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料理や雑貨がおしゃれに撮影できちゃう!無垢床の木材をデスクの天板にしてみた!

色んな樹種

ブログに載せる写真は綺麗に撮りたいなって思ってるまあくんです。「インスタ映え」って言葉が流行るくらい魅力的な写真が求められる今日この頃。料理や雑貨を撮影するときに角度や照明を工夫しても「なんかイマイチだな~」って感じて、天板を風合い豊かな無垢の木材にしてみたら驚くほどおしゃれに見える写真が撮れるようになったので今回は無垢材のデスク天板を自作する様子をご紹介!
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ブログ掲載用写真を撮影するデスク

こちらは半年ほど前に購入したブログ用のデスク。シンプルなデザインと天然木のウォールナットを使った素材感がよさそうだと思って通販で購入したもので、記事を執筆するときだけでなく、料理や雑貨の写真撮影をするときの台としても活用してます。

ところが実物を見ないで通販で購入したこともあり、デスクの表面材の木目というか光沢感がイマイチなんです。ウォルナットの色が想像してたよりも赤みがかってるとか・・・

撮影する角度や光源の位置によってはこんな風にすぐテカっちゃうんです。このテカリというか反射は写真を撮るときに露出やホワイトバランスを邪魔して結構困るですよ。

料理や小物の撮影時にイマイチに写る

こちらは実際にホワホワのストラップを撮影してみたところですが、な~んか古臭いというかおしゃれ感がたりないでしょ。
なんでそうなるのか不思議だったので、ネットで雑貨や料理を撮影した綺麗な写真をいろいろ見てみたら、あることに気づきました!

それはおしゃれな写真は必ずテーブルの上が風合い豊かな無垢の木材や布になってるって事。色は白木っぽいものからウォールナットの様な色の濃いものまで様々ですが、特に光沢感が少なくてテカったりしていないというのはかなり重要なポイントの様です。私のデスクは傷や汚れに強いウレタン塗装がされていたので、耐久性は抜群にいいかわりに自然な風合いが損なわれて表面がテカっちゃってるんですね。だから安っぽく見えたのか~。

といっても購入しちゃったものは仕方ありません。捨てるわけにもいかなければ交換することもできないんです。

でも自分でカスタマイズすることはできるじゃん!

というわけで、ちょっと魅力が足りないデスクの天板におしゃれな風合いの木材を敷いて、いつでもインスタ映えする様な写真が撮れるようにしてみます!

名付けて「無垢床の木材でいつでも綺麗な写真が撮れるぞ大作戦」です。

ちょっと贅沢な無垢の床材を購入!

作戦実行にあたって購入したのがこちらの木材です。
デスクやテーブルの天板を変えたい場合は家具屋さんや造作屋さんにお願いして、希望の樹種で天板を作ってもらうのが一般的ですが、風合いがいい樹種で作る場合はこれが結構高いんです。
数枚の板を貼り合わせて大きな板にしたものでも10万円くらい。一枚板だったら数十万円もしちゃいます。建築士の私としては工夫してコストを最小限に抑えいと思ったので、無垢の床材を購入しました。
住宅などの床にフローリングとして使う無垢材は写真の様な幅が75㎜から180㎜くらいの板を組み合わせてつくるんですが、樹種が豊富で好きな色や木目のものを選びやすい上に、天板をオーダーメイドするよりコストを大幅に安くできるんですよ。
ただ、床に貼るようにつくられてるので、そのまま机の上に置いて天板使うとデメリットもあります。今回はそういった部分を克服しつつ、おしゃれな写真が撮れるデスクに変身させちゃいたいと思います。

木目や節、色の表情が豊かなピーカンの無垢材

今回私が購入したのはピーカンと言われる木材です。あまり聞きなれない樹種だと思いますが、アメリカ原産で、文字通りピーカンナッツが採れる木です。私は仕事柄、様々な床材を扱った事があるんですが、フローリングとして定番の定番のオークやウォールナット、ブラックチェリーとかハードメープルなんかでは表現することのできない、ナチュラルでおしゃれな風合いを実現できるのでこの樹種を選びました。 塗装仕様もいろいろ選べるんですが、無垢の木材の風合いが一番引き立つ植物オイル仕上げを選択。

家具屋さんや造作屋さんで天板を購入するよりも価格が安いといっても、ピーカンの無垢材は約2.1㎡分で38000円くらいする高級品。購入した後で、「イメージと違う」とか「選択を間違えた」なんて後悔は絶対したくないので、普通だったら樹種選びは結構迷うところです。
ところが今回は自信をもってこれがいい!って選ぶことができました。
今までいろんなチャレンジをしてきましたが、今回ほど確認に満ちた状態でチャレンジするのは初めてです。なにしろ今までの建築士として培ってきた経験を活かしつつ、100種類近いサンプルをみたり実際に写真を撮ってみたりして、厳選しまくって決めた樹種&塗装仕様なので、「これだったらおしゃれな写真が間違いなく撮れる!」って確信してるんです♪

予想以上に表情豊かな樹種だった!

