子供の様によくネクタイを汚してしまうまあくんです。カフェラテをこぼして大きなシミがついてしまったネクタイをダメもとで自宅で洗濯してみたら、すっかり綺麗になったので、誰でも簡単にできるネクタイの洗濯方法をご紹介!
シミや汚れがついたネクタイは自宅で洗える
大きなしみがついたシルクのネクタイ
ある日のことです。ネクタイにカフェラテをこぼしてしまいました。
しかも盛大にドバババ~って感じでこぼしたので、こ~んなに大きなシミができちゃいました。しかもシルクのネクタイにです!
や、やらかしてしまった・・・
と思った時はすでに手遅れ。ラテのシミがネクタイの裏側まで広がってます。
出張先での出来事だったので、すぐに洗うこともできずにそのまま持ち帰ったんですが、なんと乾いてしまってガピガピになってます。
あんなにしなやかでツヤツヤしてたネクタイが、ラテのミルクの香りがするシワシワの布切れになっちゃってます。
自分でシルクのネクタイを洗濯
普通だったらさすがにもうダメだと思って処分するところかもしれませんが、日ごろからネクタイを自分で洗濯している私は「洗えばたぶん綺麗になるさ!」なんて軽いノリで洗濯してみることにしました。
だって捨てるのももったいないし、クリーニングに出したら「こんな子供みたいなシミをつけて」って笑われちゃうかもしれませんもんね(笑)。
ちなみにパスタのシミくらいなら綺麗にする自信があるんですが、全体に広がった大きなシミが二日もたって固く固まってるのは初めてなので、うまくいくかどうかわかりませんが、とにかくやってみます。
シミが広がったシルクのネクタイの洗い方
私が何年も続けてる家庭でネクタイを洗濯する簡単な方法の概要はこんな感じです。
- 専用洗剤を溶かした水で優しく押し洗い
- 流水でよくすすぐ
- 専用の仕上げ材を溶かした水に浸す
- 流水でよくすすぐ
- 一晩張り干ししてしわを伸ばす
普通の洗濯と違うのは「手洗い」であることと、しわを伸ばす「張り干し」をするということくらいで、特別なことは何もありません。なので誰でも簡単に洗濯できますよ。
それでは実際にカフェラテのシミでカピカピになったネクタイを洗ってみま~す!
そうそう、お気に入りの大切なネクタイや高価なネクタイを洗濯して「失敗した~!」って後悔したりしないように、クリーニングに出すか自分で洗うかうまく判断して使い分けてくださいね。
シルクのネクタイを家庭で洗える洗剤
まずはシルクのネクタイを洗うために専用の洗剤「ハイベックゼロ」を用意します。
使ったことのない方は聞きなれない特別な洗剤みたいに思われるかもしれませんが、専用洗剤といっても洗えるのはネクタイだけというわけではなくて、スーツやダウンジャケットなどのいわゆる「ドライクリーニング」が必要なものだったらなんでも家庭で洗えるという便利な洗剤です。
アマゾンや楽天なんかで購入することができ、クリーニングに出すことを考えたら大幅に節約できるので、我が家では大活躍してくれてるアイテムなんですよ。
洗面台のボールに水をためたらちょっぴりとろみのついてるドライ用洗剤をスプーン半分くらいいれてよく溶かします。
シルクのネクタイは手洗いで押し洗い
とろみがあるのでこうやってスプーンでよく混ぜるのがポイントですよ。
続いてネクタイを浸けて優しく押し洗いします。
毎度のことですが、ネクタイを水に浸けるときに「ほんとに大丈夫かな」とためらったりするんですが思い切ってつけちゃいましょう!
