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秋冬でもできるトマトの栽培方法!マイクロトマトの育て方

熟したマイクロトマトの実

リコピンいっぱいのトマトが大好きなまあくんです。トマトといえば夏野菜の代表格ですが、秋からでも育てられるかもしれないと思ってちっちゃくてかわいいマイクロトマトで栽培を試してみました。
果たしてトマトは無事に実るのでしょうか?今回は秋冬でトマトを育てちゃおう大作戦の結果をご紹介!
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秋からトマトを栽培するぞ!

8月に夏のトマトの栽培を終えてひと段落。「秋野菜は何を植えようかな~?」なんて思ってたら、珍しいトマトの種を発見してしまいました。

マイクロトマトの種のパッケージ

マイクロトマト!?

なんだかちっちゃくてかわいい姿をしてるじゃありませんか!
コンパクトに育てる』っての今年の栽培テーマにしていた私は興味津々。

こ、こんなちっちゃくてかわいいトマトがあるの!?

どんな味がするの?どうしてちっちゃいの?

育ててみた~い♪

なんて感じで、もうすでに秋が間近になってるにもかかわらず「ポチっ」とボタンを押して種を買っちゃったんですねこれが。

マイクロトマトの栽培時期

でもって届いたマイクロトマトの種。淡い期待を抱きつつ栽培時期をチェックしてみたら・・・

3から6月とばっちり記載してあります。

そうです。夏野菜のトマトの栽培は来年の春まで待たないといけません。

でも種を購入しちゃった私は「地球は温暖化してて残暑もひどいし、秋でも意外と育つんじゃないかな~。」なんて都合のいいことを考えちゃうのでした(笑)。

マイクロトマトとは

秋にトマトを育てるのも珍しいですが、マイクロトマト自体もとっても珍しいものだと思うので、どんなトマトなのか簡単に紹介しておきますね。

マイクロトマトっていうのは、ミニトマトやプチトマトよりもちっちゃくてかわいいサイズのトマトです。もうマイクロレベルにちっちゃいってことですね。大体1㎝あるかないかくらいのサイズなんですよ。

普通のトマトとサイズ比較するとこんな感じになります。マイクロトマトと普通のトマトのサイズ比較

一番左がマイクロとまとで、真ん中がミニトマト、右が普通の中玉トマトです。
ほんとにちっちゃっ!って思うくらい小さいでしょ。

栄養はリコピンをはじめ、ビタミンCやβカロテンも普通のトマトの何倍も含まれている上に、糖度も普通のトマトの1.8倍!
ちっちゃくても栄養もおいしさも優れてるミラクルなトマトなんです。

私は今までスーパーや八百屋さんでも見かけたことがないのでアマゾンで調べてみたら、なんと18粒で989円!(季節などによって変動すると思います。)

1㎝もないのに、一粒50円もするんなんて、なんてセレブなトマトなんでしょう!

こんなに高い理由は生産農家がすごく限られているからなんだそうです。
愛知県の園芸組合が発見したらしく、そこでしか栽培されてないそうです。しかも、品種改良じゃなくて偶然見つけて栽培が始まったという奇跡的なトマトなんですって。

秋冬のトマト栽培大作戦開始!

ちっちゃくても栄養いっぱい。そしてしっかりトマトの味がしてしかもおいしい!というのが特徴と知ったら育てたいって気持ちがあふれてきました。

よし!もうすぐ秋だけど、マイクロトマトを栽培してみよう!

というわけで、ちゃんとできるかどうかはわかりませんが、秋のトマト栽培大作戦開始~!

マイクロトマトの種まき

マイクロトマトの種

栽培に先立ってまずは種の確認です。マイクロトマトの種を出してみると、こんなちっちゃくて薄っぺらい種が出てきました。
普通のトマトの種も薄くて小さいんですが、マイクロトマトの種はさらに小さいみたいですね。

マイクロトマトの種まき

そして9月2日。マイクロトマトの種まきをしました。
残暑真っただ中でうだるような暑さですが、発芽してくれるかな~?

スポンジ水耕栽培の方法で種まきしたんですが、もし興味がある方はこちらを見てくださいね。スポンジ水耕栽培や種まきの方法を詳しく紹介してます。
[clink url=”https://xn--l8j0a5jld.com/non-soil-vegetable-garden-seed/”]

マイクロトマトの発芽!