とカッコいいことを言いつつ、届いた箱を開けてみて驚いたのがピーカンという樹種の表情の豊かさ。
ええっ!?こんなにいろんな表情が混ざってるの!?

サンプルはしっかりチェックしてましたが、小さなサンプルでは気づかないくらい木目や色の表情がバリエーションに富んでたんです。たとえば上の写真は白太といって、白い部分が混ざってますが、こんなに複雑な形状でツートンカラーになってる樹種は他ではあまり見かけません。

これなんかはかっこいい感じで飴色をベースに濃い茶色の部分があったり、黒い線がはいっていたりしますし

こんな風に乱れた木目や節がたくさん出ている板もあります。


もちろん綺麗で端正な木目のものもいっぱいあるので、外れたとか不良品というわけではないんですが、予想以上のバリエーション豊富っぷりにちょっとたじろぐ私。

「こ、これは撮影した時に背景が賑やか過ぎてうるさく感じるかもしれないな~」とちょっぴり不安と驚きを混ぜた気持ちを味わいつつ、それでも「ここは建築士の腕と経験の見せ所!」と心を奮い立たせるのでした(笑)。

サイズを確認して板を組み合わせる

届いた木材は「乱尺」といって、幅は同じだけど長さはバラバラの床材だったので、まずは長さを測ります。今回天板を載せたいデスクのサイズは幅120㎝、奥行き60㎝。
木材のサイズは幅が15㎝なので、4列並べればちょうど机の奥行きと同じになるので、長さだけ調整すればうまくいきそうです。

色や柄のバランスを考えながら床材を並べる

サイズを確認したら、4列になるように床材を並べてみます。このときに大事だったのが床材の組み合わせ。同じ色で同じ木目の板を選んで並べたらいいような気がしてたんですが、それだとのっぺりした単調なイメージになって、ピーカンの風合い豊かな感じが出せなかったので、デザイナーとしての力量を見せつけるべく、程よくいろんな色や柄の板を混ぜてみました。いかがでしょう?私のデザインセンス(笑)。

床材は四周にサネ加工がしてある

色柄のバランスを調整したら、床を組んで一体にしていきますが、この無垢床写真の様に四周に実加工(さねかこう)という加工がしてあって、山の部分と谷の部分を組み合わせるとピタッとはまる様になってます。

試しにくみあわせてみると、おおっ!気持ち位くらいピタッとはまりました。釘や接着剤で固定したわけでもないのに、簡単には外れない位ピタッとはまってます。パズルをはめるみたいな感じですね。

あまりにも簡単に、しかもぴったり綺麗にはまるので「気持ちいいな~♪」って思いつつ床材をはめ込んでいくと

お~っ!なんかそれらしくなってきました~!
真上から撮影してみると、こんな感じでテーブルというか天板らしくなってるでしょ♪
今回ラッキーなことに、デスクの幅と同じ120㎝の板が入ってたり、2枚組み合わせるとちょうど120㎝になる板があったので、寸法調整でカットしなければならないのは左側の2枚だけになりました。
っていうか、木材の色や柄を組み合わせると同時に少しでも楽になるように木の組み合わせ方を必死に工夫したんですよ。ふふふっ!なんてったって建築士ですから~(笑)。
といいつつ、カットしたらイマイチな模様の部分が無くなって綺麗な部分だけが残る様に、カットした部分を後で転用できるように、とか、ほんとにいろいろ組み合わせを考えてたら30分以上かかってたりします。

あっ、それからコタツに上ってちょっと危険な体勢で撮影したので、赤い靴下が見えてるのは気にしないでくださいね(笑)。

サイズが大きいところは自由にカットできるよ

サイズオーバーしてるところは自分でカットします。まずは定規をあててカットする部分に線を引いて

あとは臆することなくノコギリでズバッと切ります!
といいつつ、切るときはちゃんと綺麗に切れるか不安でいっぱい。最初にノコの刃を木に当てるときはそ~っと優しく動かして、少し溝を入れて安定してからギコギコ切るとか、細心の注意を払ってカットしました。

さすが高級無垢材!というべきかもしれませんが、丁寧にカットしたのがよかったのか、ピーカンの樹種がそういうものなのか分かりませんが、こんなに綺麗にカットすることができました!
トゲも出てなければ凸凹もほとんどなくて、やすりを掛けなくてもそのまま使えそうです。ほんとは丁寧にやすり掛けしてオイルを塗るといいんですが、今回はこのカットした面は壁側になって見えないので、省力化でこのまま使うことに。

