早くもハロウィンに使うカボチャの収穫を思い浮かべてるまあくんです。ベランダで栽培してるカボチャに花がいっぱい咲き始めたので、難しいと言われている受粉作業をしてみました。果たしてカボチャの実はうまく結実するのでしょうか?今回は確実なカボチャの受粉の方法をご紹介!
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カボチャの花の受粉はタイミングが重要
5月23日に初めてのカボチャのお花が開きました~!
爽やかな黄色がとっても綺麗だな~。
こんなに大きな花が咲くってことは実の方もでっかくて立派なカボチャになってくれるに違いありません♪
次々に咲き続けるカボチャの花
ひとつめの花が咲いた後は、次々と順を追うように花が開いていきました~。
それにしても雨の日のカボチャの花も綺麗ですね~。しっとりと鮮やかさが増してるように見えます。
ところでカボチャの花の開花ってすっごく規則正しくて、大体2日くらいで交代しながら、常にどれかの花が咲いてるみたいな感じで開花していくんですよ。
おおっ!これはたくさん実が収穫できるに違いない♪
と期待に胸が膨らみます。
ところが、そう簡単にはいかないのがカボチャの栽培。
そうです。カボチャには雄花と雌花があるんです。
咲いてはしぼむカボチャの雄花
こちらは5月28日の様子ですが、23日の最初の開花から5日間で9個くらい花が咲いたにもかかわらず、ほぼすべてがそのまましぼんじゃってます。。。
それもそのはず。咲いているのは実は全部雄花なんです!
頑張って大きく成長して一生懸命咲いているのに、相手も見つからずにしぼんで枯れていくなんて、かわいそうすぎます。
なんだか息子の結婚相手を探してあげたい親の気分になってきました(笑)。
雌花が咲くタイミングは?
どこかに雌花(息子の交際相手?)がないかと思ってカボチャのツタを手繰ってみたら、先っちょの方に素敵な相手を発見!
ただ、まだ恥ずかしがってるようです(笑)。
つぼみの様子をみてみたところ、花が咲くのはまだ先の様ですね。
それにしても、ぷっくりと膨らんだ丸い形がかわいいな~。
ほっこりしてたら、葉っぱの裏で枯れてる雌花を発見しちゃいました!
ええ~っ!?
青々とした葉の裏でひっそりと咲くこともなく小さいまま枯れて黄色くなってる雌花をみて踊りちゃいましたが、中にはこんな風に大きくなれずに枯れてしまう雌花もあるんですね。
雌花ってとっても貴重みたいです。それからツルの根元というよりは先の方につきやすいみたいですね。
ついにカボチャの雌花が開花!
そんなこんなで雌花の開花はまだ先かな~なんて思ってたら、二日後の5月30日。なんと早くも雌花が咲き始めました!
一昨日まではあんなに小さくて硬かった花芽が、いつの間にやらこんなに大きくなって黄色く色づいてます。
おおっ!これは千載一遇のチャンス!
ハチさん早く来て~っ!
受粉させてあげて~っ!
