1週間の入院を乗り越えて元気になったまあくんです。旅行や帰省、出張等、家を空けなければならない時に気になるのが家庭菜園の水切れ。入院に備えていろいろ水切れ対策をしてみたらすっごくうまくいったので、今回は水やりなしで1週間以上しのげる水切れ対策をご紹介!
プランターや植木鉢の野菜や観葉植物でも応用できる技なので是非参考にしてくださいね♪
家庭菜園で水切れが起こるとき
毎日水やりできない事って結構ある
家庭菜園の野菜やお花、お部屋の観葉植物など、毎日とか定期的に水やりしてるものに、水をあげられないことってありますよね。
旅行や帰省、入院など、数日~1週間程度の外出だと水切れしちゃうんじゃないかと心配になっちゃいます。
特に室内の観葉植物と違い、おひさまの光をいっぱい浴びて日々ぐんぐん成長している野菜は毎日の水やりが欠かせません。時期によっては朝晩の水やりが必要なくらいです。
しかも地面の畑で育ててる野菜と違い、ベランダや軒下なんかのプランターや鉢で育てている野菜は保水量もすくなく、雨が当たることもないので、水切れしやすいんですよね。
うちのベランダで水耕栽培しているトマトや大葉なんかも毎日たくさん水を吸って成長してるので、朝晩の水やりが欠かせません。
1週間水切れさせないで乗り越えてやる!
そんな野菜栽培ライフを楽しんでいたある日、ある手術の為に1週間ほど入院しなければいけない状況になってしまいました~。
一人暮らしの私は水やりを家族に頼めないし、友人に家の鍵を渡すのもちょっと気がひけるな~。
そういえば実家に帰省するときのことを考えても、
お盆休みは主要な野菜の栽培はほぼ終わってるし~
正月は野菜育ててないし~
ゴールデンウィークはまだ苗だから水も1週間くらい平気でもつんだけどな~。
なんて感じで、「野菜の成長真っただ中の6月半ばに水やりできない」って事態は初めてなので、なんだか心配になってきたまあくん。
「入院は非常事態だし、枯れたとしても仕方ないかな~」なんて思い始めてたんですが、実り始めたちっちゃなトマトの実をみてたらかわいくてたまらなくなり、「絶対水切れさせないで立派なトマトに育ててあげるからね!」って、かっこいいことをトマトに約束するのでした。
というわけで、『入院する1週間、野菜を水切れさせない大作戦』開始~!
うちのベランダではスポンジ水耕栽培のトマトや大葉、ネギ、ニンジンなんかにくわえて、大型植木鉢で育ててるブドウもあるので、それぞれいろいろ工夫をしてみたんですが、わかりやすく整理してご紹介しますね。
究極の水切れ対策は使いにくい
そもそも論として、いろいろ工夫しなくても絶対水切れしない究極の方法があります。
それは次の3つです。
- 家族や友人に水やりを頼む
- 自動潅水器を設置する
- 外出先までもっていく?
と、書いてはみたものの、これができないからこそ困ってるんですよね~。
誰かに頼むにしても、一人暮らしで家族がいないとか、友達に家の鍵を預けるのはちょっと気が引けるってのはよくあることですし、自動潅水器は初期投資がかかりますしベランダや庭に水道が必要です。
外出先までもっていくのは・・・冗談のレベルですよね(笑)。
なので、今回はそういった究極の(使えない)技ではない前提での対策をご紹介します。
ベーシックな水切れ対策
まずはネットなんかでもよく紹介されている水切れ対策からいってみましょう。
水をたくさんあげる
いつもより多めに水をあげて、受け皿にも水がたまるくらいの状態にしておく方法です。
いつもより1~2日くらい水の持ちがよくなります。
ただ、水耕栽培の場合は普段から貯水槽いっぱいに水を入れているのでこれ以上水をたくさんあげることができません。
水をいれたペットボトルをさしておく
これもメジャーな方法で、簡単にできる割には比較的効果が高い方法です。
普段水やりしてる量を目安に、不在の日数分の量をペットボトルに入れ、逆さにして植木鉢やプランターにさしておくというシンプルな方法です。
水耕栽培の場合は水が溜まっているところにさすので、
水が減ってくる→ペットボトルの水が供給される
という仕組みがうまく働きやすくておすすめです。
逆に普通のプランターの場合は
ペットボトルを逆さにして突き刺す→水が流れてプランターの底から排水されて終わり
なんてことになる場合もあるので注意が必要です。土に少量ずつ水がしみこんでいくように専用のキャップなんかも販売されているので活用しましょう。
剪定や間引きで必要な水の量を減らす
意外な方法ではありますが、効果が高くて確実なのがこの方法。
プランターや鉢の植物を選定したり間引いたりする方法です。(もちろん野菜なら収穫するのもOK)
原理はとっても簡単で、野菜が必要とする水の量自体を減らしてしまうというものです。
例えばプランターの野菜に毎日1リットルの水をあげる必要があるとすると、植わっている野菜を半分に間引けば2倍水を長持ちさせることができるという感じです。
もちろんせっかく育ててる野菜をむやみに引っこ抜くのは嫌ですから、
- 成長の遅いものを間引いて育てる株を厳選する
- 徒長してる枝を剪定する
- 花や実がなる枝を厳選する
など合理性のある対応をしましょう。
乾燥を防ぐサランラップをまく
地味ではありますが、暑い夏場で乾燥が激しいときなんかに効果があります。鉢やプランターの土の上にサランラップやアルミホイルをかぶせて直接蒸発していく水を防ぎます。
水耕栽培だからこその水切れ対策
普通のプランターや鉢でもできなくはありませんが、水耕栽培のメリットが最大限に生かせるのが次の方法です。
栽培トレーの貯水槽の部分から野菜が植わっているかごの部分をとりだし、もっともっと大きい貯水槽に移す方法です。
といっても追加でお金をかけたりする必要はありません。身近にある大き目のバケツや洗面器、プラスティック製のごみ箱なんかを活用すればOKです。
うちのバルコニーには育ち盛りのトマトが生育中で花や実もたくさんつき始めていて、剪定するのも限界があるし、どうしようかな~?
