活動量の新単位ナイキフューエル（NIKE FUEL）とは？自転車でも使えるの？

2013/12/292021/08/11

仕事納めをして身も心も自由になったまあくんです。今回はナイキのフューエルバンドＳＥ（NIKE FUELBAND SE）の新しい活動量の単位『フューエル』について詳しくご紹介！

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そもそもフューエルバンドってなあに？

「フューエルバンド」っていうのは最近流行ってる活動量計のひとつで、ランニングなどの運動だけでなく日常の家事とかもまとめて運動量を測れちゃうというナイキが開発したブレスレットタイプの商品。見た目がかっこいいので購入しようか迷ってるって方も多いのではないでしょうか。

フューエルバンドの概要の記事はこちら　→『ナイキの新型フューエルバンド！機能とサイズ洗濯編』

フューエルっていう単位がひっかかる

デザインがとってもかっこいいものの、数千円が相場の他の活動量計に比べて１５７５０円という価格は結構高額です。気軽に「お小遣いでかっちゃえ！」っていうわけにはいきません。当然機能や必要性などを検討をするわけですが、そこでご対面するのが「フューエル」っていうナイキ考案の活動量の新単位です。

フューエル（NIKE FUEL）とは？

以下はナイキのＨＰに掲載されているフューエルの解説の引用です。
「NikeFuel とは、朝のワークアウトから夜の本格的なワークアウトまでのあらゆる活動を計測する、世界初・世界共通の活動量の計測単位です。年齢、体重、性別に関係なく、活動量が同じなら、同じ量の NikeFuel が獲得できます。アクティブな生活のあらゆる動きを記録できるのは、全身の運動量が測定できる独自設計の NikeFuel だけです。」

う～ん。とにかくすべての活動を計測できるってことは分かったんですが、結局のところどんな運動をするとどれくらいの数値がでるのかとか、適正な活動量はいくらなのかとか全然わかりません。。。

フューエルは消費カロリーや歩数とは違うよ

一般的な活動量計は消費カロリーや歩数をカウントしてくれるので比較的分かりやすくてなじみやすいですよね。消費カロリーだったらおにぎり１個分が２００kｃａｌとか、歩数だったら１日１万歩くらい歩こうとか目安がすぐ思いつきます。ところが聞いたこともない全く新しい概念の単位が使われると、どれくらいが適正かな？とか数字をみても良いのか悪いのか判断が付かないんですよね。

具体的に検証してみます！

私もフューエルの正体がわからないまま購入するのはとっても不安でした。だって運動した量がどれくらいで、ダイエットにどれくらい効果があるかとか分かんないと意味がないですもんね。そこでこれから購入しようという方のためにお役にたてればということで、日常のいろんな活動のフューエルを計測してみました！

普段の１日の活動量

まずは１日普通に過ごしてみた時のにどらくらいの活動量（フューエル）になるのかためしてみました。出張したかどうかとかランニングしたかどうかとか当然いろんな条件で変わるんですけど、平日に普通に仕事して帰ってきた一日の活動量の平均は

約２４００～２８００ Fuel

くらいでした。ちなみに私の体型プロフィールはこんな感じです。

男性　身長１７１㎝　体重６３㎏

それからフューエルバンドを試してみた数日間の平均的な行動はだいたいこんな感じです。

７：１５　起床
バルコニーの野菜に水やり
朝食
歯磨き
シャワー
着替え
８：００　自転車で出勤（２０分）
９：００　お仕事（会議に打ち合わせ）
１２：００　ランチ（事務所から５分のお店まで歩く）
１３：００　お仕事（デスクワーク、打ち合わせ）
２２：００　自転車で帰宅（２０分）
２２：３０　自炊
夕食
洗い物
２３：００　ブログ執筆
２４：３０　お風呂
歯磨き
２５：００　就寝

改めてまとめてみるとランニングをしない日は自転車以外ほとんど運動してなかったみたいですね。我ながらショックです。ちょっとでも油断するとすぐ太るわけです(笑)。活動量と食事の量を確認することって重要なんだなと再認識しちゃいました。

