設計のお仕事で重いカメラを持ち歩くのが嫌いなまあくんです。住宅や店舗の写真を撮影するときは一眼レフやミラーレスのカメラに広角レンズをつけて撮影するのが一般的ですが、なんとiphoneでも広角の綺麗な建築写真が撮影できる素敵なコンバージョンレンズを発見したのでご紹介!
建築撮影は重いカメラを持ち歩く
建築や設計の仕事をしてる方のあるあるなんですが、完成した建築物の写真撮影って結構大変ですよね。綺麗な写真を撮るために遠い現場まで重~い一眼やミラーレスのカメラを持って行って撮影しないといけません。
しかも広い範囲が映るように広角のレンズも必要です。
なので、建築関係の仕事をしてるとか設計の仕事をしていると、重いカメラと広角レンズがセットで必須になんです。
ちなみに建築写真で必要になるくらいの広い範囲が映るレンズはコンパクトカメラなんかではほぼ搭載されていないので、どうしても本格的で重いカメラが必要になるってわけですね。
でも暑い日に重~い荷物をもって歩くのはイヤ~!
だって、この前暑い日の炎天下に、重いカメラの入ったバックをもって現場に向かってたら、マジで倒れそうになったんですもん。
今はiphoneやandroidのスマホだってすっごい綺麗な写真が撮影できる時代です。
どんなシーンでも気軽に綺麗な写真が撮れると評判の高い最新のiphoneXSだったら何とかなるはず!
というわけでiphoneXSを持ってる私は、建築写真を綺麗に撮れる広角レンズを探してみることに。
iphoneで綺麗な建築写真が撮れる広角レンズを発見!
でもって発見したのがこちらの広角レンズです!
Zero-Distortion WIDE LENS PROという商品名で、文字をみただけでもなんかすっごくかっこよくて高性能な感じ満点でしょ。
TOKYO GRAPHERというブランドのコンバージョンレンズなんですが、これがかなりすごいんです。
スマホ用の広角レンズはたくさん販売されていますが、その中でも群を抜いて良さそうだったので購入してみました。
あっ、説明し忘れてましたが、コンバージョンレンズっていうのは、普通のレンズと交換したり追加したりすることでカメラの機能を拡張するもので、より広角になったり望遠になったり、はたまた拡大できたりするオプションアイテムみたいなものです。
なので、広角レンズはコンバージョンレンズの中のひとつだと思ってください。
広角レンズZero-Distortion WIDE LENS PRO
まずは購入したものから紹介すると、右上の広角レンズ本体と、中央の大小のレンズカバー、右下はレンズポーチです。
そして一番左の黒い四角いのはiphoneXS用のカバーで、中央上部にあるのがレンズとスマホを接続するアダプターです。
コンバージョンレンズ専用のケース
で、高機能レンズの秘密なんですが、まずはこの専用のケースにあります。
tokyo grapherのコンバージョンレンズを取り付けるときはこれが絶対必要なんです。
といっても、appleのiphone用の純正カバーにひと手間加えたものなので、サイズもデザインも太鼓判付。内側は写真の様にフカフカになってて傷や衝撃から守ってくれそうな仕上がりになっていました。
充電ケーブルを繋ぐところやスピーカーのあるところはきちんと切り抜かれていますし・・・
電源や音量ボタンの部分もきっちり仕上げられています。さすが純正カバーですね。
こうやってiphoneをはめこむと・・・
ぴったりはまりました~!
って 、純正のカバーだからぴったり綺麗にはまるのは当たり前ですね(笑)。
レンズを正確に固定してくれるアダプター
おっと、最も大事なアイテムをセットするのを忘れてました。
レンズをスマホにつけるときは、この専用アダプターで固定します。
ビルトインレンズマウントという名前みたいですが、先にこれをカバーに取り付けます。
こんな風にスマホカバーの穴が開いてる内側からビルトインレンズマウントをパズルみたいにはめ込んで、その上からスマホ本体をセットすると・・・
こんな風になりま~す。
これでスマホにレンズを簡単かつ確実に接続できるようになりました。
実はスマホにつけるコンバージョンレンズで一番大事なのはここだったりします。
クリップ式ややワンタッチ式など、手軽にスマホにレンズを取り付けるレンズがたくさん販売されていますが、どうしてもレンズの位置がずれたり、間にほこりなどのごみが挟まったりします。
そうなると、撮影した画像がずれたりピントがあいにくくなるので、綺麗な写真が撮れないんです。
ゼロトーションワイドレンズプロの場合は、本体カバーにアタッチメントを固定した状態で、それに広角レンズを固定するので、正しい位置に確実にレンズを設置できます。
レンズの性能をフルに引き出して綺麗な写真を撮影することができるのが大きなメリットです。
ただ、弱点もあります。
このアダプターはちょっとだけカバー本体から飛び出しているので、こうやって置くとガタガタします。
なので私は机の上に置くときは液晶面を下にしておくようになりました。
それでもカバーのシリコンゴムが液晶画面よりも出っ張ってるので、画面が気づくことはないので安心なんですよ。
広角レンズを取り付ける
そしていよいよ登場したのがゼロディストーション・ワイドレンズプロという意味はよく分からないけど、なんだかかっこいい響きの広角レンズです。
いかにも高性能レンズって印象がする分厚いスポンジに格納されてるのをとりだしてみると、思ったより大きめで、本格的な写真が撮れそうな予感がします。
裏側はこんな感じでネジが切られています。ここをマウントにねじ込むわけですね。
このレンズをさっきのマウントにねじ込むと・・・
こんな感じになりました~。
安いコンバージョンレンズと違って、レンズが虹色に輝いてます!
