ちっちゃいミナミヌマエビがかわいくて仕方ないまあくんです。そんなミナミヌマエビの稚エビが外部フィルターにつながるガラスの吸水パイプに吸い込まれているのを発見!大慌てで救出しようとしたら、なんと外部フィルターの中でたくさん繁殖してるじゃないですか!今回は外部フィルターで繁殖してたミナミヌマエビを紹介します!
小さくてかわいいミナミヌマエビの稚エビ
水草のアクアリウム水槽を立ち上げてから3カ月。水草は順調にというか、元気すぎるぐらいもりもりと育ち、小さく煌めくかわいいお魚いっぱいのアクアリウムになりました。
そして、苔対策で導入したミナミヌマエビが元気に育ち、いつのまにやら卵を抱えたお母さんエビまで登場しました。
たった3ヶ月しか経ってない自分の水槽で、動物の新たな命が生まれるってなんかすごい!
と思いつつ毎日お世話をしていると・・・
嬉しいことにいつの間にやらミナミヌマエビの赤ちゃんがたくさん見つかりました。
ちょっと写真だと分かりにくいかもしれませんが、水草の上にちょこんとのっかってます。
おお~、我が家の水槽で赤ちゃんエビが生まれて育ってる~♪
ちっちゃい兄弟たちが6匹も水草にのっかって動いてるのがかわいい~♪
他にもいるのかな~♪
なんてうきうき気分で水槽を見回していると、ガラスの吸水パイプも大人のエビが引っ付いてました。
そんなとこにいたら吸い込まれちゃうぞ~。
なんて冗談をいってたら・・・
吸水パイプに稚エビが吸い込まれてる!
なんとガラスの吸水パイプの中に小さめのミナミヌマエビが閉じ込められてるじゃありませんか!!!
うわぁぁぁぁ~っ!
え、エビがスーパーウルトラピンチです!
しかも1匹や2匹じゃなくて、8匹も!!!
ええ~っ!!?
なんで?なんで?どうしたらそうなるの!?
自分の目を疑ってもう一度よくみてみたんですが、やっぱりガラスの吸水管の「中」にエビが閉じ込められてます。もっと小さい稚エビならともかく、吸水管の水を吸い込む隙間よりも大きいエビがここに閉じ込められるなんて、物理法則に反してます。
とか冷静に分析してる場合じゃありません。何しろ給水管は外部フィルターに接続されてて、そのフィルターの中では水を流すプロペラが回ってるんです。
もし水流に流されちゃったらエビはプロペラでエビのつくねが出来ちゃいます・・・
ぎゃぁぁぁぁ~っ!そんなのダメ~っ!
吸水パイプの中のミナミヌマエビを救出
速攻で外部フィルターをつかんでコンセントを引っ張り抜き、ガラスの吸水管を外して水を入れたり出したりしてエビを全員脱出させてあげ、あした。
無事に水槽に戻されて元気に泳いで散っていったエビたちの様子をみて一安心したわけなんですが、ここで改めて考え始めます。
外部フィルターに吸い込まれたミナミヌマエビ
ひょっとしてミナミヌマエビはもっと小さいときに吸水管の細い吸い込み口から入ってそこで育ったんのかな・・・
ガラスパイプの中にいたエビは中くらいに育ってたから水流に負けずに外部フィルターから遠い吸水パイプに溜まってたけど、もっと小さいエビはもうすでに外部フィルターに吸い込まれちゃってるんじゃないかな・・・
ま、まさか・・・
外部フィルターの中にもっと小さいエビがいたりして・・・
なんとなく嫌な予感がします。
恐る恐る外部フィルターをみてみたんですが、フィルターは深緑色のプラスティック製なので中身がよく見えません。
そこで照明にかざしてみると・・・
ミナミヌマエビが外部フィルターの中を泳いでる~っ!!!
まさかとは思いましたが、ほんとに外部フィルターの中にエビがいました!しかも生きてます。
これは早く救出してあげなければ!
というわけで外部フィルターを開けてみることに
外部フィルターに吸い込まれたミナミヌマエビを救出!
外部フィルターの蓋を開けて中のろ材をとってみると、砂利の様な丸い粒々が入ってます。今のところエビは見つかりませんが、このフィルターは底に水が入ってフィルターを通過して綺麗になった水が容器の上部から流れ出ていく仕組みなので、最下層にいる可能性大です。
そこで上から水をいれて下のホースから外部フィルターの水を抜いてみると、こんな魚の糞や水草の破片とかがいっぱいでてきました。
うわっ!汚なっ!
