でっかくておいしいメロンを育てようと奮闘中のまあくんです。今年は天候に恵まれてメロンの苗もすくすくと育ってくれていますが、果たしてマンションのベランダ家庭菜園で水耕栽培のメロンは立派に育つのでしょうか?今回は同じメロンでも品種の違う赤肉のレノンと緑肉のパンナTFについて成長の様子を比較してご紹介!
メロンの双葉からの生育状況
こちらが前回紹介したメロンの双葉。4月1日に種まきして22日目の様子ですが、ここまではとっても順調です。レノンという赤肉の夕張メロンみたいな品種とパンナTFというプリンスメロンみたいな王道メロンの2種類を育ててて、どっちも成長の具合はほぼ同じです。
ちっこい本葉がでてきたよ
双葉の状態から4日後。ちいさな本葉が出てきました。双葉に比べてちょっと黄緑っぽい感じが若葉っぽくていいですね。
メロンの根っこが少しづつ成長してるよ
葉だけじゃなくて根っこもちょっとずつ成長してるみたいです。トレーをそ~っと持ち上げてみると、こんな感じで細くて長い根がぴよ~んって伸びてました。ここまで根が伸びれば、培養液に直接根が触れているので、少しくらい培養液が減って魔法の土が乾いても苗がダメージをうけなくて済むので、水の管理がとっても楽になります。
種蒔きから1か月後 本葉が大きくなってきた
種蒔きから1か月でこれくらいの大きさになりました。ほかのリーフレタスやトマトから比べるととってもゆっくり育ってて、ちょっともどかしかったりもしましたが、培養液と太陽の光だけでこんなにきれいに育つなんてすごいな~。
最長の具合が場所によって違う気がする
これはメロンに限った話ではないんですが、同じ水耕栽培のトレーの中でも、成長が早くて大きく育つ部分と、遅くて小さいままの部分がでてきました。このメロンのトレーだと奥のほうが育ってて手前の方が育ちが遅いような気がします。太陽の当たり方なのか培養液の届き具合なのかはわかりませんが、なぜか起きる不思議な現象です。
いまのところ培養液のトレーが水平ではなくて少し傾いてて、培養液の供給量が微妙に違うことと、直射日光が当たりすぎると苗床が温かくなりすぎて成長を阻害するのではないかなという気もしてたりしますが、今後じっくり研究していきたいと思います。
メロンらしいギザギザの葉っぱが大きくなってきた
メロンは双葉の間からこうやって大きなギザギザの本葉が左右交互にでてくる感じで成長しています。いや~、順調順調、と喜んでたらここでちょっと問題が。
魔法の土にが全面緑色になっちゃった!
葉の成長に気を取られてあんまり意識してなかったんですが、苗床にしてる魔法の土(ヤシの繊維)がいつの間にやらこんな風に緑色になってるじゃないですか!!
い、いつの間に・・・と思いつつ写真を振り返ってみると4月の待つ当たりから着々と緑色が広がってきてたみたいですね。むむ~、やられてしまった。
この緑色の正体は藻なんですが、苗床が常に湿っていて、太陽の直射日光が当たると必ず広がってしまうんです。野菜の栽培に影響はないんですが、ご覧の様に見た目がわるいのと、激しく繁殖すると藻のニオイがするので苦手なんですね。
ひょっとしたらメロンの栄養分もすわれちゃってたりしないかな~なんて子供の様な不安もでてきたりするので、何とかしたいところです。藻の対策としては直射日光を遮るのが一番なので、水耕栽培を家庭で楽しんでいる方の中には、苗の部分以外一面にアルミホイルを敷いている方もいらっしゃるようです。それなら藻が繁殖するのも防げますし、苗床の温度が上がってしまうのも防げるので一石二鳥ですね。しまった・・・やっとけばよかった。さりげなく後悔するまあくんなのでした(笑)。
メロンの苗の成長が加速していってるかも?
