ゴールデンウィークはいつも京都の新緑を満喫してるまあくんです。新緑って見てるだけで癒されるっていうか気分がいいっていうか、なんだか活力がでてくるんですよね。特に京都のもみじの新緑は最高です。でもゴールデンウィークの京都はどこも人でいっぱい。そこで!今回は人が少なくて京都でしっとりと新緑を楽しむことができるおすすめの新緑穴場情報をご紹介!
京都のモミジの新緑って素晴らしい!
ゴールデンウィークのころになると新緑がどこも綺麗になって気持ちいいですね。そんな中でも京都のもみじの新緑の美しさは別格!
光を透過するモミジのはっぱは伝統的な建物と相まって、しっとりとしてるのになぜか活力があるっていうか、生まれ変わったようなすがすがしさを感じるので私は京都の新緑が大好きなんです。
それはもう将来は自分の家の庭を京都のもみじでいっぱいにしたいくらいの大好きっぷりなんですよ(笑)。
でも世の中はゴールデンウィーク真っ只中。大人気の京都はどこも人込みでごった返してます。大勢の人がいるとせっかくの新緑や京都のしっとりした雰囲気も台無しに。ただのあわただしい観光になっちゃいます。
そんな時に情報をもっておくと嬉しいのが、知る人ぞ知る京都の新緑の穴場です。モミジの新緑の絶景が楽しめるにも関わらずあまり人に知られていなくってとっても空いている素晴らしいスポットがあるんです。
私は気に入りすぎて毎年の様に春と秋に通ってたりするので今回はちょっと詳しくご紹介!
京都の北東に位置する紅葉の名所『真如堂」
その新緑の穴場がこちら!
京都の北西に位置し、知る人ぞ知る新緑や紅葉の名所、真如堂です。
ちなみに位置は平安神宮と哲学の道のちょうど中間地点くらいです。電車ではちょっと行きにくくてバスかタクシーを利用することになる為か、ため息が出るほどの絶景スポットなのにいつも人が少な目なお得なスポットなんですよ。
真如堂の新緑の真の楽しみ方
なんか「しん」で韻を踏んだようなタイトルになりましたが、真如堂は他の寺社仏閣の様に普通に拝観料を支払ってお堂にはいってはいけません。拝観料を払う前の境内に絶景スポットが隠されているのです!
順をおって真如堂の新緑を満喫するための楽しみ方を紹介しますね。
まずは山門を入ると目に入るのがこの景色。お堂に続くメインストリートの両サイドから新緑がせり出して見事な景色です。
真如堂のお堂に向かってまっしぐら?
紅葉のトンネルの景色が素晴らしいのに加えて、その先には立派なお堂がちらっと見えてることもあり、一気にテンションが上がって階段を駆け上がってお堂に向かいたいところですが、ここはぐっと我慢して右側のわき道を進みましょう。
真如堂の第一の穴場 右側のわき道
右側のわき道への入り口はこんな感じです。紅葉が通路の上にも覆いかぶさってて、奥がちょっと暗く見えることもあり、なんとなく通りにくいっていうか、いきなりここに入っていこうという気分にはならないようですが、この先に真如堂第一の穴場、新緑の絶景があるんです。
京都でもトップクラスの真如堂の新緑穴場スポット
ジャジャーン!
いかがでしょう、この絶景!
さっきのもみじの入り口から中へ一歩踏み入れると、いきなりこんな絶景が広がってるんです!!!
もう言葉の説明はいらないですよね。
「うわ~」とか「はああ~」って驚いたりため息が出たりするくらいの素晴らしい新緑が360℃パノラマ状に広がってます。
右も左も正面も、そして頭上も太陽の光を透過する透明感のあるフレッシュなグリーンでいっぱいで、石畳に落ちてくる木漏れ日がまた綺麗なんです。風でそよぐ葉っぱの動きに合わせて石畳の光もゆらゆら。
すごい迫力なのに柔らかくてとっても癒されます。
こんな絶景が独り占めできるのが真如堂のいいところ。私が訪れたのは4月29日の祝日だったにもかかわらず、同行してくれた友達と貸切状態♪
京都の新緑スポットであるにもかかわらず、この気持ちのいい空間を独り占め(二人占め?)できちゃいました。
真如堂の第二の新緑穴場スポット
もうすでに満足しちゃったくらいの気分ですが、真如堂の新緑穴場スポットはまだ続きます。こちらはお堂の境内の裏側。さっきの場所からお堂の横を抜けて裏側にくるとまたまた素敵な新緑スポットが広がってました~♪
京都らしい風情が楽しめるよ
一方には風格あるお堂の建物、反対側には新緑の天井と苔のカーペット。離れのおしゃれなお堂なんかもあって、なんとも京都らしい風情のある景色です。
ここもほとんど人がいなかったので、自分の庭の様にちょっとセレブな気分で楽しめちゃいました♪
京都らしい新緑の写真撮影に最適なスポットもご紹介!
