スタイリッシュなステーショナリーが大好きなまあくんです。昨年は酒布(バッカス生地)でカッコイイバッグを作ってみましたが、今年は針も糸もないのに裁縫ができてしまうボンド「裁ほう上手」という面白そうなものを見つけたので、ペンケースづくりにチャレンジしてみました!2017年初めてのチャレンジはうまくいくのでしょうか~?
ペンが2本入るカッコイイ布製のペンケースを作りたい
設計という仕事柄、文房具はこだわりのかっこいいものを持ち歩きたいと思うまあくんですが、出張とか打ち合わせに出かけるときに「ペン2本くらい入るコンパクトなペンケースがないかな~」なんて思ったりします。
たくさん入るものとか、開くとペンスタンドになるもの、カッコイイ革製のものなど、いろんなペンケースがありますが、2本くらいのペンを収納できるコンパクトなペン入れって意外と販売されてないんですよね。
そこで、昨年自分でオリジナルバッグを作ったときに余った酒布(バッカス生地)を使ってオリジナルペンケースをつくってみることに。
バッカス生地を使って作ったバッグの記事はこちら
[clink url=”https://xn--l8j0a5jld.com/tote-bag-handmade/”]
ただ、小さいペンケース作るのに実家でミシンをかりるのも大袈裟だしな~。
と思いつつネットで検索してみたら面白いものを発見しました!
針も糸も不要の布用ボンド『裁ほう上手』
ん?
針も糸も不要でかばんがつくれる?
魔法ですか?って思うような不思議なキャッチコピーに惹かれてそのサイトをみてみると、そこには『裁ほう上手』というボンドが紹介されてました。
大雑把にいうと、針と糸で縫う代わりにボンドで布を接着してしまおう!
というもの様ですが、どうやら裁縫専用に作られたボンドの様です。
しかも接着後は洗濯機やドライクリーニングにも耐えてくれる丈夫さで、重たいものを入れるバッグなんかも作れ、
体操服を入れる袋やエプロン、名札を縫い付けたりしなければならない子育て期のママのために開発されたようです。ズボンの裾上げに活用したり、エコバックやポーチなんかの製作にも使えて最近人気も出ている様子。
これはなんだか面白いかも!
なんかすごいことができそうなワクワクする気分になってきましたよ。
それにこの『裁ほう上手』というボンド、「裁縫」という漢字をつかわないで「裁ほう」とひらがなで書いてあるのでなんだか手軽にできそうな気がした私は早速注文するのでした~。
いや~、私ってほんとに単純ですね~(笑)。
裁ほう上手の使い方!
まずは裁ほう上手の使い方の説明を読まねば、というわけでパッケージをみてみると、ふむふむ、どうやら貼りたいところにボンドを薄く塗って貼り合わせ、アイロンを当てればほら完成!
という超簡単な工程の様です。
って私が適当にいっても分かりにくいかもしれないのでちゃんと説明書の通り書くと
裁ほう上手はボンドを薄く塗ってアイロンを当てるだけ!
- 生地の両面にボンドを塗って付属のヘラで伸ばす
- 生地同士を貼りあわせて当て布をしてアイロン(中温)で約15~20秒ずつずらさないで圧着。
- 温度が下がるまで動かさない
という簡単な工程で縫もの(?)が出来ちゃうそうです。
裁ほう上手で接着できるものと接着できないもの
それから気になるのがどんなものが接着できるかってことですが、説明書に書いてあった用途は以下の通りです。
- 通園カバン
- 名札・リボン・レースつけ
- ズボンやスカートの裾上げ
他にもエコバックやポーチ等、布だったらいろんなものを接着できるようですが、逆に接着できないももあります。
- 薄手の生地(シミの原因になる)
- 撥水加工をした生地
- 熱に弱い生地
- 凸凹の大きい生地やや毛足の長い聞いもの
- ポリエチレンやポリプロピレン
- 高価格品(スーツやドレス)
1番の薄手の生地は接着剤がしみこんでシミになるのは確かにそうかもな~って思いつつ、意外と注意が必要そうなのは6番の高価格品(スーツやドレス)ってやつですね。
おそらく万一失敗したらショックで寝込んじゃうくらい大変なことになるからだと思います(笑)。
カッコイイ布製のペンケースをつくってみます!
裁ほう上手の基本的な使い方やポイントを確認したところで、いよいよ裁縫に移ります。
今回つくるのはシャーペンやペンが2本くらいはいるペンケース。
風合いがよくてカッコイイダークブラウンの酒布(バッカス生地)の切れ端があったので、これを使ってみます。
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必要な材料はバッカス生地のハギレだけ
用意した材料がこちら!
いろいろ写真に映ってますが、必要な材料は使いたい生地と、裁ほう上手、そしてはさみだけです!
