないので、直射日光が当たらないところだったら屋外でも屋内でもどこでもOKです。

スエードの毛を起こす

スエードの寝ている毛を起こす

乾燥できたら、最初に使ったやわらかいブラシで、スエードの毛を起こしてあげましょう。
補色したときに倒れて寝ちゃってた毛が立ちあがり、スエードの風合いが置きあがります。。。

というのがカラーダイムリキッドの説明に記載されてた内容なんですが、これはパスしてもいいと思います。

補色した後のスエードの起毛の様子


といのも、染料は水みたいな感じで粘りはないので、スエードの起毛がぺったんこになったりしてなかったからです。
写真の様にブラッシングしなくてもスエードの風合いはそのままなので、起毛の様子を見て、必要があればブラッシングしてあげるくらいでいいと思います。

補色したスニーカーの仕上がりは?

さ~、それでは色落ちを補色で修理したスニーカーの仕上がりを確認してみましょう!

スエード部分が色褪せ下ニューバランスのスニーカー

こんなに色が落ちてたスエードの部分が・・・

新品の様に色が復活したニューバランスのスニーカー

こんなに鮮やかな色に復活しました~♪
綺麗な赤ベースに黒の紐がかっこいいな~。

さらに分かりやすく比較すると・・・

色褪せを補色したスニーカーのビフォーアフター

補色してあげるだけで、こんなに綺麗になってくれるなんて!
思わずにんまりしちゃうくらいの仕上がりです♪

かかとの部分も色落ちして濁ったりくすんだ感じだったスエード部分が、こ~んなに鮮やかでつややかな色に戻ってくれてます。文字もにじんだりしてないし、素人が補修したとは思えない仕上がりですね。

ちょっと大げさかもしれませんが、新品に戻ったと言っても過言ではない気がするくらいです。

自然な風合いで色落ちが解消されたスニーカー

実際に試してみて分かったんですが、このカラーダイムリキッドの最大のメリットは、『自然な感じ』で補色が仕上がることだと思います。
ドロッとしたペンキをべったりと塗るのと違い、カラーダイムリキッドの場合は少し薄めの色を重ねて好みの色に仕上げられるので、同じ赤でも絶妙なニュアンスがついてて、すごく自然な仕上がりになってました。

僕、スニーカーをリフォームしちゃいました!

って感じじゃなくて、

いつの間にやら、さりげな~く新品に戻ってる

みたいな感じです(笑)

自分で色褪せを直すのにかかる費用

かかった費用を整理してみると、ブラシとカラーダイムリキッドと、平筆と小皿で2100円くらいでした。
ニューバランスのスニーカーを買い替えようと思ったら、1~2万円くらいかかっちゃいますが、2100円で直せちゃうってコスパがいいですよね。

しかもリキッドはまだたくさん残ってて、さらに2回くらい使えそうなので、1回あたり700円くらいにできそうだったりもします。

ふふふっ!これなら愛用してるスニーカーを20年は使えるかもしれません!

そしてなにより新しいスニーカーを探し回ったりする時間がかからなかったり、靴擦れの心配なく履きなれた靴を履き続けられるのが嬉しかったりします♪

限定モデルのスニーカーは二度と購入できないですし、普通に販売されているモデルでも、数年前の形や色はなかったりするので、そういう意味でもありがたいですね。

スニーカーのスエードの色落ちを自分で直してみよう

色落ちしたニューバランスのスニーカーの色を復活させる道具

とうわけで、ニューバランスのスニーカーの色褪せを見事に復活させることができました!

振り返ってみると、実際に作業した時間は30分ほどで、後は一晩乾燥すればいいだけだったので超簡単です!

なんでもっと早くやらなかったんだろう!?

って後悔してしまうくらいの効果があったので、これからもこのニューバランスのスニーカーを愛用していこうと思います。
僕みたいに愛用してるスニーカーがあるんだけど色落ちや色褪せして困ってるって方は是非試してみてくださいね♪

あっ!色を塗ったら違う色になって大変なことになった!!!
なんて後悔しない様に、仕上がりについては自己責任でお願いしますね(笑)。

役に立ってくれるといいな!まあくんのなんでもミニ情報!

自分の靴に合うカラーがなかったら

そうそう、カラーダイムリキッドは全部で10色あるので、一般的なスニーカーの色であれば近いものがあると思いますが、近いものがなかったら無理に購入して作業しない方がいいと思います。

逆に、レッド、ブラック、ブラウン、グレー、ネイビーやグリーンなどの色であれば、色の濃さを調整できるこのカラーダイムリキッドはとっても使いやすいと思います。

薄めの色を上から重ねて補色していく方式なので、全く同じではないにしても、かなり近い風合いが甦ると思いますよ♪

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