家庭菜園で発生する病気って判別が難しいと思うまあくんです。育ててるサツマイモの葉っぱがだんだんと黄色くなって枯れてきました。いったい何の病気なの?対処方法はあるの?今回は我が家のサツマイモがかかっってしまった病気の詳細や対処方法をご紹介!
超順調に育っていくサツマイモ
真夏日とか熱帯夜とか、ぐったりしちゃう言葉が連日放送される7月の末。我が家のベランダ菜園のサツマイモはとっても順調に成長し、こんなに葉っぱが茂った状態になりました。
強い日差しの中で、きれいな緑色の葉っぱが輝いてますね♪
いや~、まさに絶好調とはこのことですね。順調すぎて怖いくらいです。
そんな感じでサツマイモの元気な成長を嬉しく思ってたら・・・
サツマイモの葉っぱが黄色くなってる
あっれ~?
元気なサツマイモの株の中に、1本だけ葉がすごく黄色くなってるツルがあります!
突然の変化にびっくりして、そのツルを引っ張り出して詳しく見てみると、先端の方は少し黄色くなってきたかな~くらいですが、根元に近づくにつれて黄色が濃くなり山吹色っていうか、黄土色に近くなってきてます。
一番大きい葉なんか端っこが枯れて、かっさかさに乾いてきてるじゃないですか!
な、なにが起こってるんだろ~?
事態が呑み込めず動揺しながらも、さらに根元の方を見てみると・・・
ええ~っ!は、葉っぱが全然ないじゃん!
しかも何となく茎まで黄色っぽくなってきてる気がします。
ま、まずいこれは!
何か原因があるはず。
そういえば、ここ2週間ほど、数日に1回くらいのペースでちょくちょく枯れた下葉を見つけてはちぎって処分してたんですね。
トマトなんかのほかの野菜もそうなんですが、成長に伴って下葉がしなびたり枯れるってのはよくあることなので、サツマイモもそうなのかな~って思ってたんです。
ところが、どうやらこの1本のツルだけが下葉から枯れていってたみたいで、それをこまめに僕がちぎって処分していってたってわけです。
まさかこの1本だけが葉っぱが黄色くなって枯れていってるとは・・・
「あっ!枯れた下葉があるぞ。ちぎっとこう」プチン
って感じでメンテしてたんですが、1本のツルの葉をしたから順番にむしりとってたってわけですね。
かなり葉が茂っていたとはいえ、こんな状況になるまで気づかなかったなんて。
とんでもない失敗をやらかしてしまったわけですが、落ち込んでる場合ではありません。
何か対策を考えねば!
サツマイモの葉が黄色くなって枯れる病気?
病気の原因を突き止めようとしたときに、ふとあることを思い出しました。
それは1週間くらい前に会社の先輩から届いた無残な姿になったサツマイモの写真です。
葉っぱがほとんどなくなり、伸びたツルだけになってます。しかもわずかに残った葉もかなり黄色くなって枯れ始めてて、かなりやばい状況でしょ。
僕がサツマイモの苗を購入した時に、苗がいっぱい余ったので分けてあげたら、僕のより速いペースで成長してたみたいなんですが、数日家を空けただけでこんなことになっちゃったんだそうです。
水切れかなっておもったそうなんですが、そういうわけでもなく、
最初はこんな風に元気にツルを伸ばして葉を茂らせてたサツマイモの葉がちょっぴり黄色くなってきて斑入りみたいになったなと思ってたら・・・
数日見ないうちに一気に黄色くなった葉が枯れていき・・・
最後はこうなっちゃったらしいんですね。
枯れた葉はきちんと撤去していったらしいんですが、症状は止まらず、ここまでの状態になったみたいです。
むむ~、我が家のサツマイモもこれと同じ病気なのかな~?
サツマイモの葉が黄色くなって枯れる病気の原因は
いろいろ調べてみた結果、この症状に当てはまりそうなのは「立ち枯れ病」という病気です。
いろんな情報を見た結果を要約すると
立ち枯れ病は葉が黄色になったり紫紅色になって縮れていき、ひどくなると枯れちゃう病気です。
病気の原因は、土の中の放線菌という菌なんだそうです。
発病したサツマイモの苗は葉が黄色や赤紫色になってしおれてしまいます。
つるが生育不良でのびなくなったり、重症化すると枯れちゃうそうです。
しかも、サツマイモの実も影響をうけちゃうみたいで、サツマイモの表面に黒いかさぶた状のものができたり奇形になったりして見た目がすごく悪くなるみたい。
「そんなの絶対いやだ~!」って叫んじゃいたくなる病気ですね。
ちなみにこの病気は土のpHが高いときや高温乾燥した時に起こりやすいみたいで、先輩のうちのサツマイモは数日家を空けて水やりができず、乾燥状態が続いたのと暑い日が続いてたので、この病気を助長させた可能性大です。
う~ん、我が家のサツマイモの症状には、当てはまっているような当てはまってないような気もしますが、いくら調べてもサツマイモでは似たような症状の病気はみあたらなかったので、おそらく立ち枯れ病なんでしょうね。
サツマイモの立ち枯れ病に効く農薬は?
でもってさらに調べてみるとサツマイモが立ち枯れ病になったときに対処方法は、クロルピクリン剤という農薬を散布することなんだそうです。
ただ・・・
立ち枯れ病は一度かかってしまったら直す方法はないそうです!
クロルピクリン剤という農薬はあくまでも立ち枯れ病の病原菌をやっつける予防薬として土壌に蒔くものらしく、病気になってしまったサツマイモにつかってもダメなんです。
しかも、サツマイモの周りにはブドウやメロン、スイカが実ってますし、名前からして劇薬っぽい感じのする農薬は怖いし。。。
さらに詳しく調べてみたら、刺激臭があったり、加熱で有毒ガスを発生したりと危険な感じが満点!
楽天やアマゾンで簡単に買えるようなものではない本気の農薬だったので採用は見送ることにしました。
で、そんなこんなで数日まよってたら・・・
完全に枯れちゃいました~!(>_<)
なんてこった。。。思ってたより病状が進むのが早かったらしく、たった数日でこんなに完全に枯れちゃうなんて。
すっかり枯れてしまったサツマイモをみて愕然としましたが、幸いほかの株には全く影響がない様子。写真を見てもらうと枯れてる周りのツルは綺麗な緑色の葉が茂ってますよね。
なので、今回は枯れたツルを根元からチョキンとはさみでちょん切って様子を見ることにしました。
本当に立ち枯れ病なのだとすると、土の中の菌が原因になっているので、すぐほかの株にも移っていくと思いますし、枯れたつるや葉を撤去するだけじゃだめかもしれませんが、ひょっとしたら違う病気だとか原因があるかもしれないので、もう少し様子を見て、症状が広がるようなら別の手を考えます。
ちなみに家庭菜園での場合はオーソサイド水和剤80という薬を土壌に蒔いておくとこの病気の発生を防げるそうです。
先にやっておくべきだったなと後悔しまくりのまあくんですが、今度栽培する時はしっかり予防してあげようと思います。
それにしても、病気って人間も植物も同じですね。
調子が悪い時に原因がわからないと霧の中を進むようで不安でいっぱいになっちゃいますが、どんなに悩んでも解決しないので、とにかくできる限りのことをして元気いっぱいに栽培を楽しんでみようと思います♪
コメント