雰囲気出すために裁縫道具も一緒に写ってますが、これは全く必要ありませんよ(笑)。
適当なサイズにバッカス生地をカット
ペンのサイズはこれくらいかな~なんて考えながら生地を裁縫ばさみでカットします。
本当なら定規をあてて測ったりチャコペンでカットするラインを書いたりすると思いますが、
裁ほう上手のボンドがどんなもんかテストするだけなので、余ったハギレで手軽にお裁縫!
っていうのをコンセプトに、そのあたりは勘で進めます(笑)。
接着に必要な折り目を付ける
接着するにはのりしろが必要なのと、ペンケースの仕上がりが綺麗に見える様にしたいという理由で、まずは生地の端を折り返して折り目をしっかりとつけます。
折り目を
・・・・つけま・・・
先生!折り目がつきません!!!
手のひらで力強く抑えてみたり、机の角をつかってぐりぐりしたリしてみましたが、折り目はなかなかつきません。。。
アイロンで折り目を癖付け
ここでそばで見守ってくれてた母からアドバイスが。
アイロンかけたらいいよ。
はっ!
さすが主婦歴数十年の母だなと思いつつアイロンで布に折り目をしっかりとつけます。
いい感じに折り目が付いたとおもったら、ちょっと布がテカってます。
裏面だったので問題はありませんが、こういうときは当て布をちゃんとしましょうね。
裁ほう上手のボンドを薄く塗る
折り目がしっかりついたらいよいよ裁ほう上手の出番です。
キャップをあけてゆっくりチューブを絞ってみると出てきたのはごく普通の透明のボンド。
なにが違うのかな~?なんて思いながらのしりしろに塗り付けます。
ノズルの先が細いからか、セメダインの様に勝手にボンドがどんどん出てきてつけ過ぎちゃうということもないので安心してチューブを絞ってボンドをつけていくことができました。
裁ほう上手には便利なヘラがついてるよ
逆にボンドが広がらないなって思ってたら、ボンドを広げるための専用のヘラがついてるんでした。
ヘラを使ってこうやって伸ばすと・・・
ボンドに櫛引模様がでながら薄く延ばされていきます。
こりゃ便利!
と調子にのってさらさらと作業を進める私。
「簡単だね~」なんて母と話をしながら気分が乗ってきた瞬間に事件が起こります。
ヘラが生地に引っかかったのか、手から吹っ飛んで行ってコタツのカバーの上へ。。。
ボンドが付いたへらが宙を舞い、こたつ布団の上を転げるという大惨事がスローモーションのように展開され、一時我が家は騒然となりましたが、気にしないで次の作業に移ります(笑)。
いや~、マジでやばかったというか、超強力と言われる裁縫専用のボンドを布の上に転がすなんてやば過ぎる!
と焦りまくったので写真は残念ながらありませんが、ほんとに映画になるんじゃないかと思うくらいの事件でした。
みなさまもボンドの使用時はくれぐれもお気をつけくださいね。
ボンドを塗った面を貼り合わせてアイロンを掛ける
で、生地にボンドを薄く塗ったら今度はその接着面同士を貼り合わせます。
布同士をあわせてみると、なんだかもうくっついてる感じで、このまま乾かしてもよさそうですが、早く乾かしたいのときちんと接着したかったのでアイロンを当ててしっかり接着させます。
当て布を当てて上からアイロンで抑えつけて15秒。
位置を変えてまた15秒。
って感じで接着していきますが、このときアイロンがけを普通にやるときの様にアイロンを滑らせてはいけないそうです。滑らせるとどうなるかというと、
こんな風にボンドがはみ出します。。。
写真では見えてませんが、布を張り合わせてる端っこからもじんわりとボンドが絞り出されるようにでてます。
え~っと、ついつい癖で滑らせちゃいました。ごめんなさい。
熱をさましたら接着完了
アイロンをあてたら後は熱を冷ますだけです。ペンケースの場合はサイズも小さかったので1分で冷ます事ができました。
さ~ペンケースはちゃんと縫ったように接着できてるんでしょうか?
ドキドキワクワクの完成具合の確認です!
当て布をとってみると、おお~!!
ちょっとボンドがしみだして白くなってるところがありますが、なんかちゃんとできてるみたいです。
開口部を開いてみると両サイドがばっちり接着されてました。
が、!
なぜかくっつかなくていいところまでくっついてます。
こりゃいかん!
と、そ~っと引き離してみたら剥がすことができました。白いボンドが残ってて取れませんが、内側だから全く問題なしです。
あとは、縫うのと違ってボンドで接着してるので、接着剤が端っこまできちんと塗れてなかったりするとそこは接着されないという、まさに因果応報の仕上がりになるみたいですが、私の場合はいい感じに仕上がってくれたみたいです。
蓋の部分を折り返すとこんな感じですね。角っこにボンドがついて白くなってたりとか、つまんでる指にもボンドがついて白くなっていますが、決して失敗じゃないですよ~(笑)。
ボタンやひもを付ければカッコイイ筆入れの完成!