そして一週間後、メロンの苗はこんない大きくなりました~♪
今年は昨年と違って天候に恵まれて天気が良くて暖かい日が続いたのですくすくと育ってくれています。新芽もドンドン大きくなってるし。元気いっぱいって感じがひしひしと伝わってきます。
いや~、去年のとってもひどかった天候不順が嘘みたいだな~。
パンナTFの方が少し成長がゆっくりかな
こっちの写真はプリンスメロンみたいなメロンができる品種のパンナTFですが、さっきのレノンという品種に比べるとちょっと生育が遅めになってきました。本葉が出るところくらいまでは同じように成長してたんですが、そろそろ品種による違いがでてくるのかもしれませんね。
天気がいい日はメロンの葉っぱのカーテンが気持ちいい
これくらいメロンが成長してくると、朝バルコニーの方をみると写真の様にメロンの葉っぱ越しに太陽の光がとおってきてるのが見えて、なんだかとってもフレッシュで爽やかな気分になります。借り暮らしのアリエッティはこんな世界で暮らしてるんだろうな~なんて思いながら眺めたり写真撮影してたらあっという間に時間が経っちゃうんですよ。出勤前の現実逃避はほどほどにしないといけませんね(笑)。
ふたつのメロンの品種でこんなに成長の違いがでたよ
種蒔きから50日目。メロンはすくすく元気に育ってますが、気が付けば品種によってこんなに成長に違いが出てました。
同じ日に同じように種まきして、同じ環境で同じように水やりして育ててきたので、こんなに大きな違いが出てるのは不思議ですね。
たぶん左が赤肉のレノン、右がプリンスメロンみたいなパンナTFです。
なんて「たぶん」がついてるかというと・・・
強風対策でベランダの中に取り入れたときにどっちがどっちかわからなくなったからです(> <)。
ブログ記事では顔文字を使わない私が顔文字を使ってしまうくらい、「やっちゃった感」で胸がいっぱいですが、私のカント経験ではたぶん左がレノンです(笑)。
真実は実がなって収穫した時にしかわかりません♪
メロンの花が咲き始めたよ!
そしてどっちがどっちの品種かわからなくなったころ、メロンには花が咲き始めました。緑色の茎や葉っぱのなかに元気いっぱいでさわやかなイメージの黄色の花が開いてます。メロンの花ってへちまやキュウリに似てますね。
成長がさらに加速してきたよ
そしてさらに1週間。メロンの生育スピードはさらに加速。どんどん成長してきました。茎というのかツタというのかわかりませんが、とにかくつるが長く伸びてきて、葉っぱもトレーに収まらない位広がってきてます。蔓から細いツタみたいなのがピヨッピヨッと伸びてきてるのが分かりますね。
空に向かってガンガン伸びてくよ
5月末は気温が高めだったせいか、メロンはぐんぐん急成長!
つるが広がっていくかと思いきや、元気すぎて空に向かってぐんぐん伸びていってます。
あれっ、これほんとにメロンかな?フキの葉だったりして?なんてひとりで冗談を思い始めました。
2ヶ月でメロンはこんなにおおきくなるんだよ
そして種まきから2ヶ月がたつと、メロンの苗はこんなに大きく広がりました~。
空に向かって伸びてた蔓も長さと重さで横に広がるようになり、バルコニーの腰壁の上を所狭しと広がっていってます。本当は1つのトレーに5株成長してたので、3株くらいに途中で間引こうと思ってたんですが、どれも甲乙つけがたい生育具合だったので、ばっちり前夫育てることにしました。
メロンの花が咲き乱れてる
このころになると、メロンの花が次から次へと咲きまくり始めました。いつの間につぼみができたのって聞きたくなるくらいの速さで成長しているらしく、何もなかったところから次の日にはつぼみができて花が咲いてるくらいのスピードで茎の根元から先に向かってドンドン花が咲いていく様子はめちゃくちゃ活気を感じます。メロンの花には雌花と雄花がありますが、今のところ雄花ばかりの様ですね。
メロンのツルが巻き始めたよ
すくすくと育ってるメロンですが、ピヨッと伸びてるツタが何かに絡まる様子がないな~と思ってたら、今頃になってくるくると巻き始めました。写真も右上のツタがくるっと丸まってきてますよね。こんな感じでバルコニーの手すりやお互いの蔓に絡み合って成長をつづけてくみたいです。
ツルの先っちょの新芽の部分がとっても逞しい
それにしてもメロンってツルの先っちょについてる成長部分というか新芽の部分が塊みたいになってて、大きくて逞しい感じですね。普通野菜の新芽は小さくてかわいらしいものがありますが、メロンは頼もしいくらいの逞しさでぐんぐん成長してる感じがします。
バルコニーからはみ出すくらいメロンの苗が大きくなっちゃった
メロンが元気に大きく育ってくれるのは嬉しくて仕方ないんですが、気が付けばこんなサイズになってました。もうバルコニーの腰壁のカウンターからあふれちゃいそうです。やっぱり間引いておくべきだったかなと思いつつも、挫けないでこのまま育てますよ~。
ところでパンナTF(たぶん)の成長はどうなった
加速的に成長が早くなり、一晩でこんなに伸びたの!?って驚くぐらい成長しているレノンに比べてパンナTFの成長はなぜかゆっくりしてます。ようやく栽培トレーからはみ出すくらいのゆっくりさで、やや心配ではありますが、サイズが小さいとか茎が細いのを除けば花のつき始める時期も同じです。ひょっとしてミニメロンとかプチメロンができるのかな(笑)。それはそれでかわいいと思いうのでちょっと楽しみにしつつ大切に育ててみようと思います。
魔法の土からメロンの根が見え始めちゃった
すくすく育ってるメロンですが、根っこの方もすごい速さで育ってて、水耕栽培の苗床として使ってる少量の魔法の土(ヤシの繊維)の表面に根がみえてきました。白い糸みたいな感じでびっしり見えてますね。
培養液に使ってる部分の根はどうなってるかな?