発芽したマイクロトマトの種

種まきから4日後。こんなに小さい芽が発芽しました~!
首を曲げた感じで、まだ種の皮をかぶってますね。
どんな野菜でも発芽したときは小さい芽なんですが、マイクロトマトはさらにとっても小さいんですよ。
とても小さいマイクロトマトの芽

他の野菜の発芽と比べてみるとこ~んなに小さいんです。
右端で発芽してるレタスの芽と比較すると圧倒的にちっちゃいのが分かりますね。

マイクロトマトの双葉

ちっちゃくても元気はいっぱい、発芽からたった2日でこんな双葉を広げてくれました。

双葉になったら間引きをする

間引く前のマイクロトマト

種まきから10日後。こんなにたくさんの双葉が並んでます。本来の種まき時期ではないので発芽率が下がると思って多めに種まきしてたんですが、どうやら全部発芽してくれたみたいですね。このままだと生育が阻害されるので、ここで間引きを行います。

マイクロトマトを間引く様子

成長が遅くて小さいものをこうやってつまんで引っ張ると簡単に抜けるので間引きはとっても簡単です。双葉の段階では10本くらい残し、本葉が大きくなったころに4株くらいにしたいと思います。

曇天でも必死に成長するマイクロトマト

傾いて伸びるマイクロトマト

種まきから2週間後。残暑で温かいとはいえ、曇天が多かった9月。マイクロトマトは少しでも太陽の光を浴びようと体を思いっきり傾かせて成長を始めました。我が家のベランダは南向きで日当たりがいいので、こんなに傾くことはないんですが、風にあおられたわけでもないのに、ほかの野菜では見たことがないくらい傾いてますね。

朝日を浴びるマイクロトマトの苗

そして3日後の9月17日。まだ傾いたままですが本葉も大きく広がり、トマトの苗らしくなりました。
ここからは天候にも恵まれ、グングン成長していきます。

朝日で輝くマイクロトマトの葉

朝日の中でマイクロトマトの苗がキラキラ輝いてます。毎朝培養液の量をチェックして、減ってたら補充するだけの簡単お手入れなんですが、綺麗に育ってくれてますね。

この段階で再度間引きをして6株になりました。
そうそう、傾いてるのが心配になったので、プランターの向きを変えてみました。これなら逆に傾こうとしてまっすぐになるはずです。

綺麗に光を通すマイクロトマトの葉

種まきから3週間後。背も伸びてきましたね。気のせいかもしれませんが、普通のトマトに比べると少し細身なイメージかな~。

強風で一時避難した苗

そうそう、9月といえば大型台風が何回もやってきました。そんな時はこうやって室内へ移動して強風から守ってあげます。土を使わないスポンジ水耕栽培の場合、軽くてコンパクトなので、プランター毎移動できるのが便利なんですよ。

大きく育ったマイクロトマトの苗

種まきからちょうど1カ月たった10月1日。マイクロトマトの苗はこんなに大きくなりました。数日に1回の頻度で向きを変えてたので、あんなに傾いてた苗もほぼまっすぐになってますね(笑)。
まだまだ温かいので成長も順調です。

このころになると先っちょを摘心したりして上に伸びるのを抑えたり枝を分岐させたりするんですが、マイクロトマトはコンパクトでやや華奢に育ってるようなので、摘心しないで自然の姿のまま育ててみます。

生き生きしてるマイクロトマト

さらに1週間たった10月6日。こんなに力強い株に成長しました。青々とした葉を大きく広げています。

マイクロトマトの花が開花

マイクロトマトの花

10月15日。雨のなか最初の花が咲きました~!
秋からの栽培でもちゃんと開花してくれるんですね。この調子なら寒い冬になる前にトマトが収穫できそうな予感がしてきました♪

秋でもトマトは受粉するの?

ここでふと疑問が。そういえば、花は咲いたものの、受粉はするんでしょうか!?
夏にいたミツバチさんも秋になったらもうきてくれないかもしれないし・・・

筆で受粉させる

不安になったので念のため筆で花をチョンチョン。

風や虫で受粉ができなくてもこの「筆チョンチョン」をすればたいていの野菜は受粉ができちゃうんですよね~。何年も野菜を育ててきて学んだ便利技です。

光を浴びて綺麗なトマト

ところが、そんな心配をよそにミツバチや小さいハチがたくさんやってきてくれてました。
もう10月の終盤ですが、暖かい日が続き、ベランダは春模様。
柔らかくて暖かい光が差し込んでハチさんたちがせっせと受粉を手伝ってくれてます。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、小さいハチさんたちがたくさん飛び回ってるんですよ。

それにしてもほんとに葉を透過する緑色の光が綺麗ですね~。
秋なのに、紅葉どころか新緑を楽しめるなんてびっくりです。
なんだかほっこりした気持ちというかベランダを眺めながら自宅にいる時間が幸せって感じちゃいました。家庭菜園やっててほんとによかったな~♪

マイクロトマトの実がなった!