とあたりを見回してみたら、あいにくの曇り空。
ハチさんも蜜集めに出動してきそうにありません。
しかもよくよく考えたら、こんな時に限って元気に咲いてる雄花が見当たりません。。。
ま、まずいこれは・・・
せっかく雌花が咲いたのに、ベタなドラマやアニメみたいに主人公とヒロインがすれ違ってしまう。。。
カボチャの確実な受粉の方法
というわけで、ちょっとおせっかいかもしれませんが、人工授粉をすることにしました~。
人工授粉という言葉を聞くと、なんだか難しいような気もしますが、方法はいたって簡単。雄花を積んで花びらをちぎり、中の花粉がついてる花弁の部分を雌花の花弁にツンツンして花粉をつけてあげるだけです。
花粉をつけるのには元気に開いてる雄花が理想ですが、今回はすでにしぼみかけてる雄花しか見当たらなかったので、それをちぎって花びらをむしり取って写真の左のような状態にします。
メロンやトマトの受粉もしたことがありますが、カボチャの雄花は花粉がいっぱいついてるので受粉させやすそうですね。
雄花の花粉を雌花の花弁にツンツンしてつけてあげればOKなんですが、今回はまだ開き始めたばかりの雌花。
とっとやりにくいな~と思いつつも、ちょっと恥じらう雌花ちゃんに雄花くんをそっとつこんでツンツン、ツンツン。
なんかちょっといけないことをしてるような気がしてきました(笑)。
でもこれで無事に受粉をさせることができました。
雄花はいっぱい咲き続けますが、雌花は意外と貴重みたいで、1本のツルに2個か3個くらいしかつかないみたいなんで、絶対見逃さないようにするのがポイントみたいですね。
かわいいカボチャが結実した
それから5日ほどたった6月4日。
昨晩の強風でベランダの外にカボチャのツルが垂れ下がってしまってたので、やれやれ、とか思いつつ持ち上げてみたら、なんとカボチャの実が結実してました~!!!
なんてかわいいんでしょう♪
ちっちゃくて
ツヤツヤしてて
かわい~っ♪
風で乱れたツルを治そうとしていたらひょっこり現れたカボチャの赤ちゃん。なんだか幸せな発見をしたみたいで嬉しさ満点でした。
そして、カボチャの受粉、ばっちり大成功で~す♪
カボチャの受粉のコツ
今回実際に栽培してみて分かったカボチャの花の受粉のコツは、下のふたつです。
- 雌花の開花を絶対見逃さないこと
- 花粉をツンツンしてあげること
カボチャの花は次々に咲いていきまうが、雌花と雄花が同時に咲くタイミングは限られています。特に雌花は数も咲く機会が少ないので、絶対に雌花の開花を見逃さないようにしましょう。
それから雄花の方は開いてなくてもしぼんだばかりだったらまだ花粉を使うことができます。
開いてる花が見つからなくても諦めずに受粉にチャレンジしましょう。
そうすれば確実に受粉させてカボチャの実を結実させることができますよ♪
カボチャを結実させた後、うどん粉病が発生してるのに気づいてすぐに薬をスプレーしてあげたり・・・
黄色く枯れ始めた葉を綺麗にお掃除してあげたり・・・
とマメにお世話をしてあげて、カボチャは順調に成長中です。
ほら、こうやって葉っぱの隙間から覗いてみると、ベビーベッドですやすやと寝てる赤ちゃんを見守ってるお母さんみたいな気持ちになっちゃいませんか。
赤ちゃんもカボチャも猫も、小さいときってホントにかわいいから不思議ですね。
これからもゆっくりと大きくなっていく様子を毎朝楽しみながら、夏にはでっかくておいしいカボチャを収穫したいと思います♪
役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!
見逃しやすい雌花の開花を確実に発見しよう!
5月末くらいになるとカボチャのツルもガンガン伸びだし、こんなジャングルみたいな感じになります。
これなら花も実もどんどん大きくなりそうだな~なんて思うわけですが、逆に雌花の開花を見逃してしまいやすくなります。
油断してると、こんな風に黄色くなって雌花がダメになってしまうので、開花したら確実に受粉できるように雄花を使ってツンツンしてあげましょう。
そうそう、カボチャのツルは目に見えないくらいのとげとげっていうか、細くて硬い毛がついてるので、不用意に触って「イタッ!」ってならないように気を付けて花を探してくださいね。
受粉はハチさん任せにするよ~。って方もいらっしゃるかもしれませんが、ほっとくとドラマのようなすれ違いシーンを演出してしまう可能性大です。
しかもドラマと違って再会することなくエンディングを迎えちゃいます(笑)。
なので、人工授粉をしてあげられるように、マメに花の状況チェックをしてあげて、ばっちり結実させてあげてくださいね♪
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