家庭菜園のソバの実で蕎麦を打つのを楽しみにしてるまあくんです。脱穀や選別に時間がかかって延び延びになってしまいましたが、いよいよベランダ菜園で収穫したソバの実を使ってそばを打ちます!今回は自家製ソバを打つ様子をご紹介!
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ベランダ菜園で収穫したソバ
じゃじゃ~ん!
こちらが我が家のベランダで収穫したソバの実を製粉したソバ粉です!
これを使って憧れの100%自家製のそばを打ってみますよ~。
そば粉をしっかり製粉
まずはそば粉の本気製粉です。前回は皮を取るために製粉したので、ソバはまだ粗びき状態。
この粉をしっかりと滑らかな粒になるようにさらに製粉します。
使ったのはフードプロセッサー。粗びき状態のそばを入れて10秒かける5回くらい回して滑らかな粉になるまで製粉しました。
ほんとは石臼でゴロゴロやったら超こだわりの製粉ができそうですが、石臼なんて持ってないので文明の利器を使っちゃいました。
滑らかになるまで製粉したそば粉
そしてできたそば粉がこちら!
お皿に移すときも静電気で容器に引っ付いちゃうくらいの微細粉末にすることができました。
触るとパフパフするくらいのとっても滑らかな仕上がり。
すごい!ほんとの蕎麦屋さんみたい!これはいい蕎麦が打てそうです。
プランター1個で収穫できたそば粉の量
小さめのプランター1個を使ってスポンジ水耕栽培で蕎麦を育てたわけですが、どれくらいのそば粉が採れたと思います。
こたえは・・・
28gです。年末にそば茶に少し使ったから、合計で30g位収穫できたってことですね。
これが多いのか少ないのか分かりませんが、初めての収穫としては大満足の量です。
栽培中も「収穫が少なかったら、ソバが1本しか作れないんじゃないか」ってドキドキしてたんですよ(笑)。
自家製そば粉で蕎麦打ち!
それでは自家製ソバ打ちいってみましょ~!
まずはそば粉28gをボールに入れ、つなぎとして小麦粉を7g入れて混ぜます。
いわゆる定番の2・8蕎麦ってやつですね。
私はソバ打ち素人なのでいきなり10割ソバに突っ込むのはやめときました(笑)。
粉を混ぜたら水を2/3くらい回しいれて粉を湿らせます。
って、粉を混ぜるの忘れたまま水入れてる~っ!!!
ソバ打ちができるのが嬉しくて、浮ついていたようです(笑)。
そば粉全体に水分が回るようにこんな風にざっくりとまぜて、
まんべんなく湿った状態になったら残りの水も入れます。
そうすると、べたべたした感じがなくなって、団子のような形にまとまります。
まとまる・・・
全然まとまりません!
なんか水の量が少し多かったようです。まとまるどころかドロドロ状態継続。
前途洋々かと思われたソバ打ちに早くも暗雲が立ち込めてきました。
ほんとはこんなことしちゃだめなんでしょうが、こっそり小麦粉をちょこちょこ足して固さを調整して・・・
なんとか丸くまとまりました!
材料バランスが崩れたかもしれませんが、まあ打ち粉を多めに入れたと思って・・・
なんていい加減なことを考えちゃうまあくんです。
ソバ生地をよくこねる
いよいよソバ打ちの本領発揮ポイント。生地をよく練りこみます。
といっても少量なので、まな板に投げたり叩いたりなんてかっこいいシーンは特になく、ただ写真の様にボールの中でコネコネ。
おおっ!なんか楽しい♪
雰囲気はかなり地味ですが、生地の表面がツヤツヤしてきて、弾力も出てくると、ソバが打ててる感じがしてきましたよ~。
こんな風にツヤツヤした球体にできたら次の工程に移ります。
上から手のひらでつぶして・・・
これくらいの円形に広げたら、麺棒でさらに伸ばします。
お~、なんかいい感じじゃないですか。
はっ!
ここでふと気づいたことが。
そう、麺棒を持ってなかったんです。
100円均一ショップなんかで購入しとけばよかった~!
と後悔してもすでに手遅れ。
今から買いに行ってる場合じゃないので・・・
クッキー用のローラーで伸ばすことに。
なんかソバ打ちの気分が一気に吹っ飛んで、クッキーづくりしてる気分になってきたな~(笑)。
こんな感じで四角く伸ばすことができました。厚みは2ミリくらいでしょうかね。
続いてそばを切るために打ち粉をして生地同士が引っ付かないようにしたうえで3つ折りにします。
憧れのソバ切り
さあいよいよ憧れのソバ切りタイムです。自分で打ったそばを等間隔に切るという単純作業ですが、同じ太さに切れるかどうかが味に大きく影響する腕の見せ所です。
よく専用の当て板なんかをしてそばを切ってるシーンをテレビでみたりしますが、少量だったので私は当て板なしで切ってみました。
もうこの時の集中力といったら、参観日のお父さんお母さんに見せてやりたいくらいのすごいものでした。
同じ厚みになるように慎重に慎重に切っていき、包丁に少しでもくっつきそうなら指を添えて優しく離すという気合の入れようです。
そして切れたソバがこちらです!