続いて京都らしい新緑の写真を撮影したいって方にお勧めなのが真如堂のお堂の中です。もちろんさっきまでの無料で自由に楽しめる場所も混雑したりしないので写真撮影にピッタリだと思いますが、拝観料をだしてお堂の内部に入ると、もっと京都らしくて風情のある景色の撮影をすることができるんですよ。
新緑の景色を切り取る渡り廊下からのアングル
500円の拝観料を払ってお堂に入り、本堂を抜けたところにあるのがこの渡り廊下。床と天井そして柱で格子状に区切られた新緑がまた見事です。無駄なものを切り取って一番美しいところだけを見せる建築手法っぽい感じでとってもスタイリッシュ。しかも床や天井の暗さとしっとり輝く新緑の緑の対比で新緑がより引き立って見えます。
う~ん、ほんとに綺麗~。
将来こんな住まいを設計して住んでみたいものです。
あっ、めちゃくちゃ広い土地がいるし、お金もかかりそうだから無理かな。スケールを10分の1くらいにしてなんとか雰囲気をだせないかな?そんな妄想をしつつ写真撮影をするのでした(笑)。
新緑をかっこよく撮影するためのオススメアングル情報
ちなみにこの場所で写真撮影をするときにおすすめなのがこのアングル。渡り廊下のコーナー部分ですが、新緑が一面に広がる様子をかっこよく撮影することができます。
そしてもうひとつのオススメアングルがいままさに友人が撮影している場所。 友情出演してくれてありがとうね(笑)。
京都の観光ポスターにも使えそうな写真が撮れます
こんな感じのカッコイイ写真をバッチリ撮影することができます。
これって京都の観光ポスターとかでも使えそうなレベルなんじゃないでしょうか。プロじゃなくてもこんなカッコイイ写真が撮影できるのが真如堂のよさですね。しかも混雑してないので、知らない人に邪魔されることなく心行くまで撮影することができます。
お堂の展示物の由来や逸話も楽しめるよ
そしてこの新緑に囲まれた渡り廊下の先にはなにがあるのかな~♪
なんて探検気分で廊下を渡っていきます。こうやって探検気分で旅をするのってホントに新鮮で楽しいですよね。心もリフレッシュできるから私は新緑の季節のプチ旅行が大好きです。
京都の趣を感じまくりの畳とガラス戸越しの庭が印象的なお部屋
渡り廊下を超えて離れにたどり着くとこんなお部屋が待ってました~。
おお~っ!京都っぽい!
畳のお部屋を囲む広縁と繊細な木組みで作られた一面のガラス戸。外には趣深い大木や岩を並べた庭が広がっています。
写真ではわかりにくいとおもいますが、このガラスがまた味わい深いんです!
ただの板ガラスではなくて、手作りっぽくて独特の凸凹感があってこれがまたとってもおしゃれ!言葉では説明できませんが、とってもいい感じなので、ぜひ体感しにいって欲しいと思います。
スタッフさんが真如堂や庭の由来について解説してくれたよ
そして急に声を掛けられてはじまったのがスタッフさんによる真如堂や庭の由来の解説。私はこういうのにあんまり興味がなかったりするのですが、流れで聴いてみることに。そしたら意外な事にこれがめちゃくちゃ面白いんです!
何気なくみてた庭に2億円の灯篭が設置していることが分かったり、実は庭が涅槃図を表していてこの岩がお釈迦様が寝っ転がってる様子、この岩がそのお母さん、涅槃図にはこんな逸話や説があって・・・と、
まさに「へ~っ!」って声を出しちゃうくらい興味深い話をいっぱいしてくださいました。
まさかこの庭にそんな意味があったとは・・・そして涅槃図にはそんな逸話があったのか、と驚きの連続で、聞き入ってしまいました。
あまりに面白いスタッフさんのお話に、京都出身という一緒にお話を伺っていたかわいらしいおばちゃん4人組も大盛り上がりだったので、誰でも楽しめると思いますよ。
身近で現実的なお話しも聞けました
それから次の庭ではさらに面白い話が聴けました。由緒正しきお堂なのに、ここだけやけにモダンな庭だな~っておもったら、なんと庭の床にデザインされているひし形のマークはなんと三井の家紋なんだそうです。
そして、このお堂、なんと三井さんの菩提寺なんですって!
