貴船より安くておすすめの川床！高雄錦水亭の川床を満喫してみた！

あまりの蒸し暑さにぐったりしてるまあくんです。夏の避暑といえば京都貴船の川床ですが、今回はメジャーな貴船の川床よりも価格が安くて予約が取りやすい高雄の川床を体験してみたのでご紹介！
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京都の川床といえば貴船だけど高雄にもあるよ

夏の京都の風物詩「川床」といえば京都の北東に位置する貴船の川床が超有名ですが、お値段人気も「超」がつくレベル。時期によってはランチで１万円以上しますし、希望通りに予約をとるのは難しかったりします。
そこで代わりの候補として挙がるのが高雄の川床です。
そんなとこに川床があるということすら知りませんでしたが、その筋に詳しい会社の先輩が高雄の方がリーズナブルでかつ、予約も取りやすいという情報をくれました。

正確に言うと、情報をくれたというよりも、「私が連れてって欲しいとおねだりした」というのがほんとのところ。今年の異常気象ともいわれる暑さに、今まで考えたこともなかった避暑地への逃亡を夢見て「川床行きましょう！」と声を掛けたらなんとメンバーの日程調整から会場探し＆予約までズバッと対応してくれて、そのあたりのコンシェルジュ顔負けのホスピタリティの高い対応をして下さったんです。

いや～、やっぱり持つべきは頼りになる先輩ですね～(笑)。
というわけで、異常気象の暑さから逃れて京都の川床へ癒しを求めてしゅっぱ～つ！

二条城駅から高雄に向かってバスで出発！

ちなみに高雄のお店だったら時期やお店にもよりますが、ランチで6000円くらいからあるそうで、今回はランチを6800円（税込）で提供してくださる錦水亭に行きます！

川床に参加するメンバーはみんな大阪に住んでるので、二条城駅まで電車で移動。そこからはお店の送迎バスでお迎えをしてもらいます。そしてバスに揺られること20分。40℃近い暑さの街中を抜けて木漏れ日の緑が広がる山間部へとはいっていくと、渓谷に渡された橋のたもとに川床のお店「高雄錦水亭」がありました。

高雄錦水亭のしっとり奥ゆかしい入口

生まれて初めての川床にドキドキワクワク、目をキラキラさせながら（たぶんしてたと思います(笑)）バスを降りて小さめの門をくぐったら、こんな素敵な景色がお出迎えしてくれました～。

黒く見える古い建物の上に覆いかぶさるように広がるモミジの木々。そして遅咲きのアジサイが彩を添えてくれてます。これだからみんな京都が大好きになっちゃうんですよね。は～、早くも癒されてきました(笑)。

階段を降りていく途中で目に入ったのが建物の屋根の上の苔。念のため確認しておきますが、写真は地面じゃなくて屋根の上なんですよ。
まるでフカフカの絨毯を敷いてるみたいに綺麗に苔が生えてて、これがまた美しい！

古い建物って色が黒くなってるからかもしれませんが、緑が引き立って、影と緑の静かな輝きのコントラストがもうたまりません♪
思わず参加者みんなで「苔だ～！、苔だ～♪」と苔を初めて見る外国人の様にはしゃぎながら写真撮影をしちゃいました（笑)。

京都の風情と涼やかさ満点の川床

そして着物を着たおかみさんが案内してくださったのがこちらの川床です。正確には「納涼床」という名前で、5月～9月末までの期間限定なんだそうですよ。

石垣の横に設置された床に赤絨毯と井草の敷物。そしてその向こうには新緑かと思うようなきれいな緑が広がってます。
今度は「おお～！川床だ～！川床だ～♪」と連呼しまくっちゃいました。

川床の構成をちょっとだけ解説しとくと、貴船の場合は流れてる川の真上に床が張られていますが、高雄の場合は流れてる川の横に高床を設けられています。
貴船は雨だと建物の中での食事になったり、川の増水でキャンセルになったりすることもあるそうですが、高雄の場合は晴れでも雨でも同じ川床で楽しむことができるので、天気に左右されにくいのがメリットだそうです。

それにしても、ここで風情溢れる京都の川床料理をいただけると思うと、ワクワクしすぎてついつい一番乗りで座敷に上がって座ってるまあくんなのでした(笑)。

高雄の川床からの景色

じゃ～ん！こちらが憧れの川床からの景色です！
緑いっぱいの渓流が川床のすぐ横を流れてて、とっても綺麗なみずの色をしてます。光を透過したモミジが緑に輝いて見えますが、その色が川にも映ってるんでしょうかね。

ちなみに、今回は７月中旬に行ったんですが、6月10日頃から約1ヶ月間だったら写真の清滝川にはホタルが飛び交うんですって！
そんな話を聞いてたら、早くも来年の予約を入れたくなっちゃいました。

食事の準備もおかみさんの説明もそっちのけで写真を撮ってるのは同行してくれたお姉さまたちですが、あまりの絶景に感動しすぎて欄干から落ちそうなぐらい身を乗り出して写真撮影してます。
二人ともいい大人ではありますが、新しいカメラを買ったばかりなので夢中になってるようですね。。。

蚊取りブタがおしゃれに見える川床

そんなこんなで会場の写真撮影を終えた私たち。落ち着いて周りを見回してみると、こんな蚊取りブタが穏やかな時間を演出してくれてました。
口を開けっ放しのブタさんまでおしゃれに見えるのは京都や川床の力でしょうかね。