底の培養液に使ってる部分の根がどうなってるか気になって調べてみたらこんな感じに。思ったほど広がってないイメージですが、最初のころに比べれば根が大きく広がってるみたいですね。ただ、トレーの底の培養液のところよりも魔法の土(ヤシの繊維)の部分を中心に根が好んで広がってるみたいです。
魔法の土を追加して根を隠します
ほっとくと根が乾燥して傷んだり根詰まりしちゃいそうなきがしたので、魔法の土を上から薄く敷き詰めて根を保護することにしました。乾燥した魔法の土(ヤシの繊維)をトレーに入れてたらメロンの葉っぱがこんなことに。結構丁寧にやったんですが難しいもんですね(笑)。
水のシャワーで洗い流して綺麗になったメロンちゃん
水のシャワーで葉っぱを洗い流しつつ魔法の土を湿らせたらこんなにきれいになりました~♪
根っこが保護されて快適になったのか、メロンちゃんは太陽の光を浴びてツヤツヤと輝いてますね。
そういえば最近成長が急激に大きくなってるのと天気がいい事が重なって、培養液が1日もたなくなってきました。夜になるとトレーがカラカラになってたりするので、朝晩水(培養液)を追加してあげてます。
ペットボトルに培養液をいれて洗面とバルコニーを行き来してたら、ベランダに水道があったらいいのにな~。って思い始めました。
そろそろメロンを受粉&結実させるよ
さあ、いよいよメロンを受粉させたり結実させる場所を選んだリと、おいしくてでっかいメロンの実を作るための手入れをする時期です。この対応でメロンの出来上がりが大きくかわるそうなので、どんなふうに受粉させてどんな風に結実させるのか、次回詳しく紹介したいと思いますのでお楽しみに~♪
役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!
メロンの苗の摘心と子づるについて
メロンを栽培するとき、一般的には「子づる2本仕立ての4果どり』という方法を採用しているそうです。
苗を育てて、本葉が4枚か5枚くらいになったときに摘芯(新芽の先っちょを飛ばすこと)して、わき芽を2本伸ばします。最初の苗を親づる、この脇芽から伸ばした2本のつるを子づると呼ぶんだそうです。
あとは実をつけるまではいらない脇芽は早めに手でつまんで取ってしまい、孫ずるが出てこないようにしつつ、子づるを25節くらいまで伸ばします。
※イラストでわかりやすく解説しようと思ったんですけど、自分のイラストの下手さにちょっと恥ずかしくなってきたので。わかりやすい解説はタキイ種苗さんのサイトをみてね(笑) →『メロンの仕立て方』
これが一般的な育て方なんですが、私の場合は過去の経験を元にこの最初の摘心をしないで親づるを伸ばす方法を採用してて、『親づる1本仕立ての2果どり』(もしくは1果どり)を目指したいと思います。
広く葉や根を張れる大地で育てるのと違い、限られた面積のバルコニーの水耕栽培トレーの中で育てていることと、苗の数自体がおおいころから、子づる2本は負担が大きいと考えたからです。葉っぱを広げ過ぎると水もたぶん半日くらいしか持たなくなりますもんね(笑)。
もしマンションのベランダでメロンの水耕栽培にチャレンジしようという方がいらっしゃったら、ベランダの面積やトレーに何株入れて育てているかなどを考慮して、『○○本仕立ての○○果どり』にするってのを決めて育てると立派なメロンを収穫しやすくなると思いますよ♪
コメント