と数日間困りに困ってるうちにピコン!と思いついたのがこの方法なんです。
カンカンやペットボトルの分別ごみ箱としてつかっていたプラスティックのごみ箱は入院中は使うことがないから転用して水耕栽培の培養液を入れる容器として活用しちゃえ!っていう、かなりアバウトな方法ですが、野菜が植わってる容器を移し替えてみると・・・
ぴったりじゃん!
ちょっと無理やりはめたのでごみ箱が変形してるような気もしないでもありませんが・・・
ぴったりです!!!(笑)。
たっぷり培養液を満たしてみたらこんな感じで1週間ぐらい余裕で持ちそうな気がします。
といいつつ、暑くなる時期のトマトの成長期の吸水力は半端ではないので、念をいれてさらにペットボトルとサランラップを併用しておきました!
なにしろ、容器の中の根が届かない部分に入ってる水は意味ないですもんね。
危なく見た目に騙されるところでしたがこれで絶対水切れしないはずです(笑)。
1週間水切れ対策を試してみた結果は?
というわけでお金をかけることなく様々な対策をしてから入院すること1週間。入院3日目くらいから青空をみては「トマトが水切れしてないかな~?」「ブドウは大丈夫かな~」なんて感じで病気のことそっちのけで水切れを心配して過ごすこと1週間。
退院当日はソワソワ感を抑えることができず、看護師さんにお願いして朝食パス&退院時間を早めてもらって早朝に帰宅してみると・・・
ばっちり成功してました~♪
気合をいれてごみ箱で大量の培養液対策をしたトマトはもちろん、枝の剪定と多めの水やりをしておいた大葉やネギ、人参、ちょっと対策が手薄でドキドキだったブドウもばっちり元気に育ってくれてました♪
残ってる水の量をみると剪定&多めの水やり対策をした大葉やネギは結構ギリギリ状態で水がなくなって根が乾き始めてました!
あ、あぶない・・・ギリギリセーフですね。
普通の大型プランターのブドウは土が結構かわいてましたが、1週間水切れ状態にはならなくて済んだみたいです。
ただ、プランターと土の間に隙間ができちゃうくらい乾いてるみたいですね。
そして大容量培養液のトマトは「まだまだ余裕なのさ♪」って感じでした。
うまくいってよかった~♪
と手術を無事に終えてようやく退院した自分のことよりも、野菜が無事だったことを喜ぶ自分がおかしくて思わずクスクス笑っちゃいましたが、ベランダ菜園の水切れ対策は大成功だったみたいです。
水切れ対策の効果がある順ランキング
実際にやってみた結果を踏まえて水切れ対策を効果のある順に並べ替えるとこんな感じです。
- 大容量の貯水容器につける
- 剪定や間引きをして吸水量を減らす
- ペットボトルで水補給
- 多めの水やり
- サンラップで乾燥防止
特に①と②の効果は絶大なので、1週間を超える旅行や外出の際はとってもおすすめです。
それから①の大容量の貯水容器は専用の道具は不要です。プラスティック製のごみ箱やバケツなんかを活用すればOKですし、発泡スチロールの箱なんかも使い捨てできていいと思います。
観葉植物の場合は1週間程度なら暗くても問題ないので浴槽につけておくのもアリです。(生育中の野菜は浴室だと日射不足なので避けましょう。)
②の剪定や間引きの方法もお金もかからないし、気軽にできて効果が高いのがいいところ。是非取り入れてみてください。
水切れ対策すれば1週間くらいへっちゃら
というわけで入院をきっかけにチャレンジすることになったベランダ菜園の水切れ対策。ちょっとした工夫をすれば、お金も手間もかけないでバッチリ対応することができました。
私の感覚では1週間~10日くらいだったら結構余裕!って思えるくらい効果がある方法を発見したので、今後はベランダ菜園生活を楽しみつつ、安心して外出も楽しんじゃおうと思います。
皆さんもいざという時の為にしっかり準備して栽培も外出も楽しんでくださいね♪
役に立ってくれるといいな。まあくんのなんでもミニ情報!
自動水やり機の導入も検討しよう!
とても高価なイメージのする自動潅水機ですが、調べてみたら意外と安価な価格で家庭菜園向けの自動水やり機が販売されてました。
しかも水道も電気もいらないという優れもののものがあったんです。
バケツやポリ容器にためた水を太陽光発電の力で自動的に水やりするというものなんですが、
これあったら心配いらないじゃん!
って突っ込みたくなるような便利なアイテムだったので、皆さんも是非チェックしてみてくださいね。きっと長期に家を空けるときだけじゃなくて、普段使いしても便利な事間違いなしです。
ひょっとしたら外出が多いとかではなく、「水やりが面倒くさい」とか「なぜかいつも観葉植物を水切れで枯らせちゃうのよね~」なんていうものぐさな方にも役立つかもしれませんよ(笑)。
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