曇天続きの天気にうんざりしてるまあくんです。ベランダ菜園のほぼ水耕栽培で育ててるスイカが順調に育ってるとおもいきや、ツル割れ病という聞いたこともない病気にかかっちゃったみたいなので、症状や調べた対処法をつかってみた結果を紹介します!
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元気に成長してたスイカの苗
すっごい早く梅雨入りしたと思ったら、全然そんなことはなかった5月末。ベランダ菜園で土を使わないで育ててるスイカの苗はすくすくと育ち、本葉がたくさん出てくるようになりました。
スイカといえばひゅるひゅるとツルが伸びていくと思ってたんですが、そうじゃなくて新芽の部分から次々と葉が出てきて広がっていく感じで育ってます。
ん~、そんなものなんでしょうかね?
梅雨入りは不発に終わって熱いくらいの日が続き、気持ちいいお日様の光のもとでスイカは元気に育っていきます。
写真は午前中のスイカの苗ですが、みてるだけでなんだかとってもフレッシュで爽快な気持ちになるな~♪
僕はこの景色が大好きです。
葉が大きくなってきたスイカ
そして天気が良い日が続いたこともあり、1週間後の6月7日にはこんなに大きくなりました。
1枚1枚の葉っぱが大きくなって、手のひらを広げてるみたいですが、ツルはいつになったら伸びてくるのかな?
新芽のや若葉が黒っぽくなって枯れていく
ところがこのあと雨や曇りの日が続き、なんだか様子がおかしくなってきます。
6月12日になると、なんとなくツルが伸びているようですが、どうやら成長というよりは「徒長」している様子。
※徒長っていうのは、日差しが足りなくてひょろひょろと不健康に伸びちゃうことです。
あれ?葉っぱに変な黄土色の斑点がでてる?
様子がおかしいので詳しくみてみると・・・
はわわわ、葉っぱに変な斑点が出てるだけじゃなくて、新芽の周囲の若葉が黒っぽくになって縮れて枯れてきてます。
ま、まずい・・・
ネットでスイカの病気を調べてみてもこんな症状の病気は見つからないし、対処法が見当たりません。
どうしよう!どうしよう!どうしよ~っ!!!
たいていネットで調べると同じような症状の病気がみつかるんですが、今回はほんとにみつからなくて途方にくれるまあくん。
かといって放置するわけにもいかないので、とりあえず枯れたところをカットして様子をみることに。
神様、どうかスイカちゃんを助けてください。とお願いしつつも、なんとなく「これはもうダメなんじゃないか」という気持ちがよぎります。
スイカの新芽が枯れる原因はつる割れ病?
そして悪い予感は的中します。
様子をみはじめて10日ほど経ちましたが、次々と新芽の周辺が黒くなって枯れていきます。。。
ひょっとして根腐れかなと思って水耕栽培の培養液の中の根っこもしらべてみましたが、真白で綺麗な状態。どうやら違うようです。
ただ、なんとなく根の成長が遅い気がします。同時に育ててるメロンの根と比べてみると、
メロンはこんなにびっしりと根が張ってました。やっぱりなにかほかの原因で成長が阻害されてるみたいです。
そういえば他の野菜に比べて培養液が減るスピードが極端に遅いのも気になるな~。
根が少ないから水を吸い上げられてないのかな?
でも根っこ自体は白くて綺麗な状態だったし、茎の付け根が腐ったのかな?
と予測を立てながら茎をチェックしてみると・・・
ええ~っ!!!
く、茎がぱっくりと裂けちゃってる!
スイカの茎の根元部分が大きくぱっくりと裂けちゃってます。しかも裂けた内側も乾いて、裂け目が茶色くなり始めている様子。
これじゃ水が吸い上げられなくて新芽や若葉が枯れるのも当たり前ですね。
強風であおられたときに裂けちゃったのかな?
僕が雑にあつかっちゃったから裂けたのかな?
