思い出の品はいつまでも大切にしたいまあくんです。高校入学の際に買ってもらったケンウッドのコンポをずっと大事に使ってきましたが、最近スマホを使ってるせいか全く出番がありません。インテリアにしておくだけじゃもったいない!というわけでスマホの音楽をコンポのスピーカーを使って聴くことができるワイヤレスレシーバーを試してみたので今回はその様子をご紹介!
思い出深いケンウッドのステレオコンポ
こちらは高校の入学祝いに両親に買ってもらったケンウッドのステレオコンポ。当時ケンウッドのステレオといえば若者のあこがれの象徴みたいな存在で、とっても大人気だったんですよ。
「高校に合格したら買ってあげる」と言われて頑張って勉強して合格したものの、当時の価格で20万円くらいしたので「やっぱりダメ」って言われた私は、生まれて初めて「部屋にこもってご飯も食べない」っていうテレビドラマにでてくる様な事をしました(笑)。
子育て期でなにかとお金のかかる時期だった事を考えれば仕方がないのもよくわかっていましたし、ワガママいって両親を困らせたかったわけでもないんですが、「それなら合格したら買ってあげるなんて約束するな!」っていう子供っぽい正義感と「仕方がないから我慢しなきゃ」っていう気持ちが同時にあふれてきてどうしようもなかったんでしょうね。
それまでいわゆる「いい子」で育ってきた私が部屋にこもってご飯も食べない状況を心配した母親がお願いしたらしく、普段教育には一切かかわらない父親が部屋にやってきました。
「お前も分かってるんだろ。買ってやりたくても買ってやれないんだから、お母さんに心配かけないでちゃんとごはん食べなさい」って諭されて、「だからコンポなんかいらないっていってるじゃない!」って枕を抱いて泣きながら答えたのを覚えています。
無理に買ってほしいわけではないし、親を困らせたいわけでもない。
でも「だまされて踊らされてた」って思いや「買ってもらえるって友達に言っちゃったし、今更親に嘘つかれたなんていえない」という思い、さらにはどうしても買ってほしくてワガママを言っていると勘違いして諭しにやってきた父親、子供ながらにそんな複雑な状況にどう対応したらいいのかわらかなくて困っちゃったんでしょうね。
結局その日は泣きながら寝てしまうのですが、次の日の朝になると母が「コンポ買いに行くよ。」っていって微笑みかけてくれました。
「無理しなくていいよ」なんてやり取りをしつつもローンを組んでまで買ってもらい、「一生ずっと大事に使うよ」って約束したのを覚えてます。
その後両親とは喧嘩をしたりすることもありましたし、大人になって地元を離れて就職して関係が薄くなることもあっても、このケンウッドのステレオコンポを見るたびに「あの時無理して買ってくれた両親に親孝行したいな」って思うんです。
たぶん私は両親の介護が必要になったときもこの思い出があるから頑張れるんじゃないかな~。
はっ!しまった。ワイヤレスレシーバーの話のはずが、話が大きくそれちゃいました。ごめんなさ~い(笑)。
ところが最近コンポの出番がない・・・
今となってはよい思い出の品となったケンウッドのステレオコンポ。
最近音楽といえばitunesで管理してiphoneで聞くってスタイルになっちゃっていつの間にやらすっかり出番がなくなりました。
気が付けば数年使ってないぞ・・・なんて事態に。
せっかくの高音質スピーカーを活用したい!
そしたら『大切にしてるものをしっかり活用したい』って気持ちがあふれてきました。
両親が私のためにローンまで組んで買ってくれた大切なステレオコンポ。死ぬまで大切に使いたいんです!
しかもイヤホンやヘッドホンでに比べて、とってもいい音がでるスピーカーを活用できれば毎日聴く音楽がもっともっと楽しめるはず。
何かいい手がないか考えてみます。
スマホの音楽をそのままコンポで聴けるかな?
私がコレクションしてる音楽の曲は全部パソコンとスマホに入ってます。
これをコンポの高性能スピーカーで聞くことができればとっても便利な気がします。
ネットでスマホやパソコンとコンポを接続してスピーカーを活用する方法がないか調べてみました。
ワイヤレスレシーバー発見!
そしたらワイヤレスレシーバーなるアイテムを発見!
世の中には便利なものを考えてくれる方がいるもんですね~。
なんと無線でスマホとコンポをつなぐ便利なアイテムがありました。
ワイヤレスレシーバーとは?
