ベランダ菜園で育てたトマトの収穫が始まって笑顔が絶えないまあくんです。トマトは収穫時期が分かりやすいと思われがちですが、意外と間違ったタイミングで収穫しておいしさを半減させたり、収穫量が減って損したりすることがあるので、ベストなタイミングの判定方法を紹介します!
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トマトの収穫のタイミングは?
皆さん見てくださ~い!我が家のベランダ菜園で育てたトマトちゃんです!
赤くってコロンとしてて、何よりツヤツヤしててかわいいでしょ♪
このトマトの収穫のタイミングなんですが、皆さんどんなタイミングで収穫してますか?
一般的なトマトの収穫時期
え?トマトの収穫時期といえば、7月~10月くらいでしょ。
トマトの実が赤くなったら収穫すればいいだけじゃないの?
って思った方は損してます!(笑)
というのも、『家庭菜園で栽培されるトマトが収穫できるようになるのが7月~10月くらいまで』っていうのは間違ってないんですが、『その期間のどんなタイミングで収穫するのか』が超大事だからです!
トマトは赤くなったらいつでも収穫できる、と思ってる方は特に要注意です。
本当だったら甘くておいしいトマトを食べられるはずが、全然甘くないトマトになったり、ひどい時は収穫量が大幅に減って損してしまうこともあるんですよ。
なので、せっかく育てた家庭菜園のトマトは、ベストなタイミングで収穫して、目いっぱい楽しめるようにしましょう!
トマトを収穫するベストなタイミング
もう結論から言っちゃいますが、完全に熟した甘くておいしいトマトを収穫するベストなタイミグは以下です!
[box class=”box26″ title=”トマトのベストな収穫タイミングの見極め方”]
- トマトが完全に色づいている
- トマトの実のついてる枝の節っぽいところをつかむと簡単に取れる
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文字だけだとわかりにくいところもあると思うので写真で詳しく見てみましょう。
トマトのベストな収穫タイミング① トマトが完全に色づいてる
これはもう言うまでもない事だと思いますが、文字通り真っ赤に色づいたトマトを選びましょう。
っていうか、この写真みたいに
①下の方にある緑色のトマト
②真ん中あたりのオレンジ色のトマト
③右上の赤いトマト
のどれを収穫しますか?
って聞かれたたら、間違いなく③の右上の赤くなったトマトを選びますよね(笑)。
そんなの誰でも知ってるよ~って内容ですが、この時も注意が必要です。
というのも最近のトマトはいろんな種類のものが販売されているので、オレンジ色のトマトや黄色いトマトもあるわけです。
育ててるトマトの色を忘れて「赤くなる」と思い込んで待ってると収穫時期を逃してしまうこともあるので注意してくださいね。
「そんなことないでしょ(笑)」って鼻で笑ったあなた!そんなことはありませんよ~。
なにしろ僕はオレンジ色のトマトなの「なかなか赤くならないな~」と思って1か月以上待ったことがあるんです!経験者なんです!
恥ずかしいけど、だれでもやらかしちゃうことはあるので注意しましょうね(笑)。
というわけで、オレンジや黄色、そして桃色で完熟状態になる大玉のトマトは色だけでは収穫のタイミングが判定できないので注意しましょう。
トマトのベストな収穫タイミング② 節の部分をつまむと簡単に取れる
続いて色以外の収穫タイミングの判断基準です!
これは私がもっともおすすめする確実な収穫タイミングの見極め方なんですが、
『トマトの実がなっている根元の節みたいになっているところをつまむと簡単に取れる』っていう判断基準です!