と後悔しながらネットを調べてみたら、なんと病気なんですって!
「つる割れ病」っていって、もうほんとにそのまんまな名前の病気なんだそうです。
つる割れ病とは
この超恐ろしい病気を簡単にまとめときますね。
つる割れ病の発生時期
春から秋の気温が高い時期で、地面の温度が28℃くらいになると発生しやすいそうです。
つる割れ病が発生しやすい環境
つる割れ病は、土壌(培地)が極端に湿った状態だったり、極端に乾燥した状態に春と発生しやすいそうです。湿潤から乾燥に急な変化があるときも要注意です。
って解説しながら気づいたんですが、偽の?梅雨入りで雨が続いた後に晴れまくりの日が続いたから、湿潤から乾燥への急な変化が起こっちゃったのかもしれませんね。
つる割れ病の原因と症状
一番気になる病気の原因ですが、なんと病原菌が原因なんだそうです。糸状菌という菌が胞子の状態で土壌に隠れてて、それが根や茎の傷からスイカに感染すると、菌糸を広げて水を吸い上げる導管を詰まらせ、つる割れ病を起こしちゃうんだそうです。
つる割れ病にかかると水が吸い上げにくくなるので、新芽や若葉が枯れ、根本の葉から黄色くなって枯れていくんですって。
なんだか菌糸ときいて風の谷のナウシカを思い出しちゃいました。
しかも、この病気は土壌に菌が隠れてるので、土を丸ごと入れ替えるとか、消毒しないと毎年発生するんですって。怖すぎます!
あれ?でもなんで土を使わない水耕栽培でつる割れ病が発生したのかな?
この前買ったサツマイモの苗に菌がついてきちゃったのかもしれないし、種にも菌がついてることがあるらしいので、感染経路は全く予想がつかない状況ですが、とにかく早く処置をしないと、一緒に育ててるサツマイモやメロンもやられちゃう!
つる割れ病のスイカの株を撤去
というわけで、薬で治すとか病気の部分だけカットして直すという方法が使えないので、絶望に打ちひしがれながらもスイカの株ごとを撤去することに。
スイカの裂けた茎をつかんで引っこ抜くときに、根っこがブチブチと音を立てて切れていく感触で思わずウルウルしてしまいました。
ごめんよスイカちゃん。僕の管理がわるかったから、こんな目にあっちゃって。。。
でもって、茎がわれたスイカだけ撤去しようとおもってたんですが、なんと3本の株がすべてつる割れ病にかかってることがわかり、全部撤去することに。
ベランダででっかくて甘いスイカを収穫する作戦が台無しになっちゃって、無念です。。。
水耕栽培キットのスイカで栽培継続!
といっても、こんなことで諦めたり挫けたりするまあくんではありません!
こんなこともあろうかと、水耕栽培キットでもスイカを種まきして育ててたんです。
そしてそのスイカはこんなに元気に育ってるんです♪
つるも伸びてるし、新芽や葉っぱも元気だし、もちろんつる割れ病も発生してませんよ~。
ふふふっ!これで甘くてでっかいスイカを育てよう大作戦は継続です♪
ちなみに水耕栽培キットのスイカは最初はなかなか育たなくてやきもきさせられたんですが、ある程度大きくなってからはガンガン成長してるんで、むしろアドバンテージが出たくらいです。
それにしても、ツル割れ病が発生した栽培容器のすぐ隣においといたんですが、よく元気に育ってくれたもんです。もう奇跡としか言いようがありません。
病原菌が入ったが最後、治療法がなくて、撤去するぐらいしかないつる割れ病ですが、土や苗、種なんかに潜んでいる胞子が原因で広まる病気みたいなので、しっかり消毒して予防するのが一番いいみたいです。
恐ろしい病気なので、皆さんもスイカを育てるときは土や種をしっかり消毒して、ほかの苗なんかから病原菌を入れないようにして、元気なスイカを育ててくださいね♪
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