ネクタイの形を崩さないようにネクタイの内部まで洗濯液を通してあげる様に押し洗いするのがポイントです。
今回はカフェラテの牛乳が固まってカピカピに固くなってた部分があったので、そっと指で押さえて柔らかくしておきました。
洗い終わったら洗面台の水を抜いてネクタイを流水ですすぎます。この時も折りたたまれてるネクタイの裏の部分が広がったりしないように丁寧にすすぐのがポイントですよ。
仕上げ剤で生地を滑らかに
すすぎ終わったら再び洗面台に水をためて、今度はスプーンに半分くらいの仕上げ剤を溶かします。さっきのとろみのある洗剤と違って、今度は白い乳液みたいな色をしてさらさらしてて簡単に溶けますね。
洗った時の同じようにネクタイの形が崩れないようにやさしく押し洗いします。
ここでもネクタイの生地の中に仕上げ剤がいきわたる様にするのがポイントです。
洗面台の水を抜いて水で仕上げ材をすすぎます。
ここでも裏側の折り込んでいる部分が開いちゃわないようにやさしくすすいであげましょう。
まだ濡れてるので断言はできませんが、とりあえずカピカピに固くなってたシミの部分は綺麗になってそうな予感がするな~。
濡れたネクタイを乾かす
綺麗に洗えたようなので今度は乾かします。
洗濯機で脱水したら大変なことになるので、タオルをつかって脱水します。
こうやってバスタオルの間にネクタイを挟んであげて・・・
上から押さえてあげると、ネクタイの水分がバスタオルの方に移って脱水をすることができます。
アイロンなしでネクタイのシワを伸ばす張り干し
なんどかタオルに挟む位置を変えて乾いたところで押さえて脱水したら、今度はこんな感じで平たいテーブルの上なんかにネクタイの表側を下にして張りつけます。
これは「張り干し」というテクニックで、アイロンを当てられないものなどのしわを伸ばすときに使われる手法なんだそうですが、効果絶大で、手間もかからないのでアイロンよりいいんじゃないかと思うくらいです。
テーブルの上に張り付けるときはこうやって裏側の折り返し部分を綺麗に整えてから膨らんだ部分を手で抑えて平らにしておきましょう。
一晩乾かすと・・・
翌朝にはすっかり乾いてました~。
乾く前と比べると、ネクタイの裏側の折り返している部分が少し膨らんで浮いてる様子。
表側もこんな風になってたらどうしよう・・・
といろいろ想像しながらおそるおそるネクタイをめくってみると・・・
おおお~っ!
綺麗に伸びてツルピカになってる~♪
めくってみると、驚くほど表面が滑らかでフラットに仕上がってました!
ツルツルのピカピカで、新品を思い出させるような仕上がりに思わず嬉しくなっちゃうな~♪
ネクタイの張り干しの時のポイント
ちなみに張り干しの時に注意が必要なのがネクタイの裏側に縫い付けられている小剣を通す帯やブランドタグの部分。
ここは丁寧に押さえておかないと、表がわにしわが出来たりします。
これは以前洗濯した時についたしわの様子ですが、小剣を通すわっかの跡がついて、しわが入ってしまっています。
こうならないように、帯やタグが付いている部分は押さえつけすぎたりしないように、張り付けたときに少しめくってしわが入ってないか確認してから乾燥させましょう。
自宅で洗濯したシルクのネクタイの仕上がり
大きなシミが綺麗に洗えたネクタイ
というわけで、「お子様か!」って突っ込まれそうなくらい大きなシミをつけてしまったシルクのネクタイですが、綺麗かつ滑らかに自分で洗濯することができました。
洗濯の前はしみこんだミルクでカピカピに固くなってましたが、どこにしみがついてたのが全く分からないくらい綺麗に仕上がってます。
う~ん、気持ちいい♪
嬉しくなってシャツを着てネクタイをつけてみたら、表面の肌触りもとってもしなやか。
なんだかネクタイだけじゃなくて気持ちまで洗われてフレッシュになったような気がします。
しかも、新品の時の張りや艶を思わせるネクタイの仕上がりに、ほかのネクタイも全部洗濯したくなっちゃいました♪
もし私の様にネクタイを汚してしまって捨てようか迷ってる方や、クリーニングに出したいけど高いよな~って思ってるかたがいらっしゃったら、一度自分で洗濯してみてください。
きっと思ってた以上に簡単かつ綺麗に洗濯できて驚くと思いますよ♪
役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!
クリーニングと自宅洗濯をうまく使い分けよう
今回はシルクのネクタイの洗濯に成功しましたが、中にはとってもデリケートで洗濯に失敗しちゃうようなネクタイもあると思います。
もし失敗しちゃっても誰も責任を取ってはくれないので、自宅で洗濯するものとクリーニングに出すものをうまく使い分けるのがいいと思います。
例えば
- ブランド品やお気に入りのネクタイはクリーニングへ
- 量販店のネクタイは自宅で洗う
- シミがついて処分するか迷ってるネクタイは自宅で洗ってみる
なんて感じで、後悔しないように対応すれば、節約もしながら、いつも綺麗なネクタイで気持ちよく過ごせると思いますよ♪
そうそう、自分のお気に入りの根謡やブランド物の高級ネクタイはクリーニング屋さんのなかでも、専門のスキルを持ったところが安心です。ヤマトヤクリーニングさんは染み抜きの追加料金無料でありながら、手作業や自然乾燥で対応してくれうそうなので、チェックしてみてくださいね♪
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