ぶどうが病気にかかってもくじけないまあくんです。ベランダ菜園のぶどうが、葉が茶色く枯れてるみたいになってて病気にかかっちゃったみたいです。調べてみたら放置するとブドウが枯れてしまう褐斑病という恐ろしい病気だったので、皆さんにも症状や対処法を紹介します!
ぶどうの葉が茶色くなる謎の病気が発生!
うどん粉病にかかったものの、適切な処置で見事に復活してくれたブドウが元気に育ち始めてからしばらくたった5月21日。
今度は葉がこんな風に茶色くなってるのに気づきました。
葉焼けじゃなさそうだし、ハダニがついてるわけでもないし、また病気かな~?
よくみてみると、全部の葉がなっているわけでなく、特定の枝の葉がこうなってるみたい。
春からずっと曇りや雨が続いたので、生育不良とか根腐れとかかな~?
色々調べてみると、どうやら褐斑病という病気にかかってるかもしれないという事が分かったんですが、この時は断定できなかったので少し様子を見ることに。
※この時すでにぶどうは褐斑病にかかっちゃってます。
褐斑病になったぶどうの症状
僕が病気を断定できずに見守ってたために、褐斑病になったぶどうがどうなるかを実際に体験してしまったので、その時の様子を元に症状を詳しく紹介しますね。
褐斑病でブドウが成長しなくなる
僕が原因を分からずに見守ってると、褐斑病になってるぶどうは全く成長しないという症状が発生しました。
上の写真は5月26日のブドウの木の様子です。
うどん粉病で枝をだいぶ撤去したことや、その後曇天続きだったことでちょっと葉が少ない印象ですが、それでも今までは成長してくれてたんです。
そしてこちらが3週間後の6月15日の様子なんですが、ぜ~んぜん成長してません!
こ、これはマジで重症だと思って慌てるわけですが、褐斑病を掘っておくとブドウの成長が止まってしまうという症状が出るみたいです。
ブドウの葉の茶色い変色部分が広がる
それからぶどうの葉っぱの茶色くなっている部分が徐々に広がっていきます。
最初のころは大きくなった葉を中心に葉の縁から茶色くなっていってたんですが、気づけば若葉にまで広がりつつあります。
元気に生育していくはずの新芽の部分まで茶色いまだら模様になってしまいます。
このまま放置しておくと、ブドウの株ごと枯れてしまうわけなんですが、この段階ならまだブドウを助けられる可能性があります。
僕の場合はネットで調べまくり、おそらく褐斑病だろうと推測して農薬を散布することにしました。
ぶどうの褐斑病に効く農薬
「農薬は使いたくない」っていう強い思いがありましたが、褐斑病になってしまった今はもうそんなことを言ってる場合じゃありません。ちょっと躊躇しながらも、ぶどうにかかる病気に幅広く効くベンレート水和材という強力な農薬を使ってみることに。
僕の場合はこの時、褐斑病を疑いつつも病名がはっきり分からないという状況だったので、いろんな病気に効くこの農薬はすごくありがたかったんです。
診断を間違っててほかの病気だとしても効果が得られますもんね。
ベンレートの効能
この農薬は様々な野菜や果樹の病気に効く農薬で、治せる病気の種類が多いのが特徴です。
以下に効果のある病気を列記しておきますね。
ベンレートの効果があるブドウの病気
- 褐斑病
- うどん粉病
- 灰色かび病
- 晩腐病
- 黒とう病
- つる割れ病
- 芽枯病
これだけいろんな病気に効くなら、今回の病気にも効いてくれるはず!
この薬にわが家のぶどうの未来をかけてみます!
GFベンレートの使い方
箱を開けるとこんなパッケージに薬が入ってました。
使い方は簡単で、水1リットルにこれ一袋(0.5グラム)を溶かして2000倍の希釈液をつくり、病気の部分にスプレーします。
といっても農薬は劇薬です。目に入ったりしたら大変ですし、手や腕につくのもよくないみたいなので、最新の注意を払って長袖のTシャツとマスクを着用して、さらに手術の時に使う様なゴム手袋までして完全防備でのぞみます。
ふふふっ!これなら完璧です!
って、言ってるそばからその劇薬をこぼしちゃいました~!!!
ぎゃ~っ!
と、相変わらずのおっちょこちょいぶりを発揮しつつも、なんとかペットボトルで2000倍の希釈液をつくって100均で購入したスプレーに流し込んで準備完了。
風向きに注意しながら葉や枝にスプレーをしていきます。
劇薬なので(だと思ってるので)皮膚についたら死ぬくらいの思いで、ほんとに最新の注意を払ってスプレーしていきます。
葉の表側だけでなく、葉の裏側も丁寧にたっぷりスプレーしていきます。
葉を一枚一枚手にもってスプレーしていったので、今まで目が届いていなかったところの症状も言えてきました。
枝がこんな風に真っ黒くなってるところがあったり・・・
葉の淵だけでなく全体に茶色い点々が広がってるものがあったり・・・
枝が黒くなった上に白い粉がついてるものまでありました。
こんなすごい状態の枝を発見したときは「被爆したんじゃないか」と思ってしまいましたが、どうやらうどん粉病も併発してしまったみたいですね。
ベンレートの効き目は?
でもって様子をみること2週間。
上の写真は6月16日の農薬を散布した時の様子ですが、このあと2週間ほどすると・・・
こんなに元気になりました~!
どうやらすっかり病気が治って成長を再開してくれたみたいです♪
あんなに茶色い粒々が広がってたブドウの葉っぱが、綺麗な緑色に復活してます。
しかも白くなってた部分もすっかりなくなってて、どうやら褐斑病もうどん粉病もまとめて退治してくれたみたいです。
ベンレートすっご~い♪ 予想以上の効き目です。
強い薬を使うのはかなりためらいましたし、勇気もいりましたが、思い切って対処したおかげで瀬戸ジャイアンツを病気から救うことができました。
ブドウが褐斑病になった原因は?
というわけで、葉っぱが縁から茶色くなっていってしまう褐斑病という病気にかかってしまった瀬戸ジャイアンツですが、適切な農薬散布でばっちり克服することができました。
写真は8月1日の様子ですが、青々と生い茂ってネットの隙間がなくなっちゃうくらい元気に育ってます。
気になってブドウが褐斑病になってしまった原因を調べてみたんですが、糸状菌という病原菌が葉っぱにつくことで病気になっちゃうそうです。
この菌は土の中や落ち葉に潜んでいるらしく、胞子を飛ばして繁殖してるみたいなので、落ち葉を掃除するとか、土壌を消毒する、といった対応が予防に有効なんだそうですよ。
ブドウが褐斑病になったら葉の除去と農薬散布を
今回の僕もそうでしたが、植物の病気は素人には判別しにくくて、病名も対策も分からなくて困っちゃうことも多いと思います。
でも早期発見すれば、たいていは病気になった葉の撤去と適切な農薬散布で治すことができるようなので、あきらめたりしないで、ばっちり治してあげてくださいね。
今回紹介したベンレートはぶどうのいろんな病気に効くので、診断が外れてても症状が回復する可能性が高いのがメリットです。うまく活用してこんな風に元気にブドウを栽培してくださいね♪
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