そんなの全然知らなかったので驚きまくりです。正面の建物の階段の上にある蟇股には三井のマークがしっかり設置されてて、そうだったのか~!!!とビックリ。
普通のお寺と違って檀家さんがいっぱいいるわけではなく、三井グループ専用の菩提寺なので訪れる方も少ないのだとか。ちなみに50回忌をしたらすごいと言われてるのに、ここでは350回忌を超える法要をしてるのだとか、位牌も特大サイズで片手では持てない重さだそうです。う~ん、スケールがでかすぎてもうよくわかりません(笑)。
他にも面白かったり興味深い話がいっぱい
スタッフさんはほんとに楽しい話をいっぱいしてくださいました。ネタバレになるといけないので伏せておきますが、例えばこの茶室へ向かう途中の庵。屋根の上にすり鉢がかぶせられています。これはいったい何なのか?
ハイレベルで高尚な話だけでなく、こういう「ぷっ」って笑っちゃう様なお話も満載なスタッフさんのお話。無料ですし、とっても面白いので真如堂を訪ねる際はぜひ聞いてみてください。意外な事実が判明したりして、好奇心も満たされる旅になりますよ。
帰り道もまじかに迫りくる様な新緑が盛り上げてくれるよ
そして真如堂から出てくると正面にあるのは最初にみた階段ですが、こんな風に手が届く低い高さまでせり出した新緑の紅葉が広がっています。最初から最後まで大迫力の新緑で、ここは本当に日本なのかなって思ったくらいです。
それにしてもほんとに人が少なくていいですよね。
混雑知らずの京都の新緑穴場スポット真如堂 おすすめです!
というわけで体験したままに紹介してきた京都の新緑穴場スポット『真如堂』。ほんとに混雑しらずというか、祝日であるにも関わらずほとんど人がいなくて、しっとりと新緑を満喫することができました。
美しい紅葉の新緑もスケールが大きくて包まれるような感覚を味わえますし、様々な趣の新緑を味わえるのが魅力です。写真撮影にもピッタリですし、デートや一人旅にも最適だと思うので、京都を訪れる際には是非一度寄ってみてください。
きっと心も新緑の様に爽やかに輝くようにリフレッシュされると思いますよ♪
あっ!しまった!
こんなにオススメして人が増えて穴場じゃなくなたらどうしよう(笑)。
真如堂の場所やその他の詳しい情報は以前別の記事で紹介したことがあるのでこちらをご覧くださいね。
→『SONY NEX-5Rで京都の新緑を撮影してみた!真如堂編』
役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!
もみじに赤いトンボみたいなのがなってたよ
紅葉を撮影してたら、こんなに綺麗でちょっとかわいいトンボみたいなものがついてました。タケコプターみたいにも見えるし何かな~って調べてみたら、なんと紅葉の種でした!
地面をみるといっぱい落ちてて、芽がでているのもあったので、間違いなく種の様です。
持って帰って紅葉を育ててみることに
将来は紅葉でいっぱいの庭にしたいな~っておもいつつも、ここと同じ綺麗な紅葉は売ってるのかな~とか、大きな木は高いだろうな~なんて思ってたのですが、種から育てればここと同じ綺麗な紅葉がただで植えられるじゃん!
ピンと閃いた感じがしたので、地面に落ちてる紅葉の種を拾って持ち帰りました。枝を折ったり苗を掘ったら叱られちゃいますが、種を拾うのはいいですもんね。
子どものころにワクワクしながらどんぐりを拾った時の様に、夢に胸を膨らませて友人と一緒に楽しく種を拾い集めました。
さっきの赤いトンボみたいなのが熟すと左の様な大きめの羽になって、根元の茶色いところに種が入ってるみたいですね。
大事に持ち帰ってバルコニーで植木鉢に植えておいたので、発芽したらまた皆さんにお知らせしたいと思います♪
コメント
コメント一覧 (2件)
トムキットさんこんばんは〜。
なんと!そんな粋なことを聞いてくれる
ネコさんがいるんですね!?
ぜひ真如堂の新緑を満喫してきてくださいね(@^^)/
素敵なレポありがとうございます!何十回と毎年行っている京都。今年桜の季節に猫ちゃんに会いに哲学の道を歩いていたら、真如堂行って来た、と聞かれました。そう言えばまだ行った事ありません!来週また京都に行きます。今度は真如堂行ってきます。