各運動ごとのカウントは？

さらに分かりやすくするために各運動がどれくらいのフューエルになるかも試してみました。

ランニング　１時間で２４００Fuel
自転車　２０分で１２０Fuel
階段　５階まで登ると（７２段）２６Fuel

こうしてみるとやっぱりランニングの運動効果は抜群ですね。逆に自転車はというとほとんどカウントされていないようです。通勤中にちょくちょくチェックしてるんですけど、１５分から２０分走行して１２０フューエルくらいしか増えてないのので、信号待ちやスマホ見るときとかに手を動かしたり、段差で自転車が振動するときにカウントされてるみたいですね。自転車の活動量を見たい人はあてにならないのでご注意くださいね。

ちなみにこのブログを書く前にネットを調べたらナイキのサイトに情報がのっていました(笑)。自転車の活動量は正確に計測できないそうです。ぐったり。。。

以下ナイキのサイトの抜粋です。
『Nike+ FuelBand は、自転車での走行にはお勧めできません。デバイスは、この種の活動を正確に記録するようには最適化されていません。自転車での走行中に FuelBand を着用すると、いくつかのデータが記録されることもありますが、記録に残った NikeFuel は、距離や努力、またはその他の自転車での走行に関連する測定値とは相関しません。』

日常の活動

いわゆるスポーツ以外の活動のフューエルカウントは以下の様になりました。

睡眠　約７時間　１２０Fuel
シャワー　約１０分で１３０Fuel　洗顔にボディ洗浄、シャンプー＆コンディショナー
入浴　約２０分で　４０Fuel フェイスブックしながらのんびり湯船につかる
掃除１　２０分１００Fuel　約２０分テーブルとかカウンターの拭き掃除と床の拭き掃除
掃除２　２０分１００Fuel　約２０分お風呂掃除

結局のところ腕を動かさないとなんにも計測しないようですね。フューエルバンドは安静にしている時の基礎代謝はカウントせず、腕を動かす活動についてフューエルをカウントしていくみたいです。

乗り物で移動する時のカウントは？

出張が多いのをいいことに、いろんな乗り物について検証することができました。
が！
これもほとんどフューエルは増えません！運動してないから当たり前といえば当たり前ですね。

新幹線、電車、地下鉄、タクシー、高速バスとほんとに様々な乗り物でフューエルを試してみましたがほとんどフューエルは増えませんでした。やっぱりラニングやウォーキングの様に手を動かすものでないとダメみたいです(笑)。

カロリーに換算できるかな

朝１０キロランニングした時までの活動量が２５６６フューエル、消費カロリーが５９７ｋｃａｌだったので単純に割り算すると１ｋｃａｌ＝４．４Fuelということになります。他の日の記録からけいさんしてみてもだいたい1ｋｃａｌ＝４～４．５Fuelくらいになってました。

もちろんフューエルバンドはもっと複雑かつ精度の高い処理や計測をしてると思うので、運動のハードさや量などによっで変化すると思うのであくまでも目安です。

腕を振ると増える

意外と単純な話ですが、フューエルバンドは手の動きをセンサーで感知して運動してるかどうかを判断しているので手を振ると数値が増えます。そこで腕を振って試してみたところ１００回振ると６７フューエル増えてました。一回振ると１Fuelという単純なカウントではないようですね(笑)。早くふってみたときは６７遅く振ってみた時は８２だったのでやっぱり運動の激しさや継続時間が影響してるようです。

利き腕だと増えるかも

フューエルバンドは利き手ではないほうの腕に装着するするものなのですが、動くと（振ると）カウントが増える仕組みなので、よく動かす方の腕に付けると数字が多くなる様です。シャンプーやランニングの様に両手を同じようにする行為はカウントがよく伸びますが、ぞうきんがけの様に、バンドを付けていないほうの腕をガンガンつかう作業はほとんどカウントされなかったのでご注意を(笑)。

フューエルって単位が分かってきた！

というわけでいろいろ試してみて分かったこと。それは「どの運動でどれくらいのフューエルがたまったかという細かい分析や絶対量の把握ってあまり意味がない」ってことです。

１日にトータルでどれくらい運動しているのか？昨日や先週、先月と比べて運動量が減ったのか増えたのか、その結果太ったのか痩せたのか。そういった相対的な確認をして食事の量を調整したり運動を追加することに意味があると思います。運動量が見えるとモチベーションアップにもつながるので、変に身構えないでフューエルを楽しんでみるのがお勧めです。

私は使っていくうちに自分に適した運動量やペースが把握できてきて、もうちょっと運動しとこうかかなとか今日はスイーツ食べても大丈夫とか判断がしやすくなってきたので継続して使っていきたいと思います。