あとは蓋の部分にマグネット式のホックを縫い付ければおしゃれでカッコイイオリジナルペンケースの完成~♪
と手慣れた手つきでボタンを付けていく私。
はっ!
「針も糸も使わないでつくれる」ってのが売りだったのに、ホックをつけるのに針と糸を使ったら意味がないんでした(笑)。
ほんとにうっかり者過ぎて自分で笑ってしまいました。
裁ほう上手は裾上げやバッグづくりに大活躍
というわけで行き当たりばったりで適当に試してみた裁ほう上手でのペンケースづくり。不器用でうっかりものの私でもこんなにきれいに仕上げることができました。写真の貼り合わせたところをみると、接着材でつけてるとは思えない綺麗な縫い目(?)でしょ。
裁ほう上手は接着強度が結構強く、エコバックや体操着入れだけでなく、ランチバッグなどの比較的重いものを入れるバッグなんかも作れるそうで、接着の仕方や面積にもよりますが、エコバックみたいなものだと2㎏くらいのものをいれても大丈夫なくらいだそうです。
それから便利と思ったのが裾上げができるということ。
ズボンやパンツの裾上げってセールの時とかは有料になったり時間がかかったりするので「自宅で裾上げできたらな」って思うんですが、そのためにミシンを出してきて針や糸をセットして、、、
そうこうしているうちに
生地に合う色の糸がなかった!
なんてことになるのは面倒ですし、使う量もすくないのでそのために糸を買うのもお金も時間ももったいないですよね。
そんなとき裁ほう上手のボンドで貼り合わせれば簡単に裾上げできるので安価で気軽に作業ができます。
ミシンや裁縫道具はもってないけど子供の名札を縫い付けないといけないお母さんはもちろん、ミシンは持ってて縫物も得意だけど、できるだけ作業時間を効率化して時短をはかりたいママさんなんかにぴったりのアイテムなんじゃないでしょうか。
裾上げのやり方や上手に仕上げるポイント、注意事項なんかも公式HPに詳しく解説してあったのでそちらも参考にしてくださいね。
裁ほう上手なら裁縫道具もミシンも不要で布を加工できる
というわけでかなり適当にチャレンジしてみた裁ほう上手というボンドをつかったお裁縫。
適当に作ってみた割にはカッコイイペンケースをバッチリ作ることができました。
実際に裁ほう上手でアイテムをつくってみて気づいた使う時のコツというかポイントはひとつだけ。
ボンドを薄く広げてつけること
これができればとっても綺麗で立派な『縫物?』ができるので、手軽な裁ほう道具のひとつとして活用してみてはいかがでしょうか?
バッグづくりや裾上げはもちろん、面倒な体操着の名札つけなんかにも大活躍してくれると思いますよ♪
あっ!
それから今回はテストとして遊び半分でペンケースをつくってみたんですが、裁ほう上手をうまく使えばもっともっとおしゃれでカッコイイペンケースが作れそうな気がしてきたので、次回は本気でペンケースづくりにチャレンジしてみるのでお楽しみに~!
役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!
裁ほう上手のボンドの剥がし方
基本的に裁ほう上手は布専用の強力ボンドなので、剥がせないと考えておくのがいいと思います。
生地がキャンバス生地やデニムの様な丈夫な生地であれば強く引っ張れば剥がせましたが、白いボンドはついたままになります。
つまむとちょっぴりづつ取れたりするとこもありましたが、生地の目の中に入ってるボンドは取れずに残っちゃいました。
なかにはエタノールや除光液、ベンジンなんかを使って剥がす方法を紹介しているホームページもありましたが、生地を傷めたり色落ちしたりする上に綺麗にはがれないということもあるようですので、できるだけ注意しましょうね。
ちなみに私が大惨事を起こしたコタツのカバーについたボンドは目立たなかったのでそのままにしてます(笑)。
裁ほう上手を使ったカッコイイオリジナルペンケースの詳しい作り方はこちら!
[clink url=”https://xn--l8j0a5jld.com/how-to-use-saihou-jyouzu/”]
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コメント
コメント一覧 (2件)
今井吉美さんこんにちは~。
なんと!NHKまで注目してるんですね!
褒めてもらって嬉しかったので
調子にのって作り方記事も公開したので参考にしてくださいね(@^^)/
こんにちは😃
またまた、頑張りましたね〜さすが!
つい先日、NHKのam6:45から放送されている「まちかど」でも放送されていました。作っていたものが、センス悪く、ふーんしか思わなかったけれども ペンケースは、バッチリ👌かっこいいです。
何かの機会があったら、トライしてみます。
記事、楽しかったぁ。