ちなみにワイヤレスレシーバーというのはbluetoothという無線を使って音楽を電波で飛ばすものらしく、ケーブルなしでスマホの音楽をコンポに送ることができます。しかもスマホだったらiphoneだろうがandroidだろうがなんでもOKみたいで、なんだかとっても便利そうです。
ステレオコンポにスマホをつなげられるワイヤレスレシーバー
いいもの見つけたな~とワクワクしながら早速購入!
私って自分でも驚くくらいこういう時の対応が早いんですよね♪
といっても結構いろいろあって迷いました。製品のHPやネットのレビューを調べて選択のポイントにしたのは以下の項目です。
ワイヤレスレシーバー選択のポイント
①高音質
やっぱりなんといっても音質は気になるところ。比較サイトやレビューを見てみると、ものによってはbluetoothの通信時に音質が劣化しちゃうものがあるみたいです。
②簡単接続
それから使い勝手も簡単な方が日々活用しやすいと思って簡単接続ができるものを選択しました。特に通信をするための初期設定(ペアリングっていうそうです。)が簡単なのがいいみたいです。
ちなみに私が購入したのはELECOM製のBluetoothオーディオレシーバー LBT-AVWAR700です。価格ドットコムの安値店で購入して4350円でした。
コンポにワイヤレスレシーバーを接続してみた
ワイヤレスレシーバーの付属品
箱の中に入ってた付属品がこちらです。取扱い説明書に簡単接続ガイド、それから電源や接続用のケーブルがついてます。それでは順番に詳しく見ていきます。
まずはワイヤレスレシーバー本体。手のひらに収まるくらいのコンパクト設計で、外観もとってもシンプルですね。これならステレオの裏側に隠して設置することもできそうです。
端子類を見てみると電源用の差込口、OPTICALと記載された光ファイバー用の端子、そしてAUDIO OUTと記載されたステレオミニジャックがついてました。それにしてもいったいどこにアンテナがあるのかな?そういえば電源ボタンもないくらいのシンプル設計です。
そしてこちらは電源ケーブル。最近はやりのUSB電源にも対応できるスタイルですね。
こちらはワイヤレスレシーバー本体とステレオコンピをつなぐステレオミニジャック用のケーブルです。
ワイヤレスレシーバーをコンポに接続&設定
ワイヤレスレシーバーの本体に電源ケーブルや接続ケーブルをつないでみました。
ここまで約30秒。とっても簡単です。
それぞれ口の形状が違うので挿し間違えることもないですね。
次はステレオコンポにつなぎます。
接続場所はいろんなところがありますが、私は手軽なフロントについているFRONT AUXというところにつないでみます。
ステレオミニジャックをつなごうとすると、「おやっ?」全然サイズが合いません。やばいかも。。。
追加で変換ケーブル買わないといけないかな~ と思いながら付属品をみてみるとこんなケーブルも付属されてました。
ステレオコンポやビデオデッキでよく採用されているピンプラグに接続するためのアダプターケーブルです。
これを使うとこんな風にちゃんと接続することができました!電気屋さんに走らないといけないかと思いましたが、一安心です。
そして電源プラグをコンセントへ・・・
ってとんでもないタコ足配線です! お恥ずかしい限りでございます(笑)。
まあくんのなんでも体験記。はおしゃれ感を大事にしてるブログのはずですが、身も蓋もないですね。
電源を入れるとワイヤレスレシーバーの白いLEDが点滅し始めます。これは接続準備完了だよって合図みたいです。
スマホでbluetooth接続
今度はスマホ側で設定画面を開きます。私はiphone6で設定してみました。設定画面を開いてBluetoothのところをタップしてオフになってる設定をオンに変更します。
Bluetoothをオンにすると端末の検索が始まり、すぐにLBT-ACVWAR700という名前が出てきました。
でもってその名前のところをタップすると右端に「接続済み」と表示されました。これでワイヤレスレシーバーとスマホが接続できたみたいです。ちゃんと接続できたかどうかはさっきのワイヤレスレシーバーのLEDを見るとわかります。
点滅してたLEDが点灯状態になっていれば接続成功です。
それから次回からはBluetoothをオンにさえしていれば自動で接続されるんですって。う~ん。なんかハイテクっぽくてかっこいい!