カットした板も驚くほどピッタリはまった

カットした木材がピッタリはまるかな~とちょっぴり緊張しつつはめ込んでみると・・・

ぴったんこです!
するっとスライドしてピッタリはめ込むことができました。ビミョーに斜めになってる気がしないでもないですが、両隣の板やサネの部分と位置があってるので結果オーライです。

デスクの上に無垢床を敷き込む

下準備ができたので、いよいよデスクの上に板を敷き詰めていきます。小口の部分を壁側になるようにして板をならべていくと・・・

じゃ~ん!デスクのサイズにピッタリ納まりました~!
幅も奥行きも寸分たがわぬピッタリ感ですね。

壁側の板の小口も凸凹することなく綺麗に壁に突き付けられてて、ぐらつきなんかもありません。

この角度で撮影すると、さっきのウレタン塗装のウォールナットは天板がテカってましたが、植物オイル仕上げのピーカンは光の反射やテカリもなくて優しい表情です。

さっきのホワホワストラップを置いて撮影してみると・・・


ほら~!こんなにおしゃれに撮影できちゃいました♪
さっきと同じストラップとは思えないくらいナチュラルで「いいね!」ってしたくなるでしょ(笑)。

そういえばこの板、実は以前グーグルホームミニを紹介した記事でも使ってたんです。あの時はまだ小さいサンプルを使って撮影したんですけどね。
上の写真は今回新たに逆光の状態で撮影したものですが、反射でテカるどころか、ピーカンの上品な艶感とそこに落ちる優しい影が立体感を出してくれてとってもいい感じです。 この植物オイル仕上げのピーカンの無垢床のいいところは、自然光や人工照明など、光源や光の角度に関係なく写真が綺麗に撮れること。

しかも上の写真の様に何を置いてもおしゃれに撮影できるので、次は何を撮影してブログで紹介しようかと楽しみが増えちゃいました。

それから無垢材の優しい肌触りを味わうことができる事もポイントです。
私は肌触りがいいものが大好きなので、無垢材をなでなでしながらすべすべの肌触りを楽しんでニヤついてます(笑)。

無垢床をデスクの天板に使うメリットとデメリット

写真が綺麗に取れることや作業が簡単って事以外で今回の方法のメリットは、デスクの上に無垢の床材を並べただけなので、接着やビス固定をする方法と違い、元に戻そうと思えばいつで元に戻せること。その気になれば外でも窓際でも他の場所に移動して使うこともできるので、いろんな場所での撮影に使えます。

逆にデメリットとして注意が必要なのは床板の間に継ぎ目があるので、この上に直接書類を置いて字を書くのには向いていないことです。といっても小さな溝なので、ノートに文字を書くときは全く問題なく書けますしパソコンを使うことが多いので全く問題なしです。

ブログの写真がなかなか綺麗に撮れなくて困ってる方や写真にこだわりたい方はもちろん、スマホで料理や雑貨なんかのインスタ映えする写真を撮りたいなって思ってる方は、テーブルやデスクの天板を確認してみてください。もし表面の色風合いやテカリがイマイチなようだったら、無垢の木材がオススメです。オークやアルダーなど、定番のものでもいいとおもいますし、私の様にピーカン等のこだわりの樹種もいいと思います。きっと「いいね!」がいっぱいもらえる上に、愛着をもって楽しく写真撮影できるようになると思いますよ♪
その際は表面の仕上げはウレタン塗装ではなく、植物オイル仕上げにするのも忘れないでくださいね。

役に立ってくれるといいな!まあくんのなんでもミニ情報!

余った床材も有効活用しよう

床材を購入する場合は何枚とかではなく、一坪タイプといって1箱に1.89㎡分の木材がはいっていて、1箱単位で販売されている場合がほとんどです。材料が余ることもあると思うので、デスクだけじゃなくて、ベランダの鉢を置く台にするとか、コースターとして使うとか、他にも使ってみましょう。
僕は会社のデスクの仕切り板に立てかけて木質感あふれるデスクにしてみよっかな~。

2 COMMENTS

まあくん

福井のヒデキさんこんばんは~。
無垢のフローリングいいですね~。無垢材だと傷もいい思い出になるんですよね。
いつか家を建てるチャレンジ記事を書けるように頑張りますね(@^^)/

福井のヒデキ

こんばんは
私の家のフローリングも無垢板を使ってます。
年数がたてば味わいが出てきますが、子供が三人もいるためキズが絶えません、、、、

次回、まあくん家を建てる! に期待しております(笑)

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