予想以上の汚れにさりげなく動揺する僕ですが、こんなところにほんとにエビがいたんでしょうか。
容器をのぞいてみると、いましたミナミヌマエビが!
こんなに狭くて暗い汚れた環境のなかで成長してたとはびっくりです。
ミナミヌマエビの生命力ってすごいんですね。
さらによく見てみると、この小さいエビよりもさらに小さいエビがいっぱい泳いでました!
みなさんどこに稚エビがいるか分りますか?
ここです!
ちょっと写真の画質が悪いのと、稚エビが小さすぎるのとで、「わかるわけないじゃん!」って怒られそうですが、予想以上に小さいミジンコレベルのサイズの稚エビがたくさんみつかりました。
ひょっとして、卵が吸い込まれてここでふ化したのかもしれませんし、生まれたばかりの稚エビが吸い込まれたのかもしれませんが、とにかく外部フィルターの中で懸命に生き抜いていたみたいです。
こんなに小さいエビなら、さっきのツブツブろ材の隙間にもまだいるかもしれないと思ってさらにフィルター内を水で洗い流してみると・・・
とんでもない量の魚の糞がでてきちゃいました(笑)。
なにしろフィルターでこしとった汚れを全部逆流させて出しちゃったんだから仕方ないとはいえ、ちょっと汚いですね。
でもって容器をのぞいてみると、予想通り、ほんとに小さい小さい稚エビがいっぱい出てきました。
スプーンですくって水槽に戻す稚エビすくい
で、大変だったのがここからです。
この超小さい稚エビちゃんたちを水槽にもどしてあげるわけですが、一緒にでてきた糞や汚れを水槽に戻すわけにはいきません。
網ですくうのも無理っぽかったので、こうやってスプーンで一匹ずつ「稚エビすくい」をすることに。
はっ!救出するために救うから「稚エビ救い」かな(笑)。
見てくださいこの稚エビの小ささ。スプーンはコンビニでよくもらうスプーンなので決して大きいわけではないんですが、スプーンが巨大に感じるくらいエビが小さいんです。
これをあの糞の中から探し出して救い上げて水槽へ戻してあげました。
やってるうちに金魚すくいの気分になってきて、いかに糞をよけて稚エビだけ綺麗にすくうか夢中になってみたり、糞を舞いあげて「うわ~っ!」ってなったりしながら楽しくすくってみたんですが、すくってもすくっても次々に見つかる超小さい稚エビちゃん。
外部フィルターで稚エビが42匹も生きてた
数えながらすくっていくと、なんと42匹も外部フィルターの中から見つかりました。
しかも中くらいに育ってたのは2匹だけで、あとはすべて超小さい稚エビばかり。よくこんなところで生きていられたものです。
最初は「20匹くらいかな~」なんて思ってすくってたら30匹を突破し、「もういないだろ~」って思いながら見てみたら、「まだ3匹もいた~」なんて感じを繰り返してたら42匹もでてきちゃってほんとにびっくりです。
そんなこんなで、30分くらい稚エビすくいを楽しめちゃいました(笑)。
というわけで、思いもよらない状況にヒヤッとして大慌てで救出したミナミヌマエビの稚エビですが、ガラスの吸水パイプは外部フィルターの中でも元気に成長してくれてて、無事に全員救出することができました。
といってもガラス管の中のエビを発見したときは心臓がどきどきして変な汗がでてきたので、今後同じことが起こらないようにガラスパイプにフィルターを付けてかわいい稚エビちゃんたちを見守ってあげたいと思います♪
役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!
ミナミヌマエビの稚エビを守る方法
ところで後から分かったんですが、中には外部フィルターから100匹以上エビが見つかったとか、外部フィルターの中の方が稚エビにとってはエサも多いし、魚に食べられる心配もないからあえて大きくなるまでそのままにしているなんていうつわものもいらっしゃるみたいです。
確かにプランクトンぐらいの大きさの稚エビは熱帯魚の恰好のえさになりかねないので、安全地帯に避難してるという考え方もあるのかもしれませんね。
ただ、外部フィルターは上部に移動すると回転するプロペラでエビつくねにされる危険があるからやっぱり超心配です。
外部フィルターに稚エビが吸い込まれないように吸水パイプにとりつける専用のスポンジ材があるみたいなので、稚エビを守ってあげたい方はチェックしてみてくださいね。
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