ワイヤレスで音楽を流してみた感想
いよいよ再生です。ドキドキしながらスマホの音楽アプリを立ち上げて、お気に入りの曲の再生ボタンをぽちっと押すと。。。
おお~っ!! コンポのスピーカーから音楽流れました~♪
う~ん、いままでイヤホンで聞いてた音よりも豊かで迫力のある音です。
おんなじiphoneに入ってる曲とは思えないくらいいい音です。期待をいっぱいしつつも、iphoneの圧縮データーだし、ワイヤレスで接続したら音質はある程度劣化するんだろうな~なんて思ってたわけですが、目立った劣化もなくとってもいい音が出ています。
もちろんCDと同じ曲で聞き比べをすれべそれなりに違いがあるんでしょうか、普通に聞く分には全く問題なしです♪
嬉しいのでいろんな曲を流しながらお茶を飲んだり、洗濯物を畳んだり、ブログを書いてみたりといろいろ試してみたら、子供のころ憧れてたカフェのような穏やかでかっこいい雰囲気の時間を過ごすことができました。
最近スマホ&イヤホンで聞くのが当たり前になってたのが部屋いっぱいに満ちる音楽の良さを思い出せた感じがします。音にきらめきがあるっていうか、深さがあるっていうか、うまく言い表せませんが、心が豊かになりました。
それから音量はスマホでもステレオコンポでも調整することができます。コンポのリモコンがなくても音量調整できるのはうれしいですね。
ワイヤレスレシーバーのメリットとデメリット
最後に自分の手持ちの普通のコンポが最新のスマホと接続できちゃうワイヤレスレシーバーを使ってみて分かったメリットとデメリットをまとめておきます。
ワイヤレスレシーバーのメリット
スマホの音楽が手持ちのコンポにつながる
手元のスマホに入っているたくさんんの曲がワイヤレスで自動的にコンポにつながります。
もうCDを入れ替えたりカセットを裏返したりする必要もありません。
コンポを新型に買い替えなくても、いつも持ち歩いているiphoneに入っているたくさんの音楽が簡単にコンポの高音質なスピーカーで聴けるってやっぱりすごい!
音楽以外も聴けるよ
ためしてみたところ、ミュージックアプリだけでなくyoutubeやpodcatなど、音がでるものならほとんど対応しているみたい。
ポッドキャストで英会話やニュースを聞きながら料理したりアイロンがけしたり、いっぱい楽しめます。
iphoneを使うようになってからイヤホンで聴くのが当たり前になってましたが、ステレオを使ったちょっと贅沢な雰囲気が復活したって感じです。
友達や彼女のスマホでも使える
簡単接続なので、自分のiphoneだけでなく友達のandroidや彼女のipod touchなど、いろんなものがワンタッチで接続できます。
接続が簡単
デジタル機器が苦手な女性やお年寄りにも優しい簡単接続で、数分で初期設定ができちゃいました。
音質も上々
期待以上だったのが音質の良さ。
ネットのレビューを見ると高音の伸びがどうとか低音の豊かさがどうとかいろいろ性能比較みたいなのがありましたが、私が購入したワイヤレスレシーバーに関していえば、まったく問題なしで、むしろコンポのスピーカーを使ったことで音のきらめきや深さがでていい感じでした。
ちなみにステレオコンポはイコライザーをつかって音楽を好みの状態に自由に設定できるので(高音を大きくとか低音を豊かにといった設定ができます。)音の極端な劣化さえなければ、音質の特性はコンポ側で自分好みに設定すればOKなんです。
ワイヤレスレシーバーのデメリット
最初に音がちょっぴり飛ぶ
これは予想外な内容ですが、再生ボタンを押すと、曲の最初の部分がちょっとだけ早送りっぽくなるっていうか飛んだ感じで始まります。
ほんのちょっとだけなんですけど、曲の入りを大事にしたクラシックの曲なんかは気になるって方もいらっしゃると思います。いろいろためしてみましたが、どんなコンテンツを再生してもこの現象がおきるので、こういうものだと理解して購入するのがいいと思います。
※読者さんからの情報によると、iphoneだと飛ぶけどAndroidだと飛ばないそうです。
高音質のコンポやスピーカーを活用しよう!
というわけで私のステレオコンポ活用チャレンジは大成功!
高性能で高音質だけど、時代遅れになりかけてたステレオコンポが一気に最先端のスマホ対応になりました♪
スマホの使い方や音楽の活用方法はいろんなスタイルがあると思いますが、もし高音質のステレオコンポやスピーカーを持っているのに「最近使ってないな~」って方がいらっしゃったらワイヤレスレシーバーを試してみてください。
手持ちのコンポを有効に活用できるうえに、きっと部屋で過ごす時間がもっと豊かで楽しくになりますよ♪
役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!