どうですか?当て板も定規もなしで切ったとは思えない綺麗な仕上がりでしょ。よ~く見ると若干太さが違ってたりもしますが、初めてとは思えない仕上がりです。
と喜んだのもつかの間。ここで恐ろしい事件が発生します。
切ったソバをほぐそうとしたら、折りたたんだまま引っ付いて剥がれません!!!
こ、こんなはずでは・・・
打ち粉もしっかりやっといたんですが、切るときに圧力がかかって引っ付いちゃった様子。
三つ折りにしてるので、切ったソバが期待されていた太さの3倍になっちゃってます。
こりゃまずい。。。
悩んで手も仕方ないので指でつまんでそっと引っぺがしてみたんですが、つぶれたり切れたりしてなかなか細い麺になってくれません。
も~、なんでこんなことになっちゃうの~!
と嘆きつつも、とにかく引っ付いた麺を丁寧に引っぺがしていって、なんとか蕎麦っぽくほぐすことができました。(だいぶ千切れたけどね・・・)
でもってこちらが完成した手打ちそばです。
引っ付き地獄に落ちかけましたが、人生初の自宅でのソバ打ちにしてはいい感じにできたようです。
明るい光のなかでとってもおいしそうに見えますね。
それにしてもこうして写真でみると、プチプチに千切れてるのがウソみたいですね。なんかおいしそうな本格ソバが打ててる感じがするな~。
蕎麦をゆでる
打ちあがったソバを熱湯の中に入れて、
さし水(びっくり水)も入れながらゆで上げて・・・
あれ?ソバって何分ゆでるんだったっけ? 5分くらいかな?
(スマホで調べる)
生めんは1分!?
もう1分経ってるじゃん!
早く上げないと~っ!!!
なんてドタバタ劇もやりながらゆで上げて・・・
流水で絞めてあげたらソバのゆで上げ完了です。
器にソバとおつゆを盛り付けると・・・
ベランダ菜園で収穫したソバの実で作った自家製蕎麦完成~!
まあくん特製手打ちそばの完成で~す♪
いや~、ほんとに感無量です。
ベランダのスポンジ水耕栽培で一生懸命育てた完全無農薬のソバの実。
それを使って超こだわりのお蕎麦ができましたよ~♪
どうでしょうこのお蕎麦の艶。ちょっと短く切れちゃってるような気もしますし、ゆですぎてる感も若干あるような気もしますが、正真正銘の手打ちの蕎麦をつくることができましたよ~♪
しかも素人にありがちな「つまんだらソバが砕け散る」なんてこともなく、ちゃんと箸でつまめる仕上がりです。
超ワクワクしながらネギをたっぷり入れて食べてみると・・・
おお~っ!ソバの香りがお口に広がって・・・
あれ?
なんか醤油辛いぞ!?
え~、またしても浮かれてやらかしてしまいました。
なんかおつゆが醤油辛いと思ったら、濃縮2倍タイプの原液をすすってしまったんです。
しかもたっぷりと・・・
思わず、ぐぇぇぇ~って漫画みたいなことになりかけました(笑)。
気を取り直して(おつゆを薄めて)いただいてみると、予想以上にコシがあるソバにびっくり。ちょっと湯ですぎたかなって思ってましたが、しっかり練りこんだおかげか、蕎麦には程よいコシが残ってました。
正直打ちたてのソバの香りみたいなものはあんまりしなかったんですが、蕎麦自体の味はしっかりしてましたし、歯ごたえもちょうどいい感じ♪
麺が短いのはほとんど気にならず(というか気にせずに)、太さが若干違ったりするのも手作りの田舎蕎麦っぽい雰囲気満点で大満足でした~♪
自分でやる蕎麦打ちは格別の楽しさとおいしさ
というわけで自分で育てたソバの実で手打ちそばを作ってみようというちょっと子供っぽい大作戦。
予想もしなかったハプニングもありましたが、超ウルトラ大成功で~す!
ソバを育てるところから始まって、収穫や製粉、そしてソバ打ちと、最初から最後まで初めてのことばかりでどうしたらいいかわからないこともたくさんありましたが、なんだかんだいってとっても楽しめました。
思い付きで始めたとは思えないくらいの充実度です。
お店をひらくわけではないので、厳格にソバの味を追求するのではなく、蕎麦を作ること自体や予想外のハプニングを楽しむくらいの気持ちでやるとめちゃくちゃおもしろいので、自由研究で子供と一緒にチャレンジするとか、イベント気分で試してみてはいかがでしょうか。きっと大笑いしたくなるくらい素敵なそば作りの思い出ができると思いますよ♪
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