取り付けもねじ込むだけなのでとっても簡単。クリップタイプの様な位置合わせも不要なので、とっても楽です。
レンズと全然関係ない話ですが、スマホケースがシリコンのツヤ消しタイプなので、ホコリがついちゃってますね(笑)。
液晶側からみるとこんな感じですが、なんだかこうやてみると、もうスマホじゃなくてカメラみたいです。
スマホに取り付けた様子をみて、最初は「レンズでかっ!」ってちょっと笑っちゃいましたが、一眼レフやミラーレスのカメラに比べればめちゃくちゃ小さいレンズですし、これで綺麗に広角写真が撮れるなんて、ほんとにすごいな~。
スマホの広角レンズで撮影した写真
というわけで、見た目はかっこよさそうだけど、ほんとに綺麗な広角写真が撮れるのか半信半疑のレンズ。実際に撮影してみた写真を比較してみましょう!
まずはiphoneの普通のレンズで撮影した写真から・・・
こちらは普通のiphoneXSで撮影した写真です。
これはこれでスマホとは思えないくらい綺麗に撮れてますね。映っている範囲をよく覚えておいてください。特に横の端っこがどこまで映ってるか覚えといてくださいね。
続いて広角レンズを浸けた状態で撮影すると・・・
こんなに広い範囲が映りました~。
前の写真と比べると、いままで全然見えてなかった左右のベンチが全部映っちゃうくらい広角になっててびっくりです。
レンズの性能値で表現すると、普通のiphoneXSのレンズが35㎜換算で28㎜くらい、この広角レンズは18㎜くらいなんだそうです。
撮影できる範囲を角度でいうと、普通のiphoneで75℃の範囲が映っていたのが、なんと101℃の範囲が映る様になるんですよ。
しかもノンディストーションワイドレンズの名前にふさわしく、広角レンズにありがちな周辺部のひずみが全然ありません。
※広角レンズ特有の周辺部のひずみをディストーションんといいます。
普通の広角レンズだと、写真の中心から外に離れるほど丸くひずんでいくので、全くひずみがない写真をみて、「ほんとに広角レンズの写真かな」って思っちゃったくらいです。
他にもトイレや洗面所など、住宅の狭い部屋を撮影するときも全体が綺麗に映りこむのでとっても便利なんですが、勝手に写真を使うとオーナー様との守秘義務違反になっちゃうので掲載はしないでおきますね。
tokyo grapher の広角レンズの特徴!
最後にノンディストーションレンズのメリットをまとめておきます。
- 綺麗でクリアな画像が撮影できる
- 18㎜(101°)の広角写真が撮影できる
- 正しい位置に確実に固定できる
- ほとんどディストーションがでない
- コンパクトで軽いので持ち歩きが楽
ひずみのないクリアな広角写真が確実に撮影できるのはもちろん重要なポイントですし、私の場合はなにより、いつも携帯しているスマホと、ストラップかと思うくらいちっちゃいレンズをもちあるくだけで、いつでも建築写真を使えるのがおっきなメリットです。
それからデメリットもまとめておきますね。
- 価格が12000円(税別)と高価
- マウントアダプターが少し飛び出す
マウントアダプターの飛び出しは置き方をくふうすればクリアできますが、気になるのはやっぱり価格でしょうか。カバーは別売りで本体だけでも12000円は群を抜いて高いんです。
遊びで自撮り用には買えません(笑)。
ただ、仕事用で購入する一眼レフカメラやミラーレスカメラ、そしてそれに使うレンズの価格は十万円以上しますから、それを考えたら安いくらいです。
というわけで、値段はちょっと高めではありますが、性能は抜群に素晴らしい高性能の広角レンズ。いつも持ち歩いてるiphoneが建築写真を撮影できる仕事用カメラとして活用できるようになる素敵なアイテムだったので、設計の仕事や建築の仕事でいつもカメラを持ち歩くのが苦痛だなって思ってるかたは是非一度チェックしてみてください。
雑誌や広告に使う写真はむずかしいかもしれませんが、HPに掲載したり、普通にプレゼンで印刷したりする程度の利用方法であれば十分すぎるほど綺麗な写真が撮れますよ♪
私の場合は出張するときもこれひとつで撮影するようになったので仕事が超楽になりました。これで暑い日も倒れそうになったりしなくて済みそうです
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