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、写真の収穫したトマトのヘタ部分を見ると、ちぎれた部分が節の様に少し太くなってますよね。
ここが節なんですが、完全に熟したトマトはこの部分をつまんだり、少しひねったりしてあげると簡単にぺきっと折れて収穫できちゃうんです。
超意外で簡単でしょ♪
こっちの写真をみると、トマトのヘタの部分が節みたいに太くなってるのが分かりやすいんじゃないでしょうか。この部分で少し茎の角度が変わってる場合も多いので、分かりやすいんじゃないかと思います。
僕はこのヘタの部分の節の事を『収穫判定スイッチ』と勝手に命名してるんですが、全体的に色づいて「収穫時期かな?」って思ったら、この節の部分をつまんで確認してみるんです。
そしたら熟してるトマトは簡単に取れちゃいますし、そうでないトマトは簡単には取れないので超簡単に判別できちゃうんです。
すごいでしょ♪
なぜかこの方法はトマトの栽培方法を紹介したページなんかでもあんまり触れられてないんですが、僕的には超わかりやすい収穫タイミング判定装置なので活用しまくってます。
いまいちな収穫タイミング判定法「ガクが反り返っている」
そうそう、ネットで、トマトの収穫時期のタイミングの見極め方を調べると、「トマトのガクの部分が反り返ってきたら収穫時期」というものがあるんですが、こちらはあまりあてになりません。
※ちなみに額(ガク)というのはトマトのヘタの部分といいますか、実と枝の付け根の部分についてるとがってる葉っぱみたいなところの事です。
というのも、ガクがくるっと巻き上がるくらい反り返ることってあんまりないんです。
トマトの品種にもよるんですが、「反り返る」というより、トマトの実に引っ付いてたガクが段々と実から離れていくって感じで、反り返ることなんてあんまりないんです。
しかも、トマトが緑色の時期からガクがトマトから離れていくものもあるので、僕的には全くあてにならない判定基準だと思ってます。
スーパーのトマトのガクがよくそりかえってるんですが、収穫したあと乾燥が進むとガクくるっと巻いてきたり、反り返ることが多いみたいですね。皆さんも自宅のトマトでチェックしてみてください。
ベストな収穫タイミングを逃したときのデメリット
そうそう、ベストな収穫タイミングを逃すとどういうことになるかも紹介しときますね。
収穫が早いと起こるデメリット
まずは収穫が早いときに起こるデメリットです。
これはもう単純に甘くないトマトになります。
完全に色づいていても熟しきっていないと糖度がまだ上がり切っていないので、酸味の強いトマトになりやすくなります。
フルーツトマトなのに甘くないな~、なんてときは収穫が早いってことです。
収穫が遅いと起こるデメリット
続いて逆に収穫が遅い時に起こるデメリットです。
トマトの場合は収穫が遅くなってもどんどん甘くなっていくだけだからいいんじゃないの?って思う方もいらっしゃると思いますが、収穫が遅くなった場合の最も大きいデメリットはずばり!『収穫量が減る』ってことです。
なんで収穫量が減るかというと、以下の3つが同時に起こるからです。
- 実が裂果して食べられなくなっちゃう
- 熟しきって実が土の上に落ちちゃう
- 鳥に食べられちゃう
熟したトマトに起こりやすいのが裂果という現象です。
写真の様に実が裂けちゃってそこから傷んだりして食べられなくなっちゃう現象なんですが、激しく湿潤な状態と激しく乾燥した状態が交互に起こると発生しやすくなります。
特に熟したトマトで発生しやすいので、収穫のタイミングを逃すとこの現象の発生確率が大幅に上がって、収穫できるトマトの量が激減します。
せっかく赤く実ったトマトが裂果して収穫できなくなるとショックも大きいんですよ。
それから収穫のタイミングを過ぎたトマトはヘタがとれて地面に落下しやすくなります。もちろん完全に熟しておいしくなってはいるんですが、収穫しようと触れた瞬間にポロリと地面に落ちちゃって食べることが出来なくなります。
写真のトマトも触った瞬間にヘタがとれて地面に落ちちゃったものなんですが、せっかく熟したトマトが無駄になってしまうので、落下してしまう前にきちんと収穫して食べてあげましょう。
※僕の場合は綺麗なところに落ちたトマトは洗って食べちゃってます(笑)。
最後は鳥に食べられちゃうってことなんですが、なぜか鳥さんは完全に熟したトマトだけを選んでつまみ食いしていきます。
賢いというかなんというか・・・
なので、熟したトマトはベストなタイミングで、っていうか、鳥よりも早く収穫するというのがポイントです(笑)。
でないと、収穫量は減る一方で、鳥さんのための無料給餌コーナーになってしまいます(笑)。
熟したトマトから収穫していこう!
というわけで、トマトの収穫をするベストなタイミングの判定方法を紹介してみましたが、とにかくトマトは熟したら順番に少しづつ収穫していくのがおすすめです。
僕の場合はトマトが赤く色づいてくると、「全部赤くなってから収穫しよっと♪」なんてことを考えて収穫しないで粘ることがおおいんですが、
裂果するし、地面に落ちるし、鳥に食べられるしと
3拍子そろって、結局実ったうちの半分くらいしかたべてなかった!なんてこともあるので、遠慮なくどんどん収穫していきましょう。
そうすればきっとベストなタイミングの収穫ができるので、甘くておいしいトマトをたくさん楽しめると思いますよ♪
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