おしゃれで素敵な川床料理

そしていよいよ川床料理の時間です！
最初に出てきたのがこちらの前菜。

きゃ～！すごい綺麗～！おしゃれすぎる～♪

と、この料理をみてはしゃいだのはお姉さまではなく私でした(笑)。
手が込んでて小さいのに工夫をされてる感満点の料理がたまりません。

食前酒の器についた水滴が納涼感を二割増しにしてくれますね～。
なんてカッコつけて言ってる私なんかそっちのけで料理をほおばるお姉さんたち。どうやら川床のおいしい料理にご満悦の様です。

写真撮影が楽しすぎる川床

ところでこの川床なんですが、写真撮影やカメラが好きって方にも超魅力的な場所かもしれません。
なぜかというと、ほんのちょっとの角度や設定の違いで別世界みたいな写真が撮れちゃうんです。
たとえばこちらの写真。さっきの前菜をフルオートで撮影したんですが、もみじを透過した緑色の光が座卓や料理を緑色に染めてくゆかしさ満点ですよね。

それに対して露出をあげてちょっとだけアングルを下げたこちらの写真。同じものを撮影したとは思えない爽やかさ。
家庭画報とかクレアトラベラーなんかの雑誌に出てそうなクオリティに見える写真が撮れちゃいました。
普通に撮影するだけで、なぜかすっごくおしゃれにみえる写真が撮れるので、写真好きの４人が写真を撮りすぎて食事が進まない事態になりかけるくらい楽しかったんですよ。

繊細で涼やかな川床料理が続く

そして涼やかさ満点の川床料理が続きます。こちらはガラスの器にもられたお刺身。ため息がでるくらい静かなおしゃれ感がたまりませんね～。
私は生ものが苦手でお姉さんたちにあげちゃったので味のレポートはできませんが、すっごくおいしかったそうですよ。

さらに川床といえばこちらの川魚。丸ごと食べられるんですが、苦みや臭みがなくてさっぱりとした塩味でお酒が進みます。

日本酒の酒器がおしゃれすぎる

川床で一番感動して一番おいしかったといえるのが、何を隠そうこちらの日本酒。
銘柄がどうとかいうのではなくて、この酒器がめちゃくちゃおしゃれでお酒をおいしくしてくれるんです。

どうでしょう、この写真１枚みてるだけでの京都の風情や夏の粋な時間がイメージできちゃう気がしませんか？
珍しいガラスの酒器についたしずくが涼しさを感じさせてくれますし、もみじの緑色の光をそのまま透過させたり反射させたりしてとっても粋な気持ちにさせられます。

それまで大声ではしゃいでたお姉さんたちもこの酒器とお酒に癒されたのか、ちょっと落ち着いた声でゆっくり「いいわね～♪」ってつぶやいてました。
蒸し暑い真夏なのを忘れちゃうくらい穏やかで涼やか、そして粋な時間。飲んでる自分までが粋になってるように感じちゃいました。

撮影スポットが多すぎて帰れない

ちなみにこの高雄錦水亭は、川床や料理はもちろん、道中も魅力的な京都の雰囲気を見せてくれるものがいっぱいあるので撮影には事欠きません。
っていうか、撮りたいものがいっぱいありすぎて、

食べ終わっても撮影し終わらない

という不思議な状況になっちゃいます(笑)。

お姉さんたちもこんな姿勢で15分くらい撮影しまくってましたから、写真撮影が趣味の方やインスタ映えするもの目当ての方もすっごく楽しめると思います。

夏の風物詩に高雄の川床を楽しんでみては？

というわけで、至れり尽くせりというか勝手に楽しみまくった高雄錦水亭の川床。蒸し暑い京都の中で、エアコンや扇風機がなくても自然の風と川の音で涼しく感じる避暑地として楽しむのはもちろん、大人の粋な料理やお酒を楽しんだり、インスタ映えする写真撮影まで楽しめてしまう本当に素敵な場所でした。

本場の貴船もいいと思いますし、今回紹介した予約の撮りやすい高雄ももちろんいいと思います。蒸し暑さでぐったりしてる方がいらっしゃったら、京都の川床で料理や撮影を楽しみながら過ごしてみて下さいね♪

【高雄錦水亭の基本情報】

• 住所：〒616-8293京都市右京区梅ヶ畑殿畑町40
• 電話：075-861-0216

最高の時間を過ごした後の悲劇

と、素敵で最高の時間を過ごして満足感いっぱいだった私たち。帰りのバスを待ってるちょっとした時間に渓流でドローンを飛ばしてみたら、とんでもない事件が起こっちゃいました！
癒しも満足感も吹き飛んじゃうくらいの話なんですが、それはまた別の機会にご紹介したいと思います。。。

役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報！

高雄の川床ランチのついでに寄るなら

川床でランチを堪能した後に

まだ時間があるな～。

とか

ほかにも京都を楽しみたいな～。

って思った方におすすめなのが大河内山荘庭園。

往年の名優、大河内伝次郎という方が山を買い取り30年もの月日をかけてつくった広大な庭園や別荘を楽しむことができます。
かなり有名で大規模な庭園なんですが、散策してみると様々な表情をした庭が京都らしい素敵な時間を作り出してくれてました。写真みたいな素敵なシーンを撮影することもできるので、興味がある方はぜひ寄ってみてください。入場料は1000円で抹茶とお菓子も含まれてて、１時間近く楽しむことができますよ♪

 

●大河内山荘庭園の基本情報

営業日：年中無休
営業時間：9:00～17:00
住所：〒616-8394
京都府京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町８
電話：075-872-2233
交通アクセス：嵐電 嵐山駅、またはＪＲ嵯峨野線嵯峨嵐山駅から徒歩で15分