秋とは思えない爽やかさ

そして種まきからちょうど2か月たった11月2日。うちのトマトはほんとに綺麗な葉をつけるな~。
ちょっとインスタ映えする写真でも撮ってみるか~。
なんて思ってトマトの茂った葉の中をのぞいてた時のことです。

小さく実ったマイクロトマトの実

きゃ~♪
できてる~♪
ちっちゃくてかわいいマイクロトマトの実を発見しました~!

マイクロトマトの実

最初の実を発見してからは毎朝の様に新しく結実した実を発見していく毎日。
葉っぱをめくって、「ここにも実がなってる~♪」
って発見するのが楽しくてたまりません。
先に結実した実も日に日に大きくなっていきます。

なかなか完熟してくれない

大きくなってきたトマトの実

ところがこのかわいいトマト、なかなか熟してくれません。寒くなってきて日照時間も短くなってきてるし、やっぱり時間がっかかるのかな~。

茂りまくりのマイクロトマト

といっても、例年より温かいせいかトマトの株自体はこんなに大きく茂ってるんですよ。
コンパクトに育てるとか言ってたのは誰でしょう(笑)。
小さいプランターなのに、こんなに大きく育つのはスポンジ水耕栽培だからかな?

マイクロトマトの花が咲きまくり

そして花は百花繚乱状態。もう11月ですよ。真夏かと思うくらいの咲きっぷりです。

脇芽が出まくりのトマト

脇芽もいたるところから出てきて伸び放題。もう11月27日なのに実が熟す様子もないし、このままでは栄養を脇芽に取られて実の生育に影響しそうなので、脇芽かきと剪定をすることに。  マイクロトマトの摘心と剪定

こんな感じで実がなってるところより先の枝をバサバサとはさみでちょん切り、わき目もすべて書き取ってみました。
これで実が熟すのに集中してくれるはずです。(たぶん。。。。)

マイクロトマトの実が熟してきた

色づき始めたマイクロトマト

そして11月27日。マイクロトマトの実がほんのり赤く色づいてきました~。
よし!その調子だ!
冬がやってくる前に頑張って実ってね~。
と応援してたら

熟したマイクロトマトの実

1週間くらいでこんな真っ赤なトマトに熟してくれました~!(o^^o)

やった~♪
思わずガッツポーズしたくなるくらいうれしいな~。
ちっちゃくて赤くてコロンとした様子が可愛すぎて、写真を撮りまくり。たぶん100枚くらい撮影したんじゃないかと思います(笑)。

なにしろもう12月6日の冬真っ盛り。冬でもトマトは実るんですね!

かわいく実ったマイクロトマトの実

さすがに12月になると本格的に寒くなってきたので、ここからは成長がほんとにゆっくりになりました。
焦らず水やりをしながら待つこと2週間。
12月22日になるとこんな風にたくさんの実が熟してくれました~♪
もうすぐクリスマスなんですけど、それ以上に気分がウキウキ。
おいしそうに実るトマトを見てたら嬉しくて仕方ありません。

黄色いマイクロトマト

ちなみにこの黄色いトマト、「早く赤くならないかな~っ」てソワソワしんてたんですが、よく考えたら赤色だけでなく黄色いトマトも種まきしてたんでした(笑)。
もう完熟状態です。

収穫したマイクロトマトの味は?