ワイヤレスレシーバーの構成
私はあんまりデジタル機器に強くないので、私が購入したワイヤレスレシーバー『ELECOM Bluetoothオーディオレシーバー LBT-AVWAR700』の箱に書いてあった仕組みやメリットを載せておきますね。
付属品と仕様一覧
付属品なんかも気になると思うので、どんなものがセットになっているかも掲載しておきます。
仕様一覧はみても全然意味がわかりませんでしたが、デジタル機器がが得意な方には重要な情報かもしれませんのでこちらも載せておきます。
◎今回紹介したELECOMのワイヤレスレシーバーの最新モデルはこちら!
コメント
コメント一覧 (14件)
ヒロスケさんお早うございます!
メッセージありがとうございます!共感してもらえる方がいて嬉しいです(@^^)/
こんにちは!
同じ悩みでした。そして同じケンウッドのコンポを持っています。
悩み解決です。ありがとうございます!
なっこさんこんばんは~。
共感していただける方がいらっしゃって僕も嬉しいです。
やっぱり慣れてる自分のスピーカーが一番ですよね。
工夫しながらお互い愛着を持ってステレオを活用しましょ~(@^^)/
当時、ステレオ、コンポなんて、子供が買えるようなものではなかったですね!
洋楽も邦楽も果てしなく聞きたい楽曲がありました。
ストライキを起こす件と想いはあるあるです。
それにしてもキレイに使ってますね。
最近は2wayのスピーカーが主流なので、昔の3wayの大型スピーカーの音がいい音に聞こえます。
実際はそのスピーカーの音に慣れているだけなのかもしれませんが。
我が家にもコンポがあり、CDやMDが廃れてきたこの頃、どのような使い道があるのか模索してまして
とても参考になりました。
明日、大手電機店に走ります!
気になさらなくてOKですよ~ ^^)
ま~さんこんばんは~。
コメントありがとうございます!
話がそれちゃったかと反省してたのですが、そういっていただけると嬉しいです。
お互い愛着のあるコンポを大事にして楽しみましょうね(@^^)/
すみません
お名前間違えてますね、
「まあさん」と同じように‥でした。
申し訳ありません^_^;
こんばんは〜
sakuraさんと同じようにiphoneの音楽を
あまり使わなくなったコンポで聞けないか?
のテーマでこの記事に辿り着きました。
テーマについてのお話も大変参考になりましたが
高校合格のエピソードに大変感銘を受けました。
是非とも天命を全うするまで大切に使って下さいね!
Kazeさんこんにちは~。
おお~っ!
確かにコンポの裏側にコンセントがいっぱいあったような気がするので試してみますね。
親切に教えていただいてありがとうございま~す(@^^)/
「ワイヤレスレシーバーの電源が同時に切れない」との事ですが。
オーディオコンポのアンプ背面には、他のオーディを機器等を増設して繫げられる様に、コンセントもいくつか用意されている思います。
そのコンセントには、アンプの電源と「連動」「非連動」があるので、「連動」と書いてあるコンセントにワイヤレスレシーバーのACアダプタを繫げば、コンポの電源オンオフで、ワイヤレスレシーバーの電源も一緒にオンオフ出来るようになると思います。
ワイヤレスレシーバー本体の電源スイッチでなく、ACアダプターで直接電源を切った場合、Bluetoothの設定がリセットされなければ良いのですが。
takさんこんばんは~。
なんと!そういうことなんですね。意外なiOSの弱点ですね。
ずっとなんでかな~ってきになってたのですっきりしました。
情報ありがとうございま~す(^^)
はじめまして。ios端末はBluetoothとの接続に音飛びがありますが、Androidは無いですよ。僕の場合、ipod touchが最初飛びます。ご参考まで
sakuraさんこんばんは〜。
コメントありがとうございます。
共感してくださる方が見つかって嬉しいです。
眠らせてるものがあったら、ぜひいろいろ活用してみてくださいね〜(^-^)/
まあくん。こんにちは。
高校合格祝いのエピソードは笑いました。
それ、私も全く同じことをアンティークデスクでやりました。
生活スタイルが変わって、もう使えないと思うものでも
工夫次第で使えるのですね。
勉強になるなぁ。