収穫したマイクロトマト

いよいよ秋から栽培した冬トマトの収穫です。
実ったトマトを収穫したのは、なんとクリスマスの12月25日。
いや~、ほんとに冬のクリスマスに夏野菜のトマトが収穫できるなんてびっくりですね~。
そしてカラフルなマイクロトマトが宝石みたいでとっても綺麗~♪

ちなみに写真の右下のがミニトマト、右上のが中玉トマトです。ほんとにちっちゃいでしょ。

マイクロトマトと普通のトマトのサイズ比較

もうすっごくワクワクしながら食べてみると、プチっていう食感と口に広がるトマトの果汁。

おいしいじゃん!
ちっちゃい見た目からは想像がつかない濃い目の味。
普通のトマトよりは明らかに甘くて、濃いトマトらしい味がします。しかも野菜の苦みや青臭さは一切なくて、うまみがいっぱいって感じなんですよ。
超甘いフルーツトマトの甘さにはかないませんが、トマトらしいおいしさが満点です。
しかもプチプチする食感がまたよくて、パクパクとおやつをつまむように食べちゃいました♪

そうそう、黄色と赤色では味も食感も少し違うんですよ。黄色い方が皮が厚くてしっかりしてました。私は赤の方が味と食感のバランスが良くて好みです♪

トマトは秋冬でも育つ!トマトの冬栽培大作戦成功で~す!

真冬に実ったトマト

というわけで何の情報もなくためしてみたマイクロトマトの秋から冬にかけての栽培チャレンジ。
大成功で~す!!!

しかも、「秋くらいに少しは収穫できるかも」っていう想像をはるかに超えて、なんと冬のクリスマスに真っ赤なトマトがたくさん収穫できちゃうという快挙。そして大豊作です♪

もちろん今年は残暑や秋の温かさに恵まれたということや、マイクロトマトという品種が秋冬の栽培に向いていたということもあるかもしれませんが、それでも冬にトマトは栽培できちゃうんです!

いや~、ほんとに嬉しいな~♪
久々の快挙に、いままでにないくらい素敵なクリスマス&2018年の締めくくりになりました。

「トマトが好きだけど夏しか栽培できなくてさみしいな~」とか、「冬はトマトが高いから買い控えしてる」のって方がいらっしゃったら、是非秋冬のトマト栽培にチャレンジしてみてください。
きっとクリスマスにはたくさんのかわいいトマトが収穫できちゃうと思いますよ♪

 

というわけで2018年も水耕栽培を中心に、毎日の暮らしをちょっぴり楽しくしてくれる発見をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

少しずつではありますが、自分も新しいことに挑戦して成長しつつ、皆さんの毎日が少しでも充実して楽しくなってくれたらいいなって思ってるので、ぜひコメントやSNSのフォローで応援してくださいね♪

 

役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!

秋冬のトマトを育てるなら早めに種まきしよう

でっかい実が色づかない

今回のチャレンジで秋に種まきして冬にトマトを収穫できることが分かりましたが、夏栽培に比べると成長に時間がかかります。
12月になるとさすがに成長がすっごく遅くなり、実が熟すのにすっごく時間がかかり、写真の様に年末になってもまだ青い実がたくさんあったりするので、少しでも早く種まくのがおすすめです。
今回の栽培チャレンジでは9月2日に種まきしてクリスマスに最初の収穫をするくらいだったので、できればお盆休みくらいに種まきをすれば、もっともっとたくさん収穫を楽しめると思いますよ。

6 COMMENTS

まあくん

おりおさんこんにちは〜。
そう言ってもらえるとすごく嬉しいです(o^^o)
ありがとうございます!

おりお

ありがとう
育ててみようと思いました

まあくん

村山裕子さんこんにちは~。
間引いた後最終的にどれくらい残すかって迷いますよね。
基本的にはプランターのサイズによって残す本数が変わるのですが
20㎝以下のプランターだったら1本、それ以上だったら15㎝間隔で1株くらいを目安に複数残します。
ただ、私の場合は1本だとなにかあった時に怖いので、
小さい容器でも2本残して、ある程度苗が大きくなって、もう大丈夫って思ったら
1本に絞る場合が多いですよ。
おいしいトマトをどっさり収穫できるように楽しんでくださいね~(@^^)/
す場合が多いです。

村山裕子

トマトの種から、トマトを作る動画観たのでやって見ましたら、芽が何本も出てきて、間引きをして、今は、2本5センチ位のが残ってますが、この後どうしたらよいのかわかりません、どうしたらよいのでしょうか?このままで良いのでしょうか?

まあくん

デビルさんこんにちは~。
エアレーションは気になってるんですけどまだ試したことがないんです。
電気を使わないでおひさまの力で育てるのがコンセプトだったからなんですが
成長が促進される気がするので、機会があったら試してみますね(@^^)/

デビル

いつも楽しく読ませていただき、参考にさせていただいております。

ひとつ疑問があり質問させていただきます。

まあくんはエアレーションは試したことがありますか?

あれば感想をお聞かせください。
おねがいいたします。宜しく!

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